ある大学院生の日記

2003年03月31日(月) 終わらん

先週発表したシミュレーションはもう手から離れたと思っていたのですが、じつはそうでもないらしいことが発覚したので、こちょこちょといじっていたのですが、疲れが取りきれていないと同室の敬愛すべき先輩に指摘されたので、帰って寝ました(←アタリマエ)。



2003年03月30日(日) 出版

と,いうわけで.『日本経済研究』への投稿論文が出版の運びとなりました.ぱちぱちぱち.しかし速いな.おそるべし.しかも巻頭論文.ぱちぱちぱち.どうなってんでしょうね?

大日康史編著『健康経済学』も出版されるようです.ぱちぱちぱち.

こっちはかなりインチキなのですが,かつて在籍した会社からレポートも出ます.いちおう出版物です.はははっ.

しかし,ぜんぶ共著って.どうなんですかね大学院生として.単著かんがえないと.



2003年03月29日(土) ベリーダンス

諸事情により,新宿のシンドバッドでまたもやレバノン料理を食べたのですが,きょうは土曜日ということで8時からベリーダンスショーがありました.なかなか豊満な方がカスタネット(?)を持ってくねくねと踊るのですが,たしかに上半身はほとんど動かないままに腰を振るというのは難しそうですね.妙に店内の照明が明るいのでそれほど官能的でもないですが.表情が固まっているのはこわいです.いやほんとに.微笑で微妙に固定された顔で腰振られても.おそるべし.



2003年03月28日(金) 移行過程

移行過程のシミュレーションというのをやっているのですが,パラメタをどこから取ってくるかについてしばらく悩んでみました.さすがにいまのままではいかんのではないかと.おもうわけですよ.

きょうは学位授与式があったようで,S大学のKさんが博士号取得ということでいらしてました.今年から東大でもガウン(式服)があるらしいので,「ぜひ着て下さい」と言ってみたりしていたのですが,ほんとうに着てらっしゃいました.サマになりますね.かたや,A大学へ御就職遊ばされるIさんは「引越しでそれどころじゃねーよ」とおっしゃっておられました.ははあ.ちなみに,いまの指導教官も,共著者の先生も北米でPh.D.を取っておられるのですが,ガウンは着なかったそうです.「もう日本にいましたからね」だそうで.なんとなくもったいない.しかし博士号ですか.取れる気がしませんね.



2003年03月27日(木) ばたばた

ばたばたした1日でした.午前中は内閣府の研究会でここのところいじり続けていた世代重複モデルの数値シミュレーションを発表して,午後3時から同じく内閣府で累進税制下のMCPF論文を発表し,池袋へ行ってきました.MCPFは何を言われるのかちょっとどきどきしていたのですが「そんなものなのですか」というコメントしかなかったようで,とくに修正も加えずにいくことにします.いいのかな.いいけど.

お昼ごはん直後はちょっと時間があったので,Atoda, Naosumi and Toshiaki Tachibanaki. 2001. Optimal nonlinear income taxation and heterogeneous preferences. Japanese Economic Review 52(2), 198-207. を読んでみました.「所得再分配調査」を使って効用パラメタと税制パラメタを推定し,社会厚生関数パラメタを設定して最適税制を推計する,というものなのですが,Nash型社会厚生関数を想定すると1978年当時の税制とほぼ同じ,というのが大まかな結論です.たぶん.われわれの論文では「どのようなベルグソン・サミュエルソン型社会厚生関数をもってきても現行税制は最適化されない」という主張をしているので対照的です.いひひ.

いやしかし,今週はさすがに疲れました.ちゃんとした生活に慣れていないといわれればぐぅの音もでないのですが.



2003年03月26日(水) 歯医者

べつにどこだということはないんですが,以前は医者に通っていたときに治療したはずの箇所がここのところ自己主張を強くし始め,あまつさえ冷水・熱湯に過剰なレスポンスを見せていたこともあり,こりゃ歯医者に行かねばならん行かいでおこうか,止めてくれるな愛しき人よ今を外していかんともすべき,と思っていたところ,先週来,あした発表の論文の準備が予想を上回る遅さで進んでいた関係上,まだ行っていません.いやしかし便利な世の中になったもので,「おすすめの歯医者さん」というサイトを見つけてしまいました.そんなのを探しているから論文が進まないのではないかという適切な意見は却下します.世の中正しいことほど役に立たないと,かの河合隼雄先生もおっしゃっているではありませんか.で,彼のサイトなのですが,しげしげと見ていたところ,千駄木によさそうな歯医者さんを発見しました.僕の生活圏は,王子〜上中里〜田端〜本駒込〜東大前の周囲なので,区で探すのはちょいと厄介なのですが,千駄木ならよいです.いつ行こう.むむ.

締め切り付きの論文があることはうすうす感づいてはいたのですが,先週は寄席に行っておりました.いえ,毎日ではありませんが.平和主義者なもので.なかなかよかったので,今度は六人の会や,お江戸広小路邸金曜寄席などにも行ってみたいと思っております.こぶ平も名前が変わるらしいですし(関係ない).

突然,時の場所(?)になった感もあるヨルダンの首都アンマンですが,アラレなんぞが降ってしまったらしいですね.たいへんです.情報も錯綜してるし.どうなるんでしょうか.大使館の先輩のことが非常に心配です.

戦争やってる本人のほうは国際公共財の自発的供給をしてる気になってるんでしょうし,だからこそフリーライドが気に入らないのかもしれません.実際に国際公共財提供の一面もなしとしないだけに,単純な戦争反対運動は,政治に直接関与しない一般市民だからこそできるものかもしれません.僕は基本的には戦争反対主義を取るのですが,平和を乱すものを止めるためにどれだけ平和を乱してもいいか,というのはそんなに単純な問題ではないような気がします.もっとも,ラッセルが述べたように−−現代的意義は若干違うにせよ−−軍事による抗争を止めるために何ができるかしか,すでに問うべき問題はなかったのかもしれませんが.



2003年03月24日(月) ブラウザ

べつにTくんに対抗しているわけではないのですが、ふと思いついてブラウザを変えました。「タグ型ブラウザの最高峰」との評価をどこかでしていたところのSleipnirです。たしかに使いやすいし、軽いし、検索窓もついているし、よろしいです。なかなか。

今週は飲み会のお誘いが多いのですが、木曜日にいろいろとあるのでそれどころではないのです。泣きそう。これまで先輩任せにしすぎたツケですな。



2003年03月23日(日) 400円

湯島天神で梅を見てから大学に来ました.しかし湯島天神って意外と小さいんですね.知りませんでした.

で,2時半ごろご飯を食べにベトナム料理屋に行ったのですが,日曜日なのにやってましたね.しかもちゃんと400円.なんてことでしょうか.



2003年03月22日(土) あら川

怠け者は休みには働かなくてはならないので,こしこしと作業してみました.おもしろいようなおもしろくないような結果が出ました.むむぅ.

一炉庵の横を通るたびに気になっていた「手作り夜雨最中」をついに購入してしまいました.手作りじゃない夜雨最中もあるのですが,なにがどうなっているのか,手作りのほうが高いです.なんででしょうね手間がかかってないと思うんですが.あ,手作り,というのは,食べるときに最中の皮(?)に餡を食べる人が自分で入れる,という意味です.

夜は以前から気になっていた「あら川」に行ってしまいました.東十条から徒歩4分です.カウンターに座ったのですが,マスター(と呼ばれていました.和食なのに)がいろいろと気を遣ってくれていいところでした.マスターお勧めにしたがって月定食を食べ,南を飲み,十四代を飲みました.南と十四代はともに「おりがらみ」というものでした.マスターがお勧めするだけあって,天ぷらに南があってよかったです.天ぷらがまたなんというかかりかりというかほくほくというか絶品というか,でございました.「十四代」は日本酒のなかではかなり貴重で手に入りにくいといわれているのですが,ここなら全種類そろっていますし,マスターが15代に呼ばれた話を聞かせてくれたり,写真を見せてくれたりします.正直なところ,日本酒はあれこれ言うわりにぜんぜんよくわからないのですが,とりあえず非常によろしかったです.近くの人はぜひ.ま,基本的に飲兵衛の店のようですが(でも9時半に閉まってしまう).



2003年03月21日(金) お彼岸

通学路の途中の寺の周りが妙に線香っぽくなっているので気がつきました.あわてて作業しました.よく分かってないのに.サルみたい(サルに失礼かも).



2003年03月20日(木) 開戦

戦争が始まってしまったようだ。大使館のひとを心配させるようなことはさすがにしないほうがいいんじゃないでしょうか.



2003年03月18日(火) 開戦か?

ブッシュ大統領の演説だかなんだかがあって,すわ開戦か,ということになっているようです.隣国ヨルダンには尊敬する先輩が大使館勤め(悪名高き(?)出向で)しているので,そっちのほうが心配になっていろいろ見てしまいました.今回こそはすばやく渡航延期勧告がでており,のほほんと出かけることなぞできなさそうな雰囲気です.イラクの邦人の海外退去の説得に在ヨルダン日本大使館があたっているとの情報もあるようで,なんやかんやでえらく心配です.大使館の情報網ってそんなにすごいというわけでもなさそうだし.それとも外務キャリアだけにはちゃんと情報が回ってるんでしょうか.

そういや,イラクやヨルダンやイスラエル近辺には古代遺跡がいろいろありそう(チグリス・ユーフラテス川流域だし)なものですが,そこらへんはどうなってんでしょうか.あっさり攻撃して壊しちゃうんでしょうかね?そこまでして開戦する意図がいまひとつよくわかりません.

イラク,というと,ヨルダンに行ったときにアンマンの下町のイラク若者食堂で見たシャイな青年たちくらいしか具体的なイメージはありません.やたらと甘いチャイ(底に砂糖が沈殿してるやつ)をちびちびと舐め,われわれに興味はあるのだけどもむこうからは話しかけては来なかったあの青年たちも攻撃対象のなかにいるのではないかとおもうと無性に悲しくなります.ま,あの若者食堂は再開発でつぶされたという話なんですが.



2003年03月17日(月) バルブ

自転車のバルブって3種類あるらしいですね.最近,自転車の後輪がどうも空気が少ないのではないかと勘繰っていたのですが,うちにある空気入れくんではどうも相性がよくないようなのでなんでやねん,とおもって調べていたら分かりました.この自転車の後輪くんにはほとほと手がかかっているのですが,タイヤチューブを交換したときに自転車屋のオヤジがあろうことかシュレーダーバルブのチューブにしたようです.しかしシュレーダーバルブが別名「米式」というのも微妙にオカシイです.はっはは〜.で,生協でうろうろしていたら「万能空気入れ」というのがあったのでつい衝動買いしてしまいました.これが使えんかったらどないしまひょ.

「六人の会」というのができていたそうで,あした「東西落語研鑽会」があるそうです.行きたい.けどチケット完売.しかもそんなことしてる余裕ないし.がっかりです.うーん.シミュレーションって本当に分かりません.

新聞社のサイト中の記事に勝手にリンクしちゃいかん,とどこかで聞いた気がして,じっさい幾つかの新聞サイトでは「許可を取ってね」という旨のことがかいてあるんですが,それには法的根拠はないそうです.「無断リンク禁止」というのは法的に意味がないようですな.Webを発達させた精神に則ってもそうでしょうが.法的にどうっちゅうことないから,というからなんでもかんでもリンクさせちゃえ,と思っているわけではないですし,「リンクされたくなきゃされないような技術を使え」とかいうコストのかかること言われても……ということがあるんですけどね.ははあ,と思っただけで.しかしこれで新聞社側が記事の公開(?)をどんどん減らしていくと悲しいですねえ.ちなみにここはリンクフリーです.リンクポリシーなんてどこにも書いてませんが.



2003年03月16日(日) 愛知インカレ

何がどうなっているのか,そこら辺の事情はまったく関知しないのですが,またもや愛知でインカレがありました.ええと先週のことなんですが.まえの愛知インカレ以来運営にはタッチしていないのですが,昨年は矢板インカレに行きました.はた,と気がつくと,インカレに行かなかったというのは初めてかもしれません.まあ行っても知ってる人はほとんどいない(運営側のほうが多い)ので,それもまたむべなるかな,なのではありますが.自分が4年生だったときの1年生も,OB1年目のときの1年生も卒業したとあっては,たいして競技を続けていないほうとしては見に行ってもよくわからんだろうなあ,と思いながら,いやしかしなんとなく残念,あの雰囲気を傍からでも近くで見たかったかも,と思わせるのは,それこそがインカレ・マジックかもしれません.今年も誰かが最後の年を経験し,誰かが泣き,誰かが笑い,感動というにはあまりに複雑なあの心境を味わったのだろうか,と思うと,顔も一致しない名前ばかりの成績表を見るのもまたしみじみするとことです.この宝物を後輩に承継するのに僕は役に立てただろうか,とも思います.えーさて.というわけで.東京大学は優勝したようですな.あー驚いた.今年の3年生は以前から速いと評判でしたが.やりますなあ.あっはははは.

っつうことで,家でごろごろしながら,家計のポートフォリオ選択による国債価格の上昇と株価の下落の簡単モデルを作ろうとしてました.ううむ.コレスキ分解を使うといいかな?やっぱり簡単理論モデルをいじるのは楽しいですね.



2003年03月15日(土) アカデミック・ハラスメント

どうでもいいっちゃどうでもいいんですが,先月半ばのこれアカデミックハラスメントであったのであろうか?と突然自転車をこぎながら無性に悲しい気分になったのですが,べつに指導教官でもなんでもないし,注意して生活していれば会わないでも済む話だし,あんまり考えないようにしよう,と思いました.いや思っただけで.人間なんでいやな気分になるか分かったもんじゃないのでこれを他山の石として注意しましょう.はあ.本人が読んでたらゴメンナサイ.いまさら遅いか.

Madden [1995, EJ] を読み終わりました.Armad-Sternが引用されていたので何をやっているかと思えば,やはり漸進的税制改革の分析で,社会厚生関数は外生で与えられてました.がっくり.Inverse optimumってあんまりはやんないんでしょうかに.Madden [1995, EJ] の貢献は,消費関数体系のなかに余暇を入れて最適課税の分析をした,というところにあるのかとおもいましたが,もうひとつ,たぶん連立消費関数(?)の定式化をちゃんと考えているというところにあるのかもしれません.時系列のデータだとデータ数が少ないので,Deaton-Muellbauer流の需要関数(AIDS)の推定はできませんが,かといってただの線形だと制約がきつすぎるといったところで,シェパードのレンマとかGorman型効用関数とか,コアコースでちろっと見たっきりの方法をいろいろ使ってそれなりの推定をする,ということをやっているわけです.むぅ.いやしかし,所得税がただの線形なのでこちらの目的にはあんまり使えません.残念.

MDプレーヤーが壊れていたので一念発起して購入しました.探せば安いところがあるものですな.



2003年03月14日(金) 風邪

ひょっとして風邪を引いたかもしれません。ありがたいプレゼントをいただいたりしてちょっとやる気だったのに。

MCPFの続きを考えていたのですが、Madden, David. 1995. Labour supply, commodity demand and marginal tax reform. Economic Journal 105(429), 485-497. というのを発見したので読んでみなくては。累進課税までは扱っていないようですな。むふふふふふ。



2003年03月13日(木) 講義

の準備をしているIさんが研究室に現れて「交渉と競りと市場取引はなにがちがうか?」等と言い出したので、就職後の話をついつい伺ってしまいました。よくわからんですが大変そうです。



2003年03月12日(水) 公募

公募書類というのを書こうと思って、同室のTくんを呼びつけていろいろ考えました。「気合っすよ気合!」などと威勢のいいことを言っていたTくんでしたが、1時間も考え込んでいると次第次第に元気がなくなっていました。とりあえず今日は止めるか、と言ったときの喜びようといったら! で、二人してラーメン屋とアンミツ屋に行ったのですが、両方とも閉まっていました。なんてこったい。



2003年03月11日(火) Optimal Tax

留学先を確保した尊敬すべき後輩からいろいろと有益な話を聞かせていただき,こちらからはアホな話ばかり提供した後で,マクロワークショップにいって "Optimal Income Taxation and Human Capital"を聞きました.チェコ人でシカゴでPh.D.をとる予定の人らしいんですが,ちょこっとweb上でペーパーを見て「むむ.これは実証系の論文に違いないっ」と思って勇んで出かけたわりにえらく解析的な論文でびっくりしました.資本所得に対する最適課税についてはいろいろと研究が進んでいるのですが(ゼロ課税定理など),人的資本を考慮したものは少なくて,さらにprivate informationまで取り込んだものはないのだ,だそうです.最も簡単なケースでは,所得税は余暇に対する課税とみなすことができるので, ラムゼーの逆弾力性命題を応用した結論が出てくることになるのですが,彼の設定の場合,人的資本への投資そのものは効用関数に登場しないうえ,蓄積されたものへ課税されるので,個別物品税の特殊ケースとしては理解しにくい気がします.また,生産物は観察できるけどもタイプは判別できないという所得税特有のprivate informationの構造を入れて,incentive compatibilityの条件を課したりしているので,かなりワケワカラナさそうなんですが,どうもそれが結局のところかなりstaticなモデルに近い形で表されるんだそうです.あ.そうだったのかそりゃすごい(書きながら気付くな).

しかし,カリブレーションで出てきた効用関数だと労働供給の賃金弾力性がぜーったいでかすぎる,と思います.数値シミュレーションのオドロクべき結果もここらへんのパラメタ設定が大きく効いているはずなんですが.余暇選好の度合いが高すぎるということでもあります.どうなんだそこらへん.

夕方からかのチェコ人(てっきりロシア人かと思っていたのですが)とちょろっとお話をして,TくんとK田さんとご飯を食べに行きました.マクロらしいはなしになりました.ほほお.やっぱりasset pricing理論はいろいろと関係していて重要なんだそうです.そういえば,「技術進歩率の平均の低下(1次モーメント)ではなく,その分散の増加(2次モーメント)が起きた(主観的な増加でいい)ときに,家計の安全資産志向が強まり,株式よりも国債を持つようになった結果,株式市場の低迷と国債価格の上昇が起きている」というストーリーを思いついたんですが,これってどうなんでしょうか.家計にとってのリスクが大きくなればいいので,マクロの技術進歩率が一定で,家計の直面するリスクだけが大きくなるようなBewleyタイプのモデルでシミュレーションするとおもしろいかもしれませんが.なんちゅうことはないストーリーなんで「もうそんなの論文になってるよん」というのをご存じの方はぜひご一報ください.まだ思いついただけなんで.それともどこかで読んだストーリーがふっと浮上しただけかもしれないし(←この可能性は高い).



2003年03月10日(月) 実績報告書

を書いて,履歴書と論文一覧を整理して,シミュレーションについて悩んで,といった1日でした.私淑する後輩(?)のYさんがやってきて,観葉植物を移植してくれました.ありがとうございました.

べつにヒマではないはずなのですが,なんとなくこれを改訂.読んだら感想ください.あ,そうだ.メールとかweb siteとかのアドレスが変わったんでした.Infosphereがなくなっちゃった(?)ので.



2003年03月09日(日) LR

朝寝しないで,板橋のワーナーマイカル指輪物語第二部を観に行きました.種族がいろいろでてくるし,旅の仲間は分かれて話が進行するし,そもそも原作が長いし,ということもあってかどうか長かったです.映像は迫力がありました.種族によっておっかない顔をしていたり,数がやたら多かったりして,戦闘シーンも大変なことになってました.しかし登場人物は多いし,筋も本当はかなりややこしいのを端折ってるみたいだし.いやいやたいへんな作品ですねえ.

昨日の「世界ふしぎ発見」タヒチのランギロア島行きたくなりました.だれか安く行く方法など情報ください.



2003年03月08日(土) 家事

水道橋に出かけた後は家事をしました.毛布洗ったりとか.あと,McCloskey, Deirdre N.and Stephen T. Ziliak. 1996. The Standard Error of Regressions. Journal of Economic Literature 34(1), 97-114. に目を通しました.統計的有意性と経済学的重要性の区別がどれくらいなされているかをAERの論文をサーベイすることで確認しているというものです.論文の中身には異論もあるところかもしれませんがなかなか面白いです.やはり推定した係数値そのものをちゃんと解釈するほうがいいなあとおもいます.この論文のなかで良い例として取り上げられているもののひとつは,Lazear, Edward P. and Robert T. Michael. 1980. Family size and the distribution of real per capita income. American Economic Review 70(1), 91-107. です.読んでみないと.



2003年03月07日(金) 引越し明け

土曜日の準備をして,夕方前から労働経済の研究会(?)に出ました.JGSSなるデータを使ってなにかしよう,という話なんですが,やっぱり単なる労働供給関数の推定なんかは労働経済学者にはうけないんでしょうねえ.将来の所得流列を見越した上での労働供給を考える必要があるわけだし.おはなしとしてはそっちのほうが面白いんですが,そうなると僕がやってみたいこととはつながらないですし.難しいところですね.競争社会・業績主義の流れのなかで,業績をノイズが乗った状態でしか観察できないときに,シグナルとしての長時間労働というのは,短期的に資本量も労働人数も調整できないなかでの労働調整よりもストーリー的におもしろいとおもうんですが.むぅ.どっかに特化しないと.就業選択はタイプ5トービットで定式化できそうなんですが,うかつなことを口走るもんじゃないですね.くぅ.

そのあとは授業の打ち上げでした.こういうときには普段会わない人と話さないといけませんね.電中研とか.あ,Stataマニュアルの更新も考えないと.っていつやねん.



2003年03月06日(木) 引越し3日目

午前中はESRIに行って,引越しを言い訳に何もしていなかった尻拭い(?)を先輩にさせ,午後は大学に戻って引越しに立ち会いました.本棚などをまとめておいた甲斐があって,思ったより早く終わりました.最初の日に手間取ったというのはなんだったんでしょうか?そのあとは開梱してみたのですが,本棚に本をいれたらノートの類をいれるところがなくなってしまいました.むぅ.どうしたらいいでしょうね.でも部屋が広いので,カラーボックスを追加してもいいかもしれません.

ぜんぜん引越しとは関係ないのですが,国および地方の長期債務残高は平成14年度末で693兆円の見込み(図説日本の財政平成14年版44ページ)です.GDP比で言うと140%くらいです.なんですが,SNAをみてみると,政府部門の金融資産というのもあります.さしひくと多分110%くらいになるんじゃないかとおもうんですが.こういう扱いはどう見るのが正しいんでしょうかねえ?

ちょっと嬉しいことがあったのでここをアップデート.



2003年03月05日(水) 引越し2日目

昨日だか一昨日だかには,引越しは今日のはずだったのですが,いつのまにか明日ということになっていたので,午前中は家でぼけっと本を読んで,午後は研究室のちかくのお茶部屋の整理などして,ふたたびぼけーっとして,やっぱりやることもできることもないので帰りました.めずらしく早く帰ったので,ねぎ豚をつくりました.豚ばら肉とねぎと紹興酒を買って帰って,ねぎを4等分して,ばら肉は3センチずつ切って,ねぎをなべにしいてその上にばら肉を乗せ,紹興酒としょうゆを半カップ,水を半カップ注いでふたをして,煮立ったら落し蓋をしてくつくつと1時間半ばかり煮ればできあがりです.まあ簡単.しかもなかなかうまいっす.やわらかいし.むぅ.この喜びを誰と共有すべきか?



2003年03月04日(火) 引越し1日目

引越し1日目でした.梱包作業ということで,手元にある論文やノートを捨てる作業に取り組んだのですが,根が貧乏性なのか,思い切って捨てたつもりでもかなりのこってしまいました.うむ.いかんですな.で,梱包をしてしまうとなにもできなくなってしまったのですが,ちょうどいいことに,後輩に感謝する会というのがあったので出席しました.手作り料理をいただいちゃいました.いやいや.よいですなあ.



2003年03月03日(月) 引越し前日

あしたから引越しの準備をしないといけないので,そのまえになんとかしないと思っていたことをやろうとおもっていろいろ考えようとしたのですが,いかんせんちょっとブランクがあるのでぴんときませんでした.共著者の先輩が来て下さったのでちょろちょろと打ち合わせみたいなのをして,さらに悩んでみたのですが,まわりが次々と引越しの準備をするのでつられて片付けをはじめてしまいました.しかし,この1年でさらに論文も本もたまってしまい,こまってしまっています.昨年,旧総合研究棟から引っ越してきたときにダンボール詰めしてきたペーパーのうち,1回も開けたことがないやつはそのまま開けずに廃棄,というのも検討中です.だれか論文などの整理法についてこれぞというのがあれば教えてください.「超ナントカ法」はいやですが.

そういえば,日曜日の朝日新聞にこんな記事がありました.経済面のまんなからへんにどーんと出ていたのでびっくりしました.「米国から講師を初公募」を読者はどう読むんでしょうかね.海外から,はまあ初めてとしても,東大ってやっぱり公募はしないと見るんでしょうか.うーむ.間接金融から直接金融への流れですかね.談合から一般入札への流れと言うべきでしょうか.教授の人脈から採るというのも外れがないところなんですが,どっちがいいんでしょうかね.アメリカの大学だって,新卒以外は公募ばかりじゃないとおもうんですが.ローマーの引抜とか有名ですし.労働市場の流動化,というと市場化のようですが,引き抜き,というと市場っぽくない(相対取引だから)とおもうのですが.人がとりあえず動けば流動化っていうんでしょうか?公募と一本釣りはどっちがいいんでしょうか.ゲーム論的におもしろいとおもうんですが.情報の非対称性はどうなんでしょうね.誰かなにか思いついたら教えてください.しかし,「リクルーティングのせいで研究の時間がないよはっはっは」という状況は実際のところ効率的なんですかね.

帰り道に交通事故の現場検証をみました.パトカーがそれほど急ぐでもなく,でもサイレンを鳴らしながら来ていたのですが,やっぱり,踏切では一時停止するんですね.それほど急いでいなかったからでしょうか.どうなんでしょうそこらへん.

って,会社の同期が結婚ですか.なんと.めでたい.



2003年03月02日(日) りとるとんぽうろう

MCPFの計算についてまたもや計算間違い発見。どうも逆算した値が合わないなあと思っていたのですが。むぅ。だがしかし。余暇需要のウェイトなんて測れないって。測りたいけど。どうしよう。

さて。dancyu3月号を見ていたら、豚の角煮がおいしそうだったので作ってみました。焼いて油を捨てて、茹でてお湯を捨てて、酒や紹興酒で味付けして煮ればよいようで。角煮、というにはちと歯ごたえが残るのですが、角煮よりもさっぱりしていて、ぱくぱくと食べられるのでこれはこれでよろしいのではないかと。思います。

テレビ東京の「そして音楽が始まる」というのは好きな番組のひとつ(「美の巨人たち」もいいと思う)なのですが、今回は「銀河鉄道999」でした。よいですね。ゴダイゴですからね。こういうこと書くと「年齢をごまかしてないか?」と突っ込まれるかもしれませんが。日曜の夜は「世界遺産」とか言っといたほうがいいですかね。いいですね寺尾聡。ぺトラもやったみたいだし。いやだからテレビ見ないで研究しないと。



2003年03月01日(土) 鯉川

MCPFについて考えていたのですが特に進展はありませんでした。がっかり。

水道橋をうろうろしていたら(←理由は聞くな)Hot Pepperを見つけたので、夜は銀座のSAKABAR新助に行きました。web上では浦安の店しかないようですが。そんなに高いところではないわりに、そこそこおいしくてよろしかったです。日本酒も焼酎もよろしいかと。

日本酒と言えば、dancyu3月号をやっぱり買ってしまいました。大学近辺で見つけられなかったのですが、八重洲にはありました。いやいやはやはや。東十条の店はよさそうですね。そういえば、「鯉川」というのも紹介されていましたが、これはTくんの親類の酒蔵ではないか?


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