娘が1歳になる少し前に買った愛車が、ついに寿命を迎えたようだ。
いまどき珍しい、マニュアル車だったのだが、坂の多い今の場所に越してきたせいか、一気にクラッチ板が減りくさり、前回の車検で、
「いつ止まってもおかしくないですから、早めに交換された方がいいと思いますよ」
と念を押されたのだが、交換するのにいくらかかるか聞いたら、7万はかかると言うじゃありませんか。
そんな大金簡単に払えるもんじゃありません。
危険を覚悟で大切に大切に乗っていたのですが。
それはそれはもう、実にスリリング。遠くに行くのはやめよう、とか、坂道だからと言って滅多やたらにふかさないようにしよう、とか、気を使っていたのだが、急にエンジンのフケが悪くなってきた。しかも、加速が悪いことこの上ない。坂道に至ってはアクセル踏んでも上っていかないほど。
しまいにはオイルの警告灯まで点滅し始め、恐れをなしたあたしはすぐさま修理してもらおう、と思ったのだけれど。
この夏はまたしても車検。クラッチ替えて、いろいろ見てもらったら、軽く20万以上はかかるであろう。
でもなあ。。。車買い換えるお金なんてどこにもないし。。。がんばって車検代払って、次の車検までにはいくらかお金ためてその時に車を買おうか、などと考えていたら、
「クルマ買った方がいいんじゃないか?」
夫がぼそっとつぶやき、最初は相手にしなかったあたしも、ネットで中古車の相場を調べることにした。
まず、近くに中古車を売っている所があるのかどうか、って言うのも今まで気にしていなかったから皆目見当がつかず、そこから調べ始めることに。
夫が欲しがった、ステップワゴンはやはり中古とは言え、結構いい値段がついており、却下。
それでも、近くで一番安く売っている所が見つかり、夫が子供二人連れて見に行った。
「安いのがあったんだよ」
車両価格は29万8千円、車検ナシのため車検つけてくれて全て込みで58万。
「そんなに安くて大丈夫なの?」
「8年落ち」
「事故ってない?」
「それはないみたいだよ」
ローンの見積もりも出してきており、月々ギリギリ払えそうな金額で。
うーん、、、と悩んでいると一緒に行って試乗してきた子供たちが
「おっきくてね、テレビもついてるんだよ」
大はしゃぎである。
車高が低く、子連れには不向きな今までの車から、一転、背の高いワゴン車は、相当な開放感らしい。
「よし!じゃあ、買うか!その代わり、無駄遣いはしないように協力してね」
こうして、10年余り一緒に過ごしてきたクルマと別れを告げ、我が家にやってきたクルマは当然、オートマ車。
いまどき珍しくも何ともないと思うけれど、あたしにとっては一大事なのである。
何せ、教習所時代に教習で乗ることはあっても、一般ドライバーとしてオートマを運転したことは1度たりともないんで。
車の大きさ、うんぬんよりもまずは動かし方が大問題なのである。
今までのクラッチ操作とのバランスをとった踏み込みとは異なるアクセル操作に、四苦八苦し、坂道を普通に登れることが信じられず、ドキドキし、いざ、車庫入れ、と言う段になって、バックでのアクセルの踏み加減がつかめず、肝を冷やし、
挙句の果てに
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2005年02月05日(土) |
ひと気のない公園と人ゴミのスーパーとではどちらが安全か。 |
先日起きた事件はいろいろな意味でショッキングだった。
被害者が幼い子供であること、事件の舞台となったのが他ならぬ、某スーパーであること。
結果論で言えば、警備が手薄だったのじゃないか、とか、売り場の配置が悪かったのじゃないか、とか、店側の落ち度を責められる点もあるのかもしれない。
罪を犯した人を、服役中模範囚であったから、と言う理由で仮釈放、と言う形で社会に戻し、更生するまでしっかりと保護観察しなかった、と言う事実も責められるべきかもしれない。
あの店だから、事件が起こるべくして起きたのではない、とあたしは思う。
それはどこでも起き得ることだし、明日は我が身なのかもしれないのだ。
店員はなにをしていたのだ、と言う意見もあると思う。
ただ、実際に自分がその場にいたとして、何ができただろう、と言う想いはある。
「店員は自分の命が惜しかったのじゃないか」と言う意見も見た。
自分の命が惜しくない、と言う人の方が少ないと思う。いや、命が惜しい、と言うよりも、きっと恐怖心の方が勝ると思う。
あまりにも悲惨な事件だから、どこかに責任の所在を求めるのだろうけども、責任をなすりつけ合うのではなく、2度とこんな悲しい事件が起こらないようにするべく、何をするべきなのか、全ての人が考えるべきなのではないか、と思う。
「いっといで」
とのんきに子供を外に遊びに送り出す、なんて時代は本当に遠い昔のことになってしまった。
そんな想いの人が多かったのだろう。この週末は迷子放送もほとんどなく、しっかりと我が子と手をつなぐ親子連れが多かった。
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今年は娘とおばば、義弟が年女、年男である我が家。
仕事のため、参加できなかったが、子供たちは豆まきをしたようだ。
おばばの生まれた地方では、豆まきの際に豆だけでなく、お菓子やお金もまくということで、帰宅すると息子が、嬉しそうに報告した。
「今日ね、ゆう、お金が増えちゃった。500円玉2個もあるんだよ」
お金をまくって言うのは個人的には非常に罰当たりな気がしてあまり好きではないのだけど、まあ、年に1度のことだし、大目に見ることにする。
さて、節分と言えば、ここ数年来、コンビニやらスーパーやらで恵方まきを宣伝しまくってるので、ご多聞に漏れず、と言うか、自店の売上に貢献するべく、帰りに太巻きを2本と半分の長さのものを1本買ってきた。
去年の節分に、初めて丸かぶりって言うのを体験したあたしは、今年も家内安全を祈りつつ、恵方を向きながら、黙々と巻き寿司を食べた。
途中のどに詰まりそうになりながらも、何とか無事食べ終えた。
これからの1年が良い1年でありますように。
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