ついにあたしの、可愛い可愛い目の中に入れたら痛いけど我慢できるであろうくらい可愛い息子が、幼稚園を卒園した。
思えば、娘の幼稚園選びの段階で、あたしの腹にいた息子はこの世に生を受けてから6年間、生まれてから全ての人生を幼稚園と共に過ごしてきたのであるから、その生活の一部とも言える園生活が終わるとなれば、感慨もひとしおなのである。
朝からあいにくの曇り空で、風も強く、午後からは雨も降るという天気予報に、ちょっとがっかりしながら、最後ぐらいのんびりと幼稚園に行こう、と息子と手をつないで歩いていく。
娘の時は通園バスがなかったし、出産前後はどうも運転が怖くなることもあって、産後しばらく車から遠ざかっていたこともあり、よほどのことがない限り歩いて登園していた。
雨の日も風の日も夏の暑い日にも、ひたすらふにゃふにゃの赤ん坊の息子を抱っこして幼稚園に通っていた。
3歳になると月に2回の幼児クラスに入り、一緒に手遊びしたり、幼稚園の雰囲気に慣らしていき、4歳で週に2日の幼児クラスに入り、初めてあたし抜きでの園生活が始まり、初めての登園日に、荷物を抱えて
「なんでゆう、一人でこんなに重いの持って行かなくちゃいけないの?」
と大泣きしたのだった。
それでも、始まってしまえば大しててこずらせることもなく、2年保育が始まるころにはバスに乗るのを嫌がることもなく、それなりに楽しく過ごした2年間だったようだ。
そんなことを思い出しながら、幼稚園に着くと、ものすごい人でごった返していた。
娘の時は1クラスで22人しかいなかった園児が、何が起こったのか、今年の卒園生は108人。両親揃っての出席も多く、時代は変わったな、と感心した。
会場に用意された座席は各家庭1つずつ。母親が座り、父親は壁際に立ち、ビデオ撮影の準備をする。
そこへ、先生からの注意の案内がある。
「まことに申し訳ありませんが、両側は通路として使用します。壁側にお立ちになられている父兄の方は申し訳ありませんが、廊下に出ていただきますようお願いいたします」
場内がざわめく。
廊下に出る、と言うことは我が子の晴れ姿をビデオに納めるのは非常に難しくなるということだ。
「ふざけんなよ!」
吐き捨てるように言う父親があり、
「冗談じゃないわよ!何考えてるの!」
ヒステリックに叫ぶ母親あり。
気持ちは分からなくない。
平日にわざわざ休みを取り式に参加したのに、邪魔だから外に出ろ、といわれたのではたまらない。
場内は騒然となり、式どころではなくなってしまった。
「本当に申し訳ありませんが、式の進行上どうしても通路としてあけていただきたいので、廊下に出ていただけるよう、お願いいたします」
司会の先生は本当に申し訳なさそうに、言うのだが、エキサイトした親たちは収拾がつかない。
そこへ、副園長と理事長が現れ、保護者を代表して何人かの父兄が話し合うことに
なった。
話し合っている間も、会場内は大変な騒ぎで、両者が譲らないものだから時間ばかりが過ぎていく。
あたしの頭の中に浮かんだのは教室で何が起きているのかも知らず、ただひたすら待たされている子どもたちのことだった。
なんで始まらないんだろう、と思っているに違いない。まさか、自分たちの親と幼稚園の先生とでこんな揉め事が起きているとは想像もつかないであろう。
式を円滑に行ないたい、と言う幼稚園側の意見もわかるし、せっかくの晴れ舞台を記念に撮影したい、と言う保護者側の気持ちも分かるが、何とかならないものだろうか、と途方にくれているところに、ひとりの母親が立ち上がった。
うちの子ども達と二人の子どもが同級生のヨーコママだった。
「皆さん、エキサイトする気持ちはわかります。でも、一番大切なのはなんでしょう?子ども達の気持ちを考えてみてください。子ども達には変更はきかないんです。今日のために一生懸命練習してきた子ども達は今、教室で待っているんですよ」
場内は静まり返り、興奮も少し収まった。
「誰?あの人?誰のお母さん?」
「すごいよね。そのとおりだよね」
彼女への賞賛がざわめきとなって場内を包んだ。
あたしは我がことのように誇らしく、素敵な友達を持ったなあと思っていた。
その間も園側と保護者間とでの話し合いは続き、何とか自分の子どものクラスの証書授与の間だけは撮影許可が与えられることになった。しばらくして拍手が沸き起こり、何とか丸く収まり、遅れていた式も始まった。
今年から、卒園証書を受け取った子ども達が感謝の気持ちをこめて、それを親に手渡しする、と言うスタイルに変わった。
堂々と証書を受け取り、親の元に来る子ども達ひとりひとりの誇らしげな姿に、胸が熱くなり、自分の番がやってくるころにはこらえ切れず涙ぐんだ。
「ありがとう」
緊張して、小さな声だったが、はっきりという息子の言葉に
「はい」
と返事をするのが精一杯で、息子の頭を撫でながら泣いた。
娘が通っていたころからいろいろとあった6年間だったけど、これで全てが終わった。そう思うと肩の荷が下りてほっとしたような、なんとも寂しいような気持ちで、幼稚園をあとにした。
「ゆう、もう、これで幼稚園おしまいなんだよ」
感傷に浸りながら息子に言うと、
「うん、それよりね、ママ、ゲームをクリアするのにあと16個風船集めなくちゃいけないんだよ」
息子には今夢中になっているゲームのほうが大切らしい。
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このところ、毎日更新できなくなってます。
書くことがないからって言うのもあるのだけど、一番の理由はやっぱり時間がないってこと。
毎日1時間早出残業になり、10時ちょっとには家を出ることになって、そうなるとばたばたと洗濯やら掃除やらをやっているうちに、息つくヒマもなく、ヘタすりゃ朝食を食べるヒマもなく、出勤時間になってしまい、日記の更新どころかネットする時間も取れません。
夜は夜でたった1時間とは言え、勤務時間が延びたことで疲労度は倍増、それに加え、このところ大々的な売り場替えが続いているため、肉体労働が多く、K嬢のマシンガントークに付き合わされる精神的疲労と合わさり、家に帰ると何もする気になれず、ご飯食べ、風呂に入るのがやっと状態でPC立ち上げる気力もありません。
そもそもPC自体もなんか怪しげな感じで、先日は立ち上げてすぐにBIOSの画面が現れ、冷や汗が出ました。すぐに通常の画面に戻ったものの、いったい何が?と以前の電源入れたらそのままうんともすんとも言わん状態を彷彿とさせる現象に、ちょっとどきどきしました。
2年前だったら、ネットのない生活なんて考えられないほど、ネットに依存していましたけど、最近はまあ、あると便利だけど、それほどなくても困らないかな、と言うレベルになってます。
とは言え、いろいろないと困るっていうのも事実。
そんなこんなで突然更新が止まっても許してくださいませ。
携帯があるだろう、って?
うーん、PCでネットしない分、携帯でいろいろ見ることがふえていて、パケ代が
ちょっと多くなっています。H"だったころにつなぎ放題の良さを知ってしまっているから、携帯も定額制のWINを狙っているのですけど、もう少し機種本体が安くならないと。
あたしの周りは最近WINにする派が多くて、ものすごく気になる存在ではあります。
今日は健康診断だったのですけど、事前の問診票に、ストレス検査の項目があり、点数をつけていったのですが、なんかほとんどストレスらしいものに引っかからなかったあたしは、実はノンストレス状態なのかも知れません。
大体において、不満があることを公言することができるうちはストレスなんてモノはたまらないのでしょう。
テキトーにいろんな人に文句垂れてるあたしは自分ではストレスがあると思っていても、その実うまくストレスを解消しているのかもしれません。
多謝。>あたしの周りのALL。
で、健康診断といえば、身長、体重から始まるのですが、去年に比べ、体重が4キロほど減ってました。特にダイエットしてないのに、大丈夫か、あたし。
あたしの場合、顔からやせるので、みんなが
「やつれてるけど、大丈夫?」
と心配してくれる。
顔がやせても他は全くやせていないことが多々あったのだけど、今度ばかりは制服がゆるくなったり、20年前のタイトスカートが楽勝ではいるようになってしまったり、と言うことからかなりの激やせには違いない。(つか、そんな昔の服持ってるあたりがもうばばあだよな)
一番気がかりな視力検査は、コンタクトつけた状態で右0.4、左0.8と、むちゃくちゃ悪いのが悲しい。
緑の多い所で遠くを見る生活がしたい今日この頃です。
結果は1ヶ月ほど先。異常がないと良いなあ。
明日は息子の卒園式です。
娘の時から6年間通った幼稚園ともお別れです。
お天気はいまいちのようだけど、息子と手をつないで歩いて行って来ます。
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2004年03月12日(金) |
夏休みの宿題は最後の日にやるタイプですか? |
勉強します、なあんて書いたあたしですが、毎日一応参考書を開いてはいる。数ページ読んでは脳ミソがつってるような感じがする。
何せ、勉強なんて指導員の試験勉強以来10数年ぶりのこと。当時ですら、毎日毎日テキストを丸暗記すべく、ひたすら書いて書いて書きまくるという勉強法に、試験間近な時期には脳ミソがウニになるくらいに思考能力ゼロで、もう2度と勉強なんてしなくてもいい、きっとあたしの脳ミソはこれ以上は無理って言うくらいシワで埋め尽くされたことだろう、と思ったものだ。
あたしの周りは向学心に燃える、と言うか、向上心がある人が多いのか、会計士目指したり、簿記検定受験したり、と言うように資格試験の類を受けるべく勉強を続ける人が多いのだが、実際に自分が勉強を始めようとして見て、皆なんてえらいんだろう、と感心することしきりだ。
仕事しながらの勉強って言うのは結構きついものがある。
そう考えるとあれだね、バイトの子達もえらいよなあ。学校とバイト両立させるのって結構大変よね。
1日は誰にも平等に24時間だが、その24時間をどう使うかは個人個人の裁量によるものだなあとつくづく思う。
ぼーっと過ごしても1日、あれこれやっても1日。
とにかく形から入るあたしは、とりあえずノートを買ってきた。
その辺の紙でもいいのだが、やっぱりここはきちんとノートを使うことで気持ちを引き締めたい。
よーし、今日からがんばるぞ!と思ったのだが、エンピツがありませんよ。(汗)
仕方ない、子どもにもらおう。
よし、今度こそ、ばっちり!
と思った矢先、今日はランチの約束が入り。
イドバターズと中華を食べまくり、真っ昼間からビール飲んでご機嫌になり、なんか、今日はいいか、たまの公休日だしぃ〜・・・って、じゃあいったいいつ勉強するのであろう?
イヤイヤ、これからですよ、そう、この日記を書き上げたら、そのまま机に向かってカリカリカリカリカリカリ・・・・・・たぶん。
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昨年度の売上順位が発表された。
いやあ、、、まいりましたね。結構がんばったつもりでも上には上がいるというか、どれだけ売ればそれだけの成績を上げられるんだろう、と敗北感ずっしりです。バイトの子が担当してる商品のほうが全店順位が上って言うのもなんだかなあって気になった原因の一つ。
まあ、その商品郡が売上伸ばしたのは、ほとんどマネージャーが管理してるって言うのはあるのだけども。
それにしても、あたしが担当してる商品で一番成績が良かったものでも36位。約200店舗中の36位ですからねえ。。。渋いっす。
しかも、ひどいものになると96位です。もう、ショック受けまくり。
いくらあたしががんばった、と言っても所詮、素人に毛が生えたくらいの商品知識で、売り場の管理も完璧とはいえない現状。
数字は正直であります。
現実を突きつけられて、結構ブルーになったものの、よくよく順位を見てみると地域色と言うのもある。
この場所だから売れるもの、売れないもの、って言うのはあるわけで、売れてるものの売上を伸ばすのはもちろんだけど、売れないものをどうやったら売れるようにできるのか、って言うのを考えなくてはならないのだろう。
販売の仕事って言うのは、単純にお客様が欲しいと思うものを売るだけなら誰にでもできることだと思うのだけど、よりそのニーズにあった商品を提示して買ってもらい、結果、満足してもらう、と言う風な形までになるのにはかなりの知識と技術を要するもので、やればやるだけ奥が深い。
これから先、しばらく今の仕事に従事するのであれば、どうせなら結果を出してみたい、と思い少しばかり勉強することに。
とりあえず、参考書など買ってきたあたしは、早速ページをめくり久しぶりに勉強っぽい内容を目にしたとたん、襲ってきました。
ええ、睡魔が。(涙)
たった数ページで先が思いやられます。
一応公的な資格試験もあるので、受験できるくらいにはなりたいなあ、と思いますが、なにせ、ほら、飽きっぽいし根性ないからとりあえず参考書買っただけで満足してしまうかもしれないと思います。
有言不実行になりそうなので、あまり大々的には言わないでおきますが、指導員の資格試験のときみたいに少し本腰入れて勉強はじめようかと思います。
脳ミソ、ウニなるくらいに。
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あたしは自己中。超ナルシスト。自分が大好き、自己愛の人だ。
結婚しても、子どもを産んでも、それだけは変わらない。
子どものために命を捨てられるかって言われても、即答いたしかねます。自分が一番大事だからって言うのはあるけども、自分が生き残らなければ子どもを守ることはできないじゃないですか。
なんてことを言うと夫は苦笑する。苦笑、といってもやれやれ、といった意味合いではなく、多分あきれ果てての苦笑なのだと思う。
そんなあたしに、先日息子がこんなことを言った。
「ねえ、ママ、ゆうが自分の命よりも大切なものってなんだと思う?」
何の脈略もなくいきなりの質問で、しかも命と来たもんだから、びっくりしてしまい、困惑したあたしは答えにつまった。
「うーん・・・なんだろう?わかんないなあ・・・」
すると息子は
「あのね、ゆうが命よりも大事なものはね、ママだよ」
今まで生きてきてそんなことを人から言われたのは初めてで、しかもそれがまだ6歳の息子の口から発せられた言葉なのですから、あたしの動揺はかなりのものだった。
「ママの次はね、ゆうの命。その次はパパ。その次はあーちゃんとばあば」
なんで突然そんなことを言い出したのか分からない。こちらが受け取るほどに深い意味はないのかもしれない。それでも、ふざけていっているのではないし、彼なりの愛情表現なのだろう。
それでもいつかは他の誰かを愛するようになり、幼い日のそんな言葉など忘れてしまうのだろう。
あたしのそんな気持ちを見透かしたかのように、
「きっとね、大人になっても変わらないと思うよ。ママが一番大事」
そんなことを言う息子がたまらなくいとおしく、しっかりと抱きしめた。
そして反面、自分が一番大事、なんていってしまう自分を少しだけ恥じた。
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今月から商品の担当部門移管に伴い、同じ売り場のKさんが異動した。
「売り場変わるなんてショックで〜・・・」
と文句たらたらでしかも、
「これからも仲良くしてね」
って小学生じゃあないんだから、しかも隣の売り場なんだし。
まあ、うちの売り場での問題児だったので、実はマネージャーとしてはこれ幸いとしてお払い箱にした感が無きにしもあらずって言うか、そうなんだけども。
異動した先の売り場の古参パートさんが
「うちはゴミ捨て場じゃないんだから」
と申しておりましたが。
さて、そんな彼女でもいなくなると当然、人員が不足する。
10時の開店に売り場には一人しかいない。社員は23時閉店のために遅番勤務のため、どんなに早くても12時にならないと出勤してこない。
そこで、マネージャーから打診があり、今月から毎日早出することになった。1時間だけなのだが、その1時間と言うのが意外ときついのだ。
まず、朝のティーブレイクの時間がほとんど取れない。うっかりのんびり起きようものなら、子ども達送り出したあと休むヒマもなく掃除洗濯に追われ、あっという間に出勤時間になってしまう。
それはまあ、なれていけば生活のリズムとして何とかなるとして、寄る年波には勝てず、体がしんどいんすよ。
たった1時間とは言え、立っている時間が長引いた分、足に負担がかかるようで、夜になるとむくむわ、足の裏がいたむわ、大変な疲労度である。
しかもこのところ、売り場の模様替えなんかが頻繁にあり、新しい什器の組換えなどで肉体労働が多く、体のそこかしこが筋肉痛状態で悲鳴をあげている感じ。
ですから、本来ならば、公休日である所の本日はのんびりと昼寝でもかまし、夜はめんどくさいから鍋か、おでんね、なあんていう風にしたかったのだけど、幸か不幸か、本日はひな祭り。めったにないお休みにそんなイベントが重なってしまったのだから、これは張り切ってご馳走にしないとだめでしょう、と言うことで幼稚園から帰ってきた息子と買出しに。
ひな祭りといったら散らし寿司よね、とか、ハマグリでうしお汁でしょう、とか、散らし寿司にはいくらを散らしてみる?とか、そうだ、サラダも作っちゃおう、とか、意外にもイベント事になると張り切ってしまうあたしは次々と買い込み、会計のときにびっくら。
「6054円です」
ふえ〜・・・今晩一晩のためになんと言う散財を。。。
ちなみにハマグリのすな抜き、うまくいくかが一番の心配の種。
現在塩水に浸し中・・・。
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