たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年04月30日(金) ばねみたいに。

今日で4月も終わる。
夕べ、帰宅後激しいめまいに襲われた。おなかもすくのに、吐き気がして食べられない。
精神的にはいたって元気なので、こんなこともしていますが。
あまりにも気持ち悪いので、病院に行くことにした。
病院ジプシーって言うのは本当はよくないと分かっていながらも、前回と違う病院に行ってみることにした。今度は内科。
尿検査と問診を受け、結局は前回と同じくすりをもらっておしまい。前回と違うのは1回の量が倍になっているということ。
今の季節、同様の症状を訴える人は多いらしい。ゆっくりしてください、と言われ帰宅する。

ゆっくりねえ・・・と考える。
実は昨日マネージャーに夏休みの相談をしてきた所だ。
ここ1年以上長期休暇を取っていないのをマネージャーが気にかけてくれ、早めに言ってくれれば調整するよ、と言ってくれたので、とりあえず、お盆休みの前あたりでテキトーに、とお願いしてきたのだ。
特に予定なんて組まずにだらだらと過ごす、それだって立派なリフレッシュ。
本音を言えば温泉くらいは行ってみたいが。

「趣味の世界をきちんと持っていればストレスなんてたまんないよ」

マネージャーが言う。
彼は釣りが何よりも好きで、ヒマとお金さえあれば社員の人だけでなく、バイト君たちなども誘って釣りに行く。
公休の前は落ち着きなく、明日の天気ばかり気にしている。

夢中になれるものがあるって言うのはうらやましい。
この年になっても趣味らしい趣味もないあたしは、子どもの手が離れたら何をするんだろう。

「うららさんも行きますか?」

マネージャーはとにかく誰彼かまわず仲間に引き入れようとするのだが、そうねえ・・・釣りは釣りで楽しいかもしれない。
でも朝早く起きなくちゃならんのは、ちょっと苦手かも。



息子の学校生活も約1ヶ月を無事過ごし、明日からはGW突入です。
毎日楽しく通ってるみたいですが、どれくらい楽しそうなのかはこれを読むと分かるかも。

ぼくわ1ねんせいだぴょーン
だからぼくわぴょーンと
ばねみたいにどーろおとンだ


(原文のまま)


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2004年04月27日(火) 授業参観。

息子の初めての授業参観に行ってきた。
算数の授業と言うことで、どんなもんだか、と結構楽しみに行って見た。
1年生ともなれば、やはり、授業中きちんと授業を聞くなんてことは難しい。うろつく子はさすがにいなかったが、きょろきょろと落ち着かない子がかなりいた。
先生の問題に大きく手をあげる子、みんながあげてるから、と言う感じで何となく手を上げてる感じの子、ほほえましく見ていたところに、けたたましく携帯の着信がなる。しかも女子十二楽坊だし。
慌てて廊下に出て話してましたが、周りにいた人たちも

「あら、私切ってあったかしら?」

とバッグをごそごそ。

いつも思うですよ。授業参観やら、懇談会やら、といった、本来マナーモードにすべき所をしていない人がなんて多いのか、と言うこと。
ついうっかり、なのかも知れませんけど、そう言う意識っていうのが薄いのかなあ、と。
あたしなんぞ、家の中でもうるさいから、と言う理由で、1年中マナーモード、しかも携帯で目覚ましセットしてありますが、それすらバイブのみ、と言う状態。
なくしたときは心底困ることになるのですが。

新学期と言うことで、本日は家庭訪問です。
普段使わないハタキなど使ってちょっとがんばって掃除して見ました。
何話そうかなあ。

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2004年04月23日(金) 健康診断の結果。

先月受けた健康診断の結果がやってまいりました。
まあ、毎年同じような結果になるのですけど、血液検査の結果は、と見ると、やはり、貧血気味のようで、これに関しては年々数値が下がっていって、年とともに血が薄くなっているみたい。
血になるものを食さねば。
肝機能などについては特にこれといった問題もなく、まあ、全般的には健康なのね、と最後の最後に、ストレス診断の数値が。
ストレス診断は自分で問診票にチェックしたものの結果なのですが、あれれ?確かあまりにもチェックしたものが少なくて、あたしってばノンストレスなのねえ、と思っていたのに、数値は6。

「信号は真っ赤です」

って、マジですか?
過去最高の数値を記録しました。
K嬢に見せると

「うららさんの数値なんてまだまだ可愛いもんだよ。あたしのはあまりにすごい数値でいえないよ」

常日頃ユタカ君のボケっぷりにストレスをためまくっている彼女。仕方ないのでしょう。

そういえば肝心のユタカ君、彼はどうなのだ?と本人に確認。

「いくつだと思います?ちなみに同期のS君は7だったんですよ」

常日頃、K嬢に頭ごなしに怒られ、凹みっぱなしのユタカ君のこと、相当なストレスに違いない、と思い、

「8ぐらいですか?」

と聞くと、ユタカ君健康診断の結果を見せてくれ、





マジですかい!?
ものすごい前向きなのか、無神経なのか、あたしには分からないっす。(汗

「Kさんには言わない方がいいよ」

「当然っすよ。俺がストレスたまってないなんて知ったらますます火吹いて怒り狂いそう」

つか、怒らせるような仕事振りを改めなさいって。



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2004年04月21日(水) 読書の愉しみ。

娘が「不思議の国のアリス」がどうしても読みたい、と言い、買いに行った。
本当は借りてきて読めよ、と言いたい所なのだが、本好きのあたしは手元に本を積むことの喜びを知っているだけに、買うことにしたのだ。
そう言った本と言うのはどこにでもありそうで、きちんとしたものはなかなか見つからないもの。結局2冊ばかり見つけ、本人が読みやすそうな方を選ぶことにした。
娘が選んでる間に、あたしも店内をうろうろとし、物色。
とにかく読みたいと思った本がつんであれば幸せであるあたしは、買ったまま読む時間がなかなか取れず、まさに積ん読、なのであるがゆえ、基本的にはブックオフなどで買ってくるのだが、たまには新しい本も読みたいよなあ、といろいろと手にとって、1冊選んで一緒に買うことにした。
前後して、ブックオフでも文庫を数冊買ってきたばかりなのだが、結局今あたしが読んでいるのは独身のころに買って結局読まずじまいだった文庫本だったりする。

本と言うのは不思議なタイミングで出会うものだとあたしは思う。
いつもなら気にも留めないような作家が、どうしても気になったり、ふと目に留まったタイトルがどうしても気になって読みたくなったり、まるで本に呼び寄せられるように出会う瞬間と言うのがあるように思う。
そしてそうやって出会った本と言うのは、必ず、そのときの自分にとって必要なこと、気付くべきことが書いてあるように思う。

よく、この本は絶対おもしろいから読んだ方がいい、と言う風に薦める人がいるが、本の楽しさは人それぞれ、自分で出会ったものでないと味わえないと思う。
その昔、母に、とても感動したから、と薦められた本があるがざっと目を通したが、どうにも興味が持てず、結局読んでいない。

だけどこの年になって思うのは、やっぱり若いうちに読むべきものって言うのはあるみたい、と言うこと。
いまさら太宰だ、芥川だ、と言う風なものは読めないし、そう言う風に読むべき時期って言うのを逃すと一生その本とは縁がない気がする。
そのことが少し、もったいなかったかな、とちょっと後悔している。


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2004年04月19日(月) 肩書きばかり増えていく。

人件費削減なのでしょうか、本当に人員が足りません。朝と夜もうひとりずつ人が増えると楽なのですけどねえ。
とかのんきなことを言ってる場合ではありません。
人が足りないものだから、3月になってから毎日1時間早出残業をしています。
おかげで給料は2万ほどアップしましたが、身体はぼろぼろ。頭は朦朧。
モウロクじゃないよ。

で、ですね、社員の人たちが出勤してくるのが早くても12時、たいていは14時出勤なものですから、わたくし、それまでマネージャー代行などと言う大それた役割を押し付けられています。ポケット内線もって、他部門からの問い合わせであるとか、業務連絡であるとかを受けたりするのですよ。
全くもって何のことやらって感じの連絡が回ってくることもありますが、電話がなるたびドキドキします。

で、ですね、さらに、このたび、レジリーダーなどと言うものにもなっちまいまして。
これまた社員が来るまでの間の、レジの処理で困ったときには私にお任せ!って言う役割なのですが、レジ操作もねえ、結構奥が深くて、ミスった場合の打ち直しみたいなのは結構難しいのですよ。

ので、本日レジの再教育と言うのを受けてまいりました。
全くもってやればやるほど訳わかんなくなりますよ。大丈夫なんでしょうか?あたしのツルツルの脳ミソは最近顔のシワとは反比例で、一向に増える気配がないですよ。(いえ、顔にだってシワはありませんが)
1時間ちょっと研修受けて眉間にシワ寄せて売り場に戻りましたよ。

もっと楽に働ける環境に憧れる今日この頃。

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2004年04月16日(金) 究極の選択。

病院行って薬もらって一安心ですよ。さあ、きちんとお薬飲んで、と。

と思ったのもつかの間、ここ最近にない激しい頭痛に見舞われました。
どのくらい痛いかって言うと、それはもう、頭を叩き割って何かが生まれてくるんではないか、と言うくらいの痛みで、歩くとズキズキ、吐き気を催すほどの痛みで、転げまわりたい衝動に駆られる帰り道、何とか帰宅し、苦虫噛み潰したような顔をして、ふと、前にもこんなことがあったような、と記憶を手繰り寄せる。

こんなとき、役に立つのが日記。
2年前の日記を紐解くと、おお、あった、あった、めまいがして病院の薬飲んだら激しい頭痛に襲われた、と。

血行良くすると頭痛も治まりそうなもんですが、赤ワイン飲むと必ず、のた打ち回るほどの頭痛に襲われたり、あたしの場合に限ってはどうも血行良くなると頭痛を誘引するようです。

そんなわけで、めまいを治すか、頭痛を治すか、究極の選択でございます。
頭が痛いとほんと、人格変わるほど残虐な気持ちになります。
めまいがすると、ノンアルコールで酔っ払い状態です。
どっちもまともに社会生活を送れない状態なのですが、そらやはり、自分が楽なほうを取りたい。
あたしは三半規管を鍛え、頭痛のない生活を送りたいと思います。

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2004年04月15日(木) 老化現象。

意を決して病院に行く。
去年の今ごろは喘息起こしてぜえぜえしていたけれど、全く木の芽時はいかんよ。

事前にネットでいろいろ自覚症状について調べたけど、グレーゾーンって感じ。病気って言うほどでもないんだよな。
で、めまい科なんてモノも今はあるよ、と友人に聞き、調べたが、残念ながらあたしの住んでる近くにはないようだった。
仕方なく、まあ、一般的にめまいといえば耳鼻科ということで、前回もめまいでお世話になった耳鼻科に向かう。

「以前にもお世話になったんですけど、いつだったかなあ・・・去年の今ごろですかね?」

先生に言うと

「いや、2年前ですね」

いろいろと問診のあと、目を閉じてその場で足踏み、とか、頭を振って目の動きを見る、とか、検査をされて下された診断は、

「はっきり言って運動不足でしょう。平衡感覚って言うのは使わないでいると退化してしまうものなんですよ。日頃から鍛えてあげるとすぐに治ります」

それってつまりは・・・?

「まだまだお若いのに、(←ここポイント)体の平衡感覚に至っては60代くらいかもしれませんねえ」

え?( ̄∇ ̄ ;)

「まあ、ブランコに乗るであるとか、縄跳び、水泳なんかがいいですね」

要はバランス感覚を鍛えなさいということ。





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ってムチャな・・・。想像しただけで気持ち悪くなりますよ。

何はともあれ、今のところ悪い病気ではないようで良かったっす。


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2004年04月14日(水) 思いつくままにだらだらと駄文。

朝からあま〜い菓子パンをひとくち食い、はっきり言って気持ち悪いです。しかも寒いし。


息子は昨日は無事帰宅することができました。
連絡帳に事情を書いて、もう一度下校方法を指導してくれるように担任にお願いしたのだけど、それに対する返事が納得行かなくて(違うクラスの、家の方向も少し違う子と帰るように話したというので)、またしても連絡帳にお手紙したためたのですが、うるさい母親だなと思われるかしらん。
男の先生は初めてなので、ちょっとばかし、緊張するあたしなのであった。
それよりも息子が今日、それをきちんと見せているかどうかのほうが心配だ。


最近マネージャーの姿を見ないなあ、と思っていたら、リフレッシュ休暇中でした。

「やっとマネージャーのリフレッシュ終わるねえ〜」

K嬢がしみじみと言い、初めて事実に気が付いたのは休暇最後の日。
そういや、最近会ってなかったけど、休みの関係で会わないのかなあと思っていたバカなあたし。
ていうか、何にも聞いてないし。
最近そう言うことが多いの。いえ、あたしの記憶がないというのではなく、周りがあたしに言ったつもりになっていることが多く、聞いてないよ〜って事が結構あるのです。しかも、結構大事なことについて。
そのたびにあたしは自分の記憶がますます悪くなったのか、不安に陥るのですが。



常日頃数字が全てだ、と言う会社にいて、みたくもないデータ見て眉間にしわ寄せなければならない部門(つまり結果が出せない部門)の人は、あまりに状況が悪いと、本部に呼ばれて逐一現状と対策を報告しなければならなくなるそうです。
それはもう、はっきり言ってつるし上げだとか。
そしてそのあとには降格、と言うお仕置きが待っているそうです。
だから社員の人たちはみんな必死になって上からの指示に従ってあくせくするんだなあ。
なんか、ちょっと哀れ。



最近ネット繋ぐのがめんどくさくて、さりとて、メールの受信はためるとめんどくさいから一応1日に1回は繋ぐようにはしてるですけど、時間も足りないし、ビビエスへの書き込みもめったにないし、繋がなくても事欠かないっていやあ事欠かないので、もっぱら携帯の利用頻度が高くなっております。
いろいろいじっていましたら、辞書のダウンロードができるのを発見。和英、とかカタカナ英語、とかどうでもいいんだけど、何となくダウンロードして登録なんてして見ました。ついでに若者言葉(ってこのネーミングがうける)、小学生用語、なんていうのもあったので、登録してみた所、今まで変換に時間がかかってた単語(給食とかね)がさくっと出てくるようになって結構快適です。
「ち」って打つと「ちょ→」とか出てくるのはオバサンうけましたよ。



ちょっとまじめな話ですが。
主義主張をするのは間違っていないと思うのです。自分が正しいと思うことを、自分の言葉で述べることが出来るのはよいことだと思うのです。
だけど、(よく言えば)平和主義的(悪く言えば八方美人)なあたしは、自分の意見で相手をねじ伏せようとする人は苦手です。
100%の正義なんてありえない。
私はこう思う、あなたもそう思うでしょう?私は正しいわよね?の構図が見えた瞬間に引きます。
まあ難しいんですけどね、自己主張には自信がなくてはならないわけですし、自分が正しいと信じるからこその主張な訳ですけども。むしろ、それだけの確固たる自信が持てることのほうがうらやましい。
その点、あたしは自分の意見に自信なんてまるでないので、間違っていたらすぐ折れます。
それはそれで問題ありだな。



状況に進展が見られないから仕方ないといえば仕方ないのですが、日々繰り返される感情論的な報道の仕方にはどうにもおなかいっぱいな感じがあります。
語弊があるかもしれませんが、マスコミを味方につけているうちは良いですけど、マスコミは絶対といっていいほど裏切ります。それはもう、手のひらを返したように。
運良く、といってしまっていいのか悪いのか、事件が解決した暁に、双方がどのような対応を見せるのかが気になります。
情報の伝え手が必ずしも公平であるとは限らないのが、マスコミが信用できないことの一因なのだけど。



さて、病院でも行ってくるか。


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2004年04月12日(月) 初めての下校。

心配していた学校生活も1週間を何とか無事に過ごすことができ、ほっとしたのもつかの間。今週からお迎えなしで自力で学校から帰ってくる。
決められた通学路を同じ方向の子達と一緒に帰ってくるのだ。
我が家は学校から徒歩5分ほどのところにある。どんなにゆっくり歩いても10分とはかからない距離なのだ。
ただ、1ヶ所、見通しの悪い地点さえ渡ることができればあとはなんてことはない通学路なのだが、ひとりで家まで帰ってくるなんて言うのは皆無に等しい我が息子のこと、アマアマな母親であるあたしは心配でならない。
心配な親御さんはお迎えに来てもいいですよ、と言うことだったので、一応念のため、おばばに途中まで様子を見に行ってもらうようにお願いして仕事に行った。

仕事を終え、ゆっくりと歩いて帰り、疲れてぼーっと夕飯を食べていたら、おばばが

「今日は、なんだか春の風に誘われてゆうくんお散歩に行っちゃったみたいなのよ」

と訳のわからないことを言う。

「は?」

疲れきって思考能力も低下しているときに何を言っているのだ、と話を聞いてみたところ、一応下校時刻よりちょっと早めに家を出て、息子のお迎えに行ってくれたのだが、肝心の息子がいつまでたってもやってこない。何人かの子ども達が帰っていき、それらしい子ども達の姿が見えなくなっても息子の姿は見えず、どうしたのだろうと、昇降口のあたりなど探してみたが、どこにも見当たらない。
そうこうしているうちにどこかで入れ違いになっても、と、とりあえず家に帰ることにしたら、ヨーコママとすれ違ったという。

「ゆうくん下のほうにいましたよ」

教えられて行ってみると、息子が鼻歌を歌いながら通学路とはまるっきり反対方向から歩いてきたという。
なんでそんな方からやってきたのだろう、と息子を連れ、もう一度学校に戻り、学校から息子が歩いてきたという道を案内してもらうと、通学路とはまるっきり正反対の門(子どもが通う小学校には門が3つあります)から出て、バス通りを渡り、延々と坂道を下り、裏通りを通り、もう一度バス通りを渡り、ヨーコママとすれ違った道にまで戻ってきたらしい。その距離、大人の足にして、徒歩30分近く。
今まで通ったこともないような道まで通ってきたらしい。

疲労と驚きのあまり、気を失いそうになったものの、とりあえず、息子に事情を聞くと、帰りの会が終わって、先生がなにやら説明をしたらしいのだが、よく意味が分からず、分からないままにさようなら、と言うことになって、どこからどうやって帰れば良いのかわからず、近くにいた友達にくっついて帰ってきてしまったということらしい。しかもその友達とも途中で別れ、そこからはひとりでぶらぶらと歩いてきたらしい。
ヨーコママに電話をし、ことの成り行きを話すと、

「なんか楽しそうに歩いてたよ。お天気も良かったし、ちょっと冒険してみたかったんじゃない?」

やれやれ・・・。
娘の時はそんな心配はなかったのに、やっぱりやってくれるなあ・・・と脱力。
何はともあれ無事に帰り着くことができたからよかったものの、途中迷子になったり、事故に遭ったり、人さらいにでもあったりしたら、と思うとぞっとした。
今回はおばばも、本人にきつく言い聞かせ、通学路の説明をし、明日も心配だから迎えに行こうか、と言ってくれたのだが、本人がやる気満々なもので、とりあえず、先生にひとことお手紙を書くことにした。
息子も自分でどうやって帰るのか、学校からの地図を描き、

「こうやって帰ればいいんだよね?」

と念を押しているくらいだから大丈夫だとは思うけど、やっぱり心配でたまらず。
明日は仕事が手につかないかも。

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2004年04月11日(日) 危機意識。

こう言う問題について語るにはあたしの頭は悪すぎるので、突込みどころ満載になるかもしれませんが、ふと思いまして。

日本という国は本当に平和で、失業率がどうだの、景気が悪いだの、何やかやいっても、あまり何も考えなくてもどうにか生きていけてしまう国で、戦争がどうとか、世界平和がどうとか言われても、

「自分たちは平和だし〜」

って感じでいまいち危機感であるとか、そう言ったものも持たずに、暮らしていける国で。
そんな生ぬるい温室のような環境の中から、国際貢献のために、と言う高い志を持ち、危険を承知であえてその渦中に飛び込んでいくのは、個人の自由であるだろうし、とてもすばらしいことだと思うのだが、一歩外へ出たら、一個人ではなく、日本という国から来た日本人の代表のようなものだということは、忘れてはいけないことだと思う。
身柄を拘束され、要求は家族ではなく、国家に向けられる。
これが普通の誘拐ならば、家族が身代金払うなり、犯人側の要求をのむことで解決にあたることになるだろうが、国を相手に出された要求はそうやすやすとのむことができるものではない。
家族からしたら人命第一、と言う結論に達するのは至極当然のことだが、国という大局からしたら、そう簡単に結論付けることができる問題ではないと思う。

教科書で学ぶ、まさに机上の空論的な戦争と平和では、本当の理解にはならないということをもう一度きちんと考える時期に来ているのかもしれない。

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2004年04月08日(木) 桜吹雪の下で。

はらはらと舞い落ちる桜の花びらは、絶えることなく舞い落ちるのかと思っていた。
だけどそれは、時折途絶えては、再び散る花びらが溜まってから舞い落ちてくるようだ。まるで紙ふぶきを作っては舞い散らせ、なくなってはまた作り、と言うように。
そんなどうでもいいようなことに気が付いて感心した。
そんなどうでもいいようなことに気が付かずにいた自分にもあきれた。


息子は毎日楽しそうに学校に行っている。心配していた給食も何とか食べているようだし、初めての授業もそれなりに楽しく受けているようだ。
何もかも初めての環境に、戸惑いながらも、恐れることなく、すんなり馴染んでいけそうで、いつの間にそんなたくましさを身に付けていたのかと驚かされる。
きっとあたしが思うより、子どもはどんどん成長しているのだろう。
いつまでも赤ちゃん扱いしていたいと言う気持ちが、子どもを幼く思い込もうとしているのかもしれない。


このところ、体調が思わしくない。
年中めまいがするし、頭も痛い。
何より不安になるのは時々記憶が途切れることだ。
前後のことは覚えているのに、肝心なところが全く思い出せない。忘れっぽい、と言うのともまた微妙に違う。自分がやったことを全く憶えていないのだ。
前後関係から自分が何をしたかということを想像は出来るのだけど、実際にやったことまでは憶えていない。
例えば服を探していて、その服を最後に見た場所は覚えているのだけど、それをどうしたか全く思い出せない。どこかにしまおうと思ったのか、しまったのか、それすらも思い出せない。何とか見つけたときにそこにしまった自分も思い出せないのだ。なんでこれがここに?という感じで。
忘れたことを思い出そうとすると、余計に混乱し、思考が停止してしまう。
脳が悲鳴をあげているようだ。
例え1時間でも毎日労働時間が増えたことによって、その負荷はかなりのもののようで、作業量も増え、責任分担も増え、短時間で答えを出さなければならないことばかりが増え、きっとあたしの脳の容量とメモリでは処理しきれなくなってオーバーヒートを起こしているに違いない。
願わくば、何も考えずにぼんやりと桜の花が散るのを見て過ごしてみたい今日この頃なのだ。

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2004年04月05日(月) 入学式。

4年前は朝からあいにくの雨模様だった入学式。今年はどうかな、と思ったらすっきりと晴れた。
たまたま仕事の休みが取れた夫も一緒に式に参加できることになった。娘は自分の時は出席しなかったから、と、ひがむかなあ、と事前にお伺いを立て了承を得た。さらに当日一緒に参加しようと呼びかけたものの、拒否された。

そんなこんなで親子3人で学校に向かう。この日のために買ったスーツはどうにも身体になじんでいなくて入学式というよりは七五三のような息子を見て、ついつい顔が緩む。
学校に着くと、たった4年でこうも様変わりするのが世の中。しばしば触れているけれど、父親の姿が多くなったこと!
娘の時はほとんどいなかった気がするのだけど、なんだか、半分は父親同伴というくらいの人数だ。

「まだまだ俺は若い方だな」

夫は訳のわからないことを言いながら会場を見回す。
確かに、娘の時は周りはみんな年上のお父さんばかりで、運動会のときなど、なんかよく分からない優越感に浸っていたようだ。
あたしから見たらどの人もオジサン、に代わりはないのだけど。
(まあ、逆から見てもオバサンに代わりがないのと同じだろうね)

式は和やかに進む。
式の最中、小柄な息子の姿を見つけることが出来ず、入退場の際だけその姿を見ることが出来た。
時折ぐずって泣き叫んだり、大声で騒いだりする下の子たちを見て、何年か前はうちもあんなだったのに、と思うとなんだか胸がいっぱいになった。

式も終わり、各教室で担任の先生からの話を聞き、教科書やら算数セットやらを受け取り家に帰る。
そのあと給料日だし、お祝いだ、と食事に出かけ、買い物をし、夕方家に帰り着くとひたすら教材へ名前シールを貼る。夕飯の支度があるから、と続きを娘に任せ、夕飯後、教科書やらノートやらもろもろのものに名前を書き、翌日の支度を終えるまでずいぶん時間がかかってしまった。

「明日は国語があるんだって。これが教科書とノート、筆箱と下敷き、ランドセルに入ってるからね」

説明すると息子は嬉々としてランドセルを背負い、学校ごっこを始めた。

「ただいまあ。今日は国語の勉強してきたよ」

「お帰り、大変だったねえ」

付き合って答えたら息子が





ありゃりゃ。。。(笑)

「あとは何があるの?それって何をするもの?」

全くもって先行きが心配になる母であった。





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2004年04月01日(木) 新年度。

といってもうちの店は3月が年度始めなので、なんてことはないのですが。
今日から総額表示、とか言って、そのための前準備が3月中旬からずっと続いていましたが、レジはどうなるのよ、って言うと税込価格で表示されるため、別にこれといって変化はないのですな。
まあ、今まで値札見て、

「これっていくらになるの?」

って言う質問を何回かされたことがありますが、これからは値札見ればその金額ですから、悩むこともなくなるでしょう。
でも、細かい点がややこしくなるのですよね。消費税額であるとか、税抜き価格の計算法であるとか。

「今日は新しい表示方法の初日、と言うことで、マスコミの取材が入ります。誰にインタビューされるか分かりませんので、きちんと受け答えできるようにしておいてください」

などといきなり言い渡され、一応返答マニュアルみたいなものを見せられたのだが、全く憶えられず。
取材に会わないことを祈りつつ過ごしました。
一応テレビの取材は入ったようですが、幸か不幸か現場に直面することはなかったですね。

そんな中、やはり慣れ親しんだレジ操作とは微妙に違うこと、なにやらよく分からないけど、『税込みで値上げしたみたいに見えるけどそんなことはないのよ割引セール』が入っていることからレジ操作にかなり気を使っていたにも関わらず、打ち間違いをして、しかも全く気付かず、後から戻ってきたお客様に指摘されてもなお、全く記憶になく、いったんレジを清算してみた所、やはりあたしのミスでした。
ごめんなさい。本当に申し訳ない。情けない。
上司からのお咎めがないのがかえって心苦しいあたしであります。
そのあとのレジ操作はいつも以上に慎重かつ丁寧にさせていただきました。
ミスって言うのはやっぱりなんか、ぽっと記憶が抜けたり注意力が欠けたりしたときに起きるのでしょうな。不思議なもので、そのお客様のところだけ記憶が欠落しているのですよ。
深く反省。
後日スタンプラリー(店長まで全てのえらい人に謝りながら書類に印鑑をもらう)が待っているのですな。やれやれ。。。
でもとてもいいお客様だったので、

「自分の勘違いかもしれないんですが、もし本当に勘違いだったらごめんなさい」

と何回もおっしゃっていただいたのがせめてもの救いでした。

「ふざけんな!ゴルァ!」

ぐらいな勢いで怒られたら1日中凹みまくりだったでしょう。
まあ、やってしまったものは仕方ない。以後充分に気をつけたいと思います。

そんな情けないスタートを切った4月ですが、いよいよ月曜日から息子も1年生です。
娘の時はあまり心配もなかったのですが、どうにもこうにも息子のことになるとアマアマなあたしは、ひとりで給食食べられるんだろうか、とか、家まできちんと帰って来れるのだろうか、とか(ちなみに小学校までは徒歩5分です)もう、心配で心配で。
先日も夕食のとき、うまく箸が使えず、おかずをつかめないで苦労しているのを見てついうっかり食べさせてあげちゃいましたよ!

「学校じゃひとりで食べなくちゃいけないんだよ」

と娘に冷たく言われましたが、見てられなかったんだも〜ん。。。
心配で心配でしばらくはおろおろと日々を過ごすことになりそうです。

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うらら |あばら家足跡恋文

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