更新履歴&下らない私生活日記
水神光



 リストカット(※鬱病注意)


とうとうやってしまいましたー!
かまってチャンが誇らしげに跡を見せるというリストカット!!


<画像>
嘘です表示されません。

………というように、鬱病から回復したら手を出し始めた特殊メイクを使って偽のリストカット映像HPにUPしてやろうと考えてたのにー。
計画を立てるのもいいけれど、実行力が伴わないと全然駄目ですね。はい。


…ってな訳で、午前中やっぱり薬の影響で(プラス、監視役の母も寝坊(笑))午前休みを取った私は布団の中でごろごろしてましたー。


…これも鬱病の一部なのか?いや、夢がやけにリアルなんですよ。
メール返信したり。白い壁の続く部屋を、手当たり次第どんどんドアを切り開いていったり。
一番ビビッタ夢がコレ。鼻。
普通、夢って匂いないでしょ?でも自分「コッチから何か(花?香水?何かがこげる匂い?)がする!!」とか言って駆け出しちゃったんですよ。

…いや、今までも痛覚があったりいろんな夢は見てるんだけどさぁ。
最近ヤバイと思うのが、多分薬のせいなんだと思うんだけど
夢と現実の区別がつかないんだよね。
母親に初めて布団はがされ、上半身起きる状態になって。
今までのは夢だったと認識する。

だって、起こされるまで目覚まし代わりに設定していた携帯をとめて服着替えて顔洗って。仕事行く準備全部済ましてるんだぜ?それが全部夢?!

ふっざけんなよ!ただでさえめんどくせーこと2度もやらせるんじゃねー!!ヽ(`Д´)ノ


……でぇ、まぁ。今日なんですが。
便りの母親も寝坊したことにより有給休暇です。
午前中はもぅとりあえず薬の効果が残ってるから眠いの。
もうね、ろれつも回らないし、おきているのに白昼夢をみてしまい突然意味不明なことを言い出す(らしい)+(母曰く「怖い」)

そんな訳で午前はゆっくり寝てました。
11時…くらいかな。トイレに起きたんだ。そんてまた眠って…足元に愛猫トラがいたからおなかの辺りまで引きずり上げて。
そんでもって左手を彼の思うままに与え続けて。

…いや、何が彼の思うままかといいますと、彼。噛むんですよ。人のこと。
それはもう「コレは俺の獲物じゃーーー!」ってくらいに。
子猫だからしょうがないなぁ、なんて言っていたのも小さいときまで。
まだ子猫であるはずの彼女は既にいい体格に成り爪も牙も鋭くなっています。
そんなトラに、左手を預けるんです。

獲物を与えられたトラ。後のことは説明するまでもないですね?
飼い主だと認識しないくらいに人に噛み付きます。
いや、私が一人暮らししていたとき病気か何かで元気がなかったトラに私の左手をかませたら今までのが嘘のように元気になったという微笑ましいエピソードもありますが。
(母親から「トラちゃんが野良猫とけんかして薬受けて、今すっごくおとなしいの〜(*・w・*)」なんていうメールを信じたのが間違いだったのか…?
 しかし、飼い猫の不調を喜ぶなんてなんて母親だ…(笑)

私が帰ってくると、いつも母親の布団で寝ているのにワザワザ私の部屋に来るのだ。かわいい…( ̄▽ ̄)。・゜ぽややぁーん
 只、朝起きたときのスフィンクス座り(重いんだよ!)と左手に噛み付くのだけは止めて欲しい)


そんな、こんなでベットに入ったはいいが眠れない11時20分。
病人なんだから…やっぱり、おきてたりしちゃまずいよね…?
妙な脅迫観念が頭の中を支配し、布団の中でまんじりと過ごす。

枕元にほん投げてあった携帯電話にはいくつかのメール。
返信しなけりゃいけない…でも、その気力さえ自分は持つことができない。


ふと、ネコの方に目が行く。
寝ているお腹の方に手をやれば、予想たがえず噛み付き、引っかいてくるトラ。
多少の傷があったって、「ネコにやられたんだー」なんていえばごまかしてもらえる。
がり、と鋭い爪が皮膚を掻く。ガブリ、ととがった牙が獲物の息を止めるように鋭く甲に突きたてられる。

普通の人間なら、「痛い!」といってすぐその行為を止めさせるだろう。
でも自分は止めさせない。


自分で死ぬ勇気がないから。


ネコががりがりと指の付け根にある骨の感触を楽しむ。
その間爪は逃がさないよう至る場所に傷を刻み、
私の手はすぐに目も当てられないような赤い筋が沢山できた。

ふ、と確認すると
肝心の脈の辺りには本の小さな傷跡しかない。


時刻は11時30。
母親が帰ってくるのはおおよそ12時過ぎ。
それまで、このいらいらとした何ともいえない感情を抑えきらなければならない。


眠ろうとして目を瞑る。
頭の中に、いろいろな光景が思い浮かんでくる。
それはあまりに不快で。
目を開けたまま、布団へともぐる。
いろいろな考えが頭の中に入ってくる。

銀杏並木の首吊り幽霊。あれをなんとか実現できないものか…?
探偵学園Qを読むことによって多少のトリックには精通してきた自分だ。
ケルベロスまでは、ある程度のトリックが…

まず、奴を捕獲するのは簡単だ。
奴は行き先を特に明らかにしないで、他の学校や教育長にゴマすりに行く。
校門あたりには、販売所や茂みがたくさんあって隠れるには好都合。
近くに手ごろな棒も落ちているだろう。
証拠が怖ければ、科学室でツララ状の氷を作ってもいい。
奴の捕獲は簡単。手はいくらでもある。人目さえ気をつければ。

問題は銀杏並木。
枝は高く、はしごを使ってもなかなか枝にロープをかけるということができない。
それが、学園七不思議と言われている由縁。
しかし、あまり記憶にはなかったのだが片方から引っ張るとゆるまり、もう片方から引っ張ると堅くしまってしまうという造園独自の結び方があったはずだ。

実際に事を起こすならば、定時性も誰も居なくなった夜。
細腕では、簡単な作業でさえ時間が山のようにかかってしまう。

……そして、未だ思いつかないのが奴を銀杏並木のような高いところへと杖居上げる方法。
車を使ってつりあげようか?それとも、奴が自ら木に登り飛び降りたかのようにキレイに演出してやろうか?

殺すのならば、不可能犯罪。
安心して。優しい私は一生罪の意識にさいなまれてあげるから。


………って、駄目だ駄目だーーーーーっ!!


ついつい起きていると、よりよい殺人計画を考え始めてしまいます。

ねぇ、自分。もっと自分を大事にしようよ?
人のためにアイツを殺すのはいいよ。別に。
でもさぁ、そんな下らない奴の思いでしょって一生生きて行く訳?
「それが人を殺した人間に与えられた罰」なんて言っても。
アンタはもっと気を楽にして、幸せに生きていく権利があるんだ。
あんなクズの為に一生を台無しにするなよ。
アンタのことだから。人を殺したことを一生忘れない。
むしろ、「あの時自分の不用意な発言で『M下くん』を傷つけてしまったのではないか?」ってずっと気に病んでるくらいの人間だ。
そんな人間が、人を殺して本当に生きて行けるのかよ?
アイツの親類は殆ど居ないと聞いている。
奥さんだって、同じ精神病にかかって、離婚問題とかいろいろな噂だって手にしている。



なんだかんだ考えていると母親が帰ってきます。
作ってくれたのは、なんかぱりぱりするチャーハンとも焼きそばとも思えない物体。
鬱病の自分に嫌気が指して、そんな適当なものしか出してくれないのかと。
思わず「ワザと…?」と問いかけてしまうような、そんな料理でした。
本人は一生懸命作ったんだろうけれどね。
ネガティブ思考な自分には伝わらない。



食べ終わり。コタツに入って。うなり声を上げる。

苦しい。胸がむかむかする。吐きそう。いらいらする。
何かを殺してやりたい。思いっきり叫びだしたい。

そんなどうしようもできない感情を持て余してバタバタと。コタツ内で寝返りを打つ。
でも等の母親は食器洗いで何も私の様子には気づかない。

一通りの家事が終わって。
やっと、私の方を見てくれるようになって。
私は布団に潜りながらいいました。
涙目で。声を震わせながら。

「苦しいよぅ…助けて、お母さん」


「それは自分で解決するしかできない問題でしょ?グチグチ言ってないで、おとなしく寝ていなさい」


寝ていろ、っていうけれど。もう嫌な夢を見るのは嫌なんだ。
起きていてもなんかいろいろ浮かんできて、気持ち悪いんだ。胸がむかむかするんだ。


母親が仕事へと再び出かける。


楽になりたい。


楽になりたい 楽になりたい 楽になりたい。

この苦しみから解放してもらいたい。
もうこの苦痛から逃れたい。


ぷちん

整然と並べられた薬を包むアルミホイルが、音を立ててはじける。

ぷちん ぷちん ぷちん…

薬は2週間分出されている。
実際飲んだのは…3日か4日分くらい…?
まだ一週間以上の薬がのこっているはずだ。

ぴり…ぺりぺりぺり…

ハルシオン
レキソタン
デバス

薬品名を一つ一つ確認しながら、その包みを解いていく。

「どんなにたくさん飲んでも、死ねないよ」

精神科の先生に言われた一言。

別に、死ぬ気なんてない。
ただ楽になりたいだけ。

片手では持ちきれなくなった薬の量を近くにあったお茶で少しずつ流し込んでいく。
すこしでもいい。この思考を止めることができれば。
すこしでもいい。この苦痛から開放することができれば。


ごくり

最後の一粒を飲み干す。
レキソタンは口に入れた瞬間舌の上で甘くとろけるから、好きな睡眠薬の一つだ。
どれもコレも、効果自体は少ない。
でも、量さえあれば。
すこしでも、楽に慣れれば。


残りのお茶を飲み干した後、ゆっくりとこたつへ寝転がる。


飲む前と大して意識は変わらないが、そのうち効き始めるだろう。







………



……………



って、2時間経っても全然眠れへんやんけーーーっ!!ヽ(`Д´)ノ


そんななか。まぁ、再来週桃コスでもするから髭そっとこかなぁってかみそりと鏡を
取り出して、髭をそり始めます。

…でも、ちょっとは効いていたのか。手元が滑り、頬の一部を負傷。

血がだらりと出てきます。




血が…


その場に何もなかった私は、その血を指で掬って舐めとります。


鉄の味…と、よく言われるけれど、べつにそんなことない。
ただ、普通の。なんていうか、変な水って感じの味。


近くにあったお絞りでその血を拭うと、自然に目に入る左の掌。



…ネコのせいだから。
いざとなったら、特殊メイクで隠すことなんていくらでもできるうから。


私の目線は鏡から離れて左の手へと向かう。


ネコが戯れで引っかいたかのように、するり、と。
かみそりをまっすぐ引いてみる。

なんら変化を見せない手の甲。
しかし、やがて点々と血の粒がにじみ出てくる。
ジワリと広がる痛み。
その痛みを感じている間だけ、嫌なことをすべて忘れて熱中することができる。

…おもしろい。

すぐにその血を舐め取ると、もう一筋。
そしてもう一筋と。



…たぶん、きっとそのときは正気じゃなかったと思うんだけど。


築けば十字に赤く醜い切り傷ができていました。
ヲイヲイ、これどーやって隠せばいいんだよー?
特殊メイクったって、やりなれてない自分は長時間のメイクには耐え切れないんだぜ?
包帯まくのもダセェしな。マジ目立つじゃん。この傷。


少しだけわれに返り、十字に刻まれた傷を見やる。


…でも、血の量は本の僅か。



…ちょっとだけ。
ちょっとだけ脈の方も切ってみようか…?

大丈夫。リストカットして自殺する人の死因は主に出血多量だから。
お風呂場へ行って血を洗い流し、血小板の働きをなくすような真似さえしなければ死なないから。


つつつ、と剃刀がやわらかい手首をなぞる。
じわり、とそれにつられるようにして血がにじみ出てくる。

この感じ。
この感じがいい。


でも、まだ足りない。血の量が。
もっと。もっと血がどばっと出るはずなのに………


もっと大量の血がみたい。
もっと、自分が思わず焦ってしまうようなくらいの血の量が欲しい。

だって、ほら。
いくらこんなに醜く舌を這わせて舐めとっても。味なんて少しも分かりやしないんだもの。






……つーか、これ、深く剃刀を突き立てれば本当に死ねるのかなぁ?なんて疑問を抱きながら何度も剃刀を手首に当てていました。
動脈の位置とか正確に把握しないと、これちょっとやちょっとの技術じゃ死ねないんじゃない?
リストカットをしてしまうほど追い詰めている、ってことは気も動転しているわけだからさぁ。
ただやたらに手首を切りつけて。
あふれる血に恐怖を煽られて。
最終的には運良く動脈に刃を立てることができて、大量の血があふれることになったとしてもさぁ…


コレ、マジですぐ止まるって。
本当。足りないなぁ〜なんて思って思わず吸い出しちゃうくらいに。
…いや、動脈を傷つけていなかったのも原因の一つだとは思うけどさぁ。

これから漫画描くときは躊躇い傷がたくさんあるってことに気をつけなくちゃ。
あと、よく自殺用に使われるあの〜…顔そり用の。ピンクのナイフあるじゃない?
あれって切れ味はいいけどなかなか深く潜ってくれないんだよねぇ。



結局は何本も切り込みいれて、僅かに出た血の味を味わって終わってしまいました。
…変態っぽい話だけど、血で染まった手首の上に、近くにあったコンデンスミルクをトッピングしてね。一緒に端から舐めとっていくの。
赤と歪に混じる白。そして、なんともいえないこの甘み。

…いや、ちょっとコレは癖になりそうで自分で自分が恐ろしかったわ…(笑)






…ってなわけで、最終的に何が書きたかったのか分からなくなりましたが。
(当たり前だろう。精神安定剤+睡眠薬一気飲みしてるのだから)
勢いに任せてリストカットしてしまいましたーーーvv

あーっはははは。コレで私もリストカット厨の仲間入り?


でも、心配だけは絶対にしないで欲しいの。別に死にたくてしたことじゃないから。
死なないの分かっててやってることだから。
……単なる好奇心…?特殊メイクの勉強もしたかったし。

写真…も載せようかと思ったけど、こんな平和日和なサイトでイキナリそんなグロイ画像見せられても引くだろうからなぁ…
…いや、素材として写真は撮っとくけど(笑)
変な切り方しないでまっすぐに肉を切ったから、そのうち直るでしょう。


……あぁ、やべぇ。薬のせいか、いい加減気持ち悪くなってきた。


何度も言うけど、この件に関しての心配レス・メール 絶対に不可ね。
逆にそんなん貰ったら返答に困って私のストレスが増える。
ただ、こんなにも思いつめている人間が居るって事だけをみんなに知ってもらいたいだけ。
どうだい?こんなくだらないことでココまでやってしまうバカがいるなんて思うと
自分が物凄く賢い人間に思えてくるだろう…?(笑)


暫くは仕事を休んで好きなことに没頭するつもり。
…つか、仕事のことを忘れろだとさ。それが私に対するカウンセリング。
…いいのか?サイト更新頑張っちゃうぞ?新刊出しちゃうぞ?(笑)




最後で申し訳ないけれど。魔王シロたん。
気持ちが軽くなるようなコメントをくれてありがとう。
レスをしなくていい、という安心感から素直に言葉を受け入れることができたよ。
あまり会える機会が少なくてごめん。でも、大好きだよ。ありがとね。

2004年04月13日(火)



 SAKURA(※鬱病注意)

※以下の話はフィクションです。
コレに対する感想・意見・その他は一切受け付けません。

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"キレイ"なものを"キレイ"と思えないなんて 悲しい人。



満開の桜の下、私は薬の性でぼうっとする頭を少し左右に振って、そう自らを嘲った。
心に余裕がないと、そういった感情が薄れてしまうものらしい。

風を受けて、一面に舞い広がる花びら。
それに視界を覆われながら、一つの小説が頭の中に思い浮かんだ。
テニプリのSSにおいてある、不二菊小説『サクラ』
2年程前、同じ桜並木を歩きながら作り上げた作品だ。

『落ちてくる花びらをキャッチできると、願いが叶うんだって』
話の中で、そう無邪気に菊丸が笑う。

手に触れそうで触れない、そんなもどかしさを持った花びらに
僅かな期待を込めながら作り上げた捏造。ありそうでない嘘。
実際にはそんなジンクスなんて存在しない。


しかし、私は今回それを信じてみた。


ふわり、と風を受けてサクラが舞う。
花びらが私に向かって大量に降り注いでくる。

人目を少し気にしながら、ゆっくり、ゆっくりと手を伸ばす。





殺して


殺して


私を殺して…



舞い上がる花びら一枚一枚に、そう願いを込めて見つめる。



苦しまないように

痛くないように

幸せに死んでいけるように。






私を殺して。


それが、花びらに託すたった一つの願い。





ひらり、と目の前に薄いピンクのかけらが舞い降りたとき
顔に歪な笑みが浮かんだ。
どんな形にしろ、ここ数日、見せることの少ない笑顔だった。


残念ながら指をすり抜けていった花びらは、温かい日差しを楽しむかのようにゆらゆらと地面へ落ちて行く。



殺して。


爽やかな風が通り過ぎる度に、私は花びらに向かって醜く手を伸ばす。


自分で命を絶つ勇気を私は持っていないから。


だから 殺して。


生きる自信も。死ぬ自信もないから。

            





花びらに殺されるなんて、なんて雅で素敵な最期。









サクラの花よ。

もしも願いが叶うなら


殺して。私を

安らかに逝けるように。


もう両の足で立っているのさえ苦痛だから



                                         




散り逝く姿を美と崇められる貴方に

殺されるのなら私は本望。






2004年04月08日(木)
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