日記帳

2006年05月31日(水) ドキドキしちゃうの巻

月曜日の朝早く、娘が頭の横、耳の下あたりを押さえて痛い痛いと泣いて起きた。すわおたふくか、或いは耳下腺炎か(カーサン幼少時これで泣かされた)。

熱はなさそうなので、もう少し寝なさいよと時間を稼ぐ。ぐずぐず言いながらもうとうとした娘、次に目覚めたら痛みはなくなったと言う。ふう。

いつも通り朝ごはんの支度をして、打つもの打って、・・・ええ?食欲が無いとな?早く言ってくれー。だったら打たなかったのに。

そしてマーライオン始まる。げげげ。打った分だけずんずん下がる血糖値。ままままずい。下がりきったあとも、もう1回効果のピークが来るんだよ。これ以上下がったら・・・。ひー。

青白い顔で「おなかいたい」と訴える娘。ジュースもだめ。いつものツッカー(ブドウ糖のラムネみたいな固まり)もだめ。全部マーライオン。

主治医の病院も、前主治医の病院も、どちらも着くまでに時間がかかる。近所の小児科にダメモトで電話をかけ、「救急車呼んで」と言われそうな妙〜な間のあと(←被害妄想)、「連れておいで」と天の声。あああ、恩に着ます。

とれとれびちびちのまぐろになりかねない状態の娘を自転車に積み、史上最速で小児科へ向かう。月曜日、休み明けの小児科は混み混みですよ。横入りしてすみません・・。でも間に合わなかったら、と思うと、ほんのちょっとの待ち時間さえももどかしい。

が、「底」は小児科に行く直前、だったらしく、小児科のベッドで急速に生気を取り戻す娘。はー。点滴かグルカゴン筋肉注か、どちらの処置を取るにせよ、専門家に診て欲しかった。不安でたまらなかった。

筋肉注射、シリンジで打たなくてはならない。入院中に練習したけれど、したけれどね。やはり怖かった。皮下注なら毎日してるのにさー。情けなか。

教訓。注射はあとでも打てるぜよ。具合が悪そうなときは、打つのは食事が済んでから。「食うまで待とうインスリン」ぜよ(←誰だよ一体・・・)。



2006年05月26日(金) 遠足

昨日無事に遠足終了。晴れて嬉しいが、陽射しがきつすぎて「も少し曇ってくれたらベスト」などと贅沢を言ってしまったりするほど。

春の遠足は、園でバスを借り切るでなし、フツーに地下鉄乗って市営バス乗り継いで目的地の公園に向かうのが恒例。去年は代々木公園に行き、帰りに山手線人身事故ストップという憂き目を見た人たちもいた。意固地なまでに近隣公園を避け遠方を目指したがる、娘の幼稚園の7大不思議だよ(←他の6は何だ?)。

乗換駅のバス停が長蛇の列ですよ。遠足親子と、ダークスーツ軍団と、うわー。目的地の公園よりも奥の方に、公の大規模な研修施設があるんですよ。

バスの中も微妙なコントラスト。ものすご邪魔くさい扱いを受ける遠足親子。そらねえ、通勤バスに大挙して騒がしいのが乗り込んできたら邪魔でしょうよ。肩身が狭いが、それにしても・・・。ダークスーツ氏たちの肩に掛けた重そうな通勤かばんが園児らの頭をがつんがつん直撃してますが。迷惑そうな横顔なので、そっと園児の頭をカバーしてあげるに留まるカーサン。弱い。

公園に着いたら遠足軍団がうちの幼稚園以外にもたっくさん。遠足特異日か。通勤ダークスーツたちにとって、「ちっ、またかよ」と舌打ちしたいシーズンなんでしょうね。しかたないよ、研修施設と公園、ぴったり同じ方向なんだもん。しかも公園の方が手前なんだもん。
※彼らには「親子たち」というより「扶養控除たち」に見えてたのかもね。なーんて意地悪言ってみる。

娘はスタンプラリーの途中で低血糖を起こしてしまい、全8箇所のうち2箇所しか回れなかった。こういうチャンスに達成感というものを味わってもらいたいのだが、むー。

手も顔も冷たくなってきた娘を背負って一足先に集合場所に戻り、ぽつりと我々母子だけで休んでいると「甘やかしているのかなあ」とふと考えてしまう。

が、やがて皆が戻ってきて、経緯を説明したよそのママに「あらあら、甘えもあるんじゃないのお?」などと茶化されると「なにぃ、もういっぺん言ってみろ」とマジギレしそうになる勝手なカーサンであった。



2006年05月22日(月) 頭痛がえらかった

PMSが長引いている。長すぎる。もしや妊娠か。もしかしてこれはつわりなのか。

などと悶々と絶不調のうちに過ごす数日間でございました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。本日無事にPMSも終了し、妊娠疑惑も晴れてしまいました。←疑惑ってアンタ・・・。
※妊婦さんはこの不快感に何ヶ月っていう期間耐えるんだよ。えらいよ。えらすぎるよ。

実は土曜日に縮毛矯正などという荒業をいたしまして。順調に定期的に訪れていれば問題なかったはずだったんだが、来るはずのものが予定通りに来なかったおかげできっつい一撃になってしまった>美容室長時間滞在。途中で頭痛薬を飲む客>それは私だ。

「なんで久々にやってみる気になっちゃったんですか」などと美容師さんが半分泣きに入るほどの強力な癖毛のカーサン。すまないねえ。10年ぶりくらいなんですけどね。来月結婚式にお招ばれされちゃったりで、ちょっと色気づいてしまったのよ。許して。

時間が経って、癖毛の地毛が伸びてきた頃がまた間抜けなのよね、縮毛矯正って。フツーのパーマとれかけの反対になる。根元がうねうねで、先がまっすぐという面妖な状態に。

それでもいっときでも真っ直ぐになってみたいと憧れるものなの。いいの。いいのったらいいの。ほんの一瞬でいいの(スガネタ・・・)。



2006年05月18日(木) かぎ針編み

実家の母は、おさげ髪の時分に結核だかなんだか(「千年も万年も生きたいわ」って結核よね?)で長期静養した折から、編み物という趣味を見つけたらしい。以来、編み棒もかぎ針も、片時も彼女の手許を離れたことがない←ほんと、過言でない。

目はテレビでラグビーを見ながら、手はせっせとセーターを編む、そんな母親を持つと、娘としては編み物から自然遠ざかってしまうらしい。カーサンが編まなくてもね、全部ばばが編んでくれるから。そう思ってしまう。
※高校生になって、市販のセーターを初めて買い、その薄さに感動した覚えあり。

それでもカーサン小学生中学生の頃、何度か編み物にトライしたのだ。でも身近に見慣れている自分の母と比べて、そのたびに挫折。いつのまにか増やし目、台形に編み上がるマフラー。片足で投げ出したレッグウォーマー(当時憧れたのよ、レッグウォーマーなるものに。ほら、翼クンもしてたし)。

おかげさまで編み物に対する苦手意識ときたら、相当なものだった。

ええ、「だった」と過去形で申し上げます。カーサン只今かぎ針に夢中。

タカモリトモコさんのあみぐるみの本と、かぎ針と糸を衝動的に同時買いしたのがきっかけ。「ルックン」から、ずっと注目していたタカモリトモコさん。「編み物は禁じ手」とばかりにけっして近付かないようにしていたのだが、なんて言ったらいいのか、我慢が限界に達したとでも申しましょうか。

失敗続きだった小学生の頃には出来なかった、糸の引っ張り加減の調節も、「針を入れるべき目を読む」ということも、おとなになった今だから、なんとか理解できるんだなあ。トライするのが早すぎ、目標が高すぎだったのだ、きっと>小学4年生手芸部所属のカーサン。

棒針編みはまだ未知の世界のままだけどね。今はかぎ針を満喫したい。そうとも、機は熟した。たとえ肩が凝ろうとも、目がちかちかしようとも←ダメダメだね・・・。



2006年05月15日(月)

寝入りばなに夢を見た娘、「こわいー」と飛び起き涙声で夢の解説。

「あのね、でんちゃ(電車)に乗っててね、ドアが開いたから降りたらね、ゆか一人だった。おかあちゃんも降りたと思ったのにね、あのね、だからゆか降りたのにね」としゃくりあげている。

あらまあ。それは大変だったね。次は一緒に降りよう、と言ったら、すぐにことりと眠りに落ちた。怖い夢見るとくたびれるねえ。

こないだ検診のときに乗った地下鉄の記憶かな。ひとりで娘が降りてしまう経験なんて、未だかつて一度もないのになあ。

低血糖も悪夢の原因のひとつらしい。低いときはうなされてるもんなあ。

インスリンの効きがよくなって、季節の変化を感じるようになってきた。人間も動物なんだな。



2006年05月14日(日) こんな母の日

昨日は幼稚園参観。帰り際に母の日のプレゼントとして作ったという、折り紙のカーネーションと、ペットボトルで作った花びんを持って帰ってきた。去年は手鏡の形に、「おかあさん」というお題で顔らしきものが書いてあったっけ。ビバ幼稚園。

母の日とはあんまり関係ないけど、必要に迫られて池袋に買い物に。売り場は母の日前面前面押し出し押し出し、ですよ。わたし違います、母の日とは関係ないんです、たまたま今日買いに来たってだけで。と誰にとも無く、心の中で言い訳したりする。

6月に結婚式があるんですよ。ブーイングばかりで歩こうともしない娘を夫が抱え、ああもう、だから週末の買い物って嫌いなのよ。でもきちんとした服を選ぶ場合、夫の同意(というか背中押し)が欲しいんですよ。ワンピースとシャツジャケットに決めました。ほっ。

そしてついでのように、今頃カーサンの誕生日プレゼントを買うてもらいました。アクセサリーをくれ、というリクエストにお応えいただきました。そうそう、こういう細いチェーンの、華奢な感じのネックレスが欲しかったのよねえ。ふぉふぉふぉ。

===

ところで実家母と大阪の母には、それぞれお花を贈ったんだけど、これがメッセージカードとかが付けられなくてねえ。お花はアレンジも色も珍しくてかわいくて気に入ったんだが、我ながら花だけ送りつけて・・・という感じがしてしまった。

来年はちゃんとメッセージカードなり手紙なり、きちんと送ろう。気恥ずかしくてもがんばろう。



2006年05月12日(金) 1.2

GWあたりから休みが多かったせいか、幼稚園向きのアンテナが鈍りまくっているかんじがする。大事ななにかをすっぽかしそうな予感がする。

去年は役員さんやったせいか、初めての幼稚園ライフだったせいか、もっとはりつめてたなあ。クラスのお友達の名前も、もっと一生懸命覚えていた。

それに比べて今年のゆるみっぷりといったら。そろそろきゅっと締めないといけない。

===

さて、おとといは定期検診。半年ぶりの眼科と、いつもの検診と、午前午後1つずつこなします。

前回初めての眼科検診では目薬さすにも大騒ぎで、実家ばばに出動願ったんだった。今回はすんなり。視力検査もゲーム感覚で「やった!」と喜んでいる。間違ったり迷ったりすると、検査してくれてるお姉ちゃんがかなり必死にフォローしてくれて「おかあさん、両目1.2出しましたよ」と達成感溢れるコメントを頂いた。

さかさまつげを抜いたほうがいいかも、とこのおねえちゃんに指摘されたが、パパ先生(眼科の先生ね)によればほっておけとのこと。ほっ。
※せっかく慣れてきたのに、痛い思いさせて眼科に拒否反応作るのもどうかしら、とカーサン抵抗があったのでね。

まだまだ目は大丈夫。でも、半年に一度、こうして「しっかりコントロールしとけよ」とケツを叩かれるのも必要かもしれない。痛みはすぐそこにあるかもしれないんだから。

「すぐそこ」か「ずっと先」か、或いは「結局大丈夫」で済むのか。カーサンに出来るのは、可能性を減らすこと、時間を稼ぐこと、そこに注ぐエネルギーを惜しまない姿勢を娘に伝えること。



2006年05月08日(月) ドライブ用MD

大きな声では言えないロングロングドライブでのこと。

娘は車窓からの風景で、充分ドライブが楽しめるタイプ(「あ、まんちょん」「あれもまんちょん」とマンションを数えたり「こいのぼりー」と興奮したり)なのだが、調子が悪いのと長時間すぎるのとで、さすがに後半はうんざりオーラを発散し始めた。そう言われましても。

乗っている車は街乗りで、スピードを出す高速ではラジオの音も聞こえにくい。
※運転している夫も、スピードを出すにつれ微妙な横揺れが増してハンドルを取られる感じがする、などと心許ない発言。頼むよ。頼みます。

スガPodを持参している安心感から、車の中で聴く用MD一切持ってこなかった。どうせ聴こえないでしょ、いらないでしょ、と思っていたんだが、違ったみたいだ。

なんか入らないかな、とラジオのチューニングをぐるぐる回してキャッチしたのが、たぶんNHKのBSかなんかで(有働アナの声がした)やっていたアニメソング特集。

懐かしい、歌えるアニメソングは夫とカーサンで大合唱>魔女っこメグちゃん♪シャランラ!とか。夫も目が覚めてよかろう。シャランラ。

娘もドラえもんあたりは歌えたんだが、一番大喜びしたのが「ぴゅんぴゅん丸」。ししし知らないよ。でも声は財津一郎だ。

「きーびすぃーっ!」「はーげすぃーっ!」「はーずかすぃーっ!」の決め台詞に手を叩いて大笑いしている。「ピアノ売ってちょーだい」をこれから見に行くのね(違う)、とカーサン感慨深い。いろんな意味で。
※帰り道も「また、おもちろいの、やってないかなあ」とかなり無念そうであった。夫と「きーびすぃーっ!」と叫んで誤魔化してみた。「ぴゅんぴゅん丸」はそうそう聴けるもんじゃないぞ娘よ。・・・レア音源?

当分ロングドライブの予定は無いけど、娘も喜ぶようなドライブ用MDを作っておいてもいいなあ、と思った。

ぽつぽつスガは挟むとして(大前提)、どんな曲を入れようかなあ。歌えるのがいいなあ。ええと、ミスチル、スピッツ、サザンあたりの定番と、最近の流行系も。

レンタルCDかなと思ったが、今はあれですか、ダウンロードすればいいんですかね。短冊のシングルCD借りる発想が古いですか。そうですか。



2006年05月02日(火) アラバキその3

翌日の行動についてもカーサン真っ白。りつこさんの旦那さん持参のガイドブックで、コドモらが喜びそうなところをチョイス。

確か動物園にしよう、という話になったのに、「イルカ見に行くんだよ」「そうだよねー」とコドモらが盛り上がっていて、カーサンひそかに地雷の覚悟をする。同じページの気仙沼あたりの水族館の写真を見てしまったコドモらであった。

さ、ここから娘が不調の坂を転がり始める。心配かけちゃうなあ。どうしたんだ一体。なんか手の平が熱い気がするが気のせいと夫に言われる。うーん。
※あとでチェックしたら1時間おきに血糖チェックしてた。いつもあんなに計ることないのよ。ほんとに。

帰り道、仲居さんが並ぶような温泉旅館を見て、ハンドル握った夫「殺人事件起きそうやな」と土曜ワイド劇場小芝居スタート。

「こういう人来ませんでしたか(刑事さん口調)」
「ええ、たしかに来ましたよ(素人女優口調)」
「どこへ行ったかご存知ありませんか(刑事と書いてデカ口調)」
「そこまではわかりかねます(素人大根口調)」
りつこさんが食いついてくれてうれしいカーサン。えがった。えがったよ。これがだだ滑りしたら目も当てられん。

さて、動物園でくいつきがよかったのは最初のウサギのゲージのみ。あとは白熊が見えないとか足が痛いとか、とにかく娘がぶーぶーうるしぇー。つられてゆいちゃんも不穏な雲行き。結局早めに退散することに。・・・。すまん。

娘の不調を心配してくれてるりつこさんたちと、とにかく昼ご飯を食べようと街に出て、ショッピングモール内でいぢわるみぃさんに再会。ああうれしいなあ。

娘もなにかと絶賛してくれるみぃさんがうれしくて、少し背中が伸びる。

またの再会を約束し、余った炭と地図その他をお返しし(非道)、ああもうほんとうにありがとう。しかし無茶はされませんよう(炭返した我々に言われたかないね・・・)。

いつもお金を入れてもらえない娘、動く乗り物に静かに興奮。ゆいちゃんと遊べるのがとにかくうれしい。

キャンディすくうマシーンをやりたいと言い張り、案の定静かに失敗し、若干凹むが、その後ドーナツで復活。食い気だよこのシトは。

夫は竹山ジャケットの前をぱたぱた言わせ、怪しいおじさんのようだがゆいちゃんには受けたようだ。好かれてうれしい37歳。

===

レンタカーを返し、駅の待合室で新幹線時間待ち。

おみやげ見てくるわ、とひらりと出ていったりつこさんが帰ってこない。お、帰ってきたか・・・と思ったら両手に紙袋をいくつも提げて待合室前を素通り。どこ行ってもバイヤー魂炸裂するらしいりつこさん。旦那さんが「こんなに持っちゃって」とジェスチャーしてカーサンに目配せするように笑った。ええ人や・・・(きりがない)。

帰宅後のご飯として、駅弁でも買いますか、と駅弁売り場に行くと、そこには迷いに迷うりつこさんの旦那さんの姿が。

その後ろから「よし牛タン弁当だ」と心を決めるカーサン。旦那さんは鮭はらこ飯をチョイス。ちょうど数ぴったりで売り切れかな、と思ったら、旦那さんぱっと振り向いて「こ、こ、これ買うつもりでした?」と狼狽している。いえ。牛タンです。大丈夫。ええ人や・・・。

待合室に戻り買った駅弁をりつこさんに見せ「海鮮系にしちゃった♪」と嬉々として報告する旦那さん。「牛タンじゃないんだ・・・」と言ってしまったあとで「あ、全然がっかりしてないよ、がっかりしてないってば」と必死でフォローするりつこさん。ええ夫婦や・・・。明らかにがっかりしてました・・・ね?

新幹線の中はお疲れムード全開(除ゆいちゃん)、東京駅着いてからは全員最後の気力で移動。

娘は最寄り駅からカーサン担いで帰りました。荷物増えるから困るね。

===

去年の沖縄オーキャンみたいなゆるさを想像していたけど、アラバキの会場は大きいし、移動距離は長いし、なかなかタフなフェスだった。子連れは無茶だ。と結論。これで夏だったらあなた。洒落になりませんよきっと。
※サクラはきれいだし、天気ももったし、すごくよかったんだけどねえ。

それにしても、2日間行動を共にしたりつこさんご夫婦に、カーサン底知れないパワーを感じたよ。そして興味も尽きない。おつきあいくださってほんとにありがとう。

いじわるみぃさんご一家も、ゆっくりまたお会いしたいなあ。ほんとにいい女でねえ。おっとヨダレが。

カーサンはスガさん堪能できたし、旅自体は楽しかったけど、けど、けど・・・。ま、笑うしかないか(反省の色無し)。



2006年05月01日(月) アラバキその2

大雑把な地図に翻弄されつつも、どうにかお宿に到着。おお、夫好みのお宿だよ。

ところでカーサン、スガさんが終わった時点で思考停止。ええと、この先どうするんでしたっけ。

お宿に着いてもぼーっとコドモらが駆け回ったり、塗り絵を始めるのを眺めている。ええと、なにかしなくちゃ。でもなにしたらいいかしら。

ぼやーっとしていたら、「まずはコーヒーでも飲みましょう。どれがいいですか?6種類から選んで」とりつこさんの旦那さん。ああ、どこまで出来たお人なんだ。じゃ、炭焼きコーヒー、とまず最初に選ぶ図々しいわたくし。

スガさん以降のことについて、全く何もシミュレーションしてきてなかったんだよなあ。会場に着くまで、そこまで、しか考えてなかった。頭の中真っ白。

コーヒーを頂いてもぼーっとしていたら、先にお風呂に入りましょうと旦那さんから提案が。ああ。そうですよね。そりゃそうだ。

恥じらいながら(銭湯ですら照れるカーサン)コドモらと4人で女風呂へ。

出てきたら雨。たぶんこの頃、雨女UAのステージだったんだな。スガ以上の雨パワーだったんだな。

男同士何を話しているのやら、どこを洗っているのやら、雨の中、軒下で鍵を持つ彼らを待つ。その間に、コドモらは先客使用済みの薪の燃えカスやら、濡れ落ち葉やらで遊び始めている。なんでも遊ぶねキミタチは。

ようやく旦那衆が出てきて、ゆっくり温泉に浸かれた彼らがうらやましい反面、少しは罪滅ぼし出来たかしら、と打算もしてみたりする。なんせカーサンのスガ熱に付き合って遠路はるばる・・・いかん、考え出すと沈む。

夕飯準備でいそいそ働く大人4人。まありつこさん夫婦の段取りのよいこと。キャンプ慣れしてるとちがうわー。我々へたれだわー>大きい炉に点火しようとして、点かないと投げ出す夫&点火したもののその炎の勢いにびびりまくるわたくし。

りつこさんの旦那さんは、雨のそぼ降る軒先で一人、淡々と火を起こし、寄るコドモらをいなし、「まずは鳥肉からね、火の通りが悪いから」と肉を焼き、日が暮れて暗くなると「暗くて焼け加減がわからない」と焼けた肉を窓越しに室内の我々に差出し、「うーん境目が生?」などと突き返され、また肉を焼き・・・。どこまでいい人なんだ。

焼き鳥もステーキもおいしかったー。「味付けがイマイチ」「塩して、おいしくなるから」とテーブルに付いてからもフォローがやまぬ。

夫の仕込んだ鮭のチャンチャン焼きが、まずまずの出来栄えだったのでちょっとほっとする。カーサンなんにも作ってましぇん>ああそうさ、オレの頭ん中はスガばっかりさ。
※そしてりつこさんはフットワーク軽くビールを買いに雨の中を走る。フェス会場で飲めなかったからね。いっとくれ、じゃんじゃんいっとくれ。

なんとかやきそばまで辿り着いた頃、コドモらが失速し始める。とりあえず2組だけ布団を敷いたら、ゆいちゃんがもぐりこんで寝る体制。

りつこさんの旦那さん、それを見守りつつ「ゆい、目で呼んでるな」と自ら寝かしつけにいく。目で呼ばれたことに気付くあたりがさすがだ。

娘もおっつけ眠り、夫が巻き添えをくって添い寝撃沈し、また復活し、あとはまったり大人の時間さ。

咳き込んだ娘がマーライオンしたのはご愛嬌。思えば体調がイマイチな娘であった。


 <<  index  >>


さば [TOP]