日記帳

2006年06月30日(金) 挿入歌目当て→ヘルパンギーナ

スガさんのこないだ出た「真夏の夜のユメ」は、映画「デスノート」の挿入歌なんですよ奥さん。
※こないだの「サナギ」は「HOLIC the movie」という同じくアニメ映画の主題歌になったし、アニメづいているスガさん。

「HOLIC」は春休み公開の映画だったこともあって、結局観ることもなく、映画館のサラウンドで「サナギ」を聴くという好機を逃したのだった。ちっ。

7月になると幼稚園が夏休み進行に入り、午前保育も増えてくる。今のうちに観にいっとけとずっと考えていたのを、昨日実行。

挿入歌一曲目当てだったせいか、またその扱いがイマイチ(サビに入る前でぶちっと切られる悲しさよ)だったせいか、原作の漫画を読んでなかったせいか、映画館で見なくても(以下略)。まあそう言うなよ。藤原くんかわいかったじゃないか。

またこの映画が前編後編と公開される。うーんと思いながら、続きが気になって後編も見てしまうんだろうなあ。なんか悔しいなあ。

映画を観終わって、お昼ご飯どうしようかなー、買い物でもー、などと百貨店内をうろついていたら携帯が鳴った。幼稚園から。ひー。

発熱していて、しかもお弁当を全然食べなくて心配です、と。全くだ。せめてなにか口にしてくれないものか、と祈りながらダッシュで幼稚園に向かって娘を拾う。カーサンこんなに汗かけるのか、と自分を見直したくなるくらい、汗びっしょりになった。

今日になって小児科へゴー。園で流行りつつあるプール熱かと思ったら、ヘルパンギーナでした。お昼にお蕎麦を食べたいとごねたものの、そばつゆが刺激で食べられず、涙目でおにぎりで妥協。そんな金曜日でございます。



2006年06月29日(木) 必須アイテム

どうやら娘、カーサンが外出などして一定時間娘と離れると、禁断症状が現れるらしい(除幼稚園)。

こないだの総会の晩も、「おなかいたいー」「おかあちゃんがよかったー」「おなかいたいー」「おがあちゃんがー」を繰り返しながら寝付いたという。

ソフトボール大会&寿の日の救急騒ぎも、たぶん、いや明らかに、そのセンだ。

夫もそういう状態の娘と二人っきり、というのはあの日が初めてだったから、相当うろたえたんだろうなあ。

などとと、マーライオン&低血糖でメーター振り切れた娘がぴーぴー警戒音発してた昨夜、電話で、病院の当直医に相談しながら思った。状態が悪い、好転させる術を持たない、専門家よー!と助けを求める図式。

・・・ちがう、書きたかったのはこういうことじゃなかったんだけどなあ。あれ、なんだっけか。

・来年の幼稚園一泊保育が不安。カーサンついていくのだろうか。
・自分で打てるようになるのはいつになるだろう。
・「こうやって自分で出来るようになるよ」とカーサンが恥をしのんでお腹を見せて打つ仕草をしたら、「こわい、できない」と泣かせてしまった。いきなりですまなかった。
・病院、注射、娘は慣れてると安直に思ってたが、本当はまだ怖い。
・まだ4歳だったっけ。

てなことを思ったのだった。なんで箇条書き。



2006年06月25日(日) 総会 酒池肉林の巻

土曜日は二度目の総会参加。

無事お店に着いてどきどきしながら個室のフスマをすすすと開けたら誰もいなかった。一番乗り。どっちが上座だ、とかこっちの隅なら電波入るか、とかメニューも見とこうか、とか、ひとりで座敷をうろうろする。誰にも見られたくない姿だな。

メニューを開いた途端に初対面のマダムが2人登場。「だーれだっ?」と楽しそうに謎掛けしてくれたのがrisaさん、お隣でくすくす笑っていたのがさとすこあらさんだった。リュックが重そうだったので、「こ、これはじゃがいものrisaさんでは?」と思いつつ「わがんね?」と畳み掛けられ「わがんね・・・」と返事する私。嗚呼。

酒池肉林主賓のさとすこあらさん、お衣装が素敵。ミラーワークとか刺繍とか、思わず見入ってしまう。愛の祈りが込められたアクセサリーも、端のお細工がホンマモンの魅力。

りつこさんが続いて登場。そしてトロンさん、ちえぴょんと続く。お二方は2回目だからもう大丈夫(←大丈夫て)。

もう1人初対面のマダムが最後に登場。ろくばんさん。すげーかわいい。妄想以上に美しい人だった。「びゅうりっぷ・・・」と心の中で確認しながら横顔をそっとりつこさん越しに見つめてしまった。かなり怪しい。

この日のツボ。
・さとすこあらさんに見せてもらった、カーネルサンダース夫妻(夫妻?)の優しい笑顔写真。ほどける波動が写真からじわり。
・トロンさんの「おそろしいひと」
・りつこさんの「酒飲みさんのミーシャ」
・risaさんに箸置きの折り方を教わり、見本として持ち帰る。今日お誕生日という人に本を借り、じゃがいもとソバを頂き、挙句肩を揉ませる(非道)。
・たまーにとてもよい香りがふっと漂ってきたのは、ちえぴょんだったのかな?誰だったんだろう、よい香りだった。
・トロンさんの腕時計、きれいだった。
・ろくばんさんにかかりつけの婦人科をカミングアウト。意味がわからないね?
・ちえぴょんと経理話がしたい。電卓について熱く語れそう。

気が付けば23時。この日も体調的にはローなまま、しつこく頭痛を引きずっていたんだけど、りつこさんがハイピッチで流し込む横でウーロン茶をちびちびやってるうちに治ってきた。頭痛には総会。養命酒より効く。



2006年06月22日(木) 「真夏の夜のユメ」

ここはひとつ気合を入れて家事に励むべし、頭痛に勝つべし、と久しぶりにJ-WAVEに合わせたら、スターマン(?違う人なのかな?)がやかましくて10秒でオフ。いかん、頭痛には合わない。

なんとかなんないの、この体調低調。

近所のアロママッサージにでも行くか、それともそのお向かいの内科にかかるべきか、とぼとぼと歩いていくと、マッサージ店は定休日で、内科は休憩時間に突入していた。とぼとぼ帰る。

帰宅して、なにやってんだかとため息をついて、再度ラジオのスイッチを入れて息が止まる。スガさんの声だ。昨日リリースされた新曲が流れていた。

しばらくラジオの前に突っ立ったまま、そのうちぺたりと座り込んで最後まで聴き入った。

この人の声は、やはりカーサンにとって特別だ。

曲が終わってすぐまたオフ。ごめんよJ-WAVE。でもやっぱり買いにいかなくちゃ。雨が降ったらAmazonで頼んでしまえと思っていたけど、あれを聴いてしまったらじっとしていられない。自転車に乗ってCD屋へ。

挑戦してるなあ、スガさん。ロックバラードだよ。亀田さんぽいと思ったら、やはり亀田さんのアレンジだ。「夏陰」路線のベースライン。

さらりと聴けばなんてことないラブソングかもしれないけど、自分の中に蓋してるカーサンにとっては、いつのまにやら蓋をそっと外されて、見えてしまった蓋の中、という(←わけわからん)歌詞。

初期の頃から比べて、歌詞を含めて彼の音楽は変わった、変わってしまった、という嘆き風味なファンの声も聞くけど、芯の鋭さは増しているとカーサンは感じる。

やっぱりただもんじゃねえ。

さ、聴きこむぞ。PVもこれから見ます。



2006年06月21日(水) 低調

娘、抜歯以来、血糖値がぴょーんと跳ね上がったまま降りてくる気配すらない。打っても打ってもウフフフフ状態再来ですよ。参った。

下がって下がって、ようやく加減がわかってきた、と一息つきそうになってたところだったので、あまりの反動ぶりにカーサンいささかトホホである。人体の不思議を娘に見る毎日。

加えてカーサン5日連続頭痛。記録更新の勢い。

運動すれば治るかなーと、昨日は荒療治的行動にも出てみたが、治ったのは一瞬で、夕方には頭痛が復活してしまった。朝起きて「今朝も頭が痛い」と気付く空しさよ。なんとかならんのか。

そんなこんなで、人として機能しているかすら怪しい、低レベルな今日この頃。また天気がこんなで低レベルに拍車がかかっている気がする。

はっ。今日はスガさんのリリース日ではないか。がーん(すっかり忘れていた←相当な低レベル)。



2006年06月14日(水) 抜歯

こないだの幼稚園の歯科検診で「虫歯有り」と引っ掛かった。フッ素塗布も行かなくてはと思っていたし、なにより欠けた前歯の、土台部分の歯肉が少し腫れている。
※何度か書いているが、娘の前歯は1歳半のとき階段から落ちて、長さ半分くらいで欠けている。今まで土台に炎症を起こすこともほとんどなかったのだが・・・。

前回から少し間が空いているので、とレントゲンを撮ったらあなた、欠けた歯の根がほとんど無くなっていることが判明。根っこ部分が時間の経過とともに、吸収されてしまったんだという。

「これは抜いたほうがいいですね」と歯医者さん。ひー、今日、今、抜くんスか。いつものようにフッ素塗る程度の治療と思ってたから、こ、心の準備がちょっとあのその。

大人と同じように麻酔を打って(号泣)、それからちょいと引っ張ったらぽろりと取れた。ほんとに歯茎のお肉でくっついてただけだったんだな・・・。

初めての麻酔、初めての出血で娘はびっくりしただろう、が、口を開けたまま泣いている。そのまま歯医者さんの指に噛み付くこともなく(以前歯医者さんの指もろとも歯を喰いしばったこと有り)、止血の綿とガーゼをかみ締めて、無事終了。

看護婦さんが、抜けた歯を小さなケースに入れ、娘の手首につけてくれた。この時点でにこにこ顔に戻っている。立ち直りが早いなあ。カーサンの方がダメージがでかい・・・。

あのとき階段から落ちなければ、あのとき目を離さなければ、授乳をもっと早く止めていれば、虫歯になっていなければ。前歯を折ったのは1歳半のときだから、もう2年以上前のことを、いつまでもいつまでも考えてしまう。だめなカーサンでごめんよ。痛い思いをさせて本当にごめん。

麻酔の効いた感覚がイヤだ、お口がぼやぼやっとちる、と文句を言っていたが、心配していた痛みも無いらしく、麻酔が切れたあとばくばく夕ご飯を食べ、夜泣きもなく眠った娘。寝付けないのはカーサンの方だったりする。ぐるぐる考える。

ずっと通っている歯医者さんに行ってよかった。彼が抜くと診断したから、納得できた。
※実は、もっと近くに、娘のかかる歯医者さんを見つけたいと思っていたのだ>雨が降ると行動半径が小さくなるチャリカーサン。

持病に関しても、すっかり飲み込んでくれているので心強いことこのうえない。もうちょっと近ければなあ(贅沢)。

1歳半のあのとき、ご近所Hさんのおかげでよい先生を紹介してもらえて、ほんとに幸運だったのだと感謝せねばいかんな。落ち込むよりも、もっとマメに娘を歯医者さんに連れていくように>自分。心配性な割りに腰が重いなんて最悪だぜ>これも自分。



2006年06月12日(月) がまん

先週は毎日のように、娘お昼前に低血糖を起こしていた様子。お腹痛いと訴え、最初の数日は職員室で補食したが、後半は補食拒否。「がまんさせちゃっていいんでしょうか」と担任の先生も心配顔。

がまんできるならさせていいけど、そのあといきなり振り切れるからなあ。でも本人が嫌がるなら補食も出来ないし。嫌がる余裕があるならがまんも出来るんだろう。ああ、ぐるぐる。

カーサンがぐるぐるしてしまうくらいなので、担任の先生もさぞかし判断に困っているにちがいない。それでも先生、娘の言葉をとにかく信じて、保育時間中にはカーサンには一度も連絡してこなかった。信じるって度胸要るな、と担任の先生を見て思う。

毎朝打つ量を少しずつ減らしているのに、それでも下がってしまう。お迎えのときに先生からそう聞くたびに「ひー、まだ多いんか」と毎日毎日苦い顔になってしまう。

面倒をお掛けします。すみません。とつい低姿勢に。もしかしたら、こういうカーサンの低姿勢を見て、娘ががまん(=補食拒否)してしまうのかしら。ノンストップぐるぐる。

「病気のことはよくわかんないですけど、おかあさんから指示いただければその通りにします」と爽やかな笑顔の副園長は若干投げ加減。よくわかんないですけどって、謙遜というか、まあ仕方ないけどさあ、面と向かって言われると「わかんないじゃなくて、ちったあ学ぼうとか思わんのか」と思ってしまう。低姿勢な割りに腹ん中じゃ図々しいこと考えてるカーサン。

「(低いときに補食するのは)悪いことじゃないんだよ、ちゃんと先生に言ってね」とまっすぐ娘に語りかけてくれる担任の先生が救いだ。ほんとにそういう言葉が有難いと思う、必殺手の平返し。



2006年06月11日(日) 新ジーンズ

娘の靴、夫のワイシャツ、カーサンの傘、を目標に買い物に。

娘の退院直前に買った傘、幼稚園に送るときにさして、帰宅して畳んで、お迎えのときに再びさすと、傘の中に雨が降る。持ち手にも、傘トップの部分から雨が伝って滴になり、手がしっとりと濡れてしまうのは何故なのか。これが500円傘の限界か>2年使ったからヨシ。

で、また不思議なことにカーサン、ジーンズを買ったりしている。けっこう久しぶりだなーと思ったら、ポイントカードが期限切れていた。ちっ(ケチ)。

一枚目を試着。ちょっとゆるめ?お腹は嬉しいが、しゃがんだりすると腰が丸見え&多少ずっこける感じ。

1サイズ小さい二枚目を試着。こ、これは・・・。ボンレスかサラミか、っていうぱつぱつ具合ですが。

試着を見てくれたお店のお兄ちゃんが「入るなら小さめがおすすめ、ストレッチが効いてるからあとから伸びます、伸びます、伸びますから」と力技のアドバイス。

振り向いて鏡を見ると、お尻でもない、腿でもない肉がばーんと存在感をアピールしてますが、それでもいいんでしょうか。待っていてくれた娘に訊くと、身をくねらせて恥じらってばかり。肉感が恥ずかしいのはカーサンなんだが。夫は「ふーん」とどっちにもとれる絶妙に曖昧な微笑とうなずき。さすが営業だ(無関係)。

ジーンズのウエストの上にお腹が乗ってるけどね。これがイマドキのジーンズなんだきっと。伸びるって言うし。ほんとに伸びるんでしょうね。

結局小さめの方でお買い上げしたけど、あのこれ、ほんとに伸びるんでしょうね(しつこい)。

自転車漕ぐと、腿上の肉が「ハイハイここに居まーす」と叫ぶし、お尻のポケットに入れたケータイはつるっとぷりっと逃げ出して落下したんですが。

頼む、伸びてくで・・・。



2006年06月08日(木) 初IKEA

そろそろ梅雨入り。貴重な晴れ間には布団も干すが、遠出も晴れの日限定のチャリダー主婦ですから、いっちょ船橋のIKEAまで行ってきた。

南船橋の駅を降りると、IKEAカラーとでも申しましょうか、ブルーとイエロー(青と黄というよりカタカナがしっくりくる鮮やかな色)のロゴが。方向音痴のカーサンには有難い。

有難い有難いと拝みながら(嘘)中に入る。平日午前中でこの混雑っぷりですか。家族連れも多いが、奥様連もいっぱい。主婦魂をくすぐる場所ですな、確かに。週末は大変なことになってそうですね。

自分で持ち帰れる重さを自覚するため、敢えてカートは使わずでかいイエローバッグを肩から提げていざ出陣。
※いや、ちゃんと配送もしてくれます。そこをケチる辺りがとほほ。

2階がショールームのフロアになっていて、なんていうかな、自分ちのサイズを一瞬忘れそうになる。いかんいかん、正気を保て。

そういえば本棚が欲しいんだっけ、とぼんやり見て回ったが、こりゃ種類が多くて選びきれないだろうな。本気で選ぶとなるとくたびれそうだ。

コドモ用のハンガーとかコップとか、キッチンクロスとか引き出しの底に敷くパッドとか、「あんたここでなくても」というようなモノをちまちまとイエローバッグに放り込み、それでも3時間たっぷりさまよった。満喫。

1階の、商品をピッキングする棚棚棚・・・を通過してお会計したのだが、あの棚群も絶景だなー。目的のブツを探し当てるまでに3回は喧嘩しそうだな>我が家の場合。

ああ、楽しかった。カタログもらってこようと思ってケロリと忘れた。仕方ないなあ、また行かなくちゃ(強引)。



2006年06月05日(月) あれこれ

具合の悪い日記ばかり書いてると、相当ローな日常を送ってるのかと思われるかしら。いえいえ、ついネタとして取り上げやすいもんですからつい。そんなことないんですよ。念のため。

楽しい幼稚園生活、ココへきて少々ペースが上がってまいりました。水曜日には今年度初のママさんバレーに行ったし、翌木曜日は年に一度のボーリング大会だったし・・・って母のイベントじゃないか。ほほほ。
※いつになったらボーリングで100越せるようになるのかねえ(遠い目)。

娘は、5月から途中入園してきたHyちゃんというオトモダチに夢中。金魚のフンと化している。よほどウマが合うんだなあ。いや切ない片思いかもしれないけどね。オンナノコだけどね、Hyちゃん。娘は仕切られるのが好きなんだなあ。・・・Mだな。

===

土曜の救急騒ぎ、やはり「カーサン抜きだった」っていうのも一因かもしれないね、と夫と話した。不安とか、甘えとか、も要因としてあるのかもしれない。

それにしても、夫がああして娘と二人っきりで出掛け、娘全部を夫だけで引き受けるという状況が、あってよかったとカーサンは思ってしまうのだ。娘が辛い思いをしてもかまわない、という意味では、もちろんなく。

娘と過ごすことが、多少デリケートな部分もある、ということを、夫は週末や休暇だけでも充分知ってはいるとは思うけど、やはり体感して欲しいのだ。

そのうえで、共有とか共感とか、積み上げていきたい。

===

縮毛矯正その後。とても快適です。失敗した怖い話も耳にするけど、また半年後あたりに再チャレンジしてしまいたい。

「ダイツキちる(大好きする)」と言って抱きついてきた娘が、手を伸ばしてカーサンの束ねた髪をなでまわし、鼻息を荒くしている。未だかつてない直毛加減にコーフンしてますな・・・。Mで髪フェチか。そうか。そうなのか。



2006年06月04日(日) 寿→救急

土曜日はカーサン親戚の寿出席、夫は娘持参で朝も早よからソフトボール大会と丸一日別行動。

夫のソフトボール大会、微妙に遠い会場で、かつ時間も早くから遅くまで。いつもの平日よりも早く娘を叩き起こし、朝ごはん代わりにお弁当を持たせて車中で食べさせる作戦を取るほど。これが業務としてカウントされるっていうんだから笑わせるぜ>夫の会社。

長時間、しかもインドアでなく外で、初めて会う人たちに囲まれて、カーサン抜き、試合中はオトーサンも抜き。不安を募らすのはもっぱら夫だったりする。いやあ、カーサン寿だし。連れて行けないし。頼むぞ夫。

ちょっとしたトラブルはあったものの、会場までのドライブを無事終えたと夫からメールが入る。その後カーサンも寿に出発。披露宴の途中でいい調子、これから帰るというメールを受ける。

寿がお開きになったのが18時半頃、同世代の親戚達に飲みに行こうぜと誘われ、うーんどうしようと迷っていたら、切羽詰った声で夫から電話が入った。

夫の声が聞き取れないほどの音量で、背後で娘が号泣絶叫している。まだ家には到着せず高速道路の途中、泣き喚く娘を膝に抱え込んで、運転が出来ない、しかもかかりつけの大学病院に連れて行きたいという。

「あ、旦那さん?おーい、元気ー?」と朗らかにケータイの会話に入り込もうとするほろ酔い従姉妹を「救急車呼んだ方がいいよ」と固い声で遮ってしまうカーサン。やはり飲んでるバヤイではないのであった。心配顔の親戚たちに小さく手を振って、大急ぎで大学病院にカーサンも向かった。

病院の救急受付に娘の名を告げると、「私が搬送しました、こちらの診察室にいるはず」と救急隊員のおっちゃんが力強く教えてくれた。

診察室に入ると、泣き腫らしたまぶただが、かろうじて笑顔の娘。ちょこなんとベッドに座っている。顔色もさほど悪くない。夫と小児科の女医さんとであれこれ話し中。あー、ほっとした。膝が震えるぜ。

血糖値的には問題無い数値なのに、激しく腹痛を訴え、泣いて身を捩っていたらしい。確かに我々素人には、なにひとつ出来ない状況だなそれは。

救急搬送中、この病院から断られかねない流れになったのだが、1型DMを持つ患者の場合、他の一般病院に搬送したって結局処置がわからなくて回されてしまうんだから、さっさと受け付けんかいゴルア、と先の救急隊員のおっちゃんが無線に向かって一喝してくれたそうだ。いろんなケースを見てきたんだろうね、と夫としみじみ感謝する。
※緊急でなければ他病院に回ってください、と病院に言われ、夫は「緊急かどうかすら判断がつかないから救急呼んだんだ」とキレかかったという。ごもっとも。

肝心の腹痛については、持病との関係の有無も含め、一度診察した方がいいかもしれませんね、と小児科女医さん。「いまはモウいたくない」とはっきり答える娘。痛いときにレントゲン撮りましょう、って、それいつになるんスかね。痛がっていた今日こそ撮って欲しかったなあ。←それは無理と夫になだめられる始末。

次の検診で、ちゃんと主治医にも言っとかんとな。夫に出動要請したほうがいいかもしれんな。

ほんの数十分で、無罪放免、家に帰れることになった。はひー。

ヒールの高い靴で娘を背負い(夫はソフトボール+娘抱えてダッシュという、ここまでの経緯でふくらはぎがツってしまいあまりに辛そうであった)タクシー乗り場まで移動。いつもより背中の娘が重くぐったりと感じられるのは、ヒールのせいではなく、不調のせいなんだろうな。

こういうときの対応としては、以前の病院の方がよかったなあ。いざとなったらあっちにかかる手も大事に取っておこう。

夫も娘もよくがんばりました。そして救急隊員のあのおっちゃん、ほんとにありがとうございました。


 <<  index  >>


さば [TOP]