日記帳

2005年06月30日(木) ファンデ

去年の6月、娘が入院して突然カーサンに1人の時間がやってきた。ずっと待ち焦がれていた1人っきりの時間。コトがコトだけに手離しで喜べなかったけど、この好機を満喫せずにどうする、と意地だかやけくそだかって感じでデパートの化粧品売り場へ行ったっけ。自分に手をかけてやりたくて。

あのとき買ったプリスクリプティブのリキッドファンデ、大当たりだった。使いやすくて、長持ちして。お気に入りの一品だが、さすがに減ってきたし、幼稚園やら公園やらで日焼けしてきて肌の色も変わってきた。ここはひとつ、勇気を出してデパート1Fへ繰り出さねば。

そしたらあなた、プリクリはアジア撤退って。しょぼーん。一言教えてくれてもいいじゃないの、冷たいわね。知ってたら早めにストックしといたのに。一年も前にリキッドファンデ一本きり購入の客にゃ、そんなご親切はありえないか。しょぼーん。

似たような製品は無いかと検索したりクチコミサイトを見たり、そしてなんとなく方向性を決めてデパートへ向かう。ええ、ある程度下準備しないと、デパートの化粧品売り場って行けないんですよ。店員のお姉さんたちと目が合わないように、伏し目がちにさまようだけさまよう挙動不審ちゃんになってしまう。

大学生くらいのときに、「まずにきび治しておとといきやがれ」みたいにあしらわれた記憶があってねー。基本的に苦手なんだ、BAさんという人たちが。

それでも行くのよ、行きたいのよデパートに。うん。そして行ってきたのよ。

ファンデとは全然関係ないスキンケアものを一通り塗られて、こてこてに艶やかになって帰ってきました。ちゃんとファンデも買ってきた。ああ、大人になったなあ。



2005年06月29日(水) バキューム

娘を幼稚園に送り届けたその足で、歯医者に向かった。小雨だっていうのに完全防備体制のレインコートてるてるぼうず状態で自転車を漕ぐ。内側は熱気がこもって暑い暑い。こりゃレインコートというより、むしろサウナスーツだぞ。

前回は娘もフッ素塗布、カーサンも治療で、痛くてもなんでも笑顔でピースサインを作る修行をしたけど、今日はカーサン1人だからね。痛かったら顔をしかめればいい。

治してるのが右下の一番奥なので、何をされてもあごがくたびれる。

唾液が付いてはいかんと綿を突っ込まれてはえづき、型を取るピンクの粘土みたいなのを押し込まれてはえづき。おえ。けほけほけほ。

すると頭上で歯科助手の女性軍の会話が。
「うえってなりやすい人だから気をつけて」「唾液多いからバキュームして」ああバキューム。他のネーミングはありえなかったんだろうか>歯科業界。

治療終了後、「唾液が多いのは若いってことで、いいことなんですよー」とフォローされて困る。ああそうですか。子ども並ってことですか(やさぐれている)。

そういや娘も、奥歯の仕上げ磨きではえづきやすいなあ。似なくていいのに、そんなとこ。

今日でおしまいかと思ったら、また来週だってさ(ため息)。



2005年06月27日(月) そんな月曜日

ママさんバレーで受けたダメージは、腰膝だけではなかった。首ですよ、首。

前列でネット際にいるじゃないですか。ボールの行方をあっちかこっちかときょろきょろするじゃないですか。それだけで首の筋を違えたらしいんですよ。ああ情けない。

油がキレてるんだよなあ。体中あちこち。

次回は必ずロボコップママさんバレーだわ。ギーガシャ。ギーガシャ。←ロボコップ大道芸の効果音でここはひとつ。

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土曜日の午前中にワンピースを仕上げ、着せて実家に行き、髪をカットしてきた娘。これであせもとおさらばできたら万々歳ですがな。

そして今朝も登園時に号泣。早めの時間に連れていかないとダメなんだな、つくづく。
※待ち受けていたオトモダチに「ゆかちゃーん」と声を掛けられただけでつまづいてしまうのだ。待ち受ける側に回らないとダメなのらしい。

時間を掛けても解決しないらしい、号泣してもその後はけろりと立ち直る、ということで、明日からも泣いても先生に抱っこで渡してしまって、カーサン早々に退散することにした。

本当は、それでいいのかなあ、と迷いつつ。うん、ほんとは嫌なんだけどね、泣いてる娘を置いて帰るの。ちゃんと「イッテキマス」言えるまで待ちたいんだけどね。

「キリがない」「甘えが出ている」そうなんだろか。ほんとにそうなんだろか。むむむ。



2005年06月23日(木) マイペース

娘たち年少さんは、週に二日だけお弁当の日がある。火曜と木曜。ええ、それ以外の3日は午前中で保育終了なんですのよ、奥さん。11時半にはお迎えです。のんびりしてるんですよ、この園のスケジュールは区内でも有名なほどのんびりペースなんざんす。

この頃風邪のせいなのか暑さのせいなのか、単に体のリズムがそうなのか、昼と夜はご飯の量が減少傾向の娘。以前は「もっと食べたかった」と帰宅後に口を尖らすほどの食欲を見せていたので、それこそ大きめに握った三角おにぎりが、無理やり閉めた蓋で台形に変形するくらい、ぎゅんぎゅん詰めにお弁当を詰めていたのだ。

それが前々回のお弁当でおにぎりを二つとも残した。そして前回火曜日には、なにしろ食べるのが遅くて一番最後まで粘り、デザートのぶどうまでたどり着かずにタイムアウトしたという。量を減らしてやるという選択をすべきだった。反省。

「一口食べてはお友達が気になって止まり」を繰り返し「ぶどうはあきらめてもらいました」と、お迎えのときの先生談。

うん、ほんとはそれに加えてカーサン思い当たるフシが。その日の役員会は正午過ぎまでかかって、さて帰ろうと自転車にまたがってふと娘の教室に視線を走らせたら、たまたま窓に向かう席に座っていた娘に見つかってしまったのだ。しししまった。「ア!おかーちゃんが!」と指差して飛び上がらんばかりに喜んでいたけど、カーサン当然「バイバイ」と手を振ってそそくさ退散。あれで動揺したに違いない>娘。

その日は帰宅後も不穏炸裂で、布団に入ってからもさめざめと娘が泣く。理由を聞くと、「ぶとうたべたかった」「おかーちゃんくるとおもった」「せんせいおさんぽにいっちゃった」「ゆかひとりぼっちだった」と食べるのが遅いのが原因で生み出されたのであろう、ありがちな状況をめそめそと語る娘。やっぱり(ガッテンガッテンガッテン)。

先生もね、あなた1人を見ているわけにはいかないのよ。いつでも誰か大人にかまっていてほしい娘に、その理屈はまだ解せないらしい。でもそういうもんなんだ、集団生活ってのは。ペースを上げていかないと置いていかれちゃうんだよ。

というわけで今朝は別れ際号泣。上履きすら履き替えるのに時間がかかる娘に「先生行っちゃうからねー」という毎度お約束の釣りも、今朝は逆効果。「先生は意地悪」みたいな曇った顔をして、「おかーちゃん抱っこ」と離れない。「おかーちゃんがいい、おかーちゃんがいい」って言われましても。

甘やかしてるって言われてもいいやと二度ほど抱っこした。でもダメだった。号泣したまま先生に預けてきた。なんだろねー。4月以来の過敏ちゃん全開だわ。お弁当、今日は少なめにしたから、最後のぶどうまで辿り着いてくれ。

まだまだ打たれ弱い三歳児である。がんばれ娘。



2005年06月22日(水) 初参加

柄にもなく、幼稚園のママさんバレーに初めて参加してきた。幼稚園のお迎えや、役員会で会うおかーさんたちも、「やるわよ!」という意気込みな出で立ちでまるで別人のようだ。黒いウェアは強そうに見えるね。膝アテとかしてるのは経験者さんでしょうか。き、緊張する・・>初参加。

だってカーサンスポーツウェアすら持ってない>ありえないすか?一番薄手のカーゴパンツにいつもの七分袖Tシャツ。出産前に一度だけ使ったテニスシューズを体育館履きとして使用。いかにも「初めてです」って感じでいっか、またこれも。

一応クラスの役員やってるし、もともと参加率が悪いうえに、さらに近頃諸事情で欠員が出てることも知ってたし、ここはひとつ、と腕をまくったつもりで小雨の中体育館まで自転車を漕ぐ。

あえてあまり得意じゃないことにトライしてみようって思ったのもある。カーサン苦手かも、ってすぐに壁を作る癖があるから、壁が低めのうちに垣間見た方が、のちのち楽かなあと。スガさんも「嫌いな男と寝てみろ」って言ってたし(極論)。

そしてやってみたら楽しかった。年少さんでも第一子が多い我がクラスはたぶん一番下手で、だから余計に気が楽だった。まずは二桁得点しようなんて目標も低い。いや勝てませんよ年季の入ったおかさま方には。

膝にあおたんは出来るわ、汗と湿気で天パの髪はぐるんぐるんだわ、腰も足もがくがくになったけど、血行がよくなった気がする。でもあれだなあ、汗びっしょりになるっていうより、動いて熱が体にこもる感じで暑くてたまらなくなるんだけど、これって毛穴がふさがってるのかな。汗腺詰まってる?おおいにありえる。

そして危惧した通りのちほど頭痛もやってきた。疲労物質が移動したのにちがいない。

続けたら血行よくなるだろうか。膝と肩に湿布を貼りながら考えている。



2005年06月21日(火) 手袋

幼稚園の往復、日々の買い物、自転車に乗る。ものの見事に手の甲が日に焼ける。まだ6月だってのに、明らかに黒い。紫外線対策は4・5月から必要って本当ですね。身をもって理解する。

ふと足の甲と比べてみると、足の甲はオセロ松嶋、手の甲はオセロ中島ってくらいに色の差が。こ、こりはまずいでしょう。

というわけで買いました。UV手袋。どういうわけか黒は照れくさくて(謎の恥じらい)、ベージュという半端な色を選択。肘下くらいの、あれですよあれ。

この手袋はめて、帽子かぶって自転車漕いでると、ああ奥さーんって感じがする。まだ恥ずかしくて、幼稚園到着前の信号待ちのタイミングでそっと外してみたりする。またそれを目撃されて赤面倍増。

こ、これってファーストブラの感覚?>自意識過剰つながり。私だけっすよね、そっすよね・・・。



2005年06月20日(月) 絵本三冊

RISAさんが紹介していた絵本を二冊ゲット。「ぶたぶたくんのおかいもの」と「こんとあき」。カーサンの趣味で安野光雅「あいうえおの本」も一緒にお買い上げ。

さっそく「こんとあき」を読む。この本カーサンも初めて読むんだ。わくわくどきどきしつつ頁をめくる。こんがたまらん。

と、娘から思いがけない反応が。

こんがお弁当を買いに行き、あきが電車で1人待つシーン。ほっぺを窓ガラスに押し付けるあき。

「いやだーいやだー、あきがひとりになっちゃう・・・」と泣きべそ。

今までストーリー性のある本を読んでても、こんな反応は無かったぞ>バムケロとか楽しいのが多かったからか?林明子さんの本、もうちょっと買い足してみようかな。

そして「ぶたぶたくん」カーサン持ってたかもしれない。実家にあったような気がする。懐かしい・・・。こんなに面白かったっけ。

ついでに「あいうえおの本」例えば、左頁に「あ」右頁に「あ」で始まるものが描かれていて、やはり安野さんらしくだまし絵もかくし絵も。

さばの「さ」は、さくらの木で出来ていたりする。この芸の細かさがカーサンにはたまらんのだ。安野さんの本も制覇したい野望に駆られる。危険だ。



2005年06月19日(日) Musical Baton

りつこさんから頂戴しました。バトンでございます。ありがとりつこさん。

■Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
ipodについてきたiTunesを見てみたら、578MB。
すすす少ない?少なすぎ?ipod持つ意味無い?もしかして。

■Song playing right now (今聞いている曲)
スガシカオ「310」

間奏のKeyの「間」がたまらなく好き。森さん万歳。

最近「SWEET」と「FAMILY」をとっかえひっかえ聴いている。
その前は「CLOVER」と「SMILE」の組み合わせだった。
スガシカオばっかりですんません。

■The last CD I bought (最後に買った CD)
スガシカオ「TIME」

買ってすぐはよく聴いたけど、ここんとこご無沙汰気味。
そういやこの頃、図書館で借りたりはするけど買わなくなったなあ。

■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)

・スガシカオ「ドキドキしちゃう」
「CLOVER」二曲目。ラジオでかかってて、どすどすのえげつないベースラインとひょろり〜と入ってくるフルートっぽい音が印象的で「なにこの曲?」とずっと気になってた。アルバム買って歌詞を見たらあなた。あまりにもスガシカオでしたよ。

・Ramones「DO YOU REMEMBER ROCKN ROLL RADIO?」
高校生のときのマイブームを無難に総括したらこの曲。 
きちゃない格好で新宿LOFTの前に座り込んでた。やー若かった。

・Todd Rundgren「I Saw the light」
「Something/Anything?」は大事なLPレコードの一枚。
これとストーンズを同時に買った記憶が。

・Fairground Attraction「Perfect」
「The First of a Million Kisses」もLPだったかな。
スガシカオに浸かるまでは、洋楽邦楽問わず女性ボーカルの方が好きだった。そういや卒論書いてるときはアニタ・ベーカーばっかり聴いてたのを思い出したり。

・Ella Fitzgerald & Joe Pass「Easy Living 」
大学入ってすぐに、これまた知り合ってすぐの友人がカセットテープにダビングしてくれた。カセットテープですよ。46分とか54分とかの。LPの雑音入りで。今彼女はどうしてるんだろうか。すっかり音信不通だ・・・。
大人の匂いのする音楽に、初めて触れた気がした。
 
■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)

いぢわるみぃさん
nipopoさん
noirさん
網野さん
ぴぷさん

もしもここをご覧になっていたら。いきなりお名前だしてすみません、みなさま。



2005年06月17日(金) 温度差

必ずお弁当は完食し「もっとたべたかった」とさえのたまう娘が、昨日はおにぎりを二個とも、おかずも少々残した。食欲がないなんて。本当に具合が悪いのね(妙な驚き方)。

おやつは食べたものの、夕飯もちょんびり胃に収めただけで19時には眠ってしまった。体はぽかぽか、ミニサイズのアイスノンで脇の下を冷やしてみたりする。

何度かうなされたように起きて、一度は咳き込んだついでにマーライオン。せっかく流し込んだミネストローネも、食後に飲んだお薬も、みんな出ちゃったかな。薬は朝飲む方が安全かな、と教訓を得る。

いつまでも熱い体の娘になんだか不安になってきて、「お客と飲むので遅くなる」と朝言っていた夫にメールする。その甲斐あってか、一応早めに帰宅してはくれたのだが・・・すげー酒臭い。

しかたない。お客となんだから。そう思っても腹が立ってきて仕方ない。別に夫が酒を断ったからって、娘の熱が下がるわけでもないのだが。

今思い出せば、妻の氷点下目線ビームにおののいたのか、一生懸命うがいをするあたりが気の毒な夫なのだが、一度立った腹はなかなか元に戻らない。

その間にも、娘が寝床で起きた気配、様子を見に右往左往する妻。

ようやく寝かしてリビングに戻ってきたら、「来週末ここに旅行に行こう」とどこぞの旅館のサイトを指差す夫。なんてバッドタイミングなんだ。それでも営業か。状況を読め、状況を。

この温度差。なんなんだ。

それともこれがあるから、無闇にヒートアップしないとでもいうのだろうか。冷静な視線を保つために必要な「差し水」なんだろうか。

・・・娘の体調次第で行ってもいいけどさあ>カーサンも誘惑に弱すぎ。



2005年06月16日(木) 矛盾

幼稚園のお母さん友達と関わるようになって強く感じることが一つ。どうもカーサンは「押し付けないで」という気持ちが強いらしい。

自分の子どもでうまくいったからって、全ての子どもに当てはまるわけではない。発達の度合いも、持ち前の性質も、親子の関わり方も、百組親子がいたら百組のやり方があるだろうとカーサンは思う。

よそ様のお子さんについて、或いは母親の子どもへの接し方関わり方含めた育児のスタンスについて、自分と違う点があったとしても「あれってどうよ」と他のお母さんと共有したいと思わないのだ。他人の育児批判は胸の中でひっそりとお願いしたい。「もっとこうしたらいいのに」「あれじゃあね」と共感しあうような会話に、どうしても馴染めない。とりあえず沈黙を守ることにしている>卑怯者。
※そりゃ度を越した暴力とか虐待とかってのは話が別よ。

いやそれとも、その発想の元に「うちはこれでうまくやっている」という優越感が感じられる場合に限って、抵抗を感じるのかもしれない。「うまくいく」お子さんとお母さん、もちろんうらやましいけれど、それって、100%あなたの手柄かしら。と茶々を入れたくなってしまう。いやだ、カーサンったらひがんでる?そねんでる?

「私ががんばってこう接したから」という自尊は結構だが、因果関係だけでは片付かない何かがあるような気がする、育児って。

専門家や学者が「かくあるべし」と振りかざすのにだって抵抗があるくらいだから、同じ「母親」であるだけの立場の人に、やいのやいの言われたくないんだな>自分。ん?「母親」だから言ってくるのか・・?なんかわからなくなってきた。

カーサン自分と娘との間のことしかよくわからない。と頑なに思いすぎなのだろうか。いや、ほんとのところは、娘とのことだって、迷いも不安もいっぱいなんだ・・・。

そうか、自分が迷いも不安もあるから、迷いの無い断言に反発するのかな。そして今日の日記みたいなこと書いて、自分に逃げ道を残してるってことになるのかしら。

「押し付けないで」を「押し付けている」という矛盾、自分でもわかっている。

※追加(しつこい)
「それでも最善を尽くす」のが育児ってこと?そして「最善」ってひとつじゃないよね?



2005年06月14日(火) スガ話してもいいですか

時間が経ってしまったけど、今月4日テレビ東京の「空色グラフィティ」という番組にスガさんが出た。いやあね、もう10日も前のことだわ。なんだかこの頃一週間があっというまで。

あの晩、リアルタイムでは見られなかった。夫と一緒にあれは見られないだろう、はははは恥ずかしくて。気もそぞろにエンタの神様を見た。

翌日曜日、娘のご指名で夫が公園に連れ出され、その隙に録画しておいたのを、もう胸をどきどきさせて見たんだった。1人で見てこその喜びなんですよ。変?

ナレーションの男の子の声が申し訳ないけど耳障り。「キミは」「キミが」って、「キミキミ」言いすぎ。彼の責任ではないんだが。暴言すまん。この回しか見たことないんだけど、毎回ああなんだろうか。惜しくないか。

さて番組のテーマは、スガさんの幼少時の孤独感、みたい。

カーサンにも覚えがある。記憶に残りやすいのかな、1人のときの感触っていうのは。デジタルだかアナログだかわからないけど、パタパタ数字がめくれるタイプの時計が、ゾロ目になるのをひたすら待っていた記憶がある。それも何度も何度も。

ま、誰しも持っている感覚ではあるんだろう>幼少時の孤独。

カーサン一番驚いたのは、マイラジ最終回のスタジオにカメラが入っていたこと。あの最終回の放送が妙に淡々としていたのは、このせいもあったのかな、と思った。

あのあと、「空色」の収録でタクシー乗って夜が明けるまで、カメラと都内を巡っていたんだね、スガさんてば。

ちょっと謎が解けたような気分。こうしてどうでもいいようなピースを勝手につなぐお馬鹿なファンの喜び。沼は深い。

もうすぐシカタイが届くらしいし、甲子園ていうでっかいタイアップの決まった新曲も出るし、働いてるんだねえスガさん。八月の代々木で新曲披露かー(勝手に決めてる)、やー楽しみだなー。



2005年06月13日(月) 朝のお約束

朝、娘を幼稚園に送っていく。一番最初のお仕度「上履きに履き替える」到達までに、毎朝ずいぶん時間がかかる。

カーサンの腕をぎゅっと握って離さないこともある。離していても、カーサンの足に寄りかかったり、なんとなくもぞもぞと接触を保とうとしている。

泣いたりするわけではない。教室の中のお友達の様子を見ている。或いは先生を見ている。

気を遣ってくれるお友達のオカーサンが「ほら、ゆかちゃんに「一緒に行こう」って誘ってあげようよ」とオコサンに声を掛けたりしてくれることもあるが、たとえそのお友達が「イコウ」と手を差し伸べてくれたとしても、娘は首を振るくらいで、しばらくその場に立ち尽くし続ける。

送ったあとにカーサン用事が控えている場合、「早くしてくれないかな」とイライラすることもある。オカーサン困るんだよなあ、という素振りを大仰にしてみたりもする。あまり効果はないのに。

「先生と一緒に行こう」という優しいお誘いにも、この頃乗らない。

「よくつきあっていられるね、私だったらさっさとバイバイしちゃう」と笑うオカーサンもいるが、カーサン娘が自分から「イッテキマス」と手を振るまで、ついつい長居してしまう。

娘の中で準備が整うまで、出来れば待ってやりたい。うん、本当はさほど苦ではないんだ。皆さんの手前、ちょっとバツが悪くて「甘い母親じゃないのよ」みたいなポーズを取る辺りが小心者。

娘が黙って立ち尽くしている間に、どんどん他のお友達が教室に入っていく。毎朝何人にも追い越される。

家を出る前には「早くしなさい」と声を荒げるくせに、カーサンどういうわけだか、このシチュエーションに限って「待つ」。

娘が笑顔で「イッテキマス」と手を振る、その時が来るまで、10分だか15分だかの間。娘の目が何を見ているのか、娘の小さな頭が何を考えているのか、それとも自分自身が幼稚園に通っていた頃の、あのどこか心許ない気分を思い出して、実はそれを味わって楽しんでいるのかもしれない。

などと余裕のありそうなことを書く日もある。最近カリカリイライラしてた反動かしらん。



2005年06月08日(水) 「蘇る」済む

昨日帰宅した夫に「(去年の)今日入院したんだよな」と言われるまで、それを忘れていた。朝から役員会だの昼まで懇親会だの、午後はMちゃんをお招きするだの、やけにばたばたした一日だったから。

その前の週末に、娘の前歯に穴が開いているのを発見し、「抜くに違いない」と悲観が膨らんだついでに「そろそろ1年経ちますね」と入院前後の記憶がぶわーっと蘇って暴発。既にそういう大波が来て済んでいたから、ってのもあるかもしれない。

一番鋭く鮮明に残っている感覚は、近所の小児科からN大I病院の小児病棟に落ち着くまでの数時間だ。

採尿したいのに出なくて、自転車でうろうろしたこと。

コンビニでおにぎりを買って、自転車に乗せたまま食べさせた公園の木陰。

あらかじめネットで調べて覚悟していた病名だったのに、やはり後頭部ハンマー一撃的ショックを受けたこと。

N大I病院までのタクシーから見たあじさいの花の色。

運転手さんがずーっとあじさいと酸性アルカリ性について語っていたこと。

一通り入院に必要な検査が済むまで、何度か衝撃波みたいなものを受けながら、しかしここで泣いてる場合じゃないと気丈な母のふりをしたこと。

夫が病室に来て、点滴や導尿でチューブをたくさんつけて横たわる娘を見て泣いたこと。

その涙を見て、ようやく「泣いていいんだ」と思ったこと。

いつでもここまでの一通りの流れが、どどどっとひとまとめになって押し寄せてくる。大概ノンストップなので困る。

6月は嫌い、あじさいは嫌い、入院の記憶とリンクしすぎているから。否応なしに思い出させるから。などと思って泣いたりした。夜だったし。カーサン1人盛り上がってしまった先週末。

ちなみに娘の歯の穴は埋めれば済むことらしく、大事には至らないと、本日かかりつけの歯医者談。ひと安心。

6月7日は、娘が入院した日でもあり、長いつきあいの友達の誕生日であり、姪の誕生日でもある。二人の誕生日にそれぞれメッセージを贈りたかったのにな。少し遅くなるけどカードを送ろう。

ほんの数日前とは手の平を返したように、何故かしら、あじさいの花も嫌いじゃない。6月も。



2005年06月06日(月) アレルギー鼻

公園で泥遊びしたからではないと思うが、昨夜から娘の風邪らしさは度を増し、鼻水垂れる→咳き込む→もどす、という、いつものマーライオン王道を行く具合悪さ。なんか先月も先々月もやったような気がするけど。月イチ恒例、いや月例?

朝から娘くしゃみを連発し、そのたびに「鼻水が出た」と泣いて激怒。睡眠が足りていないから余計に始末が悪い。

明日は是非登園していただきたいという大人の都合もあり、幼稚園を休ませて小児科へ連れて行くことにした。

月曜の午前中の小児科、予約時間前に受付を済ませてはみたが、待合室に座る場所すらない。熱気すら感じる。

さて娘、熱もなく、くしゃみ鼻水セキ、という症状がやはり前回と同じ。風邪では無さそうなので抗生剤は出ず、次回は抗アレルギー剤でも考えてみましょうか、と先生。そして夜になると悪化すると告げると、布団のハウスダストもあるかもね、天日で干して掃除機かけて、やってみてと言われる。

ええ、早速買いに行きましたよアレルクリン。夫が試したがっていたしね>アレルギー系鼻炎持ち家族。

帰宅してから急いで外に布団を干して、シュッシュとスプレー・・・と、風向きが変わって飛沫がカーサンの顔直撃。

それからずっと、今こうしてPCに向かっている今も、鼻水が止まらないんですが。カーサンの鼻の穴の中まで清潔にしてくれているんだろうか>アレルクリン。効く・・・のか?



2005年06月05日(日) なにもない

最近娘の週末限定の喜びは、オトーサンと朝ごはんを一緒に食べられること、オトーサンと公園に行くこと。

平日オトーサンの「いってきます」ギリギリで起床しているからねえ・・・、あ、娘だけじゃなく妻も。ほほほ。

公園は先週から、「オトーチャンといってきます、オカーチャンはオルスバン」と娘が引導を渡すようになり、カーサン寂しいやらトーサン目が虚ろやら。

寂しいけど、その隙に安心して身軽に行動できるので大変有難い。おかげで「1人になりたい」熱もこの頃はおとなしくしている。

そしてオトーサンと公園に行った娘は、泥団子やら泥カラアゲやら泥ハンバーグやらを作っては振舞っているらしい。風邪気味だからお砂場で水を使うなと言ったのに。甘いんだからオトーサン。
※「いっかいだけちたのよ、おみず」と正直に打ち明ける娘、妻にキッと睨まれ「黙っときゃバレないのに」と余計なことを口走る夫。

以前は平日叶わないから、外食だ買い物だ、出歩かなきゃ損損損、という週末を過ごしていたけど、この頃どこにも行かなくても楽しい。週末台所に立つのも苦じゃない。

まるで、自分の幼少期の週末を再現し始めたような感覚。ええ、「なにもない日曜日の午後」ですよ奥さん(←スガシカオ楽曲でございます、但しテイストもベクトルもこの日記の文脈とは全くかけ離れております)。



2005年06月03日(金) タイムカプセル

掃除をしたらジーンズの膝が抜けまくった。最近履き回していた二着とも洗濯カゴに入ったため、タンスを探って、先日の処分熱を回避した貴重なブラックジーンズをひっぱり出してきた。

掃いてみたらポケットに何か入っている。やあね、洗濯もせずにタンスにしまいっぱなしだったのかしら。ごそごそポケットの中身をほじくり出すと、薄いピンクの不織布のマスクが出てきた。

マスクを手に、しばし見つめてしまう。

これは入院中に、病室に入るとき必須だったマスク。

ってことは、1年くらいこのジーンズ寝かしてたのね。

もう6月。去年の今頃は、娘の覇気が無くて無くて、でも熱も咳もなくて小児科に連れていくのをためらっていたんだっけ。

うーん。元気になったもんだなあ。と、娘と手をつないで、小雨の中、幼稚園に送っていった。

しかし、ジーンズやタンスをタイムカプセル化するのはやめなくては。



2005年06月02日(木) 娘のお友達

娘が幼稚園で仲良くしているのはMちゃんWちゃん女の子二人と、K君という男の子。実はこの三人、同じマンションにお住まいだ。

先日Mちゃんちに遊びにおいで、と誘ってもらったのだが、誘ってくれたのがWちゃんと二人がかりだったためか、娘は頑ななまでに首を縦に振らない。気まずいくらいに頑なに。

それを見ていたK君ママが「じゃあまずうちに来て、少し時間を置いてからMちゃんちに遊びに行ったら?」と助け舟を出してくれた。そしてその通りに、K君宅にお邪魔し、しばらくしてからMちゃん宅に移動。

他の三人のお子様がおもちゃをシェアして遊んでいる輪に、娘どうしても入りきれない。「かーちーて」「かーちーて」と頼んでみても、「だめって・・・」と泣きべそでカーサンの膝に戻ってきてしまう。三歳同士だもんなあ。

うーん。己の姿を見ているような気分になってくるぞ。カーサンにも覚えがあるぞ、この状況。それを思うと娘はよくがんばった(親馬鹿)。

そして後日、「今日Kくんちに行きたい」と降園の途中でごねる娘。そんなにしょっちゅうお邪魔するもんじゃありません、と即座に却下したら怒り泣き。娘を引き摺るように引っ張って帰宅。

お昼ごはんを家で食べながら「じゃあ今度はうかのうちにKくんをよぶ」と来た。ええ、いいですとも(片付けなくちゃと決意した瞬間)。

カーサン思いついて「MちゃんWちゃんも呼ぶ?」と尋ねると、娘小さく頷いた。

おやつの時間になって「やっぱりWちゃんはいい」と言い出す。ははーん。Mちゃんを独占したいんだね、チミ。ふーん、そっか、と聞き流す。Wちゃんとは、Mちゃんを巡るライバル関係にあるわけだ。

夕飯の時間になって「やっぱりKくんだけがいい」と意を決したように言い出す。「・・・ずーっと考えてたの?」と訊くと「ずーっとかんがえてた」と秘儀オウム返し。まなざしが痛いほどまっすぐである。

Mちゃんちにお邪魔した晩の夜泣き、すごかったからなあ。安眠を確保するためにってわけじゃないけど、やはりここはK君1人を一度呼んでみようか。

そこで親が引いちゃいけない、背中を押してやらにゃ、慣れなくちゃ、慣らさなくちゃ、という考え方もあるんだろうが、カーサンわざわざ娘のストレスになることを自ら企画したくもないんだよなあ。弱弱。

こういう親の及び腰が、娘に伝播するんだろうか。順応性の低さも、そもそもカーサンの遺伝だろうし。

似たもの母子でございます。ゆっくり行こう>そんなことばっかり言ってる。



2005年06月01日(水) お片づけ

幼稚園のお友達のおうちとぼちぼち行き来が始まった。娘もお友達を家に呼びたいというし、カーサンもいつもお邪魔するばかりでもいられない。

というわけで家の中を片付けた>見栄っ張り。

カーサン混沌が限界に達してから、片付け熱が暴発する周期的生物なもんで、先週は服たちを処分しまくった。ええ、主に夫の。

彼はこの夏、一体何を着て過ごすんでしょうか。そしてカーサンのOL時代のワンピースとかは温存されるという不思議。着ないのにねえ。着てないのに。わかっちゃいるけど何故か捨てられない。あと娘の赤ちゃん時代の肌着たちとか、娘モノもまだ何箱も保存されている。どうしよあれ(思考停止)。

そして本日、まずは100円ショップで箱物を買う。娘のおもちゃを整理、それを入れるため、リビングボードから夫のTOEICグッズに撤退してもらう。いつだったんですか、熱心だった時代は。当分出番は無いとみた。

ついでに同じく100円ショップで買ったお子様用コップたちをしまう場所を作るために、台所の食器棚他をいじる。台所と連携して、廊下の物入れも入れ替える。ぜいぜい。

そして古タオルたちも入れ替え。夫のバスタオル、白地がえらいことに・・・脂色とでも申しましょうか。浴用タオルも、景品的にいただいたものが相当ストックされていたので思い切る。

雑巾をかけ、ゴミ袋を運び、カーサンは腰が痛み、夫の部屋は撤退したものが押し寄せる。あれだけ捨てても、まだこんなに撤退ブツが・・・。電柱と同じく、見ても目に入らないということにする。

次は押入れという名の魔界への入り口と、夫の部屋という名の堆積倉庫だな。片付け熱が冷めないうちに手をつけないと、また放置されるに決まってるからね・・。

おかげさまで今日の夕飯はレトルトカレーでした。熱心暴走も困るねえ(他人事)。


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