日記帳

2005年05月30日(月) テレビ

最近、とんとテレビを見なくなった。

夕方ETVを二時間ぶっつづけで見る(いないいないばぁ〜にんたらまんたろう(忍玉乱太郎を娘空耳))以外、ほとんどスイッチを切った状態。さすがに夫が帰宅するととりあえずスイッチオン、そこで初めてその日のニュースを知ったりする。それにしても辛いニュースが多すぎる。なんて言い訳してみる。

そして見るのはスポーツニュースかお笑いかWBS(テレ東)か。そういえば土日も朝起きると電源ボタンを押していた夫がつけなくなった。静かな朝食になった。

そもそも夫の実家は、ドラマ夢中体質だ。涙が流れるのも隠さないし、例えば義妹ちゃんに電話しようとした義母が「今キムタク見てるな、あとにしよか」と慮るほどに「ドラマを観ること」は大切にされている。

カーサンドラマ見て流れちゃう涙を誰にも見られたくない。ひとりでないと楽しめない。家族と観るのはどうしても恥ずかしいのだ。
※義父母とドライブ中でも「恥ずかしい〜」とかなんとか言いながらスガシカオのMDをセット出来るくせに。恥の基準がおかしいにちがいない。

朝ドラ観ながら実家母が涙するのが苦手だったからかなあ。なんとも居心地が悪くて、「また泣いてるー」と茶化すことも出来ず、気付かないふりをしていたっけ。

などと考えるのは、夫が毎週土曜日「瑠璃の島」というドラマを欠かさず見ていて、いっちゃんという小学生のお嬢ちゃんを見ただけで涙が出てくる、なんでやろ、などとつぶやくからである。

つい番組サイトなぞへも行ってみて、主人公の成海璃子ちゃんの公式サイトにも飛んでみて、身長159センチ体重39キロというプロフィールに軽ーく眩暈が・・・。

大人っぽい顔立ちと思ってたけど、92年生まれってことは13歳?ひー。いっちゃん役の永井杏ちゃんと同い年だって。ああ、「ニコニコ日記」の子なんだ。

こうしてどんどん知識を増やしてどうする>自分。夫に披露してみるか。ああ、もう知ってるかもね、そうかもね・・・。



2005年05月27日(金) 母娘の園この頃

4月には無為と思えてしまっていた「時間の遊び」=お母さん同士の立ち話とかにね、ようやく慣れてきた。役員のお仕事のおかげだ。顔と名前が一致するまで、次の作業の見通しが立つまで、言葉通り右往左往しまくり。

役員さんのお仕事、自分がいいと思うからやっている。と今は思う。評価を求めてやっているわけではない。うん、カーサン的にはいいことだ。綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど、得るものも多いと感じているのだ、ほんとに。

それでもしかし、「役員」としてでなくお付き合いするクラスのお母さんたちに対しては、未だに気を許さないぞ、気を許さないぞ、いつがっかりするかわからないもの、とたっぷり予防線を張り続けている。そしてソトヅラ的には八方美人が炸裂している。ほんと馬鹿みたいだ。

ああ、役員で顔を合わせるお母さんたちには、娘の持病については一切話していないから気が楽なのかな。ある意味子ども抜きのお付き合いだし。一歩引いたスタンスでいられるから楽なのかもしれない。

クラスの方はまず「子どもありき」だからなあ。そこが違うんだな。と日記を書いて納得する。

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さて、娘はというと、クラスでお友達というものが出来てきたようだ。「ひたすら1人遊び期」を脱しつつあるのだろうか。

娘のターゲットはMちゃんとWちゃん。二人のお母さん同士がMちゃんWちゃん兄姉の代からのお付き合いなので、入園前からの仲良しさんだ。

娘はまずMちゃんと仲良くなり、結果MちゃんWちゃんホットラインに割り込む形で、3人で遊んでいるそうな。

役員の作業で平日園内に入るチャンスがあり、そういや園庭で二人のお尻をおっかけまわし、砂場の角で二人の間の狭い隙間に頭を突っ込んでいたなあ>娘。

仲良し二人に割り込むってのも、三人っていう人数もバランスが難しい気がするが、ま、人生経験だ。がんばれ娘。まだ年少さんだから、面倒は少ないと見た。もう少し知恵がついてくるとまた・・・、いや、今は考えないでおこう。

ちなみに、ご近所かつ母親同士が気が合うらしいからと、目下一番つきあいが多いKくんのことも好きそうだ。但し彼にはHちゃんという、細くて小柄で目が大きくてかわいい〜意中の女の子がいる。幼稚園にいる間中、ずーっと付かず離れずHちゃんの動向を見守るKくん。けなげじゃのう。お目が高いのう。

娘はさほどKくんに執着している様子はないが、もし恋だったら切ないわね。と、くだらない方向に胸を傷めるカーサンであった。



2005年05月26日(木) 窓口

前病院の主治医に、転院することを伝えた。ええ、夫が>すみませんすみません、カーサン根性なしで。

こんな感じでやりとりしたよ、と夫から聞いても、いまひとつピンとこない。「今日こんなことがあって」とほぼ毎晩妻から聞かされる夫の気分が少しわかったような気がしてくる。ちゃんとコメントを返すあたり、夫はえらいなと思った。

ま、前主治医は冷静な反応だった、でも少し残念そうだった、という印象で合っているのだろうか>夫はここを見ないってば。

紹介状を書こうかとかデータの引継ぎは必要かとか、そういう気遣いを見せてくれたという。夫は必要ないと断ったそうだが、カーサン一件だけ確かめたいことがあったんだよなあ。いまさら何を・・・。ぐちぐち。

そして今度かかる病院名も医師の名前も伝えたところ、双方の治療方針の違いについて言及があったそうな。その内容が、カーサンの感じていたこととぴったり同じだった。単に方針の違いというだけじゃなく、いろいろありそうですね、医師同士というのも。特に狭い業界ですものね、持病界は。

素人に言われたくはないだろうが、医師としては優秀なのだと思う>前主治医。ただ、なんていうかなあ、インターフェースに問題が、いや、やはりもうちょっと奥の方から相性が悪いといおうか・・。技術と人間性と、やはり両方医師に求めてしまうものなのだよ、患者というのは。

しかし自分がしにくいこと事を、なんでもかんでも夫に投げてしまうカーサン。窓口業務は営業さんってことで(言い訳)。

こういう電話って、とりわけ苦手なんだよなあ。フツーにちゃんとしなくちゃなあ。母親なんだから。大人なんだから。次回こういう機会があったら、がんばってみよう。と日記には書いておこう。



2005年05月25日(水) うーん

土曜日から頭痛が続いている。いつもの偏頭痛とは違う感じで、薄くしつこく気が付くと頭が痛い、そんな感じ。なんだろなあ。

いろんなことがとりあえず順調だ。

そしてすれ違う全ての人に、完全に理解してもらうことなんてありえないんだ、と、これまた当たり前のことに気付く今日この頃。

まだこれから時間はある、焦らずに行こうと思う気持ちと、一瞬でも娘について誤解されるのは我慢ならないという気持ちと、あっちが増えたりこっちが増えたり、シーソーは安定しない。

ま、いずれ経験値で解決することもあるだろう。なにしろ必要なのは時間、と自分に言い聞かせる。

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「口は災いの元」とはカーサンを形容するにうってつけの一文である。

自分と比較してよく頭に浮かぶのは、大阪スガライブに巻き込んだ義妹ちゃんだ。彼女ほど屈託なく、毒気のない女性をカーサンあまり知らない。

皮肉たっぷり、嫌味たっぷりなことを思いついてしまうのは体質なんだろうか、習い性なんだろうか。それをいかに制御するか、カーサン只今修行中。いや多分永遠に修行は続くと思うんだけど。

義妹ちゃんは、きっとこんな暗黒発想自体が皆無に近いんではないだろうか。それとも、とてつもない自制心を持っている?ああそうか、発想が少なければ、自制心も比例して少なくて済むのか。



2005年05月20日(金) 検診覚書

火曜日に遠足、水曜日午前中に役員会、午後は定期検診、と続いただけで、へたれカーサンは木曜日のお弁当作れるのかっていうくらいくたびれてしまった。へろへろ。

でもちゃんと作れた。眠ると回復するんだなと、ちょっと嬉しくなった。今まで、疲れないように疲れないようにと防衛線を張って暮らしていたのが、よーくわかった。疲れて頭痛コースが恐怖ですらあったからね。

木曜にも役員のなんだかんだ雑用をこなしたり、夕方から友人が遊びに来てくれたり。生活のペースが勝手に加速して、それについていくので精一杯だけど楽しい。

頭痛にならないのは、もしかしたらや○やの香醋とかにんにく卵黄とか、ウコンとかアルファリポ酸とか>サプリ漬けのおかげかしら。まだ養命酒に手を出していないのでヨシとしよう。

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水曜日の定期検診で感じたこと、覚書として。

前回、予約を入れた時点で新主治医からの指示が不足していて、少々たらい回しされた感はあったし、待ち時間も相当なもんだったけど、スタッフの人が気持ちいいんだよねえ。感じがいい。

一番感じたのは採血のとき。今までだったら、カーテンの外にカーサンは隔離されて、娘としては本当は嫌だけど、「あきらめて」泣かずに処置を受けていたような気がする「動くと痛いからね、はいはいはい」となるべく急いで処置しようとする声だけが聞こえてくる。最近は採血するとわかると猛烈に嫌がり処置室に入るのを全身で抵抗していた>娘。入ってしまうとオカーサンいなくなっちゃうからねえ。誰も助けてくれないんだもんね。

今回は小児用の採血室に女性スタッフが三人、彼女たちが気が長いんだ。娘が嫌がるのを「そうお?嫌なんだー」と共感したあとで「お利口に出来たらぬいぐるみもらえるよ」とエサをちらつかせる。

「がんばらない!」「ちっくんしない!」「いやだもん!」とカーサンにしがみついていた娘が、「ぬいぐるみ?うかはひよこちゃんがいい」と関心を向け、カーサンの膝の上に座った状態で素直に腕を差し出した。

「ちっくんちゅるの?」とそれまでに何度も訊かれて「うーん、そうねえ」とお茶を濁していたカーサン、採血チームが「するよ」と宣告するのを待っていた。「しないよ」とテキトーになだめることが出来たら簡単なんだが。

いざ腕を採血台に載せ、腕を赤いゴムで圧迫(以前の病院でもしていたのだろうか?カーテンの向こうだから不明)「(娘のTシャツの)りんごと同じ赤だねー」と幼児慣れした声掛けがあり、「ちっくんちゅるの?」という娘の再三の問いに、一番お頭っぽい女性が一拍置いて答えた。「しないよー、トンボさんがとまるだけだよー」。へ?するって言わないの?

なるほど採血の針に、トンボの羽のようなカラフルなパーツが。娘が「ふーん」とうなずいている隙に採血していた。刺すのも抜くのも巧かったなあ。

娘はこわばった表情ではあったけれど、約束どおりフェルトで出来た指人形マスコットを選ばせてもらい、ひよこはなかったのでおさるをゲットし、「ばあばにみせる!」と笑顔に戻った。

採尿はタイミングが合わずに取れなかったが、ここの先生なら「いいよ、仕方ないよ」で済む気がしてカーサンも焦らずに済んだ。実際そのように新主治医はこともなげに了承してくれた。カーサンのストレス減ったなあ。

娘の意思を尊重してくれたのが、ほんとに嬉しかった。こういうやり方もあるんだ。

娘だけじゃないな、カーサンの意思もだ。血糖値他の記録を診察室で新主治医に見せたときも、「ここは何故高くなったのか」をちゃんと聞いてくれ、「そういうストーリーが大事なのよ、わかってれば大丈夫」と納得してくれる。そのうえで気をつける点を指摘されるので、ちっとも嫌じゃない。一方通行じゃないのだ、診察室の中が。

ほら病院替えてよかったでしょ、と、夫に自慢したくなった検診であった。



2005年05月17日(火) 前進?

あああ。昨日書いてわかったこと。鬼は自分自身で作り出すってこと。

彼女とは思いのほか急激に接近して、どこまで信じていいのかと危ぶんでいるし、とまどっているのも事実だけど、いちいち言葉の裏へ裏へと思考を巡らすのはやはり愚かなことだ。

今日は幼稚園の遠足で、電車を乗り継いでちょっと遠出。

お母さん同士が話す機会も時間もけっこうあって、なんていうか、反省した。善意もある。ま、悪意もそこにはありえるのかもしれない。でも善意もある。確実にある。と感じた。

どうしようもなくくだらないことで頭がいっぱいになって、昨日みたいな日記を書いてしまう。書いて、鬼に気付いて、それでどうなるってこともなく。やっぱり書かなきゃよかったのかな。書かずに気付くことが出来れば、その方がいいのかもしれない。

でも、書くことで自分の中で「決定的」に分類して初めて、先に進める・・・みたいだ。

情けないけど、みっともないけど、やっぱり書かせてもらうわ。私自身のために。



2005年05月16日(月) 吐き出す

最初にお断りしておきます。本日の日記は、多分に感情的で不快感があるかもしれません。

「鬼の素」はカーサンの中にある差別感だ。何に対してって、糖尿病という言葉がひきずるありがちなイメージに対して。食べすぎ、肥満、甘いもの。

好きで病気になる人なんていない、2型も1型もそこは同じで、例えば一部の1型の患者さんが「私は2型ではない」とめくじらを立てて主張するのには違和感を感じる。

それなのに、本当は、娘は2型ではないと、大声で叫びたい自分がいる。

三度の食事と三時のおやつ、それ以外のタイミングで娘が食べ物を口にすることはほとんどない。だから食事量はそれなりにたくさん食べるし、それ自体は恥じるようなことでもない。それはわかっている。

小さな声で「うかはおうどん」「うかはチュパゲティにちる」と主張していたのを聞き流して、あなたの息子が叫ぶ「マクドナルド!」に行った。最近、娘とは定期検診のとき以外ここに行かない。娘は嬉しかったのだろう、久しぶりだったことも、お友達と一緒だったことも。娘はハンバーガーを半分ちょっと、Sサイズのポテトを3分の2くらいおいしそうにぱくぱく食べた。あなたの息子は娘に比べれば小食だった。娘は私が選んだいつものミルクを飲み、あなたの息子が飲むジュースがうらやましそうだった。

そして一通り食べ終わって店を出たあと「チュパゲティは?」と娘が私に尋ねた。それは「ところで私の要求はどこに?」という確認だというのに、「まだ食べるの?」とあなたはずいぶん驚いて笑った。「一度でいいから言ってみたいわ、もう食べるの止めなさいって」と。

参観日に、あなたの上の息子が来た。小学5年生の彼はどの子が私の娘なのか、と教室の中を探し、「あれか、前歯の欠けた、黒い、虫歯のあれ」と言った。あなたはその発言を咎めなかった。そういう形容詞で、あなたが家族に娘の外見を説明しているんだな、と私は瞬間的に思った。髪の結び方とか、もっとわかりやすい特徴があると思うんだけど。私の考えすぎだろうか。

あなたやあなたの息子のように、切れ目なくお菓子を食べることは娘には出来ない。前歯の欠けは確かに虫歯も一因ではあるけれど、階段から落ちたということもあなたには説明した。

でもわかっている。こうして全部彼女のせいにしているけど、本当は自分自身の中にあるんだ。なにもかも。

注射の前に「食べないの?」と脅しているせいで食に執着しているのではないか、あれは私の責任なのではないか、と恐れていることも。

適切な量で食事を切り上げさせる必要があるときでも、どこかで「太った娘」になることを恐れてそうしているってことも。

つまり、2型のありがちなイメージに、娘が近づくのが嫌でたまらないと思っているのだ。

なんという矛盾。馬鹿馬鹿しい。

自分でこう書いていて、どうしようもなく、悲しい。

そうか、比べている自分も、情けなくて仕方ないんだな。

つくづく、幼稚園の自己紹介でカミングアウトしたのを後悔している。



2005年05月15日(日) 参観日

土曜日、幼稚園の参観日だった。

娘は先生に一番近いところをいかにキープするか、という一点に全力を挙げているフシが見受けられ、もう出来ている輪の最前列に割り込むという図々しさを発揮。見苦しいぞ・・。

そして、娘と同じく先生ラブの男の子Dくんと小競り合い。メイちゃん結びしているので後頭部に分け目が出来る娘、そこを後ろからつつくD君、逃げる娘、追うD君。という前振りの後、何か決定的なきっかけでもあったのか、娘がD君の頬を平手でクリーンヒット(したらしい音がぱちんと聞こえた。)その瞬間をカーサン見ていなかったのだが、娘がD君をぶったのは確実だ。のちほどD君ママに平謝り。「ヤラレター」と大声を張り上げてアピールするのが兄弟ゲンカでの彼の常套手段だから気にしないで、と言ってくれたけど、娘よ、暴力は絶対にいかん。

娘「ヤメテヨー」と泣くタイプじゃないとは思っていたが、これほどまでに実力行使派とは思わなかった。カーサンびっくり。お友達とちょっと体が触れただけでグーで押しのけたりもする>エレベーター待ちのおばはんみたい。感じ悪いなあ。

降園のときに「順番守る」「暴力だめ」「ちゃんと口で言う」についてコンコンと言って聞かせただが、どこまで効果があるやら。何度でも繰り返すしかないのかなあ。・・・少しやられた方がわかるかも、いっそ。

ま、カーサンにひっつく時間も予想より短く(いつもは手乗り文鳥のように先生から離れないらしく、カーサンにくっつく娘を見て先生がさびしがってくれた)、大きな声で歌ったりちゃんと返事をしたり、娘としてはよくがんばりました(甘い)。一回だけ砂場で作った山を壊されて泣いたけど、なんつーか、全体的にフツーに楽しそうだった。

しかし先生てのは大変だ(脱帽)。

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新しく人間関係を作るとき、私はまず様子を見たいタイプだ。様子を見てから、気の合いそうな人にアプローチする。そろりそろりと川に足を入れていくかんじ。川底を足の裏で探りながら、この辺、この辺、ああ冷たい水だなあと。新しい環境には慎重に、もはや警戒と言ってもいいくらいびくびくと。

幼稚園でもそうするつもりだった。が、今回は妙に流れに引っ張られて1人のお母さんと親密ムードになってしまい、実はちょっととまどっている。

参観日での出来事ひとつで疑心暗鬼になっているとも言う。ごにょごにょ(言葉を濁す)。今私の目には鬼が住んでいる。気にしすぎかもしれない、でももしかしたら?きりがない、たぶんくだらないループなんだろうけど。「信じられぬと嘆くよりも 人を信じて傷つくほうがいい」と歌ってもいられない小心者>自分。器が小さいなあ、つくづく。

「目が怒ってる」というETVゆうがたクインテットの歌が大好きで、アニメを見るたびについ笑ってしまうんだけど、カーサンの目にはなんと鬼だよ。困ったもんだなあ。



2005年05月13日(金) うなぎの寝床からイモヅル式

大阪スガライブ(まだその話か)に義妹Mちゃんと行ったということは前に書いたが、あのライブに誘うのには勇気が要った。スガファンというわけでもなく、ファンクファンというわけでもなく、旦那様がセレクトした80’s洋楽がドライブBGMという彼女と、初めて一緒に行くのがスガライブってのはどうなの。菜食かもしれない人と牛角に行くような。

ライブ中、前席のナイスカポーを視界からのけようと体の位置を調整するときに、さりげなく彼女の様子を伺ってみたりして。おお、ステージに集中してるし、表情も楽しげだ。ほっとして、カーサンも目と耳を集中し直す。
※誘ったからには楽しんでもらいたいと願うのが人情。その日のステージの出来不出来まで、誘ったカーサンの責任のような気がしてきてしまう。あほや。

間口が狭く奥が深い、まるで京長屋のように形容されることの多いスガシカオの音楽だが、義妹Mちゃんはスガ入り口は通過したものの(惜しいぜ)、なんとキーボードの森さんに釘付けになっていたという。ライブ終了後「キーボードの人しか見てなかった」発言にもうびっくり。でももちろん、嬉しい。スガよりもっと間口の狭い入り口を見つけたとも言う>Mちゃんてば。子どもの頃エレクトーンを習い、最近改めてピアノを習い始めた彼女なら、とうなづけるお目の高さ。そうきたか。

「付き合って参加したってわけじゃなくて、本当に楽しかったから」とチケット代を払ってくれた彼女に、そのお金でどうしてあの場で「Thank You」をプレゼントしなかったのか。会場で売ってたのに。DVD付きのだったら、森さんのパラディドルがよーく見えるのに。まだ後悔している。

そして昨日、森さんやタカさんのサイトやらリンクやらを巡っているうちにAmazonのカートがえらいことに。ちょちょちょっと頭を冷やそう>自分。生トランスなんてほんとに聴くのか。落ち着け。深呼吸。はー。すー。



2005年05月11日(水) お馬鹿炸裂

おととい9日は渋谷AXでスガライブマルイスペシャルバージョンだった。カーサンはチケットも取れなかったし、よしんば取れていたとしても日程的に・・。まあ弱気さんはこれくらいにしておこう。

いつも読み逃げばかりしているがかなり熱いファンサイトに、なかなかライブレポがあがってこない。ブログで検索してしばし巡ってみる。
※オークションでAXライブチケット競り落としてでも、という方たちのブログはほんと熱いぜ。

そして改めて確認してしまうのだ。おかげさまでスガシカオという音楽にも、人物にも、カーサンとことん惚れてしまっているということを。

AXのライブには、デビュー前に所属していたファンクバンドのメンバーが観に来ていたという。そこのサイトへ行ってみたら、リコメンドのページでたくさんのCDジャケ写が並んでいて、ファミリーシュガーの森さん沼澤さん絡みもあり、そして中盤にスガさんの全作品がずらーっと。カーサン涙がぶわーっと。どうしようもないっすね。

オフィシャルBBSへのスガさんの最新の書き込みが、なんというか「僕もいろいろあって」というAXでのMC(あちこちのブログで確認、この耳で聴いたような気になってしまう)とも関連して「思うところあり」なニュアンスを醸し出していて、まあスガさんは「いろいろあって」も「いろいろ」なりに前向きなんだろうけど・・・。

マイラジの終了、ツアーの終了、夏のイベントも不透明(山崎まさよし氏のオーキャンにゲスト出演の可能性が出てきたよ奥さん)、なんだかなあ・・・と一ファンとしてもどかしく思っているけれど、やはりそれ以上に本人が一番何かを感じているんだろうなあ。お馬鹿なファンとしてはいささか心配なのである。

なにかカーサンに出来ることはないかしら、なんて。支えたいって思っちゃうのよ。エールを送りたいって思っちゃうの。こんなところで書いても仕方ないけど・・・がんばれスガさん。お馬鹿ここに極まれり。



2005年05月10日(火) 最近のわたくしたち

娘の風邪が長引いている。夜中に咳き込んで、吐き戻すまでそれが続く、二晩三晩連続なので娘本人もカーサンもいささかぐったり。

降園後、連休明けの混雑を覚悟して小児科へ直行すると待合室はわんさか赤ちゃんが。予約していません、と受付のお姉ちゃんに告げると、「迷惑なんすよね、出直して」とお姉ちゃんの額に字幕が表示され、改めて16時に予約を入れすごすご退散した。先生は好きだが、受付のお姉ちゃんが嫌いだ>あの小児科。

夜間眠れなかった分を取り戻すように、15時頃に布団に入ってしまった娘。無理やり起こして小児科へ。こういうとき迷うなあ>ぐっすり眠らせてあげたい、でもまた今夜咳き込むのも避けたい。

午後の待合室はがらがらで、受付のお姉ちゃんも若干朗らかそうだった(イメージ)。先生の診立てによると、昼間はどうもないのに夜間咳き込むのは2種類考えられ、1.洟が喉に垂れる、2.鼻も敏感、気管支も敏感。前者は寝てから約2時間以内に、後者は明け方に咳き込むという。娘は前者っぽい。鼻水に重点を置いた薬を処方してもらった。

これが猛烈に眠くなる薬らしい。処方を見たら抗ヒスタミン剤が入ってる。こいつのせいかもしれないな。娘19時に寝てしまい、今朝7時過ぎまで起きられず、「ねむいんだのよ!ねむいっていってるでちょう!」と激怒しながら起床。カーサンだって張り切ってお弁当作ってるんだのよ。そんなに怒らなくても(大人の理屈)。

朝食中も眠そうだったな。今日は初めてのお弁当の日だけど、幼稚園で舟を漕いじゃいないだろうか。

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さてカーサン幼稚園母の会の役員さんである。ひとりっこの年少さんという、最も情報量が少ないという弱みを活かし、一番無難そうなお仕事を分担させてもらっている。すみませんすみません。早速役員会もぶっちぎったし>先週金曜日。

園にきょうだい児がいるわけでもなく、入園前からのお友達もいないカーサンにとって、4月はとにかく情報を求めて右往左往、かつ持ち前の人見知りも炸裂して不安が先行しまくっていた。が、ようやくここにきて、上の組の役員さんとも顔見知り程度に話が出来るようになったり、役員同士の連絡先が把握できるようになったりして、ほっと息をついている。
※情報を求めているうちに「なんとなくそこにいる」という不得意な技も必須なんだなと理解した。ソッコウで帰宅してしまいたがりなんです>自分。

マモーにも思い切って話しかけることも出来たし。もうカーサン自分で自分を褒めてあげたいよ。マモー怖いんだもん。彼女が仕方なく役員を引き受け、出来れば何もしたくありませんというスタンスである、ということはちょっと話しただけでびしびし伝わってきた。ま、それでもやるときゃやってくれる・・・んでしょう、きっと。マモーだし(意味不明)。

そして美人ではきはきしている役員さんでさえ、マモーに話しかけるきっかけを伺っているときに(彼女が話しかけたのに便乗したカーサン>楽をしている)「こうして話の輪に割って入るのって勇気要るわー」と呟いているのが聞こえ、なんだかほっとした。みんな初対面みたいなものだもんな。緊張するのはカーサンだけではないらしい。

本日も登園後、明日の総会に備え、あたまかず分の書類をホチキスで留めるという作業に参加してきた。年長さん、年中さんの役員さん同士の話を聴いているだけだけど、幼稚園の仕組みというか、組織というか要素というか、まあ役員にならなければ知らずにいたであろうシステムについて、ずいぶんオベンキョになった。

ついでに身長を先生に測ってもらっている娘の姿も確認できたし。カーサンの姿を認識したはずなんだけど、照れくさそうにちょっと笑っただけだったな>娘。たいして眠くもなさそうだった。安心。

こうして普段の園内に堂々と入れるのも、役員の特権みたいなもんかもしれない。役得役得。うっしっし。

でも明日の総会には、ジーンズじゃない格好で行かないといかん。何着ていったらいいんだ・・・本気で悩ましい。



2005年05月07日(土) 大阪帰省

木曜日に大阪から帰宅。今回は5日間。長いっちゃ長いが、贅沢は言いません。5日間まんなかの3日の晩に、単独行動でスガライブに行っちゃった身ですからね。はい。

大阪に着いた日は雨。娘は大阪じいじが借りてきてくれたハイジのビデオに夢中。「まだみる」「もっとみる」と止まらない。しかしハイジってこんな話だったんだ、とカーサン再発見。リアルタイムで見ていたときの記憶なんて、オープニングの小鳥と戯れられる、夢のように長ーいブランコとか、暖炉で焼くチーズのとろけ具合とか、干草のベッドに憧れたとか、ロッテンマイヤーさんが嫌なかんじとか、ほんとに単純でねー。

翌日から晴れが続いた。近くの公園に行ったり、琵琶湖そばのスキー場(五月は新緑のレジャー施設と化す)に連れていってもらったり。

しかしパワフルだ>大阪の家族たち。労を厭わない彼等のおかげで、レジャー下手なわれわれも非常に楽しい時間を過ごすことが出来た。渋滞とか行列とか、普段カーサンが極力避けて通るものにもまっつぐ突っ込んでいく彼等。メンツ次第でそれに費やす時間も楽しく過ごせるものなんだな。

娘は風邪が治りかけで帰省し、残念ながらぶり返してしまったようだ。毎日よく遊んだしな・・・。疲れがたまるってこういう感じ、と絵に描いたような状態だったので、金曜日は幼稚園を休ませてしまった。

三歳児にも大阪の家族にもペース配分を求められないとわかっているんだから、次回からはもう少しソフトランディングできるように、早めに帰宅しないといかんな。教訓。

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さてスガライブですよ。帰省の真ん中3日の晩に単独行動する嫁。しかも義理妹ちゃんを誘って>ありえないすか。義妹ちゃんを絡めたのをさっぴいても、義父母は実に快く送り出してくれた。ほんとに有難いなあ。

東京国際フォーラムと比べると小さめの会場だった>グランキューブ。前後に細長くて、ステージの幅が狭い。二月公演の延期分ということでキャンセルが出たのか、妙に前方の席が取れた。ラララッキー。

ライブ開始前のBGMは東京と同じ感じ。ああ、思い出すなあ。あのときと比べてなんてラフな格好なんだろうか私。膝の抜けたジーンズに公園スニーカーだよ。

そしてライブ開始。メンバーが袖から出てくる。うわー、全員の顔が見える。沼澤さんのサングラスの奥まで見える(失神)。ただカーサンの前の列がアベック(死語?)で、彼氏が彼女に身を寄せると視界が遮られてしまう。ええいきみたち、ライブ中はステージに専念しなさい。

セットリストが東京とがらっと変わっていてびっくり。前半にアンコール恒例曲=アゲていく曲たちが結集。カーサンすでに汗をかく。スガさんも喫茶店のおやじのごとく、タオルで顔をごしごし、サングラスの奥までごしごしやっていた。暑い。

アレンジも変わっていたなあ。東京では「弾かない」技術を披露したとキーボードの森さんのサイトで見たけど、今回のは「弾く」ことにしたみたい。そのほうが嬉しい。もっと弾いてほしいくらいなんだよ。

ちょっとアコースティックをやって、メロウJ-POP路線をやって、後半また壊れる曲たちが続く。公園スニーカーでよかった。それでも腰が痛くなるくらい壊れた。

メンバー同士の目配せや、袖のスタッフへ出す指示の仕草や、そんな一挙手一投足が全て嬉しい。「アーケード」では歌詞忘れというより声がかすれて途切れてしまい、間奏で後ろを向いてドリンクを取り、一本目が空でそれを床に叩きつけるように投げ捨て、二本目を手にしていた。自分の喉のコンディションの悪さにイラついているのが、スガさんらしいなと思う。
(アンコールの一曲目では左耳のモニタイヤホンの音量が足りないらしく、ちょっと音が上ずり加減が続いた。袖に向かって首を振り、「上げて」と指でしきりに指示を出していたけど、結局この曲の間中改善されなかったみたいだった。気の毒に>スガさん。)

そしてカーサンやっちまいましたよ。MCで「デビューして今年で8年、10年目を目指してがんばります、なんていってその頃居なかったらやだからさー」という弱気コメントに「がんばれー」と声をかけたら「ありがとね」ってスガさん。一生忘れませんよ、はい。
※今年10年目は山崎まさよし君なんだよね・・・意識してるのかな。再来年はオーキャン独占できるかもよ、スガさん。

帰省中だったり、勝手のわからない土地だったりしたせいか、ばたばたっとライブが始まった感じで、涙が出るというよりも楽しくて楽しくて、笑いが止まらないような状態だった。本当に楽しかったなあ。

例えばipodで聴くとき、スガさんの声の輪郭をつかもうとするけど、どうしてもつかみきれない。どんな形と表現すればいいだろう、といつも考える。今回の大阪ライブが始まったとき、そうやっていつも追いかける声が、スガシカオの形をしてステージに立ってる、と思った。この形だったか。当たり前か。

しかしあれだ、スガさんが気持ちよさそうだったり、少し口の端が笑っていたり、そういう目からくる情報がとてもカーサンも気持ちよかった。ライブって・・・。

※5/29(日)21:00〜23:00 CS「TBSチャンネル」で放送されますよー。もしかしたらカーサンの迷惑な奇声も収録され・・・かねない(恥)。


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