ON LOTUS
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あとになって、ああしておけば良かった。あれもしておけばよかったと、後悔と反省をすることが多々あります。 もしかすると、こうしてあげればもっと長生きできたのかも知れないと。それもこれも、失われた命の前には取り返しもつかず、本当にぴよさんには申し訳ないばかり。 たったの二年二ヶ月と五日しか生かしてあげられなかったのは、本当に不甲斐ないお世話係であったと思います。 これは命を預かっていた人間が抱えるべき痛みであると、受け止めるのみ。 生き物を「飼う」なんて人間のエゴだと思いますが、それでも一緒にいて、向こうもこちらを仲間と認識してくれて、家族の一員として仲良く一緒に暮らすことは、そんなにすごく悪いこととは思えません。 どうなんだろう。すごく難しいことを考えているのかも知れず。 簡単なことを難しく考えているのかも知れず。
次のコを迎えるにはまだ早いとか、ぴよさんが死んでしまったからハイ、次。みたいで嫌だなとか、いろいろ迷いましたが、どうしても鳥と暮らしたくて、昨日は鳥のいるお店を四軒うろうろはしごしてきました。 やっぱりセキセイインコが良かったのですが、なかなか見つからず、(そのうちの一軒は、あまりまともな飼育環境ではなかった)四軒目で飛び始めたばかりの子と出会いました。 お店の人がケージから出してくれて、初めて会う人間(ワタシとそうすい氏)に最初は緊張気味で逃げ腰だったのが、ちょっと話しかけてなでなでしているうちに、落ち着いていい感じになってくれたので、うちの鳥になるかい?ということで、今晩からうちにやってきました。 明日、健康診断にまず、いってきます。 (連れて行くのはそうすい氏ですが)
今朝、ぴよさんを埋葬しました。
ぴよさんには小鳥と生活する事の楽しさやらなにやら、たくさん教えてもらったので、また、小鳥と生活したいなと思っています。 お別れは悲しいですけどね。 それがすべてっていうわけではないので。 いいことの方が確実に多いので。 小鳥の立てる音がしないっていうのは寂しいですね〜。
うちに来る子は、ぴよさんみたいにもれなく超かわいがってやるから覚悟したまえよ。 また、いい小鳥に出会えますように。 でも身体はなくなってもぴよさんはずっとうちの小鳥です。
昨日十七日。 ずっと平行線でなんとなく元気のなかった彼女でしたが、 普段通り歌を歌い、 普段より少し多めに殻つきのごはんを食べ、 いつものようにおやすみとみんなに挨拶され、 午後十一時過ぎに突然大きな声を上げて、 あわてて見に行くと寝室(ケージ)の床に倒れていました。 ぎりぎりで看取ることができました。 そんなに苦しまなかったようですが、 小鳥は体が小さいので突然容態が変わってしまうことがあります。 もっと注意していたら、とも思いましたが、 元々身体の丈夫な子ではなかったので、 これが天寿だったのかも知れないとも思います。
でも、あまりにも突然だったので、 ただ驚き悲しむのみです。
2005年5月12日に出会って、 2007年7月17日にお別れになってしまいました。 2年と2ヶ月と5日。 あまりに短かったように思います。
でも、出会えて本当に良かった。 ありがとう、ぴよさん。
通販の『ぴよマガ』は、しばらく販売をお休みします
2007年07月11日(水) |
消しゴムはんこラッシュ |
そうすい氏の描いた原画を元に、消しゴムはんこを彫りました。 さて、ちょっとは上達してるのかな。
↑この紙は、縦が三センチ横が三センチ五ミリの紙です。
雲をみっつ 柳をひとつ
蓮をひとそろい 兎をひとつ
作りましたー。
地味に地道に作っているミニチュア文房具ですが、先日製本を教えて頂いた田中栞さんのブログでご紹介頂きました。 本のことならなんでもこい!な頼もしい方です。 田中栞日記
こそばゆいほど褒めていただきました。ありがとうございます。 EPSONの家庭用インクジェットプリンタの性能の良さが大前提な作品です。 相当小さな文字まで潰れずに印刷してくれるので大助かりです。 書体や色、文字にもよりますが、確か4ポイントくらいのサイズまでなら肉眼で確認できたはず。
プリンタを使わないミニチュアも作っていたりします。 が、やはり紙や木材を使った作品が一番作りやすいです。 最近は、豆本モードなので、あまりミニチュア作品が増えませんが…またそのうちに。
マクレーンさんを観てきました。 マクレガーさんじゃありません。 ダイ・ハード4.0のマクレーンさんです。 アクション映画はいいですね。しかも主役は殺しても死なないタフ・ガイですから、安心してハラハラしつつ見ていられるわけです。 これでもかこれでもかという過剰なまでのタフ・ガイっぷりでした。 監督は、子供の頃裏庭でダイ・ハードごっこをして走り回っていたという、レン・ワイズマン。 ダイ・ハード1、2でまだ小さかった子供は大きくなり、娘は父譲りのタフさで、まあ、いろいろ感慨深かったりしました。 マクレーンさんはもう少しぼやきがほしかったですね。 1、2、3をもう一度観たくなってきた〜。 1の時は、テロリストの役でアラン・リックマン(ハリポタのスネイプ先生)がエレベータシャフト(?)からおっこちたりしてましたっけね……。 ハリポタ映画ももうすぐ公開かー。
※アラン・リックマンはダイ・ハード1で、エレベータシャフトではなく窓から落ちたという情報が寄せられました。 もう一度観て確認しておきます。
といえば仕事人。 見ました見ました。 必殺仕事人2007 http://www.asahi.co.jp/hissatsu2007/
十五年ぶりですってよ!小学生の頃に見ていたんだよなあ。 いやあ、面白かった。 そのうち続き作らないかな。 作りそうな感じ、しますけど。
2007年07月05日(木) |
ぴよさん病院のち月箱 |
予定通り、午前中から午後のはじめ頃にかけて、ぴよさんをいつもの病院で診てもらいました。 生まれつきのカルシウム不足のため、また足を痛くしてしまったのです。 でも、消炎剤はもうお休みして、カルシウム剤も水に溶かして飲ませてあげれば大丈夫ということになりました。 ぴよさんは、もう、「お薬飲んで」と言って差し出せば素直に自分で飲んでくれます。 まずくても、我慢して飲んでくれます。 もうまずい薬は飲まなくても良いので、良かった良かった。 完全に本調子ではないですが、もうかなり元気になってきました。 『ぴよマガ』を1から3まで、病院に一部ずつ持って行ったら先生やスタッフの方々に喜んでもらえたみたいです。
午後は月箱に納品に行きました。 『散文書書四』と『ぴよマガvol.3』と『もののけ下駄』の三種類です。 もののけ下駄は、前にコミティアの合同企画展示『妖怪総進撃』の時に初めて「捕獲」したもので、今回は二匹(?)納品しました。 月箱の展示スペースでは衣川大樹さんが『ライブ縫い縫い展』の真っ最中で、本当に革製品を縫い縫いされていました。 すごい力仕事でした。見ているこちらまで力が入ってしまうくらいに。 皮製品を作る道具も見せてもらいました。 使い込まれた道具の格好良いこと!鍛冶屋さんで打ってもらったという皮包丁(でいいのかな?)が特に素敵でした。 ルアーも作られているそうで(もともとそっちが本職なのだそうですが)、展示されていたルアーは美しかったです。 釣はほとんどやったことがない初心者というか初心者以前の問題ですが、面白そうだな〜。いつか、やってみたいもんです。 昔、ドジョウを素手で捕まえていた小学生はワタシですよ……。
創英社の第40回超短編コンテストで「海辺の食堂」が入選したというお知らせがきました。 創英社の企画出版する本に掲載できる程度のレベルですという見極めを頂いたようです。 ただ、このコンテスト、月間賞以外の次点作品ならびに入選作品を掲載してもらうには参加費用がかかるので、貧乏人なワタシは以前月間賞を頂いた「神様」一編が無償掲載されるということなので、こちらは入選したという事実のみを胸に、掲載は不参加ということにいたしましょう。
2007年07月04日(水) |
作ったあれこれ(豆本と消しゴムはんこ) |
四十八時間が経過したので、プレスしていた本を取り出してみました。 今までで一番上手に製本できたと思います。 ちゃんと製本を知っている人に教わってみるものだなあ。
蛇腹の立っているものは折り本(表紙はついていません)。 右端のは糸かがりの上製本。 中央が和綴じ(和装)本。 その下のは1折中綴じ本。(簡易版) 左にこまこまっとあるのが折り紙豆本。 (糊も鋏も使わずに、正真正銘の「折り紙」です)
これが折り紙豆本。
大きさは、こんな感じ。 (と言って自作豆本と大きさ比較して通じるのでしょうか)
で、こちらが夜の部で教わった消しゴムはんこ。
豆本の後ろに、今は廃止されてしまった検印を押してみるといいかも!ということで、「蓮」の文字はんこを、田中栞さんに修正してもらいつつ制作。豆本にはちょっと大きいかも。 面白がって、蓮根(輪切り)はんこも制作。 家に帰ってきてから、翌日、蓮根を増量してみました。 しかしながら、家には蓮根色のスタンプ台がなくて、買ってこなくては。
こちらは参加者三名と、田中栞さんの作品。 交換してもらってきました。みんないい味出てます。かわいいなあ。この世に一つしかない、一点もののはんこです。激レア!
習った翌日には、朝顔はんこを作ってみました。
さらに二日後には、こんなものも制作してみました。 肩こりますが。相手がゴムなので、手にかかる負担は少なくていいですね。彫り線はまだまだですが、面白いです。上達したいなあ。
さらに勢い余って、豆本用の栞紐(スピン)が「平結び」でできると知りましたので、家にあったデュアルデューティという糸で結んでみました。これは確かパッチワーク用の糸だったと記憶しています。ポリエステル68%・綿32%です。 どこで知ったのかと言いますと、豆本作家である赤井さんの作品。
*小説雑貨「言壺」 http://miyako.cool.ne.jp/kototsubo/index.html 豆本・赤井都『クレナイヨモギと二人の夜』
この作品の二版より採用されている、編み物作家・ににむぎさんの発明品です。このスピンの美しさには遠く及びませんが、まあ、ぼちぼちくらいにはなんとかなっているような気もしなくもない出来映えだろうと自画自賛してみましょう。 ということで、作り三昧の三日間でした。
今日は朝の九時から夜の九時まで、田中栞さんの製本教室一日強化講座に行って参りました。 一日でいろいろな製本を一度にやって覚えようという趣旨です。 がっつりいろいろ教わって来ましたよ。 休憩がお昼と夕方で合わせて一時間ちょいくらいで、あとはずーっと製本。 夜の部は消しゴムハンコで検印やら版画やらの彫り方や押し方のポイントなどを教えてもらってきました。 合計四人での参加でした。
濃密で充実した一日でした。ちょっとレベルアップしたはず!
折り紙で折る本の作り方もばっちりマスターしてきました。
そして、今は帰りの電車の中。 作った糸かがりの本は、四十八時間ほどプレスしておかなければならないので、写真はのちほどに。
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