skajaの日記
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「ジーザス・クライスト・スーパースター/ジャポネスク・ヴァージョン」を見てきました。 「ジーザス」を見るのは4回目。ジャポネスクは初めてです。 私そんなにたくさんのミュージカルを見ていないので(2〜3年に一回くらいしか見ない)この演目が一番多く見たことになるなぁ。初めて見たのは15年前よ。 何でだかわからないけどまた見たくなるのです。 家に帰って15年前のプログラムと今回のプログラムを見比べたら、ほとんどキャストが変わっている中で同じ顔を何名か発見。しかも女性アンサンブルには2人いらっしゃいました。 すごいわ、まだあの中で走って跳んでいるなんて。
ジャポネスクは使っている楽器や衣装や動きがエルサレムとはまたちょっと違って、面白かったです。 70年代にこれやったのか・・・。奇抜だっただろうなぁ。 今年は3月に「マタイ受難曲」も聴きに行きました。 「受難」つながり。でも「パッション」は見ていません。
テーマのつながりといえば、「ダヴィンチ・コード」読みました。最近。 面白かったんだけどね、「隠された事実の判明」の半分が「学者による歴史の講義」になってしまうので、ふーんそうなんだーという感じでした。 興味深くはあったのですが。 映画化されるらしいけど、その辺どうするんだろうね。 あとやっぱり日本人には「テンプル騎士団」とか馴染みが薄くてさ。 キリスト教圏でない読者は全体的に衝撃度が2割減なんでしょうな。 私が不勉強なだけか? でも気になって思わず「十二使徒」のメンバーとか調べちゃったわ。
一週間遅れで知人がモンゴルに行ってきました。 たまたま偶然同じ会社のツアーで。お互いしばらく会っておらずモンゴル行き計画を全く知らなかったので、分かった時は驚きでしたわ。 そして現地ガイドさんは私たちと同じガイドのE氏だったそうです(笑)。 「また日本人客のガイドでゴビに行きます」と言っていたのでそうじゃないかと思っていたのだが、予感的中。笑える。 「ゲルでアイラグ一気飲みして(アルコール分2%なのに)真っ赤な顔で歌った」とか「CDを買った」とかいろいろ私らの素行がばらされているらしくて、いやー楽しいっすね。
思わぬところで共通の知り合い(?)が出来てしまった。 一緒に旅に出たわけではないけど、思い出を共有しているみたいで面白いね。 星のめぐり合わせみたいなものを感じずにはいられません。 彼女はゴビで星空を眺めたのかしら?
2004年08月22日(日) |
ラムコークがかなり効きました |
日曜日。お昼からダンス。 軽く昼食を取ってから今日もライブに行きました。二日連続。しかも今日は立ち見。 アルコールを飲んでしまった影響があり、疲れているせいもあり、かなり意識モーローでした。 最後の方は米食いたくなってたしなぁ。 ちょっともったいない気がしました。 いやー、元気は出たけどね。どんな曲やったとか、あまり思い出せん。
土曜日。午前中は仕事。 夜はMadLive Acappellaに行きましたの。 旅行後の疲れで最初ねむねむでしたが、いやー面白かったですわ香港好運さん。 本番前にちらっとお見かけしたZさんはなんだかまだ具合悪そうに見えたのですが、素晴らしい登場の仕方、そして嘘みたいに感動的なステージでしたね。 あれがネタでなくって実話なところがすごいです。 私も生卵やさば味噌には気をつけようと思いましたよ。 さんざん盛り上がったので、最後に出てきたReal Blendさんは分が悪いみたいでちょっと気の毒でした。
仕事の後、友人ら阿波踊りを見に行きました。 お祭り自体はこぢんまりしていたけど参加している全部の連が見られたし、けっこう盛り上がっていて面白かったです。 阿波踊りのステップ(って言うのか?)はなかなか興味深かったですわ。 自分は踊らなかったけどね。
閑散期なので、仕事中に旅行記書いちゃった。えへ。 いいんだもん。どうせお留守番だもん。
旅行振り返り 1・お金 $300を持っていって、そのうち$50をホテルでトゥグルグに換金。 しかし結局トゥグルグを使ったのはザハ(食料品をちょっと)、CDショップ(CD4枚)、空港税だけでした。 土産物は基本的にドル払いだったね。 日帰り乗馬ツアー料金($80)、ラクダ乗り($5)、もけもけブーツ($30)、カシミアマフラー($39)、人形類、塩、アーロール、アルヒ、カレンダーやはがき、ビールや水代、その他もろもろで計$230くらいでした。
2・服装 基本的にどこでも長袖Tシャツ+ウィンブレ+首にスカーフという格好でした。 日中晴れて35℃になっても自分はこれで大丈夫だった。 むしろ曇りの日は日中でもフリースを忘れずに、という感じ。 ゴビで夜にフリース着たんだけど、ウランバートル郊外で乗馬の日(雨/曇り)も持っていくべきだったと思います。 ガイドさんは常に半そでTシャツ+フリースという格好で、モンゴルでは確かにそういう温度調節が必要なのね、と感じました。 八月中旬は既に秋の気配がしました。 あと乗馬の時にさらしやブス(帯)をお腹にまくと本当に楽みたいです。 私は食後の乗馬でちょっと気持ち悪くなりかけました。
3・備品等 ツーリストゲルとホテルを使用したので、バスタオル、トイレットペーパー完備でした。 「一応持っていったほうが良い」と旅行会社の方に言われたので4人全員がタオル、トイレットペーパー、ティッシュ、ウェットティッシュやお尻拭きティッシュを大量に持っていったのですが、皆で分担して持っていくぐらいで良かったかもね。 手拭用ウェットティッシュも案外使わなかった。そんなに不潔な感じがしなくって。 ちなみに、私はツールストゲルにて新しいバスタオルがもらえず(前の人が使ったタオルが室内に干してあったため)言いに行くのも面倒なので自分のタオルを使いました。 でもフェイスタオルと水泳用の小さなドライタオルで全身+髪も十分乾きました。 懐中電灯とビーチサンダル、目覚まし時計は役立ちました。あと使い捨てカイロね。
4・トイレ ツーリストゲルとホテルを使用したのでどこも水洗トイレでした。 ゲルやレストランのトイレは紙をゴミ箱に捨てました。あとホテルも夜は水が止まってしまったのでゴミ箱を使用。 ゴビ博物館はトイレが無いのでは、と心配したけどちゃんと汲み取り式トイレがありました。 ゴビでゲル訪問した時に、トイレに行く?と誘われたのに断ってしまったのが心残り。 トライしてみればよかったなあ。 草原での青空トイレは、小用である限り全く問題なしな気がしました。 腰にウェンブレ巻いてさっと座ればOKですってば。 実は紙も使わなかったし。でも大物の時と冬は大変かなぁ。うーん。
5・乾燥など 私、先天的に皮膚が弱いので乾燥と日差しが身体にこたえるのではないかと心配していたのですが、皮膚の調子が良かったのか快調でした。水の質が日本に似てるのかなぁ。 ヨーロッパではお風呂に入るだけで皮膚ボロボロ、髪の毛パサパサ、皮がむけて化粧はほとんど出来ず、身体が痒くて明け方目を覚ますことがしばしばあるのです。 今回は髪は何も付けないでもさらっとまとまっていたし、顔に日焼け止めクリーム塗っても大丈夫だったし、手もひび割れなかったわ。 肌を出さなかったので日焼けは無し。 ただ、ゴビではうがい薬でうがいをしたり、夜寝る時にも首にスカーフを巻いて水の入った茶碗をそばに置くなどの対策はとりました。 この乾燥した空気のおかげで、多少自分がラクダ臭くても馬臭くても、部屋がチーズ臭くても全く気になりませんでした。(事実、臭いと感じるところまでにおわないのだ)
6・食事 ツーリスト用にはツーリスト用の食事が出ると何度も書いてきましたが、アイラグだけは飲めないといかん気がしました。 ゲルホームステイした場合などに飲むものと高をくくっていたのですが、ちょっとした訪問先でももれなく振舞っていただきましたの。(出るのは夏の間だけらしいけど) 正直言って甕に入れているだけなので、アイラグもシミン・アルヒもラクダ乳酒も多少ごみが浮いていましたが、不思議と気にならないの。 蝿もそこら中飛んでいたけどもう慣れちゃったし。 ただし、食べかけの料理にとまるのは許さないよ。食事中なんじゃ、あっち行けっ。
最後に、モンゴルのことを恐れすぎていたな、と思ってます。 何もかもセッティングしてもらい、気候も穏やかな次期で、体調も崩さず順調に行ったのでそんな甘いことが言えるのかもしれないけどね。たった6日間の旅行だし。 それでも、いろいろ用心した方がいいけど警戒しなくていいよ、行きたいと思うならとにかく草原の国に行ってみて、と声を大にして言っていきたいなあ。
昨日、モンゴルから帰ってきました。 身体は意外と元気。 そして心はもぬけの殻です。 草原の国に、魂を置き忘れてきました。
今はまだ胸が一杯過ぎて日記を書く気になれないのです。 ああ、モンゴル病にかかちゃったなぁ。案の定。
2004年08月16日(月) |
モンゴル旅行記 その6 ダラーオールズィ(ヤ)ー |
昨日の午後からエレベーター点検中。動きません。 そんな訳で重いスーツケースをえっちらおっちら階段で運んだのさ。 昨日の乗馬で全身筋肉痛の身には応えます。 いつものごとくE氏お出迎え。今日は大きなバスで日本人旅行者と共に空港へ向かいます。 行きの飛行機が一緒だった人も、ゴビのキャンプで会った人も一緒でした。 空港に着き、空港使用料12500tgを払って、いよいよE氏とお別れ。 最後にH姐のレトルト梅粥と私のスッパイマン(梅)を彼にプレゼントしました(また梅かよ・・・)。E氏はなんとなく薄笑い。(もしかして梅嫌いなのか?)
ところでガイドのE氏は道の悪いところでは手を貸してくれるし、大きい荷物は持ってくれるし、忘れ物には気を使い、こちらの体調を常に気遣ってくれ、T姐の帯がほどけてきたらさっと巻き直してくれる、ジェントルマンです。 (でも腕時計は持っていなかった。そしてアイラグは飲まないと許してくれない。) 何をするにも「どうしたいですか?」「行きたいですか?」「何時からにしますか?」とこちらの希望を聞いてくれる。 「どのくらい歩くのですか?」と聞くと「どのくらい歩きたいですか?」と逆に聞き返されるのは、国民性の問題なのかしら。 私たち4人だけのツアーだったせいもあるけど。 しかしお勧めでないものに関しては「あまりお勧めではない」とこっそり教えてくれるあたりの人柄の誠実さに、私たちは絶大の信頼をおいていたのでした。 今回の旅が自分史上最高級に心地よい旅だった要因の半分は彼のおかげと言っても過言ではありません。後でお礼の手紙を書こう。
何となくチェックインを済まし(スーツケースのX線検査は無しだったんだけど、どこでチェックするのだろうか?)、手荷物検査を済ませてさらっと出国審査を通り、搭乗ゲートの記載されていない搭乗券に不安を覚えつつもDuty Free Shopでカシミアマフラーやアルヒミニボトルをお買い上げ。 空港やホテルの売店には「モンゴルチョコ」「モンゴルゼリー」などのいわゆるお土産菓子置いてたよ。 でもロシア製キャンディーとかあったら買いたかったなぁ。ザハで探せばよかった。 搭乗前に再び手荷物検査。そして80%の人が金属探知機に反応していました。(でも何故か無事通れるのだ。原因を詳しく調べないで良いのかしら?)
4時間ちょっとのフライトで成田に到着。 ミアット・モンゴル航空は機内食が美味しいですが(おやつもデカいです)、ブランケットはあまり用意していないようなのでお気をつけ下さい。
リムジンバスに乗ってさっさと帰宅。 たいして体調を崩していない私の様子に、両親とも拍子抜けしているみたい。 夜になって切なさ爆発です。星が見えない。大地が見えない・・。 カメルトンの新譜『June 2004』をおもむろに取り出し聞きながら眠りに着いたのでした。 ああ、このかしょかしょした言葉の響きが懐かしい。
2004年08月15日(日) |
モンゴル旅行記 その5 モリ |
今日は旅行日程の自由日で、私たちは乗馬の予定です。 日本でオプショナルを申し込もうとしたら「体調を崩すこともあるので、様子をみて現地の社員(私たちが泊まるホテルにツアーデスクあり)に申し込んでください」と言われていたのですが、どうやら現地社員はずっと不在の様子。 そんな訳で我らの頼もしいガイドさんE氏に乗馬ツアーをセッティングしてもらいました。 よかったよかった。
今日はちょっと曇り空。 そして同室のT姐はお腹の具合が悪いらしいです。 ウランバートルから車で1時間ちょっと、エレステキャンプに到着したのですが、寒い・・・、雨降ってきたよ・・・。 我々最小限の荷物でここまで来てしまったため、防寒具やカイロの類を持っていないのね。ゲルを一つ借してもらったので、もっと荷物持ってきても手ぶらで乗馬できたんだわ。大失敗。 大事をとってT姐はゲルで休憩、残りの3人+E氏は乗馬に出掛けました。 どうやらこのキャンプに宿泊している「乗馬ツアー」の方々と一緒に行動するようです。 キャンプ専属の乗馬インストラクター(遊牧民の方か?)に適当に馬を見繕ってもらい、いざ乗馬。 モンゴル馬は噂どおりサラブレッドよりも背が低く、可愛いわ、仲良くなれそうと思ったのもつかの間、動き始めたとたんに馬ががくんと首を下げいきなり手綱が手から放れてしまう。 (草食べたいのか?蝿が気になるのか?) 綱をちゃんと持って引っ張れ言われるけど、綱が短くて鞍までギリギリの長さしかなく、しかもお馬さんの首の力のほうが私の腕力よりも強いのよ。 手綱を持ち直して頑張って引いたら今度はくるりと回転。 綱が短すぎる!と泣き言をいったら長いのと交換してくれました。 ほっ。これで前に吹き飛ぶ心配はなくなりましたよ。 綱は片手で持って、もう一方の手で鞍を持つと良いと言われたのでそうしてみたらなるほど安定しますわ。左右の方向転換も楽だし。 お馬の腹を自分で蹴って進むものと思っていたのですが、インストラクターの掛け声と鞭と口笛などのタイミングでお馬は動いているようでした。 (私、いきなり馬に舐められドン臭さ全開だったので、インストラクター達にマークされていたように思う) 20人ほどのキャラバンをんで40分のトレッキング。雨もかなり降ってきて皆無言。 身体が冷え切ったところで目的地であるゲルにたどり着きました。 小さな赤ちゃんがいる若夫婦のゲルそ訪問し、馬乳酒の歓迎を受けました。 飲むと身体が温かくなると言われたけど、トイレが心配でお代わりはできなかったなぁ。 しばしばし休んだ後、再びお馬に乗ってキャンプに戻ります。 行きは並足が主だったけど、帰りは軽早足(?)が多くてあっという間に着いてしまいました。
キャンプのレストランで昼食。 ここはねー、ウェイターもワイシャツに黒パンツ履いているだけあってかなり食事のクオリティー高かったよ。まさにレストランという感じでした。 黒オリーブが載ったサラダ、ブイヨンベースのバンシスープ、塩気の無いパン(大好き)、ロールキャベツ、焼き菓子。 午後は雨も上がり、T姐もちょっと乗馬をしたいと言うので「あまり遠くまで行く自身が無い」旨をE氏に伝えたうえで再乗馬。 私この段階で自分の馬(名前わからん)を覚えましたよ。 午後は二手に分かれたみたい。午前中より少なめのキャラバンを組んで、出発。 この頃になると「立ち・座り」の軽早足でいわゆる「人馬一体」気分を楽しむ(あくまでもイメージ)ようになっています。 自転車用パット入りスパッツ効果もバツグンで、お尻もあまり痛くありません。(ちょっとは痛いさ) 1時間程乗って、草原で(いつ終わるのかわかない)休憩。どうやらここが目的地らしいです。 ここでついに試してみましたよ、青空トイレ。 女性のガイドさんがそれらしい動きをしたのでさりげなくついて行って、休憩中の皆さんから見えない(でも道に止まっている車からは多分見えてます)絶好のポイントで用を足しました。 なんか、別にさらっとしたものでした。誰も注意して見ちゃいないよ、そんな感じ。 ウィンブレを腰に巻いて座れば良いのさ。でも水の流れる方向には気をつけて。 (わしらがトイレ行っている間にアルヒ(アルコール分38%)が振舞われたらしいです。H姐は完全に酔っ払って騎乗してました。) 午前中は完全に馬に舐められてたけど、午後はなかなか彼と息が合いました。 キャンプ地への帰り道は並足・早足・お馬の気分によっては駆け足気味(気持ち良い!) もうほとんど手綱を強く引っ張る必要はなくなってきたのですが、仲良くなれたところで乗馬タイムは終了。重い鞍をヨイショと背負って返しに行きます。
T姐は午後頑張って乗馬したのですが(お腹にモンゴル伝統衣装の帯「ブス」装着)さすがにここでダウン。夕食は取らずにゲルでお休みしていました。よく頑張ったよ・・・。 お夕飯はおなじみのキャベツサラダに牛ひき肉とマッシュポテトの重ね焼きでした。 E氏、T姐の様態を心配してかいがいしくお世話。頭が下がります。 野生山羊マークのアルタイビールをおごりました。
1時間ちょっと車を飛ばし、懐かしのウランバートル市内のホテルに帰ります。 日本から持ってきた「レトルト梅粥」の袋をそっとT姐にプレゼントしました。 やっぱこいつは必要ですわ。 わしらはまた大浴場にいってしまいました。
モンゴル最後の夜です。
<エレステキャンプ> ウランバートルから車で90分くらい。こじんまりしてるけど大変快適なツーリストキャンプでした。 レストラン棟はおされなテラス風。料理もテイストグッドです。上にも書いたけど、ウェイターはぱりっと白シャツ、黒パンツです。水洗トイレとシャワー併設(だったかな?)。
2004年08月14日(土) |
モンゴル旅行記 その4 MPOP |
朝6時に起床。風邪は引いていないみたい。よかった。 日の出は見られなかったけれど、朝焼けを眺めることはできました。 もうゴビを経つかと思うと寂しくて涙が。 ゴビをなめてはいけません。私たちは生活しているわけではないし、居心地の良いツーリストキャンプでずっと守られてすごしました。 でも思っていたほど気候は辛く無かったの。本当に皆優しかったし。 朝食をすませ、またあの素敵な空港へ車で送ってもらう。 プロペラ機がやってきて、人と荷物を降ろし、人と荷物を積んでまた帰っていく。 最後に最後のさよならを言った後、運転手さんは振り向かないで歩いて行きました。 そのさっぱりした態度に胸がきゅんとしました。 またここに来なさいと(指差し会話帳を使って)言ってくれたけど、本当にまた遊びに行けたらいいなあ。
ウランバートルに戻り、市内観光。 ザイサンの丘を登った後レストランにてモンゴル料理の昼食。 ボーズ、汁うどん、サラダ(モンゴルでは毎食サラダ付だった)をいただいたのだが、「ボーズは1つで良い」との希望は聞き届けられませんでした。(結局一人4つずつ) 美味しいけど食べきれないよぅ。脂多いし。 食後にガンダン寺を見学しましたが、読経する僧たちは非常に退屈そうでだらだらな空気でした。(寝てる人もいます) お寺のあと土産物屋に寄って行きますか?とE氏が聞くので同意する。 なんていうか、ガイドさんも店員もあまり積極的でないので、自分たちから意思表示をしないとなかなか買い物ができないのですよ。 私ははりきってもけもけブーツを購入。(先の反りあがったゴタルではなく、ブリヤートブーツというやつかなぁ?) スフバートル広場をさらっと見学後、ザハで軽くお買い物をし(ここで始めてモンゴル通貨トゥグリグを使用)、私の希望で国立デパート前のCDショップにも行きましたのよ。 カメルトンの新譜のアルバムとマキシシングル、ノミンタルスト(←いつも「タルトス」と言ってしまう)のアルバムを購入し(トゥグルグ払い)、ふとE氏を見ると手にはカメルトンの新譜。 兄さんも買ったのね。ふふ。 ほかの3人も何となく勢いでCDを購入していました。 夜は1時間程の民族音楽&舞踊ショー。 若い細いお兄さん達がホーミー(低いだみ声もホーミーと呼んでいいのかなぁ)で歌う姿はなんとなく不思議な感じでした。 しかし演奏の若者も舞踊の若者も皆さんかなり端正なお顔立ち。 うすうす気付いてはいるんだけど、モンゴルの男性ってかなりかっこ良くないか?
夕飯はホテルで中華料理。 時折組み込まれる中華料理が旅のアクセントになっています。良い具合です。 大浴場に行った後、日本への絵はがきを書きました。 ギフトショップで切手まで売ってるのが便利。 ところでテレビはモンゴルだけでなく、日本、ロシアの放送が見られるんですよ。 ロシア語放送で見るアテネオリンピックとか、面白かった。
2004年08月13日(金) |
モンゴル旅行記 その3 渓谷 |
明け方はかなり冷えたので、起きてカイロをお腹に貼りました。 今日はゆっくり起きてのんびり出発。 まずゴビ博物館(意外と充実していました)に寄って予習をした後ヨーリンアム渓谷に到着。 どこかでランチボックスを食べるはずなんだけど・・・ちょっと不安・・・と思いつつ手ぶらのE氏にくっついて歩き始める(12:00)。 渓谷にはナキウサギ、ノネズミ、コンドル、ヨル(鷹の一種か?)がいたのですが、私のお気に入りは断然ナキウサギ。 「見ることができる」どころじゃありません。わらわら出てきて目の前を横切ったりするのだ。 E氏は山のてっぺんの野性の山羊(M姐のオペラグラスで確認)には大興奮でしたが、ナキウサギに対しては大変あっさりした態度で(「ネズミみたいなの」と呼んでいた)小石を投げたりしていました。(たぶん個人的な性格のせいではなく、ナショナリティーの問題だと思う) 1時間半ほど歩いたところでちょっと休憩、また歩きだしたのですが終点のないハイキングに4人とも若干の不安を覚え、もう引き返しましょうと提案してみる。 遠まわしに昼食のことを尋ねてみると「車まで戻って食べます」とのこと。 車に戻ったら「他のみんなは帰ってくるのに、あなたたちはいつまでも帰ってこないからどうしたかのと思った」と運転手さんに言われました。 確かに私たちは足が短い(周りは欧米人が多かった)のにハイキング道の一番奥まで歩いちゃったからね。 お昼は16:00。メニューはサンドイッチとご飯、塩漬け肉、ゆで野菜+チョコパイ(E氏の好物)。
食後に地元出身の運転手さんお勧めの場所(観光スポットではない)に連れて行ってもらいました。 時間は車で20分ほどだったけれど、砂漠以上にアップダウンありの道(途中ジャンピングポイントあり。胃袋浮きます。)を満腹の状態で走るという悪条件にメンバーのH姐はダウン気味、歌が聞きたいというので皆で必死になって歌いました。 着いた場所はまさに秘境でした。でも日記には書かないんだ。覚えているから良いんだ。
今日の夕食は運転手さんも一緒。ビーフシチューみたいな料理でした。 運転手さんは日本語が全く分からないため、E氏を通してお話ししました。 今日はゴビ最後の夜なので、2人にビールをご馳走しました。 食後、シャワーを浴びて星空を見ようとゲルを出たら運転手さんがベンチに座っていて(キャンプの専属運転手なのでここに泊まっているのです)、隣に座れとジェスチャーで示してくる。 ここぞとばかりに「指差しモンゴル語会話」を持ち出すM姐。 「歳は何歳?」「彼氏はいるのか?」などと指差し話していたら(この時点で会話の主導権は運転手さんにあり)他のスタッフも集まってきて皆で1時間程指差し談話しました。 名残惜しいけどもう寝る時間です。 身体が冷えてちょっと熱があるみたい。風邪薬を飲んで首にスカーフをぐるぐる巻き、フリース着用、お腹にカイロ装着の完全防備で床につきました。
2004年08月12日(木) |
モンゴル旅行記 その2 砂丘 |
今日は7:30の飛行機でゴビに向かうため、4:30から朝食です。 でもちゃんと食事が用意してあるの。えらい。 そしてパン・お菓子類が大変美味しい。 空気は乾燥してるんだけどお肌バリバリにならないのは水のせいかしら? 髪の毛もさらっとまとまって、パサパサはしていません。 ウランバートル空港(正式名忘れた)の国内線ロビーの売店は素朴で可愛い。 陳列ケースにお菓子などが並んでいて旧ソ連みたいなイメージ。 プロペラ機に乗り1時間ちょっとのフライトでゴビ空港へ到着です。 噂どおりゴビ空港に滑走路はなく、簡単な柵とバスターミナルみたいな建物がぽつんとあるだけでした。 車内が猛烈にガソリン臭い、ハンドルの下は部品丸出し、線や管が見えてますよ、なワゴン車に乗り込み一路ツールストキャンプへ向かいます。 いきなりパリ-ダカールラリー気分なデコボコ道に内心焦ったものの、景色が良くて気持ち良い。 南ゴビ、トゥブシンキャンプに着いた時点でまだ9:30、まずは自分らのゲル(4人で一つ屋根)に荷物を置いてゆっくり休憩。その後昼食。 サラダ・パン・ハッシュドビーフ風煮込み、クラッカーのフルコースでした。豪華だ。
午後から本格的にゴビ砂漠見学です。デコボコ道を粋なワゴンでひたすら走ります。 対向車ほとんど無し。わたくしメチャクチャ車酔いするタイプなのですが、酔い止め薬の性能が良くなっているのか景色のせいなのか、全く酔う兆し無しです。 ラクダが道を横切ったりします。(誰かの家畜らしい。でも飼い主の姿は無し) 途中ザグという木が生える場所や(砂漠にも木が生えているのです)グランドキャニオン風な赤土の岩盤地帯(恐竜の化石などが発見されています)に寄りつつ、モルツォグ砂丘に到着。 と思ったらラクダ使いの男性ら7・8人が丘の向こうから走ってきて、いきなり取り囲まれてしまいました。 ラクダさん「ヒョヒィー」とか啼きまくりで、かなり迫力あります。 取りあえず自分の足で砂丘に登ってみたものの、ラクダたちも「ヒョヒィー」「ブヒィー」と一緒についてくるので落ち着きません。 仕方なく砂丘の上で乗駱駝。立ち上がる時が怖かったなぁ。 フタコブラクダの前のコブにしがみついて(もちろん少年がラクダを牽いてくれたのだが)砂丘を降り→登りしました。これで$5。 終わったら彼らはラクダにまたがり、あっという間に次の客の所へ走っていってしまいました。 かっこえぇー。彼らつっかけサンダル履いてラクダに乗ってたよ。 砂丘の後は遊牧民のお宅訪問です。 途中、ガイドのE氏がラクダに乗った少女に家の在り処を尋ねているあたりに若干の不安を感じます。でも何とかなるでしょう。信用するしかないのですから。 遊牧民のお宅では、アイラグ(馬乳酒)、シミン・アルヒ(馬の乳の蒸留酒かな?甘くて薄くて美味しい)、ラクダ乳酒、嗅ぎ煙草、アーロール(乾燥チーズ)の歓迎を受け、私たちは4人で歌を歌いました。 車とお酒が苦手なため、たくさんいただけなかったのが残念です。 ここのお宅ではラクダを20頭くらい飼ってらっしゃいました。 子どもたちと一緒に写真を撮ってもらい、手持ちのアメ類をお返しにプレゼントしてさよならです。アメは全種類ウメ味でした。バリエーション無くてごめんよ・・・。
ワゴン車ぶっ飛ばしてツーリストキャンプに到着。 そしてガイドさんも一緒に夕飯(パスタ)。 シャワーを浴びてから、皆でフリース着込んで星を眺めました。 曇った空が段々と晴れて一面の星が現われ、流れ星がポンポン流れていく様は全くもって壮観でした。 東京から好きなMDを持っていって星空の下で聞こうともくろんでいたんだけど、それすら小さな楽しみに思えてしまってやめちゃった。 ただ星があって、静寂がある。それでもう十分なのです。
<南ゴビ・トゥブシン社のツーリストキャンプ> 20〜30のゲルがあるキャンプ。南ゴビの空港から車ぶっとばして20分くらい。左右に分かれたゲルの真ん中にゲル型レストラン棟があります。2階はバー(地元の人しか飲んでなかった気がする)、地下はトイレ。レストラン棟の隣にシャワー棟あり。嬉しいことにお湯がチョロと出ます。どうやら薪で火を焚いているらしいです。
2004年08月11日(水) |
モンゴル旅行記 その1 タニルツィー |
成田空港チェックインカウンター前にてメンバー4人全員集合。 MIAT搭乗口付近で朝赤龍関を見かけました。同じ飛行機に乗るみたいです。 13:30に成田を発って5時間ちょっとでウランバートルに到着。 MIAT(のエアバスかな?)は大変快適で機内食もおいしかったです。 機内食のFishは噂どおりウナギの蒲焼でございました。しかも美味いの。 荷物を取って到着ロビーに出ると、我らがガイドさんE氏が出迎えてくれました。 はじめまして、モンゴル。 ワゴン車に乗ってウランバートル市内へゴーです。 キリル文字の看板などが見えてきて、だんだん興奮してきました。 日系のフラワーホテルについて、一休みしてから夕食(中華)。 念のため、ドル→トゥグリグへの両替もしてみました。($50分) その後みんなで大浴場に行きました。 スリッパ・歯ブラシ・シャンプー・タオルとも揃っていて大変快適。
<フラワーホテル> 大概の日本人ツアー観光客はこのホテルに泊まるみたい。町の中心からはちょっと外れているけど、車移動なので問題なしでした。ホテルの近くにスーパーがあったらしいので、買い物に行けばよかったかなぁ。 中華のレストランはけっこう美味しかったです。朝食はバイキング形式で、朝4時でもちゃんと用意してくれました。焼き菓子類が好評でした。 このホテルの目玉は大浴場でして、よく考えてみるとモンゴルのホテルであれだけお湯をたっぷり使って湯船につかれるというのはかなりの贅沢なんですね。
明日からモンゴル旅行です。 一年以上前から計画していたので、とても楽しみ。
初めて自分で企画した海外旅行はアイルランド。もう7年前の話。 あの時は不安で不安で前日に寝込んでしまったものでした。 (飛行機と一泊目の宿しか取っていかなかったのが原因なのだが) 今回は完全にガイド付きのツアーなのでちょっと気が楽だな。
良い出会いがありますように。 モンゴルの大地は優しく私を迎えてくれるかしら?
旅行前だというのに、肩こりと頭痛があって体調万全って感じじゃないのよ、困ったね。 パッキングはほぼ終了。 旅行前日に気持ち悪くなって起き上がれなかったことがあるので、直前には用意しないことにしてます。 あとはパスポートさえ持てばOK〜な状態にしておきたいのよね。 急に思い立ってぶらりと旅行、は自分は無理だなあ。 宿とらないで旅行に行っちゃうこともあるんだけどさ。
今回はタオルやらトイレットペーパーやらも持って行かんとならんので、けっこう荷物多いですよ。
4年前にマレーシアで買ったバティック(ろうけつ染めの布?)でスカートを作りました。 出来上がるまでにずいぶんかかったなぁ。 型取って布切ったのが去年・・・かな? 実際に縫い始めたのは2週間前。 いやはや、世界にたった一つの作品が完成して良かった。
skaja

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