人生とは、とどまることなき変化である。 つまり、肉の生活の衰弱と、霊の生活の強化・拡大である。
(レーヴ・ニコラエビッチ・トルストイ)
常ないものを常あるもののごとく思い、 頼むべからざるものを頼みとするところに、 人生における種々の苦悩は生ずる。
(三木清)
Reality can destory the dream; why shouldn't the dream destroy reality?
現実が夢を壊すことがある。 だったら、夢が現実を壊すことがあってもいいじゃないか。
(George Moore)
信言は美ならず、 美言は信ならず。 善き者は弁ぜず、 弁ずる者は善からず。
(老子)
一つの所に停まり、一つの物の中に深く入ってゆくことなしに、 如何にして真に物を知ることができるであろうか。
『人生論ノート』三木清
足し算や引き算じゃあるまいし、 血と肉でできてる人間は算術のようにゃいかないものさ。
『赤毛のアン』モンゴメリ
あなたの知らないところに いろいろな人生がある あなたの人生が かけがえのないように あなたの知らない人生も また かけがえがない 人を愛するということは 知らない人生を 知るということだ
『ひとりぼっちの動物園』灰谷健次郎
ニュースの合間に寝息が聞こえる 期待したよりずっと静か
弦を爪弾けば盛者がまやかし 思えば遠き日結った髪も
手を繋いで居て 悲しみで一杯の情景を握り返して この結び目で世界を護るのさ
蓮華の咲く頃柑子は実らぬ 期待するのは勝手だと云う
殺めないでと 憎しみで一杯の光景を睨み返して その魂を果敢に解くのさ
「夢を見る拙さか」麗しき寝顔に問う
手を繋いで居て 喜びで一杯の球体を探り直して この結び目が世界に溢れたら ただ同じときに遇えた幸運を繋ぎたいだけ この結び目で世界を護るのさ 未来を造るのさ
『夢のあと』東京事変
いい写真というものは、写したのではなくて、写ったのである。 計算を踏みはずした時にだけ、そういういい写真が出来る。
『死ぬことと生きること』土門拳
おぼえているかね、 われわれの肉体は思考そのものであって、 それ以外のなにものでもないんだということを。
『かもめのジョナサン』リチャード・バック
おまえがいつの日か出会う災いは、おまえがおろそかにしたある時間の罰だ。
(ナポレオン)
幸福というものは受けるべきもので、求めるべき性質のものではない。 求めて得られるものは幸福にあらずして快楽だ。
(志賀直哉)
すべての人間関係は、学びのために起こっている。
(山川紘矢)
迷ったら前へ。 逃げずに前へ出るんだ。
(星野仙一)
現在の自分は、今までやってきたことの結果であり、 将来の自分は、今やっていることの結果である。
(ブッダ)
尊敬ということがなければ、真の恋愛は成立しない。
(フィヒテ)
善行は悪行と同じように、人の憎悪を招くものである。
(マキャベリ)
人は愛している限り許す。
『道徳的反省』ラ・ロシュフーコー
人類を救済したいという衝動は、 支配したいという衝動を隠す表向きの看板であることが多い。
(H・L・メンケン)
すべて世上に出づるの因は、 善く用いる者には生機にして、 善く用いざる者には殺機なり。
『菜根譚』
愛されたく、尊敬されたいなら、 それだけの値打ちを持たなければならない。
『牟礼随筆』武者小路実篤
それからはずっと幸せに暮らしましたとさ、というのは、 一日一日の積み重ねによってのみ可能なのです。
(マーガレット・ボナーノ)
強引すぎるのはいかんよ、きみ。 ろくなことにはならんにきまっている。
『大商戦』広瀬仁紀
過去の因を知らんと欲せばその現在の果を見よ。 未来の果を知らんと欲せばその現在の因を見よ。
『心地観経』
二人の人間が同じ場所から眺めている。 ひとりは泥土を、もうひとりは星を。
『悲観と楽観』ラングブリッジ
始まるのが可能になるためには、まず一切が終わらなければならない。
『ベケットとヴァン・ヴェルデ』シャルル・ジュリエ
運命に逆らえば運命に支配され、運命に適応すれば運命を支配できる。
(タルムード)
神様でさえ、人を裁くのに、その人の死後までお待ちになる。
(サミュエル・ジョンソン)
喜怒の時、耐えて事すべからず。 喜びもやみ、怒りもやみ、 常の心になりて後、事を行なうべし。
(貝原益軒)
人を相手にせず、天を相手にせよ。 天を相手にして、己を尽くし、人を咎めず、 我が誠の足らざるを尋ぬべし。
(西郷隆盛)
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