善は、自分が犠牲になるのでなければ善ではない。 勝利は、それがどんなものであっても悪である。 敗北は、それが自発的になされたのであれば、いかなるものでも善である。
(ロマン=ローラン)
もっとも高く飛ぶカモメは、もっとも遠くを見通す。
『かもめのジョナサン』リチャード・バック
私たちが十分に得られないものに、愛がある。 そして、十分に与えられないものに、愛がある。
(ヘンリー・ミラー)
生産性とは機械や道具や手法の問題ではなく、姿勢の問題である。 換言するならば、生産性を決定するものは、働く人たちの動機である。
(P・F・ドラッカー)
行くに径(こみち)に由らず。
『論語』
There are two kinds of light - the glow that illumines, and the glare that obscures.
光には2つある。 ものを照らすあざやかな光と、 おおい隠すギラギラした光と。
(ジェームズ・サーバー)
脱皮できない蛇は滅びる。 意見を脱皮していくことを妨げられた精神も同じことである。 それは、精神であることをやめる。
(フリードリヒ・ニーチェ)
どのような防御も、礼を尽くすことには及ばない。
(エドワード・ルーカス)
感情に沈黙を強制することはできるが、境界を定めることはできない。
『雑録集』ネッケル夫人
生きることの意味と価値について問いかけるようになると、我々は狂ってしまう。 なにしろ意味も価値も客観的に実在するものではないのだから。
(ジークムント・フロイト)
人生を楽しんでいる人は、失敗者ではない。
(ウィリアム・フォークナー)
勇気を試すもの、それは死ではない。 生きることだ。
(ヴィトリオ・コンテ・ディアルフェリ)
「速く撃つより冷静なことが大事なんだ。 冷静なら正確に撃てる。」
「相手が速くて正確ならどうなります?」
「死ぬだけだ。」
『許されざる者』より
苦しんでいるものにとって、仕事ほど大きな慰めはないではないか。
『ファーブル伝』ルグロ
正直とか親切とか友情とか、 そのような普通の道徳を固く守る人こそ、 真の偉人というべきである。
(アナトール・フランス)
君がどんなに遠い夢を見ても、 君自身が可能性を信じる限り、 それは手の届くところにある。
(ヘルマン・ヘッセ)
相手から入ってくる情報が減ると、増えるのは「思い込み」です。 目をそらしているうちに、自分の中で、相手はどんどん醜くふくれあがり、 本来、いもしないモンスターになっていきます。
(山田ズーニー)
やった後で後悔するほうが、やらないことで後悔するよりもずっとましだ。
(ボッカッチオ)
完全であること自体が、不完全なのだ。
(ホロビッツ)
物事はすべて、不可能と証明されるまでは可能である。 また、不可能なことであっても、 現在のところそうであるだけなのかもしれない。
(パール・バック)
人は今日のことでは苦悩しない。 昨日起きたことへの後悔、 それに明日起こるかもしれないことへの恐れ、 それでくよくよする。
(ブルデット)
天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、 苦悩する人のために戦う者です。
(ナイチンゲール)
幸福とは何か、どうすれば幸福になれるのか、と考える前に、 まず自分にとっての幸福の素は何かを知ることが先決である。
『知的欲張りのススメ』和田勉
金さえあれば何でも裁量の如くさ、というような顔をしている奴には、 たてをついて困らせてやるがいい。
(夏目漱石)
「こいつといっしょに、幸せになろう」とか、 「こいつに幸せにしてもらおう」というよりも、
「こいつとだったら不幸になっても後悔しない」 という相手とめぐりあえたら、最高なんじゃないかなぁ。
これは、一見ネガティブな考えに思えるかもしれないけど、 いちばん強い絆なんじゃないかなぁ。
(糸井重里)
一遍過ぎ去ったものは決して繰り返されないのです。 繰り返されるように見えるのは素人だからである。
(夏目漱石)
どのような河でも
ガンジス河へ流れこむものはすべて
それらは名と姓を失う
ガンジス河も海に入ってしまえば
すでに見えない
(ジャータカ)
どんなに愛しているかを話すことができるのは、すこしも愛してないからである。
(フランシスコ・ペトラルカ)
たいていの人間の場合、あることがらへの不信は、 他のことがらへの盲信に基づいている。
(リヒテンベルク)
いつか使うと思っている袋や箱やリボンも、 実際には使うかもしれないが、 思い切って捨てた時点で数分後にはもうその存在が記憶の中から消えている。 だからあとでもったいないことをしたと後悔することは絶対にないはず。 さあどうだろう。 今使わないものは、すべて捨てるもの、 そう思うと、もう清々しい空気が一斉になだれこんでくるはずである。
(齋藤薫)
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