ひとりカーニバル
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2003年09月16日(火) 遠吠えの中身

畑で草取りをしていると、近所の牛小屋から、牛の遠吠えが聞こえてきた。

「モォ〜〜〜〜」
「モォ〜〜〜〜」
「モォ〜〜〜ッッ」

いずれ肉となる運命の牛達。そのために育てられ、大きくなっていく。精一杯声を張り上げて鳴き、生きる毎日。そんな彼らの心境を考えてみた。

「モォ〜〜〜〜、超信じらんなーい」
「モォ〜〜〜〜、早くここ(小屋)掃除してよねーー!」
「モォ〜〜〜〜、エサまだーー?」

鳴き声の語尾が上がり調子なので、
「今日、天気よくな〜い?」
とか、女子高校生風で、割とたくましく生きているような気がしてきた。


2003年09月15日(月) 駅弁を食べよう

東北に行ってきた。

道中は長く、新幹線の中でお昼を食べるので、乗り換えの東京駅で“たこめし”を買う。

店員さん「お茶はよろしいですか?」
自分「よろしいです」

そう、お茶はいらない。新幹線の中のワゴンサービスで買うのだ。乗り換えの待ち時間があるので、出来るだけ冷たいものを飲みたい。

無事席をゲットし、乗り換え完了。席のテーブルを出し、たこめしを置く。さぁ、お昼ですよ。後はお茶を待つだけですよ。私はワゴンサービスが来るのを待った。しかし、

――――来ない。

待てど暮らせど、お茶はやってこない。耳を澄ましてみても購買を呼びかける声は聞こえてこない。斜め前の席の人が駅弁をむしゃむしゃと食べているのが見える。お茶も飲んでいる。

私はたこめしを前におあずけ状態だ。ご飯を食べるときにはやはりお茶が欲しい。まずお茶を飲む、たこめしを食べる。

お茶・お茶・たこめし、うまい。
たこめし・お茶・たこめし、具も食べて。
たこめし・たこめし・たこめし・お茶・たこめし・たこめし…

純粋に腹が減ったのと喉が乾いてきたということで、落ち着きがなくなる一乗客。


2003年09月03日(水) 心に春がくるとき

私用で、東北に行ってこようと思う。

初めて行く東北。乗り換えがうまく出来ず、迷子になるかもしれない。

「ふ〜ゆ〜が〜、来―るー前〜に〜」
(唄;紙ふうせん)

大きなカバンをぶらさげたまま、ポツンと立ち尽くす自分。雪が降る前に動こうと思ったのはいいが、一足先に心に雪が降ってしまいそうな気がする。しんしんしん…。

そんなときは、あの人の名を呼ぼう。そうだ、構内アナウンスで呼んでもらおう。

言葉には、魂が宿るという。

その人はそこにはいない。問題解決にもならないが、名を呼ぶことでもしかしたら、元気が出るかもしれない。


絣 |MAIL

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