ふつうっぽい日記
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2005年07月10日(日) 電話

福岡滞在中に、大阪邸に1件ヒツウチで着信履歴が残っていた。1週間の滞在で、1件というのは少なくて、驚いたけど、まぁ、そんなもんだろう。
ヒツウチの1件。

おそらく、その主から先週の木曜日か金曜日に電話がかかった。
ヒツウチだった。
出た。
もちろん、ヒツウチなので、だるそうに対応だ。(こちらがね)

声は女性で、マニュアル的な感じだった。
カード会社の人だった。
使ってないのに、解約のめんど臭さから更新され続けているというところからだった。いい加減に解約しないとな。
カード会社っていうのは、カード利用の明細の他に、各種保険のサービスを紹介してくる。まだ郵送で資料が送られるだけならいいけど、電話での再プッシュは正直だるい。
保険は、大きな買い物、契約なのだから、「なるほど!」と思ったら問い合わせなり、同封の契約書を返信したりちゃんとするよ。
保険関係はとりあえず、最低限なものに加入しているので、操作するつもりはない。保険料が高くて気になっているという時期でもない。

「ご覧いただけたでしょうか」ってきたので事務的に「ハイ」と、老婆のように低い声で返事をした。
その後、6回くらい相づちで「ハイ」と言っておいた。
そういえば、「今、お時間よろしいでしょうか」と初めの方で言ってきたので「手短にお願いします」と言ったんだっけ。
4分くらいその保険のメリットなどをしゃべりまくられ、切り札とばかりにこのところ各種コマーシャルで耳にする、目にする某保険会社の名前をあげてきた。「実は、そことの契約でして、単独で入っておられる方も多いですが、○○カード提携のオリジナルの保険内容〜〜〜〜〜〜〜〜」
そう言われている途中で「あーあ…」と私は落胆の反応の声を出した。
「どういうイメージをお持ちですか?」
「あーあ。そこだけとは絶対に関わりたくないなって」
「え?どうしてなんでしょう?さしつかえなければ」
「たまたまだとは思うのですが、知っている方がそこの対応が悪かったとか言ってあって、ダメだなって。まぁ、たまたまなんでしょうけどね(笑)」と返した。これは、本当だ(作り上げた話ではない)
お姉さんは「そうですね、たまたまなんでしょうけどね。さようですか…」
「という訳で、もう結構ですので、ハイ。では、失礼します」(←失礼のないように、淡々とし過ぎないように)と言って回線切断。

やれやれ。
そして、昨日だったか、一昨日だったか、忘れたけど、「はちみつのおばちゃん」から電話があった。「はちみつのおばちゃん」は、ヒツウチじゃなくて、フリーダイヤルだった。
耳を澄ませば、いろんな声(電話オペレータ)が聞こえた。
「先日、はちみつをお買い上げいたしまして、そのお礼と、お便り届きましたでしょうか?その確認です」
「いえいえ。あ、来てました」
湯布院に旅行した時に、はちみつ製品を買って、夫が気楽な気持ちで、会員登録(無料)をしたのだった…
お便りとは通販カタログにもなっているやつだった。
まぁ、旅だったから、買ってみたというのが素直なところだ。
「はちみつおばちゃん」は、「お中元の時期ですが、もうお済みになられましたでしょうか?是非とも、このお得な時期に〜〜〜〜〜〜〜〜」としっかり営業トークだ。まぁね、相手はそれが仕事なんだから。
「お中元は、ウチはしてないので」と言うと、「そうですね、ウチも言葉で伝えるだけだったりするんですよね(笑)でも、ご自宅用にお求めされる方も多いんですよ。このお電話を受けてから期間限定の価格ですから、是非ともご検討ください。美味しいでしょ?他の味も試されましたか?」
「あ。まだ、ありますし」
「そうですよね、まだ一月くらいしか経たれてないから、もちろん、無くなってからの注文でも構わないんですよ」
「ま、結構ですので」
「では、また、季節の変わり目にお便りをお届けするかと思いますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますね」
断。

やれやれである。
「ウチは、実は今、主人と別居しておりまして、主人が登録しているようですから、私のほうでは、対応できませんし。申し訳ないですが」みたいな事を言ってやったらよかったかしらとも後から思ってしまった。


とはいえ、電話は今の生活では必需品だ。
2ヶ月前に、夫宅にIP電話を引き込み、携帯ではなく、固定電話でのやりとりができるようになったのだ。携帯でしゃべっていた時の請求額はすごかったが、やはり、固定電話の通話料は安い。


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今朝は、昼まで寝るぞ!と思ったが、9時には起きた。
何度か目を開けて、時間を確認して、眠り直した。
静かな日曜日だ。
周りの工事の音もしてない。
そして、薄曇り(いつ雨が降り始めてもおかしくない)
でも、気持ち的には落ち着く。
天気がいいと、周りから家族的な音が聞こえたりして、ブルーになることもある。
9時に起きたが、頭痛があった。
とりあえず、軽い朝食を取ったら、幾分ましになった。

今日は、ヒツウチ的電話もないだろうし、よりまったりできるだろう。
「気」を休めなければ。
今さらながら、ハリポタ本に吸い込まれてみている。
こりゃ、いい。


2005年07月09日(土) 「普通」じゃない。

「普通、来るでしょう?」
「ああ…まぁね…」
「大阪に遊びに行きますから」

「普通」じゃない生活が始まって3ヶ月が過ぎた。
精一杯、強がっていたツケがどーんときたって感じだ。


「…この子なんて、結婚してるんだよ。でも、5年別居してんだから…」
「普通」なら、適度に客観的に聞き流せて複雑な表情ができたんだと思う。でも、思いっきり感情移入をしてしまって、気づいたら涙目になっていた。
よく分からないから、適当に書くんだが、ご主人が浮気したとかで別居状態が続いているようだった。
私は願う。彼女が、ご主人と同じ過ちをしないことを。
誰かのご主人になびかないことを。
彼女からのアプローチでなくても、守ってやりたいと錯覚する男が近付いて彼女の心を傷つけないことを。
でも、きっと、しばらくは男に対する信頼とか、警戒するんだと思う。
時間がかかるだろうけど、決着がついて、再び彼女が頼りたいと思える男性が現れることを客観的に願う私だ。



「私ね、嬉しかったのよ。USJに来る時はウチに泊まってくださいってご主人が言ってくれて。その気持ちがね」
本当に彼女は嬉しそうだった。
夫の優しさだとは思う。
でも、本当の現実なんて落ち着いてないのに。

できるなら、毎日のほとんどを夫の単身先で暮らしたい。
たとえ、そこでの業務が年内で終わったとしても。
気持ちは。

新聞をもう止めてしまおうとか、月2回の月曜日の英会話を本格的に休もうかとか、事務のバイトを辞めようかとか、「実家に帰らないといけない」とでも言ってココでの人間関係にけじめをつけようかとか。
都合よく生きよう、過ごそうと思っても、笑顔の人形があっても、私はこの広い部屋で1人ぼっち。

「ご主人や子どもの夕飯の準備気にしないでいいからいいわね」
「部屋、散らかす人いなくて羨ましい」
「土曜日、ご主人がいないのなら、仕事できるわね」
「お宅は、子どもがいないんだし、悩みも少なくていいわね…ウチなんて…」
「一人晩酌してはるんですか…私は家では飲まないな…主人も飲むんですけどね…」
「また、福岡行くんですか。大変ですね」
「あなたには子どもがいないけど、私は…」


雑音で、処理できるほど、器用ではない。
悲しくも悔しさだって込み上げる。

聞きたくない、聞きたくない。


多分、一時的だ。
多分、きっと、我慢できるはずだ。
今、落ち着いていないからだ。

発狂しそうなこの瞬間も、忘れないようにしよう。
逃げたくはないけど、我慢できなくなったら、休憩しよう。


KAZU |MAIL