ふつうっぽい日記
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2003年07月29日(火) 「え〜?知らないのぉ?」

今日は午後から一件、美顔のお仕事だった。

午後1時、チャイムを鳴らすと、見なれた顔が現れた。
いつものように、セッティング。
そして、見なれた場所におこちゃまの「ひなちゃん」がお昼ご飯を食べながらテレビを見ていた。
「ひなちゃん」に「こんにちわ」って言うと、ニヘッと笑ってテレビの世界に戻って行った。
「ひな、あいさつしたかい?」と母親の声。「だってご飯食べてるもん」「お口の中にご飯のこっていたらしゃべられへんもんね。テレビ見てもいいけど、お口動かさなあかんで」「…うん(モゴモゴ)」

そんなやりとりも心地よく、美顔の時間は始まった。
このところ、機器の調子が不安定で3回くらいフライングした。
トリートメント剤をすでに顔にのばした後だったので、四回目は「どうか動いてくれ!」と心の中で念じた。その願いが通じて四回目には、ケロッと動いた。お客さんもちょっと不安げな感じだった(そりゃそうだろう…)
途中で不意に止まることもなく、順調に機器は作動してくれた(ヒヤヒヤ)
施術自体は小一時間あれば、終わるのだが、世間話やのほほんと後片付けをしたりして、2時間半くらい滞在した。美味しいアイスコーヒーも入れてくださり、茶菓子もかなり食べちゃった(^^;)
「お盆に仕事に出る、っていうの、結構好きだったな」とかいうので、お互い昔のお勤め時代を思い出し、浸った。「お盆って、取り引き会社もほとんど休みだから、電話もほとんどかからないし、ウルサイおじさん社員さんは休みを取っていていないし。若い男性社員がアイスクリームとかケーキとか買ってきてくれてまったりと食べたりしてさ。」とか。
とくに、このお客さん「ひなちゃんのママ」さんとは、英会話レッスンも同じところに通っていることもあって話が合う。
2歳の長男を1年前に亡くしてあるママさんなのだけど、少しずつ活き活きしてきてる。初めはどう気を遣っていくべきか…と考え過ぎた時も正直あったけど、今は自然にしゃべっていけてるし、今日はママさんの方から「あの子は好奇心強い子でね、あの子がいたら、機器とか触りまくってて落ち着いてエステなんてできないだろうな…女の子は大人しくしていてくれるけど…」と語ってきた。「お盆には帰ってくるって言うじゃないですか」と温かく語るママさんの声。「もう若いとは言えないけど、もう一人頑張ろうかなって最近思ってるんですよ」とも。想像した。私も同じ頃、お腹が膨らんでいる姿を。そんな日がいつか来たら、いいな、と。

ママさんとのお話にオチがついてから、荷物を抱えて、帰る途中の道で「KAZU(←本当は名字)さんだ!」と子どもが叫んだ。道路で6人くらいの子どもがボール遊びをしていた。誰が叫んだといえば「ひなちゃん」だった。家の中では大人しいので、ビビったが、とっても嬉しかった。
遊びに夢中になってると思いきや、自分の名字が大きな声で呼ばれたので、さすがに足を止めた。他の子ども達は「KAZUって誰やねん?」と謎の顔をし、何人かの女の子が「どの人どの人?」と近付いてきた。フゥ〜ンと期待外れのような顔をしたが(そりゃそうだろう…)「ひなちゃん」は「え〜?知らないのぉ?KAZUさんだよ、KAZUさん。」と熱く語ってくれていた(超可愛い〜)「ひなちゃん」の中では私は有名人らしい(爆)
適当に手を振って、玄関に向かおうとしたら自転車置き場の入り口のところまで「ひなちゃん」が駆け寄ってきて、とっても元気に「バイバイ!」と手を振ってくれた。家の中ではクネクネと照れくさそうに手をふるのだけど、外ではめちゃめちゃ元気っ子だった。

後から「ひなちゃんママ」にメールでその可愛い姿を報告したら「家の中ではネコかぶってるからね。遊んでいる時はネコはどっかに行っちゃうみたい」と返事がきた。
私の子ども時代とはまるで正反対。
私は家の中では明るくうるさい方だったけど、外で友達と遊んだりする時はどこか引っ込み思案で暗めであまりしゃべらない子だった。

「ひなちゃん」元気に育つんだよ。弟か妹、できるといいね。
もし、おばちゃん(ちょっと抵抗あるが、自分のこと)に、もし子どもができたら遊んであげてね!


2003年07月14日(月) 先週の土曜日は、引越の見積の日で

今日は、午後から英会話のレッスンだった。
「元気?」という講師の問いかけに、「so so(まぁまぁ)」と答えた。「Why?」と聞いてきたので、ちまちまと手探りの単語をつぎはぎして、語った。

先週の土曜日は、引越の見積の日で、思ったよりも良心的な価格で少しホッとした。引越の時に処分してほしいモノが数点あり、処分料として一万円ちょっとかかるらしい。エアコンの着脱は一台につき8000円らしい。
そして、家財道具は、6トントラックに載せることになり、5人作業員がついてくる。荷造りは、私が3万円で請け負うことになった。(*6トントラックなんてないですよ;6トンという見積です、、、多いなー。)
来月1日に段ボールを持ってきてもらうことにしたので、それから、少しずつ私の仕事が始まる。業者にまかせたら3万円で小物の荷造りをしてくれるというのは良心的なのかもしれないけど、「奥様はお仕事はされてありますか?」と聞かれ、仕事云々に関しては反応せず「その3万円私がいただきます!!」と言ったらわざとらしかったけど手を打って見積のお兄さんは笑っておられた。「頑張ってくださいね。是非、成功させましょう」と言っていた。

今の賃貸のマンションも狭くはない間取りで、収納も充実しているので、荷物が多いのだろう。引っ越す先に、いざ、荷物を当てはめるとどんな感じなのやら…

それと、「パソコン多いですね(^^;)ご主人は、ソッチの方のお仕事を?」と。「実は自分で作っているんですよー」と得意げに語っていた。
見積の明細には「PC2台」と書いてあった…。
厳密に言えば、5台、、、、大きくみれば3台。(5台中、2台はほとんど稼働していない)

引越作業によって、懐かしいモノと対面する機会が増える。
気分転換もしながら、しかるべき判断をして、心地よい新生活を始めたい。

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引越まで2ヶ月と10日くらい。


2003年07月09日(水) 少しだるい

ここ2、3日少しだるい。
元気な時があるのだから、元気がない時もあると思いたい。

そんな日だから、たぶん、化粧乗りも後ろ向きで、できるならお手入れのお仕事は避けたかった(わがまま)
その思いが通じたのか、今日一応予約という状態のお客さんのところに連絡してみたら、「ちょっと忙しくて、また、お願いするときはコチラから連絡させていただきます」という返事が来た。快く「分かりました」と言って、電話をきった。

それから洗濯機を3回ほど休み休み回し、扇風機の風にあたりながら、昼寝をした。夢の中で泣いていたのか、叫んでいたのか、枕の上に敷いていたタオルがぬれていた。(ヨダレかもしれないー笑ー)

夢には実妹が出てきて(朝、携帯メールがあったからだと思う)シングルマザーになるというものだった(ドラマの見過ぎ?!)子どもは男の子で「リキ」と呼ばれていた。私は会いに行った。母も妹も急がしそうで、私の訪問が遅いので電話をしてきた「お姉ちゃん、まだ?赤ちゃん、お姉ちゃんの小さい頃にめちゃくちゃ似てるっちゃが」と言っていた。
バスに乗ったり、エレベーターに乗ったりして「リキ」のもとへ向かうけど、なかなかたどり着けず、到着したと思ったら誰もいなかった。という流れ。

この2日ほど、ガクンと気力がダウンして、日帰り帰省しようかとも実は思ったりしていた。でも、そうすることは、実家の人間を心配させることになると自分に言い聞かせ、できる範囲で、迷惑をかけないようにジタバタと、自分の妙な気を吐き出そうと頑張る事にした。または、出て行くのを気長に待つという感じ。


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衝動買いした本『バカの壁』(養老孟司)


2003年07月07日(月) 気の晴らし方それぞれ

「気晴らしにパァ〜っと!」と言えば、なにをするだろう。
何を思うだろう。

「気晴らし」という時の「気」は、重たいモンなのかもしれない。

誰かの気晴らしのために、「殴られる」ほど私はお人好しではない。

たとえば、「気晴らし」として太鼓を叩いている人がいて、「ちょっと聞いてくれる?」と、太鼓を叩き出したら聞くだろう。太鼓の音を聞くということに、警戒はほとんど感じないから。

気功術とかいうのもきく。たとえば、気功術師という人がいて、「目をつぶってください」というと目をつぶるかもしれない。何も考えずに。

気を操れる人が、自分の悪い気を誰かに注入できるものかなんていうのは、分からない。

つかみどころのない「気」や「心」。
誰かの愚痴をきいても、自分が醜くならないように、ちょっとした気晴らし役を何も言わず受け入れることで、自分の中にたしかにある「気」や「心」を再認識できるのかもしれない。

なるほど、三十路はいろんなものがみえてくる。

気の晴らし方それぞれ。
考え方それぞれ。
結局最後に残るのは、自分だ。


2003年07月02日(水) 久々の訪問系

今日、久々の訪問系のインターホンが鳴った。
お昼ご飯タイムを忘れて、“なかよしグループ”の近況報告原稿の準備をしていた。夕方に、美顔系の納品でお客さんのところに行くのでその準備もしながら。ちょうど、インターホンが鳴ったのが納品の連絡メールをしてほどよく経った頃で、もしかしたら、私のところまで商品を引き取りに来たのか?と油断をしていた。
でも、すぐに玄関の扉を開けないという警戒心は残っていて、インターホンとの闘いだけとなった。

しかし。結果として、玄関は開けることはしなかったが、めちゃくちゃ不愉快な気持ちが残った。私の対応の仕方が悪かったのかもしれないが、それにしてもだ。
しつこい新聞勧誘の方が、まだ、潔いとさえも思われた。それほどのムカツキ。

新聞勧誘のしつこさは、ある程度、ダメだと判断できたら、勧誘員は「チッ」とか舌打ちをして、こっちの断りの台詞を言っている間にもかかわらず、次なるターゲットへと移動するという“感じ悪さ”を残す。

今日の訪問系は「活水器‥水質検査が‥このあたりを回らせていただいて‥最終日でして‥お台所の‥ちょっとした検査‥手間は取らせません‥浄水器との違いご存知‥」と、ズラズラと説明をしていた。相槌を打たずに、私は聞いているだけという態度をとった。すると、訪問系の男は(20〜30代と思われる)「あの?もしもし?聞いてる?」というので、「ウチは結構ですので」と言った。
そこで、ガチャリと切ればそれで終わったのかもしれないが。

男は「あ、オクサン、ココにちゃんと貼ってありますね。訪問系お断りって。ボク、背が低いので見えなかったヨ〜ちゃんと見えるところに貼らなきゃ(ワハハ)結構、声若いよね。20代?23歳くらい?電話の声、若いねって言われない?ほら、ボク等の仕事ってインターホン越しにお話することが多いから、いろいろと想像しちゃうんですよ。
で、活水器の話、知ってる?テレビとか新聞とかで最近話題になっているんだけど、どう?」

私は「浄水器関係の訪問って結構、来ていますから!今、忙しいんで!」

男は「そうなんだ〜結構、来るんだ。とくに、家にいると対応することって多くてうウザイよね?(ヘヘッ)忙しいって自宅で仕事?パソコン関係?」

私は「(イライラ)はっきりいって‥」

男は「ウザイよね?ゴメンね〜で、仕事って何してるの?」

私は「(イライラ爆発寸前)‥(無言の主張)」

男は「そんな、人に言えないようなオシゴトしてんのぉ?(ヘヘヘ)」

私は「(イライラ爆発;ファックス電話機の音量ボタンを押した)プルプルプルプル〜(電話の呼び出し音:大)」

男は「うわ〜!大きな音。もしかしてゲームしてんのぉ?」

私は「電話ですので、それでは失礼します」

男は「忙しいところ、ゴメンねぇ」

----終了。----



なんなんだ。この親しげな語り。
インターホンだからか?
姿を確認しなくて幸いだった。

訪問販売。
多少美顔の仕事は、似た形式なので、少しは気持ちは分かるつもりだ。
私の場合は初対面のお宅にピンポンと訪問ということはない。
それでも、かなり緊張するし、気をはる。
自分と同じ主婦相手だから、独特の空気があって、それをうまく味方にできたら、コミュニケーションが深まる。

もしも、同じ女性で主婦という方の訪問系(浄水器系)だったら、また、違った切り返しになるのだとは思う。
換気扇フィルターの“おばちゃん”がそうであったように。

若い(紳士的な)男性の声で、敏感(若い声ですね、とか)に反応するような単純な(純粋な)奥さんではない。さまざまな不愉快な訪問系と接してきている考察してきている(妄想もあるが)私だ。

必要だ!という声を求めて、潔く、新聞勧誘員のように、次へ次へとできれば失礼のないように、活動をしていただきたいと思う。


KAZU |MAIL