ふつうっぽい日記
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2003年08月21日(木) あるおばちゃんの話

私も得意なことは、熱く語るほうだ。
そして、決まって、何日かして、自己嫌悪に陥る。
出過ぎた、言い過ぎた、と。
度をこすと、話された人の記憶にはもう残ってないだろうという時期に、言い訳の手紙を送ったりする。

今回登場するのは、とっても元気なおばちゃん。
おばちゃんは、おそらく、60歳あたりなのだと思う。
おばちゃんは、朝5時くらいに起きて、掲示板の自分の書き込みをチェックするのだそうだ。ご自分で、HPは持っておらず、行きつけのHPの自分の書きこんだことへのツッコミなどをワクワクしながら見るのだという。
その時の私ってば、「へぇ〜そうなんだぁ〜」とかなり聞き手に回っていた。「メールアドレス教えてくれたら、おすすめのHPとか紹介するわよ!あなたMacなんでしょ?Macだったらダメなのよ〜え?大丈夫なの?だったら、メール友達ねっ」などとリードをとるおばちゃん。

さらに

「メールは絵付きのを送るから。動くやつよ。ソースとか自分でいじってるのよ、私。書き込み?年齢とか書かないし、どこに住んでるかとかも明かさないし、訪問先ごとに、呼び名変えてるし。たまに、混乱する時もあるけどね(笑)そういえば、最近流行りのウィルスの対策した?ウィルスソフトも問題があるとか言ってたよね?あれが、難しいとかって。そう〜アナタちゃんと読み込みできたの〜そう〜しかし、マイクロソフトも困ったもんジャ…エクセル?しますよしますよ、もちろん、ワードも。イラストも小さいの置いたりしてね。イラスト?イラストは、そういうのを扱ったところがあるから、ピクチャのフォルダに入れておけば、簡単に張り付けられるわよ。」

決して早口ではないのだけど、彼女は熱く語っておられた。

というのも、美顔のサロンで事務員バイトを私は、始めたのだが、最初なので、今まで作っていた資料を基本に(つまり控えめ:今までのはワープロによって作成されていた)エクセルで作ってみたのだった。
調子に乗るところがあるので、突っ走らないように、ジワジワと試していこうと思ったのだ。なので、9月分として配布される資料は、ちょいと味気ないというかシンプルなのだ。その資料は、おばちゃんにも渡され、「9月の資料、アナタが作ったんだってね?今までのとなんか違うな?って思ったから」と、早速言われた。「初めてなんデ〜ひねりが入ってないんですけど、少しずつ飾りとか入れていこうかなって思ってるんですけど。カラーとかになっちゃうかも」と私。
個人的に作る資料は、惜しみなくカラー印刷し、イラストも配置しまくるのだけど、出過ぎないように出過ぎないように、と、控えめな事務員KAZUなのだ。
おばちゃんは「私なんてカラー印刷よ、もちろん。その方がお客さんも楽しんでもらえるみたいな感じよ」と、相変わらず、熱く語っておられた。

私が、HPを運営してるなんて思ってもいないだろう。

さらに、おばちゃんは、自称「キリバンの女王」と言っていた。
「キリバンでもらうプレゼントに、何が嬉しいって、自分の好きな曲をその日1日流してもらえることなのよ。プレートとかよりもね。」とおっしゃった。うっかり「そういうプレゼントもいいですね」と、イベント企画者になったような感じで言ってしまった私。でも、おばちゃんは、疑ったりはしてなかったようす。

このおばちゃんとの会話は、一昨日のバイキングランチ付き美顔の会合でなされたことなのだ。その会合のイベントで「新規お客さまの登録用紙を明日の朝一番にファックスしていただけた方に、○○スキンケアセット(5万くらいはするモノ)をプレゼントします!」というのが告げられた。飛び上がったのはおばちゃん(実際には飛び上がってはいないけど)
「私を、誰だと思っているの?キリバンの女王よ〜☆」と。3回くらい同じ台詞を聞いた。
今日、サロンで聞いた話ではなんとおばちゃんは、見事そのスキンケアセットをゲットすることになったらしい。

おそるべし、おばちゃん。
元気で頑張りましょう、お互いに…


2003年08月11日(月) 戻ってくるという

お盆は死んだ人の魂が戻ってくるという。
そうかもしれない、と、思える事が昨晩私にはあった(感じられた)

昨日は焼き肉と、しこたまワインを飲み(夫が中心)イビキ轟々(ゴウゴウ)。私は就寝のタイミングを失う。
昨日、軽い気持ちで車に傷をつけてしまい、夫を怒らせた。また、私は大人げなく謝りもせずに「いいじゃんいいじゃん」なんて対応していた。「誰が金払って買ったと思うんだ、まったく!新車だったら3日くらい口を聞いてない!」という台詞まで言わせた。それは私じゃない!とかいう言い訳はしないけど、壊れそうだった。(車じゃなくて)

暑さも手伝って、眠れないことに自分で腹がたち、情けなくなり、涙が流れてきてしまい、枕を濡らした。それは深夜に枕元の窓から聞こえる「ヒグラシ」の鳴き声にも責任がある(責めるなヨ)
なぜ、今。なぜ、こんな時間に。
もしかしたら、虫の知らせで、実家の両親が呼んでいるのかもしれない、もしかしたら、死んだおじいちゃんが…と、妄想は止まらない。

子どもがまだできなくてごめんごめんと自分をせめ、ココロの中で「おじいちゃん助けて」とか言ってた。子どものことだけじゃなく、廃品回収に思いきって学生時代のテキストやノートを処分したことへの半端に残った気持ち(学費出してもらったのに、活かせなかったことに対する責めとか)がミックスされて、小学生だか中学生だった頃におじいちゃんやおばあちゃんに「私、小学校の先生になります」と言っていて、「頑張りなさい」と言ってくれた声にあっさりと答えなかったことへの情けなさみたいなの。とにかく、昨日の夜は自分を責めることしか頭になかった。

気分転換にと、寝室を出て、Macを立ち上げ、メールチェックなんかをする。1通もメールは届いていなかった。HP散策をするが、かといって掲示板に書き込みをするほどの気力はなく部屋の暑さもあって、20分くらいで電源を落とした。氷を1つ口に入れて、寝室に戻った。

その時。

寝室の匂いが、慣れない匂いを放っていることに気付く。
それまでいた、リビングやパソコンを設置している洋室は焼き肉の匂いが充満していたから、単なるそれは「普通の空気」だったのかもしれない。
でも、「あれ?」と思わずにはおれなかった。
枕元には、消臭効果の粒が入ったぬいぐるみを置いているけど、その匂いとも明らかに違う。では、何の匂いだったのかというと…

病院の匂いだった。
おじいちゃんはたしか病院で亡くなった。
私はそのころ、青森でスキーをしていた。
父はアメリカに行っていた。
妹もその時家にいなかった。
母だけが家にいて、その知らせをうけて、葬儀に参列した。
私と父は後日、仏前に参った。
おじいちゃんの病院への見舞いは何度かしていたから、微妙な雰囲気や匂いなんかは覚えていた…
小さくなった身体。むくんだ足。

たぶん、おじいちゃんが来たんだと思う。
そっと見守るように。(あかん、涙が。。。。)

「今」を一生懸命頑張らないと、と、自分に言い聞かせた。
そして、おじいちゃんのお墓参りをしに帰省しなくては、とも、思った。


2003年08月04日(月) 先週末の出来事など

今日は、暑い1日だった。

午前中、英会話のレッスンで、出がけの45分くらい一人エアコンをかけて軽く予習をして出かけた。心地よい環境だと、不思議とはかどる。
今日の英会話の先生は代理の女性で、クレアさんと言った。
「はじめまして。あなたのお名前は?」から始まり、「その扇子の模様は何?」と聞かれ「たれぱんだ」と言うと、「タレっていうのは焼き肉の“タレ”と同じなの?」とオモシロイ反応が返ってきて、爆笑。そして、「先週末何をして過ごしたの?」というのに発展した。ちょうど、動詞の過去形がテキストでテーマとなっているので、自己紹介がてら自分のことを楽しく語った。「自動車で買い物に行った」と言えば「何を買った?」とツッコミが入り、単純な問いかけなのに動揺する私。「食べ物?」と言われて、「そうそう、食べ物と野菜のスライサー(削り器)を買った」と言うと、かなり爆笑されて、「そのスライスマシンではどういった野菜がカットできるのか?」っていうのになり、「きゅうりと大根と、タマネギとか」と言うと、「オーストラリアで調理の仕事をしたことがあって、その時大量のタマネギを切った時に水のように涙が流れた」とクレアさんは語ってきて、「タマネギをカットする時はスキー用のゴーグルを装着するのがよろしい」とアドバイスをくれて、それを聞いた相方さんは「そういや、孫もゴーグルをつけて切ってたよ。メガネじゃダメね」なんて会話に入る。(もちろん、すべて英語だ)
そんなこんなで、あっという間に1時間経っていて、「さてテキストを進めましょう」というところで時間だった(爆)次回は3週間後の8月25日である。もうこの日になれば「来月の今日はお引越だね」なんて鼻息荒くなっているのだろうか。

レッスンから帰宅して、洗濯機を回した。タオルケット2枚と綿の肌布団を洗った。一気に洗濯機に放り込んだのが悪かったらしく、誤作動を起こし、「さて、脱水だ」と思ったら、注水しはじめて「洗いモード」になってしまった。風呂の水もかなり減っていたので、ずいぶんと無駄遣いをしてしまったようだ…誤作動に気付いてからは一枚ずつ脱水を行い、以後は正しく動作した。
それから軽く昼食をとって、再び一人エアコンタイム。
何をしたかというと、ワイシャツのアイロン掛け3週間分をこなした。
十数枚という大量のアイロン掛けが集中してできたものエアコン様のおかげである。大量入荷(爆)したワイシャツはすっからかんになっていたクローゼットに無事収納された。
たいがい前もって「ワイシャツ君が寂しそうだよ」とか「靴下ピーンチ!」とか優しい予告があるのだけど、今回は夫も「いい加減に気付いてくださいね」という暗黙サイン作戦を実行したみたい。


最近、更新が激カメモードになっているのだが、日々暇をもてあましている訳じゃない。また、激しく忙殺されているという訳でもない(今はまだ)

ざっと思い出したことを書いておくことにする。
まず、英会話の宿題にもあった先週末の出来事。

土曜日は、昼前に起床。
金曜日に某隣人さんが差し入れ(笑)でプレゼントしていただいたハンバーガー1個を争奪。それと、卵入り味噌スープと大根サラダとヨーグルトとアイスコーヒーを飲み、半端な朝昼兼用の食事は終了。
身支度をして、町の祭りの会場に向かう。電車で一駅だ。
その日はある電器屋の閉店セールで、のぞいてみた。
気になったのはMac(パソコン)だ。13万とか18万で新型iMac(中華饅型)とeMac(白いボディのよくあるiMacのカタチみたいなの)で入手できると書いてあり、30分くらい迷った。
リビング用で一台、そして、主人の遊び用で一台、セールしてあるこの2台のMacを買い占めようかとまで考えたりした。
その時は25分分(ぶん)迷った(謎)

電器屋をチェックしてから、百貨店をぶらぶら散策。甚平のカッチョイイやつを探しているのだけど、なかなか出会わないのだ。絶対必要というモノではないので、理想のモノと出会うまで探し続けるつもりだ(笑)

そして、祭りの雰囲気を見るために、メインストリートへ。
毎年この時期にあっているのだけど、初めて行った。
福岡でいうところのミニ博多どんたくっぽい。また、行進型盆ダンスという感じか。浴衣姿の若者がたくさんいた。
露店もたくさん出ていて、焼き鳥の匂いの誘惑で、土曜の晩は焼き鳥屋に行った。(英語ではチキンバーベキューレストラン?!)
生ビールよりも、瓶ビールが安かったので、瓶で攻めた(攻めたって…)
6000円分くらい飲み食いをしてから(そうそう、日本酒も一杯飲んでしまいました)さきほどMacをチェックした電器屋へ。
閉店の音楽が流れる中、5分くらい迷った。でも、結局、30万で何が買えるよ?!今ので充分なはずだ!それだったら拡張機能を増設したり、ソフトを買えばいいじゃん!というところに落ち着き、Mac購入はなかったことに。
そして、電器屋を後にし、カラオケ屋へ。
ちょっと落ち目のカラオケ屋という感じで、トイレも1箇所しかなく、古い歌が充実しており、画面の背景に時折、緑色の帯が流れたりして、古さを物語っていた。オプションリモコンっていうのか、声を「ヤング」にしたり「マダム」にしたり「オカマ」にしたりする機能は使用でき、しかし、その機能を使ってしまうと、予約していた曲が全て消去されてしまうというオモシロシステムだった。ゆえに、それに気付いてからオプションリモコンは使わなかった。
主人がビートルズのレットイットビーを歌っている時に「ピアノ欲しい病」が猛烈に暴れ出し、二人の意見が一致した。「明日、車で見に行こう(買いに行こう)!!」となり、熱い握手を夫婦で実施。
カラオケ屋では一人プラス1000円で飲み放題になるとあり、二人とも飲み放題コースにした。(2時間)
酎ハイ(カクテル)が一杯480円だったので、3杯飲めば元がとれる計算だ。二人で9杯ほど飲み、私はかなりできあがってしまった。
それから、コンビニでラーメンと花火とアイスを主人に買ってもらった。花火は線香花火だ。コンビニや帰りの電車の中でどんな会話をしたのか私はほとんど覚えてないが、たしか、コンビニで「これとか買ってくれるの?」とイワシのみりん漬けや梅干し付きうどんを指差して確認していた…(これらは買ってない)
無事、帰宅して、冷凍庫にアイスを入れて、玄関の前で線香花火大会をした。深夜10時過ぎ。
初めはベランダでしようと言っていたが、引越仕分けの不要物品などがゴタゴタと出ていたし、広いわけじゃないので却下。一番安全なのは駐車場だけど、人目につくしってことで、玄関の前で行われた。これも、誰かが見ているという可能性もあったが。
翌朝、玄関前を見たら、ところどころ、線香花火の先の焼けた黒いカスが転がっていた(^^;)
その後、アイスを食べながら、フルーツワインを堪能。私は途中で頭痛と睡魔に襲われ就寝。主人は、ワインを飲み干して、軽くテレビを見てから就寝した模様。

さて、日曜日。
やはり、起きたのは昼近くだった。
にんにくのたくさん入ったラーメンを食べ、2時くらいに車で梅田方面へ。この日は淀川の花火大会の日でもあり、多いかと思っていたが、思ったほど混んでなかった。
贔屓にしている量販店へ。
寄り道をしながら、やってきました電子ピアノコーナー。
暇そうな販売担当のお姉様3名ほど。
気楽に見たかったのだけど、何やら説明してくる。
「これは木製の鍵盤にかなり近付いたタイプで…」
「これは、一番人気の商品で…お買得で…」
一般客と思われる黒人男性の試し演奏が気になって気になってしょうがなかった。日本の60歳くらいのオッチャンも、何やらナツメロを弾いていた(両手で!)ちょっと得意げな顔が、張り合っているようにも思えた(観察している場合か?!)
結局、いろいろ悩んで、電子ピアノは引っ越してからということになった。送料無料とはあるけど、これから段ボールまみれになっていく今の部屋に運ぶというのは要領が悪いし。
駐車場代750円を支払って、梅田の町をあとにした。
「次に、車で来る時は電気とか買うんだね、平日にさ。そして、その時に電子ピアノも注文しようゼ」なんて会話をしていたら、ちょっとだけまた実感が湧いてきた。(引越の)


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引越まであと、1ヶ月と21日(くらい)


KAZU |MAIL