ふつうっぽい日記
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2003年03月27日(木) |
適当だけど、リズミカル |
このところ、仕事も落ち着き(お客さんが子どもが春休みということもあって、家族サービス中らしい)私は結構、普通に過ごしている。
さて、今日はカットをしにいった。どこに行こうか?と、考え、カットだけなので、またもや安めのところへ行った。2300円なり。「シャンプーはお済みですか?」と言われ、私は夜しか髪は洗わない(それも1日おき)ので、もう少しで「昨日の夜済みました」と丁寧に対応するところだった。まぁ、基本が低価格なので、シャンプーをしてもらうことにした。やや流れ作業的なところなので、とくに世間話をすることもなく、さくさくと終わるというのが私にとっては都合がよいのだ。知らない人と、世間話というのは、頭を使い過ぎるので疲れる(頭は使うものだろうけど)しかし、美顔の仕事では、何かしら私は適当に(いい加減という意味じゃなくて)話してはいるのだけど。
私の髪をカットした青年(おそらく、私より年下だ。いや、絶対に年下。)は、私の順番の前に「カット仕上がりにクレームをつけてきたおばちゃん」の対応をしていて、ダルそうだった。私はシャンプーを別のお姉さんにしてもらって、10分くらい待ち椅子で待たされたのだけど、その時に、青年はスタッフルームに駆け込み、3分くらいして出てきた。しっかりとタバコの香りがしていた。タバコを吸うイコールイライラするのを鎮めるためというのは、強引なのだろうけど、タバコ人によっては、そのひとときはリフレッシュの時間なのだろうと思う(私はふざけた時にしか吸わない:ふざけたことは過去3回。) 青年は、必要最小限の会話で淡々とカットしていった。少し、大丈夫か?ちゃんと切ってくれるのか?と不安だった。「下を向いてください」と初めにいわれ、背後からザクザクとかなり切る音が聞こえていた。ハァ…と力が抜けそうだったけど、昼過ぎの素直な眠気もあり、もうどうでもよくなっていった(爆)10分くらいザクザクしてから、「前髪は、乾かしてからします」と言って、ドライヤーで大雑把に乾かしはじめた。あらかた乾いてから、前髪にいくのかと思いきや、また背後でハサミの音がしてきた。まだ切んのかーーーー!?とナハハ状態だったが、よ〜く見ると、毛先を軽くしているだけだった。その仕方がなんというか、適当だけど、リズミカルだった。今度は音の割に、そんなに切ってはなさそうだった。しかし、しばらく、その動きは続いた。ようやく、前髪に行き、これまた手短に「目に入らないくらいにします」とだけ、言って、さくさく切った。それで、カットは全て終了。青年は手鏡を後ろに持って、確認させた。そう、この、最後の確認って、たいがいのお店は客に手鏡を持たせて、回れ右をさせ、背後の大きめの鏡に映った後ろ姿を手鏡で見るようにうながす。でも、今日の青年は、手鏡に映った後ろ姿を大きな鏡に見えるようにした。ちょっとしたことだけど、これまた頭を使わずに済んだので(笑)私にとっては楽だった。
大人になった「ちびまるこ」というスタイルだけど、私は、結構コレが気にいっている(笑)
先週の土曜日、8年ぶりに学生時代の友達(サークル仲間でもある)と再会した。もちろん、偶然というのではなくて、連絡をとりあってからのことだ。彼女とは、大学を卒業してから、年賀状の行き来はしていた。何度かメッセージに「大阪には何度か行くので会えるといいね」と書かれてあった。福岡と大阪。私の中ではそんなに遠くはないが(それは実家を遠くに感じないようにしているからだろう)普通で考えると、近くはない。
携帯メールで現在地を何度か報告してもらい、彼女が我が家の近くの駅に到着したのは土曜日の夕方6時半近くだった。彼女が着く、1分くらい前に私は駅についた。ドキドキしながら、改札の奥を見つめていた。軽く手をふって、彼女は改札を出てきた。「8キロも太ってしまったから、気付いてくれなかったらどげんしょうかって思っとった」と、博多弁で言ってきた。 「私も、私も」と軽く流して、あっという間に我が家に到着。
不思議なもんで、8年ぶりの再会なのだけど、特に気遣いすることなく、我が夫とも、一緒に夕食を楽しんだ。夕食は、飛行機の時間が早ければ、梅田あたりまでくり出してもよかったのだが、「いい時間」だったのでのんびりと我が家でくつろいでもないながら、たくさんしゃべることにした。 ちなみに、食事は「たこ焼き」。彼女にはたこを切ってもらった。 「たこ焼きのタネが60個分くらいだから、60個くらいに切って」と、伝えた。切り終えた彼女は「数えながら切ったりしてないけん、もしかしたら、足りないカモ。おおざっぱな性格やけん」と。 たこ焼きは、結局、60個以上できたのだ。なんと、たこは、彼女が適当に切ったと言っていたのに、ジャスト60個切られていた。「わ〜適当に切ったのに、60個やったげな、なんか嬉しかぁ〜」と。私たち夫婦も「スゴイ!こりゃ、さい先いいぞ!」なんて調子にのせた(笑)
彼女は小さな村の小学校で教師をしていて、クラスの人数は10人とのことだった。当然、一学年一クラスで、学年特有の行事も一人でさばいていかねばならない。子どもたちも、毎日委員会活動で忙しくしていて、昼休みも外で遊ぶ時間がないようとも言っていた。 どこか、田舎ののほほんとした学校って、いいなぁ〜と漠然と思うところがあった(少なくとも私には) しかし、現実はかなり厳しいようだ。 時間が許せば、美顔もしてあげたかったが、どうしても、今回はゆっくり時間が取れないというので「今度は、ぜひ、エステの予約をしっかり入れてね」と言って彼女と別れた。
-- 結局、決めるのは自分。それをちゃんと分かっていれば、第三者の声に耳を傾けるのは、とても意義があると思う。 背中を押してくれる、小さな一言。 あなたは、どこの、だれに、求める?
2003年03月20日(木) |
よくやったよ、ワタシ |
初めに、筆記試験で、15分間、予定通りの問題が出題され、ホッと安心。 次に、技術試験の準備。テーブルにクロスを敷いて、機器をセッティングして、化粧品や小道具を並べる。 ボールにお湯をいれて拭き取り用のスポンジをひたして、コットンやティッシュも並べる。準備をしている時からもちろんチェック。モデルさんは、「某隣人さん」のお母さん。「某隣人さん」自身も、実は試験を受けているのだった。
前の席で受験している娘の姿も気になりつつ、私のモデルさんは気持ちいい顔をしてくれていた。 会場はBGMも流れていて、なんか、ムード音楽のつもりだろうけど、軽快なワルツが選曲されていて、なんか笑いそうだった。優雅な運動会とでも言えそうな。
流れとしては、ケープを腕にかけて、「どうぞこちらへ」と席に迎えて、ターバンで髪をとめる。 そして、手指消毒をしてから、クリーム状のクレンジングをコットンにつけて、アイメイク、次に口紅を落とし、機器に回転ブラシを付けて、お顔の上を滑らせていきます。一通り、通ったら、ティッシュで軽く押さえて濡れたソフトスポンジで3回ふきとり。 スチームは1分くらいして、出てくるんだけど、会場の電気設備の関係で(一気に32台が稼働していた)何度も電源がおち、スチームはその度に止まった。「スチームが出ていると思って手を動かしてくださいね」と、チェック係の代表さん(←この方は信頼できる方)が言う。なのに、私のチェック担当の人は、淡々と「スチームスイッチ入れてっ!」という台詞をはいて、どこかへ行った…でも、私はチェック係のボス(笑)の言っていたことを優先させ、一通りの流れが終わるまで、すぐにはスチームを復活させなかった。ちょっと「アノ人、大丈夫か?」と、ムムッと思った。(アノ人の第一印象については後半に…) 次に湿らせたコットンを閉じた目の上に載せて、お客さまには、スチームに5分くらいあたってもらう。 その間に、後半で塗って剥がすタイプのパック材の準備。 粉とジェルを調合して、へらで混ぜる。ちゃんとスチームがしかるべき顔の場所にあたっているかのチェックも必要。 そして、マッサージングパックでお顔をマッサージします。 毛穴を開きながら、かつ、水分を補いつつ、ゆっくりと手順通りに両手を使ってマッサージ。15工程以上あったぞ、たしか。 その流れが終わったら、バイブレータでお顔をマッサージ。 その時にバイブレータカバーが振動でぶっ飛びテーブルの下に転がるというアクシデント発生! なんとか拾って、拭いて、復活(冷や汗〜) そして、ふきとり。髪の生え際や、あごのあたりに拭き残しがないか注意。 次に、肌(もちろん顔)のリンパ液を動かす。 機器に必要なアダプタを接続し、順番通りに行うのである。 その次が鼻とあごの悪脂肪の吸引。 これもやはり、機器に専用のカップをつけて、スッポンスッポンと吸い取る。 そして、コットンに保護化粧水を含ませて、タッピング。 そこまで終わると、パック材をお顔に塗る。 トレーニング中(実地練習中)は、お客さんの手もとにボトッと パック材を落としたり、ケープの上にこぼしたり、失敗しまくってたが、本番はこぼさずにできた。 塗り終えたら、アイパッドをして、濡らしたガーゼを顔に載せて、ラッピング。 マニュアルでは15分だけど、試験の時は「では、今から剥がしてください!」と5分くらいで指示があった。 まだそんなに固くかたまっていなかったのではがし易かったけど、試験ということもあり、少し緊張しながらゆっくりと剥がした。 剥がすといっても、へらで丁寧にとっていくという地道な作業。あらかた取れたら濡らしたスポンジで拭き取っていきます。 生え際までちゃんと取れたのを確認してから、最後のお手入れである乳液。 乳液も、マッサージしながら浸透させていく。そのマッサージもちゃんと「型」がある。 乳液の工程が終わると、ケープとターバンを外して「お疲れさまでした」と言って、終了。 チェックの人間はお客さん(モデル)の肌の状態を手で触って確かめていた。しっとりプルル〜ンとなっているか。赤ボールペンでゴリゴリと何かを書いている気配は近くで分かるので、なんとも妙な気分だった。 ともあれ、結果が「形」となってめでたしめでたしである。
そうそう、技術の後、午後から二人組での「話法」の簡単な披露(これは採点されない)があったが、1分ということもあって、もう言いたいことがどんどん増えていくわ、声は震えるわでボロボロだった。今となっては想い出の一部なのだけど。
--はみだしトーク-- 私の技術チェック係さんの第一印象は、「女優さんみたいで素敵」だった…でも…ムムムなところも、それから増えていき、第一印象で、何もかも(精神的というか人間としての中身的というか)決めるのは危険だなと思った、これは、ちょっとあまりにも余談すぎたかな(毒舌?) まぁ、「組織」「監督」「指導」する立場と、現場で実際にお客さんと対応している立場では、視点が変わってくるものだし、それぞれの「生き様」も違うんだし、しょうがないことだけど。
これからはこの試験合格をお守りかわりに(?)自信をもって、美顔に関わっていけたら幸いだ。それにしても、よくやったよ、ワタシ。
昨日は、ドキドキの日だった。 美顔のお仕事のライセンス取得試験だったのだ。そのため、先月から、トレーニングに忙殺されたりしていて、更新が滞っていた。更新のみならず、ネットのお散歩もそうだ。
元の更新ペースにいきなり戻れるのが理想だけど、そうは問屋が卸さないらしい(笑)でも、「気」は、楽になったのはたしかである。あとは、自分のペースを再構築すればいいのだし(なんだか難しい表現使って逃げてるっぽい:自己分析。)
今日は、この辺で。1か月分の疲れを一晩でとれるか分からないけど(どう考えても取れる訳ない)
できれば続きはまた明日。(できるようにしようよ:自分へのメッセージ。)
2003年03月03日(月) |
ナルシストなお客さま |
今日はひな祭りであるが、我が家ではとくにイベントは行わない。無意識に先週の土曜日に「ちらし寿司」を作ったくらい。そういえば、ひな祭りと言えばちらし寿司だ。近所からもソレらしい香りが漂ってきていたっけ。
先週の土曜日は奈良県のある町から友人が顔を貸しにはるばるやってきた。気心の知れた友人なので「顔貸してよ」「いいわよ」と気楽なもんである。ちょっと聞き違えばえらくコワイ会話だけど、本当に私は顔を必要としていたのだ。「忙しかったら顔だけ送ってくれてもいいわよ」と笑いも交えて何日か前に彼女に電話で伝えた。目的は、エステの課題のモデルである。彼女には、一つ前の研修の時の課題にも協力してもらっていたのだ。さらに、その時のお手入れが気に入ってもらえてフルユーザーとまではいかないけど、公私ともにいい感じでおつきあいしていただいているのだった。
今回は電話での打診の時点では軽く「スチームを使ったエステ」としか説明していなくて、多少緊張して来たようだったが…結果からいうと、お手入れ後の自分の顔をオモシロイくらいに気に入って帰っていったのだ。
「課題やから、もたついたりするかもしれんけど、許してね」「いいよ、いいよ、思いっきりやってくださいまし」と、気楽に始まり、エステの時間は少しの反省点があったが気になっていた時間の壁はクリアできて(←時間よりも工程とちゃんと指が通るべき道を通っているかが重要と師匠から後に助言される。ごもっともである!反省〜)私はほっとしていた。
エステの流れが終わったところで、気楽なメークタイムである。春の新色のパレットを見せると、目はときめきながらも困ったような表情の彼女。「私がリクエストすると…的な感じになるのでまかせるわ」と。彼女はお芝居が好きで(もっぱら最近は鑑賞が中心)贔屓にしている俳優さんがいて、その方に近付こうとするところもあるようだった(笑)彼女らしいのだけどね。 今回は私のおまかせメークということで、試しながら色を重ねていった。 「黄色と緑は多分私には似合わないわ」と彼女は言っていたけど、すでに私のブラシには黄色の粉がつけられていて、ソレは彼女のまぶたの上にうっすらと載せられたのだった(ムフフ)少し、まいったなという表情の彼女。 しかし、リップまで載せて完成した顔をみるや、「黄色と緑もこう見るとイイワネ!!記念に撮っておかなきゃ!」と、カメラ付き携帯を取り出し、撮影タイムとなった。そのセルフ撮影している姿が怪しくなく、可愛らしくその姿をカメラで撮りたいくらいだった(笑)せっかくなので、デジカメでも撮影することにして、彼女にポーズを求めたところ、「この髪がダメだわ!」と洗面台に走っていった。ややあって、「お願いします」とカメラ目線。プレビュー画面を見て、満足したかと思いきや、ふたたび彼女は自分のカメラ付き携帯で撮影しまくっていて、「この角度がいいかしらね。よし。この角度でデジカメお願いしていいかしら」と再びポーズ。 夜ご飯も彼女と一緒に我が家で食べることになっていて、時間があったのでプリントアウトすることにした。アウトしたのは彼女の希望で初めに撮ったポーズだったが「写真用のA4大のお試し用紙があるんだけど、ちょっと大きすぎるかな?」みたいなことを私が彼女に尋ねると「眉の形とか見ることを考えると大きめでもいいかも」と言うのでA4用紙でじゃじゃーんと印刷。 最近プリンタを新調したのでその出来がどれくらいのもんか私も楽しみだった。 「うわー。ニキビとか小さなほくろとか首のシワまでしっかり写ってるー。さすが、デジカメだなぁ」と彼女。しかし、まんざらでもないらしく、大切に鞄にしまっていた。 その後も、ちょっとした時間があると、彼女はカメラ付き携帯を取り出し自分を撮りまくっていた(笑)
「私はナルシストか?ってね〜(自分でツッコム彼女)HPの日記に書いてもイイわよ(ムフフ)」と言ってくれたのでご要望にお答えし、コレを書かせてもらった。
明日は、ちょっと気を張るオシゴトの日。さて、どうなることやら…
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