日記病者

For God so loved the world that He gave His only begotten Son,
that whoever believes in Him should not perish but have everlasting life.
John 3:16




2004年04月30日(金) 今日のタモリ倶楽部

久々にタモリ倶楽部を拝見しました。
タモリさんは大好きなんだけど、まぁ時間帯からして寝てることも多いし、
1時からはニッポン放送でナイナイのオールナイトニッポンを専ら聞いてたりするので
起きてたとしてもなかなかお目に掛かれなかったのです。
でも今日はどうしてもタモさんにお目に掛かりたかったの。

そしたら
「この番組(タモリ倶楽部)は俺の趣味でやってんだから」
とタモさんが。
あー、このナチュラルな発言が大好きです。お慕いして余りあります。
真面目にやる気がないところが素敵。
でもくだらないことに全力投球、という姿勢が大好きです。
リスペクト・タモさん。

どうでもいいことで思い出した。
タモさんとは全く関係ないのだが、最近倫理学の授業で
アリストテレスの『二コマコス倫理学』を扱っておる。
んで、去年の教養科目で哲学取ってた時、(前後期ともに同じ先生だったのだが)
担当の先生がアリストテレスに対してはいつも酷評で
「ま、言ってることは面白いんですけど、文章が下手糞なんです」
「アリストテレスの書いた本を読んでますと、もう、とにかく文章がまずくて」
「内容はなかなか面白いこと言ってるんですけど、
 書き方が下手だからみなさん読む気がしなくなるんですよね」
と、いつもアリストテレスの文章のひどさに対して手厳しかった。
んで今回、哲学の先生とは違う方なのだが、授業の途中で義務論の話をする時、
義務論の祖ということでカントの話が出たのだが、
「格率」など独特な言葉を用いた文章を一応読んだ上で、
「格率とか難しそうに見えますね。まぁこんなのはどうでもいいんですが」
と、ドきっぱりおっしゃった。
あのー、哲学とか倫理とかの先生って手厳しい方が多いんですかね……。
切り捨て方があまりに鮮やか過ぎて面白かったです。

そういえば前述の哲学の先生のアリストテレス批評に関して。
ギリシア人は何故悲劇を求めたか、という問いに対して
アリストテレスはカタルシスというものを持ち出して説明した。
要するに悲劇を見ることによって道徳的にレベルアップするのだ、とか
悲劇を見ることによって浄化作用がある、とか。
まぁ実際泣くことによってストレス発散の効果があるらしいのだけれど、
前者の道徳的にレベルアップ、ということに関しては
「こんな馬鹿げたことはないですよね、あり得ないです」
とかなーり、こちらが気分いいくらいはっきりきっぱり切り捨てなさった。
あれも聞いてて面白かったです。
なんか、アリストテレスも気の毒だのう。



2004年04月23日(金) 政教分離

政教分離のもともとの意味とは違うものの。
平和活動、市民活動は大いに結構だと思う。
みなさん実生活もお忙しい中で、常に平和活動に心を留められ、
時間も労力をも惜しまずに注がれるのには、本当に頭が下がる思いだ。

だけれども、必要なことではあれ、政治活動に参入されるとなるとお腹いっぱい。
政治への参入は平和への手段であるに過ぎないのだろうけれど、
結局そこにがっつり入ってっちゃったら、だんだん方向が怪しくなるのは必至ではないのか。
ヒロシマだからこそ、それくらいやらなきゃいけないのか、
それとも
ヒロシマだからこそ、そこまでやっちゃいけないと線引きを厳しくしなければならないのか。
誰か公式立てて解いてくれないか。
混乱するばかりで甚だ困却であるよ。



今日は法学部の専門授業を取ってるんだけれど、
他学部で実際的な学問をかじってみると、改めて
――わたしゃ一体、世の中に本当に役に立つことを勉強しているんだろうか。
と省みて不安になる。
倫理学なんて、実際的に役に立つものかしら。
近年モラルの崩壊だのとマスコミで騒がれたり、お偉い先生方が御高談なさったりしてたが、
目に見えないものの重要度を考えるのはとても難しい。
なければ当然困るんですよ。でも、どれくらい困るんだろう、って考えるのは大変。
想像力に欠けるから、具体的な議論が出来ない。
漠然とした議論は苦手だ。抽象的な概念論はあほうな私には手に余る。

畑違いで比べてみるだけ、そもそも可笑しなことなんだけどねー。
いやぁ、自分には向いていないとはわかっているものの、
法学部に入って政治でも勉強しときゃよかった!
とか思ってしまったわん。……て思ったそばから寝てたけどね。



2004年04月20日(火) 痛い……

右足の小指の爪の、付け根の端っこ1ミリだけ、何故か逆剥け状態になっておった。
逆剥けかと思って引っ張ってみたら、これが痛い痛い。
んで、妙に硬い。
よく見たら爪でした。ぞぞーっとしたわい。
ここ最近歩きすぎてあんなになったんかしら。
んで、引っ張ってみても痛いだけで涙出そうだったので、
3ミリくらいに伸びた患部を爪きりで切ってやった。
さっぱりしたけどまだひりひりする……。

明日も早いので今日は早々に切り上げまふ。



2004年04月13日(火) 院生様

念願の専門科目に触れた訳ですが。
今日は同じ研究室の学部生と大学院生との合同授業でした。
で、初回だから院生の先輩の発表でした。

まだ論文にする段階には至っていないので、
下調べしたものをまとめたノート、という形で発表されたのだが、

……。

わしゃ、何のこっちゃ分からんが。

さっぱりすっぱりちんぷんかんぷん、という程でもないにしろ、
半分くらい頭がすっとんでました。
集中力が続かん、基礎倫理学もまともにやってないから専門用語がいまいち不明、
最近勉学を怠ってばっかりだったので長文を読解する速度が遅い。
――などなど諸因ありまして大変だった。参った参った。
帰りの電車の中でレジュメを読み直してたら(まぁ途中で寝たけどよ)
ゆーっくりゆーっくり読み直してれば理解出来ないこともないんだが……
それにしてもさすがに博士課程に在籍なさる先輩の壁は高かった。
発表の後で質疑応答、とかあってもまた困る。
しょっぱなから何だか深そうな質問と返答の応酬で卒倒しそうでした。
わたしゃこんなにあほうかと。
今更ながら大反省でありました。

もう、実在とか別にいいじゃないか!
本質が存在を規定しようと、存在が本質を規定しようと、
どっちにしたってなるようになるんじゃん!!
――と叫びたくなりました。ああー。
こんなんで卒論が書けるのか?
四年間ってあっという間ね……。
ゴルフしたいよー。<これは明らかな現実逃避

ここのところ日記の内容が具体的な現実生活のことばかりで寂しいですね。
もっとこう、精神活動に関する内容はないんかいな。
忙しいのは上辺ばかりで、案外乏しい生活を送っているのかも知れん。



2004年04月03日(土) AかCか。

大学生のA・B・C……と言えば、
少年隊でもなく、英語のイロハでもなく、
もちろん色恋沙汰のお楽しみ程度でもなく、
やはり成績表のA・B・Cであろう。

休んだり通ったり、かなーりマイペースに一回生をやってきたわたくしも
晴れて無事に二回生に上がることが出来まして、
――って言っても、上がるだけなら誰でも上がれるシステムの学部なのである。
要するに、留年する恐れは無いけど五回生にもなれちゃうよ、っていうね。
んで、本来ならば今日から前期の履修登録が始まるのである。
早速バイトの合間に家のパソコンから登録しようと思ったら、
何のこっちゃ、エラーだの何だのと「もみじ」様がほざきやがるのである。
「もみじ」ってのは大学の電子認証システムです。
近頃は掲示も成績参照も履修登録も全部パソコンでやれってよ。便利でいいけどね。
しかもエラーの意味がさっぱり分からん。
まだ前期に一単位も登録しておらんというのに、
「学期に履修可能な単位数を越えています」
とのたまうのである。困ったもんだ。いや、責任者出て来い!!
お陰でまたいちいち大学に寄らねばならん。
でもわざわざ往復二千円近く掛けて、定期も無いのに学校行くのも嫌だから
夜間の方のキャンパスに行こう。ここなら自転車で行けるからね。
……と、これだけ憤っておきながら結局私の操作ミスだったら笑えんなぁ。

そんで気になる後期の成績も先日ようやく確認したんだが、
まぁ予想通りといえば予想通りな感じでした。
取れるだろうなーと思ってたのは取れてたし、
出席してない授業は当然ながら落としたし。
試験も受けてないのに単位取れてたら逆に怖いが。
あー、ま、普通に授業聞いてて可だった授業もなかったから別にいいかと思う。
前期で唯一可だった哲学Aを、後期でも同じ先生で哲学Bとして取ってみた。
んで、やっとこさ優を戴きましたので腹の虫も収まった。
前期はソフィストとソクラテス、みたいな感じのテーマで、
テキストも難しくてろくに読んでなかったし、レポートもグダグダだったので
可だったのは今思えば当たり前といえば当たり前だったろうな。
後期はニーチェがテーマでテキストも面白かったし(先生自筆の本だった)、
レポートが無い上にテストの問題もなかなかよかったので、
これは先生と私の相性の問題ではなく、授業テーマとの相性の問題だったのか。
授業出席にしたって、前期も後期も気が向かなかったら休んで
気が乗ったら真面目に出てノート取りまくる、という感じで変わらなかったし。
ってーかニーチェは面白いね。
ニーチェが面白いというよりは、先生の本が面白かったんかな。
興味のある方は
 講談社選書メチエ 「知識の教科書 ニーチェ」 清水真木著
を是非手に取られるとよかろう。読みやすくて本当に面白かった。
1200円くらいしたと思うが、まぁ相場でしょう。

と、いらんことばかりだらだら書いているうちに、いい時間になってしまった。
着替えて仕事行ってこんと。
これから高三のお嬢さんに国語教えてきますよ〜。
そいでは行ってきます。


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東風 [MAIL]

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