キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index|back|next
2012年01月29日(日) |
幸せだと思ってはいけないってこと。 |
もう捨てられたと思っていた。 前みたいに口説いてこないから。 「可愛い」って言ってくれないから。
でも久々に会って 「私のことは遊びなんでしょう?」とお決まりのセリフを言うと、 「それは俺を侮辱してるな。」って笑って返される。
「私の体だけが目的なのでしょう?」と笑って馬鹿みたいなセリフを言うと、 「ばれたか。笑」って笑って返してくれる。
貴方は、私を手放す気はないみたいだ。 『俺から(別れを)言うことはないから。 …まぁ、カトパンが近くにいたら「ごめん!はるかちゃん、別れて!」って言うけどさ。」 といつもの大好きな笑顔で貴方は言う。
付き合ってるなんて認めたくない。
けれど、ただただ、貴方が好きで、貴方に恋をしている。
貴方に「会える?」と言われたら どんなに遠くに居ても、帰り道を引き返して あなたに会える電車に乗ってしまう。
完全に壊れてるよ、私。
どんなに『これは恋なんかじゃない』 と思っても、携帯電話が光るのを待ってしまう。 期待なんかしちゃダメ、と言い聞かせても どこかで会ってくれるのを期待してしまう。
傷付くことはしない。 ただただ、哀しいだけだ。
『会いたい』も『淋しい』も 普通の恋なら純粋に言えるのにね。 たとえ不倫だとしても、貴方が私のことを愛していたら 少しでもワガママ言えたのにね。
こんなにも、一分一秒でも長く一緒に居たいって思うのに。 私はこの恋で幸せになねることなんてないんだよ。
哀しい顔をしていれば、 いつか神様が可哀想な私を見ていて 幸せにしてくれるんじゃないかって思うんだけど そんなこと、あるはずないんだよ。
汚れてしまったよ。 泣くことも許されないよ。
もし私の友達が私と同じことをしていたとしてら 全力で止めるよ。 なにバカなことしてるの、って。 もうメールも会うのもやめなさい、って。 時間がもったいないよ、って。
でも私は。 貴方と会っている時間以上に大切なものが いま何も見つからないんだよ。
この現実を越えられないよ。
去年の年末にAさんに会ったときの別れ際に Aさんはいつものように鞄からネックウォーマーを取り出して首につけた。
あったかそうですね、というと 『はるかちゃんにあげるよ。』と首からそれを外してそのままくれた。
そんな悪いからいいです、と言っても 『いい。いい。』と言ってきかなかった。
私はそれを大切に持ちながら年を越してしまった。 あたたかくて、とても哀しかった。
Aさんは不思議だ。
人間としての不思議な"強さ"のようなものを身につけている。
例えば、(前回も書いたけれど)誰かと別れても引きずらない、 好きな人が他の人と会っても嫉妬しない、 独占欲が無い、など…。
私が、お客さん(しかも既婚者)に密会に誘われたと報告すると、 『あのおやじマジか!笑 一回ちゅーでもすりゃ満足すんじゃねぇの?笑』 と爆笑しながら言う。
しかもそれが嫌味な感じがしない。 これは私がそう感じるのが特殊という訳ではなくて 誰もがそう受け取れるような感じで。
本当に誰にでも嫉妬しないかは分からない。 私のことなんて、どうでもいいから妬かないのかもしれない。 やっぱり後者かもね。
先日、Aさんが仕事終わりに私の部屋にやってきた。 「帰るおうち間違えてますよ、、、笑」と言うと 「え?知らないー。笑」と言ってずけずけ上がって来る。
仕事終わりのビール、日本酒を飲んであっという間にAさんは"オフの顔"になった。
大きなクッションに身を預けて眠ってしまった。
私は眠らずにずっと寝顔を見ていた。 数十分後、Aさんをきちんと"ほんとうのおうち"に帰らせた。
私は一体何をしているんだろう、と思う。 何もかもが麻痺してきている。 自分を、自分だと思えなくなっている。
こんなことを続けていてもしょうがないのは分かっている。 時間の無駄だということも分かっている。 それでも、自分が本当に好きになってしまった人と 少しでも一緒に居たい気持ちの方がどんどん大きくなっている。
でもこんなのもうダメだよ。
誰もあたしを救えない。
2012年01月04日(水) |
久しぶりに、哀しくて泣いた日。 |
私の哀しい願いごとが叶った日、 もうこれ以上望まないと決めたのに。
人間は欲深いね。 Aさんに愛されたいと思ってしまう自分が居る。
Aさんはたとえ私と会えなくなっても 何一つ淋しいと思わないのだろう。
「恋が終わったとき傷つきますか?引きずらない方ですか?」 と聞いたら 「全く引きずらない。そもそも相手に期待してないから。 こんな自分と付き合ってくれてありがとう、って思って、終わる。」 と言っていた。 どこまでも正直な人。
あなたの、そのとてつもなく強いところが好きだ。 周りの誰が何と言おうと、自分の欲求に素直なところが好きだ。
私と会ってどんなことを話して、どんなことをしても 去る時は『じゃぁ、また明日仕事がんばろう!!』って 笑顔で言うところが好きだ。
私は、私を許せない。
この先どうしたらいいのかな。
Aさんと会ってはいけないことは頭では理解していても 行動が伴わない。 ココロが追いつかない。
私を心の底から愛してくれることなんて、 絶対に無いのにね。
Aさんの前で少しだけ涙をこぼした。 けれど、あなたは何も言わなかった。
|