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キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2010年05月06日(木) あなたへの想いも込めて。


あっという間に、5月。
いつからか、春が一番好きな季節になった。

3月にJにメールを送ってから、ちょくちょく色んなことがあった。
何度もここの日記を開いては書こうとしたけれど
結末を書けないまま、
登録ボタンを押せないまま、
こんなにも時間が経ってしまった。


あれから、Jと一度だけ電話をした。
キミはとても嬉しそうだった。
別れていた事がまるで嘘だったかのように

「はると話してるとほんま楽しいなぁ。」


「何でこんなに気が合うんだろうね。」

なんて2人で話した。

キミには、新しい女の子ができていた。
けれど、
「(誰かと付き合わないと)前に進めないと思ったから。。」

とキミは説明していた。
それは、分かる気持ちだった。
私も今の彼とはそんな風に始まった気がする。
止まっていたら、何も変わらない気がしていた。



「はると違って、メールも短いのしか返ってこないし、、
電話も、付き合ってから一度も自分からしてない。」

なんて言っていた。


私が今の彼と付き合っている時に感じる”違和感”を
Jも今の彼女に対して、抱いているようだった。


 それなら ぼくたち2人は 戻ればいいんじゃない?


2人の頭にその想いがよぎる。
けれど、私はそれを、選べない。
Jは再び、私と戻りたいと言った。



話がそれるけれど…



私は、今の彼のことを「王子」と呼んでいる。
それは、愛しさと皮肉を込めて。
とろけるくらい優しくて甘いけど、
少し束縛が強くて、プライドが高くて、ときに私を見下す。
ブランド物が好きで、味にうるさい。
そんな彼にぴったりな名前、「王子」。


Jと話して、王子のことを何度も考えた。
私のことを不安にさせないよう、いつも優しくしてくれる王子。
メールも頻繁にしてくれて、いつもマメで
飲み会の最中も、メールをくれる。
美味しい料理をたくさん作ってくれる。
休日でも仕事の勉強をするくらい毎日頑張っている。


私は王子と別れて Jと戻れる?


考えた。
けれど白と黒、というようなハッキリとした答えなんて存在しない。



『友達では居られないことも
 恋人には戻れないことも 分かってる』

あの歌みたい。

友達になんて、戻れるはずないよ。
だって私、キミのことを嫌って別れたんじゃないから。














未来なんて いつだって分からない

王子は私と結婚したいと思っている。
けれども私はその衝動まで達しない。
けれどそれは、相手が誰であってもそうなのかもしれない。

分からないんだ、自分のことが。


私は今、自分をごまかしている気がしてならないんだ。














はるか |MAIL

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