キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2010年03月20日(土) |
人間は変わるのだということ。 |
先日Jの誕生日だったため、おめでとうメールを送った。 返ってきたメールはとても元気で、 安心と淋しさが同時に生まれた。
Jは、私が居なくても、ちゃんとやっていける。
それは、嬉しいことでもあり、哀しいことでもある。 「哀しい」なんて、私が言えたことじゃないけれど。
別れを告げた私が言うのもおかしな話だけれど、 私はきっと、失恋の傷みからまだ回復していなかった。 あの恋を、思い出にするのが辛すぎた。 幸せだった思い出が、哀しい思い出を全て呑み込んで 幸せだった思い出だけが、私を支配していた。
私はどこかで、「Jは私のことをずっと愛してくれているだろう」 と思っていたに違いない。
けれど今、Jが私が居ずとも幸せそうな姿を見て この失恋からやっと、解き放たれそうな気がした。
Jはきっと、いつか私よりもずっとずっと幸せになる。 哀しいけど、私にはそれが分かるよ。
私も幸せにならなくちゃ。
そう思うけど、なかなか上手くいかないよ。
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