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キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2008年11月28日(金) 根本は、変わってないはずなのに。


はるちゃんは小悪魔だ、って言われた。


私、いつからそんな器用になった?
いつからそんなに汚れちゃった?
小悪魔できるような容姿と話術、持って無いよ。

今更純粋ぶるつもりはないけど

なんだかなぁ。

本当の自分なんて分かんないよ。




ふあふあしながら生きるのは楽だけど、
結局何一つ手に入れられない。


2008年11月27日(木) 『甘い蜜だけ吸っときな。』


Jとは相変わらず。
相変わらずと言っても、状況は良い方だと思う。
何故、状況がいいのかと聞かれたら、
「私があまり淋しくなくなったから。」なんだと思う。

電話をしなくても、何故か平気になった。
メールが来なくても、平常心で居られるようになった。
Jへの気持ちが冷めたとか、そういうのではないんだけど
何故か気持ちが落ち着いてる。

キミのこと、好き、っていうよりは愛なの。
キミが愛しいよ。
遠くから、そう思ってる。

届いてるかな。

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イチ君の話、つづき。

『誕生日プレゼント』と言って頂いた紅茶セット。

家に帰って、ふと「…これいくらしたんだ?」と思い
ネットで調べてみる。(おーい。)

イチ君は、良いもの(高いもの)を長く使うひと。
Jは、(貧乏なので)とにかく安いものを買うひと。
どちらかといえば私も後者なんだよね。

イチ君はちゃんとしたものを買う人だ、ってのを分かってたから
「なーんかこの紅茶セット怪しい…。」とは思ってたのだ。

軽い気持ちでくれたプレゼントだし、1000円〜2000円くらい?
なんて思ってたけどネットで調べたら結構値段はってた。。やっぱり。。。
申し訳なさ過ぎる。。なんでこんなもの貰ってんだあたし。。。涙
もうイチ君訳分かんない。


そしてイチ君は記憶力が良い。
私の誕生日も1度で覚えたし、私が何処に行ったのかとか、
今度どんな予定があるとか、
一回話すだけで全部覚えてる。
彼は賢いんだ。


今日もイチ君からメールがきた。

「お疲れ様。はるは明日○○(会社のとあるイベント)だよね?
頑張ってね。」

というかんじ。

記憶力良いよねー、やっぱり。
とメールで返したら、

「記憶力が良いのははるに対してだけだよ。
…なんてね。(笑)」って。


どんだけ甘いんだ。

私、そんな簡単に落とせそうなのかな?
遠距離だから?分かんない。

うぬぼれるとして、彼が私を良く思ってくれているとして
理由が全く分からないんだ。
裕君のときもそうだった。

ちっちゃいし。
別に細くないし。
美脚じゃないし。
髪の毛がふあふあしてる訳でもないし。
乙女な格好そんなにしないし。
化粧も上手くないし。
でもすっぴんでは会いたくないし。

…今自分で書いててダメだなこりゃ、って思った。
(綺麗になりたいです、わたし・・・。)



イチ君のことを想うと、いちいちJと比べてしまう。
そして結局、Jの方が好きだ、って思う。
愛しいって思う。
嘘がないJの笑顔が好き。信じていられる。
でもイチ君の笑顔は、何だか信じがたい。
甘い言葉を、私以外にもきっと言っている。そう思ってしまう。

でもあの日、イチ君に会ってから、イチ君にまた会いたいと思ってしまった。

もう会わない、って。そう決めたはずだったのに。



姉に今までのことを色々話すと、
「あー、そりゃもう、会わない方がいいかもねぇ。」って。
そりゃそうだよね。

でも、こうも言ってた。

「甘い蜜だけ吸っときな。」



確かに、彼はすごく甘い。
付き合う前は、全てが甘いよ。
甘い部分だけ見ていられる。


キミとの恋愛では、恋の全てが甘い訳ではないことを、
体中で学んだ。

それでもキミが、好きだった。





2008年11月24日(月) 騙されてるかも、愚かね、あたし。

先日、同期のイチ君(2つ年上)とゴハンに行ってきた。

(イチ君については
9月20日9月20日あたりの日記を参照)


休日の夜、二人で会うなんて少しおかしいよね。
昔からの友達とかだったら全然気にしないんだけど。。
私が気にしすぎなのかな。
お互い恋人居るから問題無い?
いや、むしろ問題だよね。。

ほんとは乗り気じゃなかった。
イチ君とはまだ会って数回しか話したことないし、一緒に居ると少し辛い。
慣れてないから当たり前かもしれないけど。


本当はもっと前に会う予定だったんだけど私の仕事が忙しくて会えなくてドタキャンしてしまって……
そのまま流れるかなとも思ったんだけど、
『じゃあ今度は○日空いてる?』
とか具体的な話になったので断れなくなってしまったのだ…(ダメなパターン。)


銀座で待ち合わせ。

イチ君は何一つ抜かりがない人だから、今日行くお店も事前に決めて予約までとってくれてある。


私はお酒飲めないし高級レストランなんて行かないから
イチ君と居ると緊張する…
(別に高級レストランに行った訳じゃないんだけどもね。)

私が背伸びしないとイチ君には届かない。

イチ君はチーズフォンデュに合う食前酒を薦めてくれた。


彼には同い年の彼女が居て、付き合って一年くらい。
きっと穏やかなカップルなんだろなー て思ってた。


ところが。

『今は一人ですよー』って。

え!

先週別れてしまったそうな。

『オレから言ったんだけどね。』


詳しいことは分からないけど、彼女がイチ君の優しさに慣れすぎてしまったんだそう。


『例えば今みたいにね、サラダを取り分けるにしても、何にしても、オレがやるのが当たり前になってて、いざやらなかったときに「前はやってくれたのに、どうして今は??最近冷たくない?」とかなっちゃうでしょ。』
って。

なるほどね。

そう、イチ君は何でもやってくれる。

「普通は女の子が取り分けたりするんだから貸してー!」って私がツッコンでパスタを取り分けるくらい、彼は何でもやってくれる。
尽くしすぎとは違うんだけど。
彼は、自分がそうしないと嫌われるって思ってるんじゃないかな。
おそらく、プライドは物凄い高い人なんだけど。
自分に自信が無いのだと、私には思えた。


それだけ尽くしたら彼女も慣れちゃうと思うよ。
それにはイチ君も問題があったんじゃないかな。
そう思ったけど、彼には言わなかった。

だって別れる理由なんて一つじゃないことが多いし、状態とか事実とか理由とかじゃなくて、別れるのは気持ちの問題だから。



イチ君はまた旅行に行ってきたと言ってお土産をくれた。

そしてなんと、誕生日プレゼントまでくれたのだ。

会ったときからその大きな袋、気になってはいたけど…
『好きな店の服買ってきたんだよー』
なんてごまかされていた。
まさかプレゼントとは。


私は心から素直には喜べなかった。
だってもらう資格ないもの。
だって、ただの同期なのに…うーむ。

『ここで開けてみて。アクセサリーとかだと(気持ち的に)重いかと思って。』

大きな赤い箱を開けると、紅茶セットが。
わぁー……いいのか、こんなんもらって…(汗)


彼はやっぱり始終紳士だった。
レストランに入る前、ヒールのある靴で街を歩いていたとき、私の靴を見て

『(お店までまだ距離あるけど)大丈夫?』

とか気にしてくれる。

こんなに優しくされると逆に怖すぎる…(ぉぃ)

結局彼は
『誕生日のお祝いも兼ねて』
と言ってゴハン代も全部払ってくれた。


私が断ると、
『じゃぁ、この次ね。今度は割り勘にするから(笑)、絶対また付き合ってね?』
って。


なんだその手はー!
この人恋愛マニュアルとか読みまくったんだろか…(違)


こんなことたくさん書くと、彼は私のこと好きみたいに思えるけど、それは違うんだ、本当に。

彼は簡単に女の子と二人で飲みに行っちゃうような人だから。
私は特別じゃない。

結局彼はプレイボーイだってことなのかな?

私が簡単に落とせそうだから?
イチ君の考えてることは分かんないよ。


つづく…(いつになるか分からないけど。笑)


2008年11月22日(土) 感謝の気持ちを忘れたくない。


先週、誕生日を迎えた。

今年の誕生日は、幸せに過ごすことができた。
去年は散々だったから余計にそう思うのかな?

遠距離恋愛を始めて、3回目の誕生日。
3回目にして初めて、誕生日をJと迎えた。
Jが来てくれた。

プレゼントなんて、用意してくれてないと思ってたよ。
期待もしてなかった。

でも、「おめでとう」ってプレゼントをくれた。
ふあふあのマフラー。めっちゃ気持ちいいやつ。
一生懸命選んでくれたんだろうなー。

そして2人の夢だった、ディズニーシーにでかけた。
くたくたになるまで一緒に遊んだ。
ディズニーは1日中遊ぶとめっちゃ足が疲れるので、
ヒールの無いブーツを履いて行った。
Jは、「はる、ちっちゃいねー、可愛いー。笑」と笑ってた。
キミは始終優しかったね。
アトラクションの順番待ちをしているときとか
後ろから「はる好きだよー」と何度も抱きしめてくれた。


キミは不思議だよ。
全部を私に見せてくれるくせに、
キミの愛はちょっと分かりにくいんだ。
そのせいで喧嘩もしたけど、そのおかげでまた少しキミを知ることができたよ。


自分を良く見せたりしようとしない、素直なキミが好きだよ。
いつもありがとう。
本当にありがとうね。

誕生日はたくさんの人に祝ってもらえる日だけれど
誕生日って本当は、自分が周りの人に感謝しなくちゃいけない日だなって思う。

今まで生きてこれたのはあなた方のおかげです、って。
感謝しなくちゃいけない日。
感謝せずにはいられない日。
誕生日は、そんな日だと思う。



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16日に、素晴らしい出来事があった。
中学から親友の初音に、待望の赤ちゃんが産まれた♪
可愛い女の子。

初音は、この日記をプレゼントしてくれたんだ。
あれから4年。時が経つのは本当に早いね。

初音、幸せな家庭を築いてね。
家庭を守っていくのは大変なことが多くて、辛いときもあると思うけど
それ以上の幸せを、きっと感じることができるよ。
旦那さんと3人で、笑いの絶えない家庭を作ってね。

私はずっとずっと初音の味方だからね。
ずっと応援してるよ。




2008年11月11日(火) 期待はしない。


もうすぐ誕生日が来る。

去年の誕生日は散々だったな。
今まで生きてて一番最悪な誕生日だった。
Jと喧嘩もした。

Jと付き合って3回目の誕生日が来る。
Jは一度だって、私の誕生日をちゃんと祝ってくれたことなんてなかったね。
よーくそんな人と付き合ってるよね、私。やっぱバカか?

そう思うけどね。
どうも男女間では誕生日の重要さが全然違うみたいだね…。
(と思っていないとやってらんない。)

何度も言ってるかもしれないけど、
Jに何かをしてもらいたいとか、何が欲しいとか、
高級レストランで美味しいディナーとか、
素敵なサプライズとか、
高いネックレスだとか指輪が欲しいんじゃない。

でも、誕生日に何もしてもらえないと

『私ってキミにとってそんな程度の価値なんだ?』て思う。

喜ばせようとか、一番に祝ってあげたいとか、
思ってくれないのねー、と、思う。
そう思ってはいけないの?


Jは今年も忙しそう。
私の誕生日なんてなーんにも考えてないだろな。
また去年と同じなのかな?

忙しいなんて、理由にはならないよ。
みんな忙しいんだよ。
私だって正直キミよりは忙しいよ。

でも、その忙しさのなかでいかに相手を大切にできるか、でしょ?

なんだかね。。


誕生日かぁ。なんか憂鬱だ。ぐぉ。


1人の方が楽なのかな?


2008年11月09日(日) 長い手紙。

何だかんだでまだ続いてます。
喧嘩の頻度が高くなったり、喧嘩の内容が今までとは違ってきたりしているけど。

それでもJは私が良いと言う。
私を選ぶのだと言う。

誰と付き合ったとしても、100%完璧な相手なんて居ないんだよ。
と、思う。
だからJでいいのかなとも思う。
Jじゃなきゃダメかもしれないと思う。
それは確実に恋の病気がそうさせる訳だけど。

喧嘩するときもあるけど、Jと話すのが一番楽しくて
一番心を許せて、一番素直に笑えるんだ。

あと、Jにありがたいなぁって思えることの中で大きいことは
将来のことをきちんと考えてくれているということ。
通常なら、女の子の方が結婚とかを色々考えがち。
私はまだ全然結婚する気がないからあまり考えないんだけれど。

でもJは、いつか私と暮らしたい、結婚したいと思ってくれていて
そのために、私のために頑張って働くよと言ってくれる。
本当にそれを実践してくれるかどうかは、まだ分からないけれど。
それでも、彼がそんな風に考えてくれていることは
心の底からありがとうって思う。
こんな私のために。
こんな離れてるのに。
これから、魅力的な女の子に出会う可能性はいくらでもあるのに。
ね。


喧嘩をして、先週は連絡が途絶えていたんだけれど
Jから本と手紙が届いた。
貸していた本を返すついでに、長い手紙を書いてくれてた。

彼はもともと、手紙を書く人じゃない。
前に、私が「手紙(ラブレター)が欲しい!!」と言ったことがあったけど
全然書いてくれなかったし。

でも長い手紙が同封されていた。

そこには、私を想ってくれている言葉がたくさん書いてあった。


傷つけてばっかりでごめん。
いつかはると一緒に暮らしたいよ。
それまで待ってて欲しい。
はるの笑顔が好きだよ。
いつまでもずっと大好きだよ。


手紙は4枚くらいあった。

手紙を読んで、大粒の涙がぽたぽたとこぼれた。


涙が手紙に落ちていった。


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