キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index｜back｜next
心に染み込んでくる音がある。
思わず泣きそうになってしまう。
ただ昔の私のように。
ただ自分を汚れているのだと責めているだけの私より、
もっともっと前の私を思い出す。
本当にちゃんと、良い大人になれているのなら、この先どうすればいいか分かるのだろうか。
そんなことない、と、誰かが言う。
物に対しても、人に対しても、素直に「好き」と感じて「好き」と言えることを
忘れてしまったの？それとも最初から出来なかった？
私はとても、小さな世界で生きている。
だからこんなにも、小さなことでつまずいている。
自分で自分を追い込んでばかりで、疲れてしまう。。
なんだか身体がだるいし、頭痛までする。
なんじゃこりゃー
頑張らなくちゃ。
可愛くなりたいなぁ。
大人になりたいなぁ。
しっとりしたいなぁ。（？）
この歪んだ性格はどうやったら直るのかな。
誰か教えてください。
見えないものばかり探し続けて
なんだか疲れてしまった。
蓮のこと諦めたい。
逢えなくてつらい。
とても長くて細かくてリアルな夢を見た。
まるで夢から覚めるまで、本当にその過去に居たんじゃないかって思うくらい。
私はその夢を心底信じたかった。
夢の中。
いつのもように私は蓮から電話をもらって呼び出された。
でもまた「みんなで会うからおまえも来いよー」って感じだったから
行くのをためらってた。
「やっぱり今から行く。」と言うと、蓮と二人で映画を見ることになった。
観る予定の映画は「Mr.Mrsスミス」。
ずっと観たかったから。
田舎町のしょぼい映画館に着くと、蓮と二人でチケットを買った。
私が買おうとすると、蓮が二人分のチケットを買ってくれて
「あれ？私払うよ。」と言うと、
「いいじゃん。おごらせてよ。」と笑った。
私は拒まずに「ありがとう。」と笑顔で言った。
するとよく分からないけど急に蓮が指輪を出して、私の右手の薬指にはめた。
それが不思議な指輪で、横に４つつながっている指輪。
つまり薬指にはめると、他の指にも指輪がはまるという、よく分からない構造の指輪だった。
でも薬指にはめた指輪が一番キラキラしていてシンプルだった。
青かクリアの小さな石がついてた。
「え、なになに、なんか高そうなんだけど」
と、私。
「高かったよ！４万もしたんだから！」
と、蓮。
蓮は急に高いものを買ったりするからなんだか納得できた。
彼は凄く照れていたけど、それはいつものことだ。
あぁー蓮は私のことが好きなんだなぁ と本心から思えて、嬉しくて、なんてありえないことが起こったんだろう、とか思って
泣きそうになってた。
でも蓮は私に「好きだ」とか「付き合おう」とかは何も言わなかった。
そんなこといちいち今更言うのか、というオーラを放っていた。
観るはずだった「Mr,Mｒｓスミス」が観れなくなって、何故か「陰陽師」を観ることになった二人。
こ、怖かったー（現実に「陰陽師」観たことないけど）
映画が終わって、私は蓮と手を繋いで歩いた。
友達に「蓮と無事恋人同士になりました。」と伝えなくちゃいけないなぁ とか、そんなことまで考えていた。
蓮の恋人になれたら、「蓮の使っている香水が欲しい」と言いたかったから、私はそれも彼に伝えたかった。
私は彼に本当に愛されていた。
だから私は泣きそうだった。
目が覚めた。
あれ、指輪は何処だろう。
蓮にもらった、不思議な指輪は何処に言ってしまったんだろう。
照れながら「おごらせてよ」と笑顔で言った彼は何処だろう。
「私も好きです」と言った素直な私は何処だろう。
泣くこともできないまま、私はいつものようにTVの電源をつけた。
| 2006年01月23日(月) |
「恐怖」と「不安」の違いについて。 |
今日は午後から出だったから午前中はダラダラとネットをしたり
課題に手をつけたりしていた。
ふとカーテンを開けると雪が降っていて、また白い世界になった。
もう白銀の景色には慣れてしまった自分が哀しい。
いつから雪が降ってもワクワクしなくなったんだろう。
初雪は、誰かに伝えたくなるくらい嬉しいものなのに。
フレンチトーストを作った。
久しぶりだったせいかあまり上手くいかず、フライパンにくっつく。
一人暮らしを始めたばかりのころは、もっと美味しくフレンチトーストを食べていたのに。
何だか最近いらいらしている。
その原因を探るとまたいらいらしてしまうから、考えるのを止める。
「恐怖」と「不安」の違いについて、この間ふと読んだ本に書いてあった。
「恐怖」はたいてい一定期間で終わるものであるが、「不安」は断続的に続くものである。
「恐怖」はその対象がはっきりとしていることが多いが、「不安」は対象がわからずもやもやとしている。
何だかとても理解できた。
この世に生きるすべての人たちが、不安に満ちている。
だって何のために生きているのか誰一人わかっちゃいない。
| 2006年01月22日(日) |
なんだか泣きたくなるとき。 |
「私はお天気屋だろうか」というくらいに
私は感情の揺れ具合が激しい。
といっても「超最高はっぴー♪」なんてことは殆どないんだけど。
いい事が少ない方がいいかな。
なんか蓮がモテてるとイライラしてしまう。
「私も他の女と一緒で蓮に惚れるのか…」という感じで。
なんか悔しい。
自分のバカやろう。蓮なんかもっとばーか！（ひでー）
女にちょっかい出しまくりやがって…！
最近言葉が汚くてすみません。
大学の男友達で、今まで二桁もの女の子と付き合ってたという人が居る。
まぁそんなの珍しくないんだろうけど、私は今までそういう人たちに会った事が無かったから。
確かに彼は面白いし、女の子が弱いとされる軽いボディータッチなど
女を落とすテクはかなり上らしい。
極めつけに甘いマスク。（って死語？笑）
大学に入って彼女は既に３人目。
今も遠距離で彼女がいるくせに、
「都築さん、俺とどーよ。」と、言ってくる。
女の子には誰にでも甘いのだ。
彼は私の手を引っ張り「こっちこっち」と連れてゆく。
きっと女の子はこういうので「きゅん」てなっちゃうんだろうなぁ。
私の場合、彼女が居る人には何の興味も示さないから
（というから、興味がなくなるように心がけている。）
彼に惚れることはまずない。
なんだかなー
本能ってやだ。
そういえば蓮は、もしかしたらNの事が好きなんじゃないかと思った。
Nとは、お正月に蓮とデートした子。
そのときは勿論友達感覚だったと思うけど。
私はいまだに蓮のことが好きなのかどうかいまいち分からないけど
もしNも蓮のことが好きで、二人が恋人同士になったとしたら
私は哀しいというよりもNに沢山嫉妬をするだろう。
蓮が私を選ぶことなんてありえるんだろうか。
なんかもう苦しいのは嫌だ。
「あー嫌だなぁー」と思いながら、畑先輩にメールした。
もうあなたの気持ちには答えられないので…みたいに書いたら
「別に前に振られてるからそういう気持ちは全然無い。
だけどただ暇なら一緒にどこか行こうかと思って」
みたいに返ってきた。
はぁ？
私むしろそっちの方が100000倍むかつくんですけど。
まとめてみる。
・私のことは好きではない
・とりあえず遊びたい（というような事も書いてあった）
・とりあえず女の子を横に置いておきたい
・暇そうな私を誘った（暇じゃねー！）
なるほどね。分かったわ。
じゃぁ何回も電話してくるのは何？
何度もしつこいメールをしてくるのは何？
それを嫌だと言ったら、「別に特別だと思ってない」ってそれ、抵抗？
断ったら、「じゃぁ明日は？」って言ってくるのは何？
しつこいんだけど。
なのに相手としては「はぁ？勘違いすんなよ」オーラ放ってくる。
女と遊びたいときに私を誘わないでくれる？
誰でもいいなら他の女にしてくれない？
誰でも良くなくても、私を誘うのやめてくれない？
欲求不満を解消するために私を使わないで。
相手のこと考えなさいよ。
私だってあなたの事なんて考えたくないけど、一応ギリギリ傷つかないようにはしているはずだわ。
もうあなたの立場に立って物事を考えたくない。
もう顔も見たくないわ。
最悪だわ。学部が違くて本当に良かった。
そして彼は大学を卒業するらしい。
本当は大学院に行くらしかったんだけど。
院生試験に２回も落ちたのね。
授業サボってばかりで成績も悪いんだから当たり前じゃない。
それなのに院生になれると思って就職活動もしてなかったんだから、あなたニート？ニートでもやっててくださいな。
私まじめじゃない人って大嫌い。
毒吐きをとめられないくらいにむかつきました。
やっぱりうたた寝はいけない。
変な夢ばかり見てしまう。
目が覚めてメールを見たら畑先輩からメール orz
テンション急降下↓
「今ひま？」
いや、あなたに捧げる時間はありません。
しかもこんな夜に何するんすか。
って感じ。
性格悪くてすみません。
って感じ。
理解不能。私あの人の好みに理解不能。
私のいったい何処が気に入ったの？
さっさと忘れてよ。私のことなんか。
私のことをあまり知らない人に好かれてもぜんぜん嬉しくありません。
私押しには弱くありません。
むしろ引きますから。
変な夢を２つも見た。
１つめ。
いつの間にか蓮にふられてる夢。
私のいる前で、蓮が蓮の好きな先輩に告白すんの。
意味が分からない…
絵に描いたような「失恋」だった。
あちゃー
２つめ。
お昼寝してたら見てしまった。
ここの日記を見てくれている人が、突然
「私は昨日の都築さんの日記が好きではありません。見損ないました。」
と言ってくるという夢だった。
変なの。
最近睡眠時間が短かったからだろうか？
今日はちゃんと寝よう。
私は蓮のことが本当に好きなのか、いまだに分からない。
会えなくなった今、「すごく会いたい」とは思わないし
急に蓮に彼女が出来て幸せになっちゃったとしても、あまりショックではないような気がする。
ただ想像でしかないから、「気がする」だけだけど。
でも、他の男の子には感じない何かを、蓮の前では確実に感じるのだ。
一番思うのは、「抱き締めてくれればいいのに。」
どんな愛しい言葉やキスよりも、抱き締めてくれればいいのに。
って思う。
大学のどんなカッコイイ男の子や、私の手の届かなさそうな人であっても
誰よりも強く蓮に対してそう思う。
客観的に見たら
「それは『好き』としか言えないじゃん？」と感じるだろうけど
私は素直にそう感じられない。
何故だろう。
届かない夢を見た。
蓮に会えない夢を見た。
私は蓮に会いたいのだろうか。
| 2006年01月13日(金) |
清純ぶってる訳じゃないけど。 |
飲み会があったから行って来た。
ちょっとした内輪スタッフみたいな感じでの飲み会。
飲み会って苦手ー！とか思ってたけど
今日のメンバーはみんな大好きだから楽しかった。
そしていつの間にかスタッフの間でカップルが２組も出来てた。
知らないうちに…！
なんかすごいな。
なんでいつの間にそんなことになっちゃってるわけ？
何がどうしたの？
あれ？私って鈍感？
しかも ぎゃー
付き合って何日で寝たの？とかそういう話までしてて
ぎゃーーー ちょっと待ってよ私そういうの免疫ないから
普通に聞けないわ。
あれれ。どうすんのよ。
なんでそんなすぐ寝れるの？
私としては信じられない訳。
清純ぶってる訳じゃないけど、なんでそんな簡単に？
もしかして処女を一旦捨てたら結構簡単に寝れるものなの？
わかんなーい。
私には理解不能だよ。
とか思ったんだけど、これってきっと普通のことなんだろうな…
付き合えば簡単に寝ちゃえるもんなの？
っていうか、その前にそんな簡単に付き合い始めるのが分かんないのよ。
「告白されたから」っていう理由で付き合い始めることが出来るのは
私にはいまだにやっぱり理解出来ない。
ガキなんだわ多分。
それでもいいさ。
もういいよ。何でもね。
ふと蓮を思い出した。
蓮は女の子と沢山付き合ってそうなイメージなのに
「まぁいっか。」って妥協して誰かと付き合うのが嫌みたいで、
簡単に女の子と付き合わない。
そしてきっとすぐに寝たりしない。
勝手な想像かもしれないけど。
でもそれは蓮が蓮自身を責めてしまうからだと思うの。
簡単に寝たら蓮が自分を責める気がするから。
こんなとき蓮と話がしたいと思った。
只今、香水に敏感中。
そして今はやっぱり蓮の香水が欲しい。
別に蓮が好きだから とかではなくって。
いや…そうかもしんないけど。
でもこの先、蓮に気持ちを伝えるってことはない。
実はいまだに、本当に蓮を好きなのかどうかも分からないから。
好き とか 好きじゃない とか
そんな白黒つけられるものでもなく。
「私は単純なんかじゃないの。」
なんて言うつもりはさらさらない。
そうじゃなくて、何かが違う。
兄弟愛？ごまかしてるだけ？
さぁ。分からない。
でも今分かること。
蓮の香水が欲しい。
思い出すとせつなくて、多分会いたくなってしまうんだけど
欲しくてたまらない。
お店で探してみたけど見つからなかった。
ネットで探してようやく見つかった。
でも香水にしては高い…。
しかもメンズ用だから、持ってたら変なのだろうか。
ケネスコールの香水。
日本では手に入らない。
電車とバスに何時間も揺られて、一人の部屋に戻ってきた。
お昼を食べる時間もなく、大好きなチョコレート（いちごとホワイト）で繋いでいた。
近くのローソンに行くのは２週間以上ぶりなのに、久しぶりな気がしなくて
「あぁ、いつのもペースなんだなぁ。」と思えた。
私は、ちゃんとこの町を好きになっていってるのだと少し安心した。
サンドイッチとおにぎりという異色の組み合わせ。
（別に私にとっては結構普通だったりするけど）
それとスープを買って食べた。
風邪やらなんやらでずっと食欲が無かったのだけれど、昨日あたりから私は元気だ。
風邪であんなにも食欲が無くなってしまうなんて。
ただの風邪もあなどれんな、と思った。
うっかりコタツで眠ってしまった。
その間、夢を見た。浅い眠りだったからだと思う。
そうしたら夢に蓮が出てきた。
少し薄暗い夢で、私には居心地が悪かったのだけれど、蓮が居てくれてよかった。
私は手を繋ぎたかったけどやっぱり駄目だった。
目が覚めた。
蓮に会った。
私の風邪が良くなったら会おうって言ってたから。
近くのコンビニで少しだけ話をした。
会うか迷った。
会う前苦しかった。
私は蓮が使っている香水が一番好きだと思った。
やっぱり欲しいと思った。
こんな風に２人だけで会ってくれるのは、蓮が私を特別だと思ってるからじゃない。
「おとといNさんと映画観てきた。」
と言っていた。
デートじゃん。と私が笑って言うと、彼も笑った。
蓮は律儀だ。
私に元気が出るように、栄養ドリンクを買ってくれた。
もう今日別れたら、蓮に会えるのは１年後。
私は何も言えないまま蓮にばいばいと言った。
ばいばい。
蓮のことを考えているんだけど
私は本当に蓮のことが好きなのか分からなくて
分からなくて分からなくて考えても考えても
「うーん。。」という感じ。
自分の気持ちなのに、どうして自分でもこんなに分からないのか。
人間って変。
バカみたいに考え続けていたら風邪を引いて熱を出して
寝込んでしまった。
早く治して蓮に会わなくては。
お前バカだろ。
としか言いようがありませんが。
私はどうやら蓮が好きなんだろうか？
きっとここの日記を読んでくれてる人がいるとしたら
客観的に見て「そりゃそうだろ。お前バカだろ。」って感じだろうけど。
「今頃気付いたのか？」って感じだろうけど。
でも今頃でも今更でもなんでもなく。
別に本当に蓮はただの友達だったのに。
変なの。
あらあら。
嵐の一年は避けたかったりする。
でも苦しみがなければ喜びもないの？
答えなんて出るはずが無い。
人生は不平等に出来ている。
そんなことは分かってる。
あ、今年初めての日記だ。
今年もどうぞ、よろしくお願いします。
きっと今年も愚かに未熟に生きてゆきます。
どうぞ暖かい目で見守ってくださいませ。
| 
