Kuragegawa Riv.
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救急車でその病院に行った時、なんかイヤな予感がしたのです。




いえ、私もその病院の名前は知ってました。教え子でその病院にお世話になっていた子もいますし、小児専門病院として県下に名を馳せるその病院。でも、「救急車で５０分」ということに、すこぶるイヤな予感を覚えたのです。



え？車で行った結果？片道約２時間。電車も同じ。




・・・え〜、８月３１日から病院近くの患者家族用宿泊施設に泊まります。県庁所在地市がこんなに遠いとは・・・うぅっ（泣）

とりあえず家に帰宅することができました。病院泊まりを相方と交代して。

・・・お医者さんもビックリするような早さで回復して、このまま上手くいけば明日人工呼吸器が外れる予定です。「急変」という言葉が遠ざかりつつあり、とりあえず一息ついたトコロです。



・・・が。




ここ数日の出来事で、自分の醜さをイヤというほど感じて・・・ガーンときている私と、それでもよかったと安堵する私と。




・・・・。





数日前。元気に走り回っている子たちが、心底羨ましかった。なんでウチの子がこんな目にあわなきゃいけないんだって、涙が止まらなかった。すごく、妬ましかった。




私たちを見た時、動く左手と左足だけを必死にバタつかせるわに君を見て、申し訳なさで涙が出た。元気なわに君がいっぱいつまっている携帯のデータフォルダが、怖くて見られなかった。代われるものなら代わりたいって・・・でも、代われない。時間は巻き戻せない。どんなに願っても。






数日前に相方に、「（教員に）復帰できる？」と聞いた。正直、その時は自信がなかった。否、今でも自信があるかと問われれば自信がないと答えるだろう。





だってだって、元気な子を見るのがツラいんだ・・・こんなに。今の「教員に復帰する」自信だって、わに君がどうやら回復しそうだから、にすぎない。



すごいエゴ。でも、真実なんだ。




正直って案外、汚いかもしれない。

私にはジンクスがあります。



それは、この日記に書くと悪い事は書いたコト以上に悪くならないというジンクス。



だからそのジンクスを信じて書きます。



我が子わに君、入院中です。今は所謂スパゲティ症候群状態。あまりにショックが続いたのが原因なのか、私は生理がぴたっと止まってしまいました。




今まではあの子のコトで心配なんかしたことないのに…もう10年分は心配しました。




だからだからお願いだから。これ以上悪くならないように。今現在が最悪でありますように。



いつ家に帰れるかわかりませんが、頑張ります。



とりあえず、病院泊まり開始。

真夏でお盆で生理でもうすぐサクラだというのに我が息子わに君が生後100日を迎えたのです。お喰い初めをするのです。ちょうど「ひよこクラブ」にお喰い初めメニューなるものが載っていたので作るのです。…上手にできたのです。


さあ、お喰い初め用歯固めの石を拾いに行くのです。川原に行くのです。…あっ、ガードレールに車が…



(…嫌な音が出ているのでしばらくお待ち下さい…)



…車？「買い換えろ」って言われましたけどそんなお金うわあぁあぁあぁあん！(大泣)







ところで、まだ私の本が来ないんですけど…いい加減来てくれ〜ガマンできずにセブンアンドワイで頼んでしまう前に…(爆)

私は、私なりに頑張ってきて。




でも、「がんばれ」って言葉が辛い。だって何よりがんばることを望んでいるのは私なのに、体がいうことをきかない。眠気はコントロールできず、毎日これでいいのかと試行錯誤。




なのに。




そんな私にむかってあなたは、「何一つできていない」と言うんだね。「両方できて当然」ってさ、どこまで「できる」が「当然」なのかな？「何一つできていない」の「一つ」って何？なんでそんなに、高い位置から物を言うの？赤ちゃん産んだら、パーフェクトな母親になれるワケじゃないよ・・・




今までは絶対に出来なかった氷の塊が、心の奥底にたまっていく。多分この氷は、「自信」を溶かすモノ。






産まれたのは赤ちゃんだけど、産んだのは母親だということを忘れないで欲しい。無事に産まれたからといって、終わるわけではないこと。無事に産んだからといって、体や心が元に戻るわけではないこと。



お腹にいる間に育てた自信はきっと誰もが風前の灯で。一度消されたら、それは・・・




ロウソクは、自分で灯をともせない。