2006年02月24日(金) |
旅の日記2・早くも米食にギブアップ |
昨日の疲れか、朝寝坊。といっても10時頃にはホテルを出てエプコットというパークへ。 このパークに行くにはホテルからは船で行くのがれお的には楽しかったようで、池に泳ぐ鴨などを眺めつつ、私は道中の街を眺めつつ、20分程で着きました。 バギーにれおを乗せ、万博パビリオンのような各国の美しいショーケースを見て回り、ついに到着した日本館では日本のお菓子やらおもちゃやらをしこたま買い込みました。しかも和食器がセールをしていてこれまた買い込み。こんなところで割高な日本のグッズを買いまくる日本人なんて私達だけ・・といった感じでしたが、ブラジルにはない貴重な日本のものたちがわんさかあり、すごく幸せ〜な気分の純日本人なワタクシでありました。 昼食を取った「ミッキーグリル」というレストランでは、各テーブルをミッキーやプルートなどが回ってくるので、これまた写真撮影しまくりな母。いや、でも実際ミッキーが目の前にくるとやっぱり可愛いんですよね〜ついつい興奮。れおは食事もそっちのけで隣の席の女の子を遊んでいました。
そうそう、この旅行中、ずっとれおは子供をみるとパーッと近寄っていってニコニコ笑いかけ一緒に遊びたがっていました。いつの間にか超社交的な子供に・・・。
・・・つづく。
2006年02月23日(木) |
旅の日記1・プーさん |
リオからマイアミで1度乗り換え、オーランドへ。目指すはウォルトディズニーワールド!
ということで、カーニバル休暇を利用してフロリダを旅行してきました。 カーニバル休暇というと「遊んでる!」と思われそうですが、私達にとっては年に1度の大型連休!正月だって31日まで仕事して2日から働いてます!GWなんてものはありません!もちろんお盆休みだってないしハッピーマンデーだってありません。年間休日は日本よりもずーっと少ないんです!! ・・・というわけで、夫を責めないでやってね。
初のアメリカ大陸上陸、ものすごい厳しい飛行機のボディチェックを受けつつ、予定の便より早い便に乗り換えてオーランドへ到着。タクシーでホテルへ向かいました。 道中のイメージは・・・枯れた森?ところどころに突如登場する街がどうもその森とミスマッチで、しかもディズニーの幸福感なんて全く感じられないなぁと思いつつ、ホテルへ。 当然のことながら山手線ほどの広大な敷地面積をもつウォルトディズニーワールドでは隣のパークはその気配も感じないほど離れているわけで、その枯れた森の中にぽつんぽつんと各パークが存在しているという感じでした。予想以上に広大な敷地面積です。
さて、1日目にはマジックキングダムというパークに行きました。ここは東京ディズニーランドと似たような作りをしていました。ちょうどシンデレラ城のパレードをやっていて私的にはちょっとうっとりしたい気分だったのですが、夫とれおは当然素通り。ああ〜こんな時れおが娘だったら一緒にキャピキャピ出来るのに。 東京ディズニーランドにもありますがトゥーンタウン、ミッキー達のお家があってそこではいつでもミッキーに会えるのですが、何の気なしに前の人について行って個室に入ったら・・ミッキーがいた!実はミッキーと間近で遭遇するのは初めてのワタクシ。家族の誰よりも大興奮してしまい、ミッキーと熱い抱擁!抱き合いつつ生身の人間ぬくもりを感じつつ、それでもなんだか嬉しくて記念撮影パチリ。そんな感じでにわかミッキーファンのミーハーなディズニー旅行は始まったのでした。
ちなみに、れおはプーさんの大冒険に大興奮で「もう一回乗る!」といって聞きませんでした。40分待ちだったので諦めて頂きましたが・・・。
色々と回りたい所はあるものの、その日は旅の疲れもあったのでグルッとパークを一周する程度でホテルへ戻りました。
最近、れおは果物が好きになってきました。 よく食べるのは、マンゴ、りんご、なし、ぶどう、もも、パイナップルなどなど。今日は朝食後に二人でパイナップルを食べました。 ふと気がついたら、お皿にあったパイナップルを全て食べてしまっていたれお。今日はずいぶんたくさん食べたなーのどかわいてたのかな、と思うのもつかの間、れおの表情はみるみる険しくなり・・・「べろが痛い!!」 そりゃそうだ、これだけ食べりゃ・・しかも今日のパイナップルは特にアクが強かったのか、私も痛い。 水やお茶を飲んでみたりアメをなめてみたりしても全然痛みは治まらずのたうちまわる。かわいそうに〜でもどうすることも出来ないのだよ〜・・。 小一時間ほどで痛みは治まったようでしたが、いや、母は反省いたしました。パイナップル、ちょっと3歳児にはオトナな食べ物でしたね。
パイナップルをポル語で言うと「abacaxi」アバカシと読みます。 幼稚園で先生が本を読む前、静かに!の意味でアバカシ、シー!と言ってます。 写真を撮るときには、アバカシ、シー!で笑顔の誘導をしたりしています。 名前としては子供に身近な果物なんですけどね。
さてさて、これより1週間ほど、更新が出来ません。 さぼっているわけでも、病気してるわけでもないので、みなさまご心配なさらず・・・。
夜はちょっと涼しくなってきたブラジルです。 今週末はカーニバルです。
昨晩かられおは腹巻をするようになりました。 駄々をこねているだけかと思いきや、本当に寒かったのかも。 他にも理由はあれど、久しぶりに夜10時から明け方までぐっすり寝ていました。 子供の言動の理由を親が決めつけてはいけませんね。
れおの寝かしつけは一時間程を要する。ひどい時は三時間くらいかかることも。 今日も、本を15冊くらい読まされ、ベランダに散歩に行き、挙句の果てには「腹巻を出せ」とのたうちまわるれお。腹巻なんて1年半くらい使ってないししかもこの熱帯夜だよ〜必要ないでしょ〜と思いつつ、言い出すとうるさいのでとりあえず私のピンクの腹巻を握らせてみる。・・・これじゃない、と。自分の水色の腹巻を出せ、と。 ・・・憶えてるのか、そんな昔のこと・・・(たかが一年半、されど彼にとっては人生の半分!) 寝かしつけ時間が長くなるほどこちらの眠気は増すので、腹巻と言い出した頃は私はもうかなり眠くてイライラ、「探してくるから横になって目をつぶっていなさい!」と捨て台詞をあとに寝室を出たら、ほどなく寝たという夫情報。 寝たくないので最後の最後までねばるのですよね駄々こねたりして。大人になってからは寝ることほど幸せはない!と思うのに、どうして子供って寝るのが嫌いなんでしょうね。
レストランで。 到着するやそのレストランのオーナーの娘がれおを見て「この子と一緒に遊んでいい?」こちらはもちろん大歓迎、れおもいそいで椅子からおりて一緒に遊んでいた。持参したおもちゃを床いっぱいに広げて従業員の息子らしき子と3人でワイワイ遊んでいる。はっきりいって他のお客さんに迷惑だろうと思うけれど、オーナーも遊び場を端っこによけさせて「遊ばせてあげて」ってな勢いだったので甘えさせていただく。このあたり、ホントブラジルは素敵です。 女の子はおそらく2歳くらいれおより年上だろうと推測されるけれどなんだかお姉さんらしくしっかりしていて物怖じしない。外国人である私にも普通に話しかけてくるし、れおのことをあかちゃんのように抱っこして椅子に寝かせてみたり、店内を縦横無尽に走り回ったり。のびのびと育っているなぁとちょっとまぶしく見えた。 ブラジルの子供は本当に自由奔放で天真爛漫でそれが子供らしくて見ていて気持ちがいい子が多い。れおもそういう子になってくれればいいなぁと思う。
朝6時30分に待ち合わせをして「マグロツアー」へ。
我が街から車で2時間ほど南へ下った漁港へ新鮮なマグロが入るという事で、今回は知り合いの方に案内をしていただく。 サイズは6キロ程度で大きくはないですがもちろん新鮮、丸ごと二尾、アジは一尾、その場でさばいてもらって、場所を海岸沿いにあるキャンプ場へ移し、そこで持参したお米を焚きみそ汁を作り漬物を切って、さらにタコをゆでて山芋をすり持参したウニと合わせて作りますは海鮮丼!・・・おいしー!!!マグロの頭とエラ部分は塩焼にして美味しく頂きました。さらには手作りお饅頭をデザートに頂きました。幸せであります。
帰り道に近隣の海岸なども案内して頂き、そのあたりだったら子連れでも宿泊出来そうでしかも海も穏やかで綺麗。 いつか行きたいなぁと思いつつ、帰宅したのでした。
帰ってから夕飯は鉄火巻。まだまだ続くマグロ食!!
ブラジル人のお客様をお迎えして、夫は恒例「広島お好み焼き」を振舞う。 3歳と6歳の天使のように可愛らしいご子息達も一緒に来てくれ、れおは超ウッキウキ。おもちゃ箱をひっくり返したり三輪車乗り回して追いかけっこしたり遊び狂う3人。遊びながられおはそれらしくポル語を話していました。私の前では殆ど喋らないけどそれなりに慣れては来ているんだね。 お帰りの時には特に仲良しになった3歳の子と熱い抱擁を交わし、元気にお見送り。 はーそれにしても3人の男の子たちが遊んだ後の部屋の汚いこと!足の踏み場が全くない!見るだけでめまいがしそうな感じでした。男兄弟なんか出来たらこれが毎日続くわけね・・恐るべし!
以前に我が街に住んでいた方が久しぶりに渡伯したので、我が家で歓迎会。 同世代日本人人口高い!といっても短期滞在者含め我が街総出で7人プラス子供2人だけだけど・・・。
最近めっきり意志が強くなってきたれお。2歳違いの日本人のお友達Rayaちゃんと今日もケンカばかりしていました。 Rayaちゃんとは生後7ヶ月の時からのつきあいで、その頃のれおは2本足で走り回るRayaちゃんを四つ這いでただ見送るばかり。その後もRayaちゃんは常にれおの憧れでRayaちゃんの言う事は絶対!完全服従でした。 しかし、最近はRayaちゃんがなにか自分の気にいらない事をすると「だめだよ!」と言ったり時には及ぶはずもない実力行使に出たり、また時には2歳下の特権みんなに見えるように大泣きしてみたりする。今まで仲良く遊んでいたはずの二人のうちどちらかが不満気な足取りで別室へ逃げていくと、程なくどちらかがかなり不自然な様子で追いかけていく。で、しばらくするとまたワーワー楽しげな声が聞こえる。その繰り返し。 どんなにケンカしても気まずい一瞬があっても、やっぱり大好きなお友達Rayaちゃん。子供同士のそうしたコミュニケーションはとても大事だと思うし、何より見ていてほほえましいものです。
最近短めだったれおの睡眠時間、幼稚園が始まってから日中疲れるからたっぷり寝てくれるだろうと期待していたのに、よけいに短くなっている・・。 3歳児、一日睡眠9時間とかで大丈夫なのだろうか・・・。
今年の幼稚園はすっかり楽しいようで、今まで一日も休むことなく「行かない」と言うこともなく登園している。今日はママ恋しくて泣いちゃってる子を見て「れおはオニイちゃんだから泣かないんだよね」とか言って泣いてる子の手とかつないであげてた。帰宅後は幼稚園で歌った歌などを口ずさんだり踊ったりしている。相変わらずお友達の名前は憶えず(パパ似)「あの大きい子がね〜」とか言ってる。でも、個人にスポットを当てた話をし始めたのは本当に最近のこと。ルイーザ狙いのスイミングのはずだったのに、今日はクラスメイトのマリアフェルナンダと「明日はスイミングで会おうね」なんて約束していた。浮気者。幼稚園帰りのポップコーンは相変わらず。 ああ〜一年前からは何もかもが成長しているよなぁホントに。
さて、今日はバレンタインでした。忘れてました。いや、ホントは忘れてるフリしてました。 チョコをあげることもなく、しかも夜ご飯「今日、なんかおかず少ないね」などクレームも出たりしてしまいました。和風ハンバーグとにら玉。だけ。確かに少ない・・だって暑くて作るのいやになっちゃうんだもの。と、言い訳。 いや、愛情はたっぷりなんですけど。カタチにするのが苦手ってことで・・。
暇つぶしにゴルフ場に行った。 炎天下、暑すぎて誰もゴルフをしないゴルフ場で私達家族がすることといえば。 ・・・虫探し。 沼地に駆け寄っては「ゲンゴロウ!」とか大喜びの父子。 トンボやちょうちょ、トカゲや小魚なんかもいてご満悦。細長い木の枝を沼地近くにかざして「トンボとまるかな?」。残念ながらとまらなかったけれど、目の付け所はなかなかよいぞ。 その後は公園に移動して、池の鳥や鯉や亀たちにパンをあげる。 亀や鳥には手で食べさせていた。なかなか怖いもの知らず。
生き物大好きな息子である。
最近はなぜかスイミングにあまり行きたがらなかったれお。 幼稚園もはじまったことだし、無理に行かせることもないかな〜と思っていたら、れおの大好きなクラスメートのルイーザが同じスイミングに通い始めることになったという情報をゲット。 とたんに「金曜日はスイミング行くよ」と言い出しました。(ルイーザのスイミング初日は金曜日) 下心満載のスイミング通いになりそうです。
今日から幼稚園は通常通りの通園時間。 家で遊ぶ時間も充分ないしどうかなぁと思いきや、全然問題はなく家を出発、幼稚園でもなんなく私とお別れできた。 ・・・夢のよう!本当に一年前からは想像できません!成長してますね〜。
そして私は約2ヶ月ぶりに陶芸教室へ。 2ヶ月前に作成中だったクリスマスツリーが・・・・乾ききって割れてる! まぁ、今更完成したところで1年近く活躍の場はないのであっさり諦めて、今度はこどもの日グッズを作り始めました。 日本ではろくろを回して作るお皿やお湯呑みなどが多いですが、こちらでは 手捻りという、まあ、言ってみれば粘土細工みたいなものを作ることが多いです。日本人好みの実用度はあまりないけれど、自分の好きなものを自由に作れるという意味では、とても楽しいです。今作っているのは鯉のぼりが持ち手になっているバターナイフ。数種類作ってみようと思っています。
お迎え後は恒例のポップコーンを買って、スポーツクラブへ。 スポーツクラブで遊ぶ一時間もれおにとって楽しみのようで、誘うとすんなり着いてきます。 覗いてみると、ボールのプールでなにやらお友達とイチャイチャ。年上の子達には優しくしてもらえるし、なんか楽しいみたいです。 私の方はといえばようやくブラジル人のダンスにも慣れてきました。ようやく冷や汗以外の汗をかくようになってきました。これも成長!腰の振りは到底及びませんが・・。
ようやく新学期がはじまりました。 れおの新しいクラスメイトは数名の入れ替わりがあった程度で去年と殆ど一緒でした。担任の先生は変わりました。 去年のこの時期、慣らし保育に数ヶ月を要した(正確にはほぼ1年?)ので、今年はどうなることやらと不安に思いつつ、登園。 幼稚園の門をくぐる頃には私の手をギュッと握っていたれおでしたが、新しい教室へ荷物を置いていつもの園庭に出ると、私の手を離し先生と手をつなぎ、一目散で砂場へ遊びに行きました。こちらを振り返ることもなく。 拍子抜け。まさかこんなにスムーズに行くとは思わなかった。 休み中、なるべくブラジル人との接触を保とうと家庭教師を呼んだりジムの託児所に預けたりした成果でしょうか。 今日、明日は慣らし保育のため短縮授業で2時間のみ。お迎えに行った時はどうやら砂場でおしっこをもらした後だったようで(楽しくてトイレを忘れていた模様)シッターさんに手を引かれてシャワールームへ連れて行かれていました。頭からジャーっと水シャワーをかけられたようですごく不機嫌な面持ちで出てきました。 帰り道、「今日は幼稚園で何して遊んだの?」と聞いてみると「ママにはひーみーつ!」だって。すっごく嬉しそう。秘密でもなんでも、幼稚園が楽しいならば母は満足です。
れおは富士山が大好きです。 といっても、実物は見たことありませんが。 なぜ好きになったのか、私にも思い当たることがありません。 でも、高い山を見つけると「あれはね、富士山っていうんだよ」と言ってみたり、先日もテレビで富士山の特集をしていたら一人見入っていました。すっごい地味な番組だったんですけど。 ブラジル生まれの大和魂です。
れおは極限までオシッコを我慢する。 だから、よく内股でサンバのステップを踏んでいる。かなり高速。 そして、いざという時に猛ダッシュでトイレに駆け込む。「早く早く!」などと言いながら。 で、「っんあ゛〜〜」とかすっごい声を発しながら用を足す・・・そこまで我慢しないでマメにトイレに行けばいいのに・・病気になるよ。 ・・・とは思いつつ、その声がなんかおもしろくて毎回期待している母である。
過去に思いを馳せる。
例えば一年前。れおの幼稚園がはじまる直前の今頃、私は緊張からか体調をよく崩していたな。それに始まり思えば2005年は体の具合がすこぶる悪い年だった。
例えば4年前。ブラジルへ渡る年になった年の今頃、母の病気が見つかり即入院手術、私は連日病院へ通う日々。精神的に揺れていたこの頃に子供が欲しくなりれおを授かった。思えば私の妊娠にいち早く気がついたのは私本人ではなく病床の母だったな。
例えば10年前。会社に入って初めての大阪出張。その後彼(→夫)と待ち合わせて京都の友人を訪れたっけ。その友人とは以来10年の付き合いになり、以後も私の数々の無礼を暖かく受け止めてくれてもう思い出すだけで心があたたかくなる。
月日をかけてまがいなりにも成長したものだ。 そして、今の事をまた数年後に振り返った時に「成長したもんだ」と思えるようにありたいと思う。
れおは自分の苦手なタイプの人に遭遇すると「この子嫌い」とかいう発言をよくします。(相手が大人でも「この子」といいます) 幸い(?)ここはブラジルでれおの日本語を理解する人は殆どいないので「嫌い」と言われようが相手はれおのホッペにブチュ〜とかしてくるのですが・・・。 しかしこの発言、どうも相手が日本語を理解していない事をわかった上での事っぽいのです。 というのも、日本語がわかる人に向かっては絶対そういう事を言わないのです。 たまたま日本語を理解する人に苦手な人がいないかというと、そうではない様子。好きなタイプの人とそうでない人とは、見ていてよーくわかるし。(言葉に出なくても当然態度にはもろ出る) で、時々、どう見ても日本人じゃないだろ〜って人が挨拶程度でも日本語を喋ると「ギクッ」とした顔をするのです。 言語の違いを理解し、使い分けているのでしょうか・・・したたか。
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