愛より淡く
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感傷的になりすぎないでおこうと思っても、どうしても感傷的になってしまう。
よけいなことをしてしまったばっかりに、ささやかだけど大切な楽しみの時間を失くしてしまったようです。
私は、どうも同じ失敗を繰り返してばかりいます。
全然懲りていないし、成長していないのだと、なさけなくなります。
でも、しでかしてしまったものは、もうどうしようもないのです。
覆水盆にかえらず
それでも遅かれ早かれ、いずれは、こうなる運命だったのかもしれません
ゆっくりと気持ちの整理をつけていこうと思います。
消えてくれなかった。
あまりに大きく育ちすぎて、出口がつっかえて、出られなくなってしまった
まるで「山椒魚」みたいな「想い」なんです。
執着していたのは、その人そのものではなくて、あまりに大きく育てすぎてしまった「その人への自分の想い」なのです。
執着というよりは、愛着?
ああ、まだ気持ちの整理がうまくつけられない。
果たしてこの感情が、何なのか?
自分でもよくわからないのです。
恋ではすでになくなっているということだけは、確かみたいです。
恋って、はかないなあ。
また、できれば、恋していた頃に戻りたいけど。
もう無理かな。
。。。
ここの日記をサボっている間、実にいろいろなことがありました。
結果は、大いなる収穫あり、といったところでしょうか。
収穫といっても、物質的なものではなくて、精神的なものですけどね。
気持ちもずいぶんと楽になりました。
結局は、自分が動き出さなければ、何も変わらないということに気づき行動に出たのです。
長い間煩わされていた執着から、ようやく解放されそうな、明るいきざしが見えています。
もう大丈夫。きっと大丈夫。
本来、自分があるべき場所に戻れそう。
またまた夢を見た。
意識的か無意識的かはわからないけれど、結果的には、私をひどく傷つけたその張本人が出てくる夢だった。
私は、彼の家に居候させてもらっているみたいだった。
台所かどこかで、ふたことみこと話している夢。
「テーブルがない」
「ああ、夜のうちに売りに出した」
「ええ?ひとりで持っていかはったんですか」
「ああ、けっこう大変やったけど、階段おりるの。おかげで300万で売れた」
「さ、三百万!!」
「ついでにアンプも売った。それは7万やった」
と、まあそんな感じの摩訶不思議なやりとりが続いた。
目が覚めたとき、若干気分がよかったけど、すぐにまた心が痛み出した。
昨日また、昔好きだった人その2が夢に出てきた。
どこかの居酒屋で、ばったり出会ったのだ。私の知らない誰かと3人で飲んでいた。今の同僚なのかもしれないと夢の中の私は思っていた。
私は、会釈をして、その人の前を通り過ぎ、その人から遠くはなれた席についていた。
席についてもどこか上の空で、ついついその人のところに、目が行ってしまった。
その人は、見慣れていたスーツを着ていて、あの頃のままだった。全然変わっていなかった。
その人も時々、こっちを見てくれたけど、視線が合うのがなんだか恥ずかしくて、ついついそらしてしまっていた。
夢の中の私は、自分の口紅のことを気にしていた。すっかりはがれているだろうと思って、気にしていた。
こんなことになるのなら、さっき塗り直しておけばよかった。なんてことも思っていた。
心はわけもなく華やいでいた。
そうこうしているうちに、その人たちは席を立ち、店を出ようとしていた。
いてもたってもいられなくなって、私も立ち上がり、その人の後を追うように店を出てしまった。バックは店に置いたまま、周りの人に事情も話さずいきなり、そんな行動をとっていた。
夢中でその人を追いかけ、ようやく追いつき、そして、声をかけた。
その人は、かなり驚いていた。
「営業所のメンバーもだいぶかわった?」 「今もあの営業所にいるの?」
というようなことを話しかけていた。
返事は覚えていない。
あれよあれよというまに駅についてしまった。
もっといっしょにいたかったけど。
その人は、他の同僚らしき人といっしょに電車に乗り込んで、
そして、行ってしまった。
私はしばらくホームに立ちすくんでいた。
それから我に返り、店に戻ろうとしたのだけど、どうやって戻ればよいのか さっぱりわからなくなっていた。道順がわからないのだ。
「でもバック置きっぱなしやったし。財布にお金も入っているし」
心細い気持ちで、なんとか店にたどりつこうとしていた。
でも、どこをどう行けばその店に着くのかさっぱりわからない
人に訊こうにも、店の名前も何もわからなかった。
ああもうあの店には戻れないのだ。それでもお金も一銭もないので、家にも帰れない。
ああ、ああ、いったいこれからどうすればいいのだろう。
と、絶望的な気持ちになっているところで目が覚めた。
おかげさまで、憎しみモードは、なんとか解除された。
解除されたけれど、その後、言い知れぬ虚しさのようなものに襲われてしまった。
結局、私は傷ついてしまったのだ。
よけいなことをしたばっかりに、以前よりもさらに深く傷ついてしまった。
いったいなにやってんだか、という感じ。
現実を受け入れなくては。
甘美な幻想に浸ってしまっていた分
現実に立ち戻ることは
かなり辛い作業だけど
現実を受け入れなくてはいけないのだ。
時間は、かかるかもしれないけれど、ゆっくりと癒していこう
今度こそ、本当に、捨て去ろう、忘れ去ろう
未練のようなものを断ち切ろう
まあ、そんなに気負わずに、ゆっくりと、ゆっくりと忘れていこう
。。。
2007年03月07日(水) |
一夜明けて気が変わる |
昨夜は、その人のことについて、いろいろ回想してみようと思い、ここの日記にも記したけれど、やめた。
もうそんな未練たらしい作業をすることに嫌気がさしてしまったからだ。
その人に対する気持ちも変わってきた。
どちらかといえば、今は憎しみモードになっているし。
よくよく考えれば、ひどい奴だった。
ひとことで、表せば、「冷酷無慈悲」
これまで私は、その人に、酷い仕打ちを受けてきたのだ。
その酷い仕打ちの数々を、恋愛感情でカモフラージュしてきてしまったように思う。
それはなぜか?
そうしていた方が、自分の気持ちが楽だったから。
自己防衛本能が働いて、そうしてきてしまったのだろう。
でもやっぱり違ったのだ。
私は、そのことに気づいてしまった。
人を憎むことは
人を愛することよりも、何十倍もエネルギーを消耗するように思う
また、時に憎しみは、目を覆いたくなるような悲惨な事件を生む。
本当に恐ろしいものだ。
「可愛さあまって憎さ百倍」とは
よくいったものだ。
しかし私は、そういった憎しみの感情を、胸の中に押さえ込んできた。
今まで、いっしょうけんめい押さえに押さえてきた。
おかげさまで、時間の経過と共に、薄らいできたように思っていた。
もうそろそろ大丈夫かな
と思っていた矢先に
何の因果か
また出会ってしまった。
今思えば、
「ここであったが百年目」
という感じだったのかもしれない。
なんだかねえ。もうなんでもどうでもよくなってしまった。
ひどく空しい。ひどく虚しい。
なんでなのかもよくわからない。
浪費してしまった膨大なエネルギーのことを考える
このエネルギーをもっと他のことに費やすことができていたら
と思わないでもないけど
まあ、しゃあないわね
こういう星のめぐりあわせだったのだろうと思うことにしよう
私は、前を向いて生きていく
2007年03月03日(土) |
浮ついている場合ではない その2 |
春めいた陽気も手伝って、ぼわーんとして、そして、やけに浮ついている。
浮ついている場合ではないことは、よくわかっている。
ダンボール2箱分の膨大な数の資料に目を通さないといけないのだった。
ただ目を通すだけでいいのなら、
目を通さずに目を通しましたということにだってできるだろうし
適当に飛ばすことだってできるだろうけど
そううまくはいかない
チェックシートに、間違いなく目を通しましたよ、という証?をきっちり記入していかなければならない。
それに後から、目を通したところをちゃんと理解しているかどうかのテストもあるんだってさ。
で、ついつい、現実逃避して、浮ついてしまう。
浮つくことは、やっぱり、楽しい。
夢見心地でしあわせだ。
楽しくてしあわせな方向に向かってしまうのは、ごく自然なことだろうと思う。
ああ、なにがなんだかこんがらがってしまって、よくわからない。
それにしても、私は、いったいどうしたいのだろう?
自問自答しても答えがみつからない。
とにかく、
資料に目を通さないと。
☆☆☆
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