愛より淡く
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2005年08月06日(土) 希薄な存在感

昨夜。とあるお笑い番組を途中から観た。

中学時代の初恋の人に再会できたお笑い芸人Hの場面から観た。

彼はその人のこと15年間ずっと思い続けていたそうだ。ほんまかな?

その人と再会して、今回やっとその人への思いを告げることができたH。


すごくよい感じに盛り上がっていた。

後日その人から返事が届くということでそのコーナーはひとまず終わった。



で、その人が番組あてによこした返事は、


「あれからSくん(Hの本名らしい)のこと思い出してみました。

だけどSくんについての記憶が全くないのです。自分が思われていたということにもずっと気づきませんでした。」

というようなもの。

それって、あんまりだ。ひどすぎる。かわいそすぎる。


今までひたすら想い焦がれ続けてきた人に、「ごめん。君についての記憶がまるでない」なんていわれてしまったら

傷つくよ。生きていけなくなるよ。



仮に本当に記憶がなかったとしても、なにもそこまでストレートに伝えることもないだろうに。


ってもしかしたらネタかもしれないけど。面白おかしく脚色してあるだけなのかもしれない。


案外最初に司会者が読み上げたデタラメの返事(↓の文面)の方が真実だったりして。


「実は私もSくんのこと思っていた時期がありました。今回わざわざ会いにきてくださって、すごくうれしかったです。こんな私でよかったらおつきあいしてください。よろしくお願いします」


ところでこの番組には、私のちょっと気になる人が出演している。

その人はいつもすみっこに座っていて、あんまし映らない。でもちらっと映るとドキドキする。昨夜もちらっとだけ映った。ラッキー。あいかわらずラブリーでキュートだった。


この一瞬のためだけに私はこの番組を観ているようなものだ。

もちろんたまにはメインでたくさん映る時もある。至福の時間だ。





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テキスト庵さん