愛より淡く
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その人はいかにもラーメン屋さんの出前持ちというような格好をしていた。
ラーメン屋さんがかぶるような白い帽子をかぶり、ラーメン屋さんが着るような白い割烹着のようなものを着て、「美人」という名札をつけていた。
「美人さんって言うお名前なんですか? 珍しいお名前ですね」
「そんなことどうでもいいじゃないですか、奥さん」
なんだか目がギラギラしていて、怖かった。
はっと気づくと場面が変わっていて
美人さんと私は、なぜだかどこかの学校の保健室らしいところのベッドの近くにいた。
あれよあれよというまに私は、美人さんにベッドに押し倒されていた。
なんとなく予期していた展開だった。
しかしもうここまで来たら観念するしかないかもしれない。と潔く身を任せることにした。その刹那
大きな窓があることに気づいた。
その窓はカーテンが全開で、
私たちの一部始終をなぜだかその窓辺にたたずんでいた
おすぎさんに、しっかり、見られてしまっていた。
変な夢過ぎて書かずにいられなかった^^。
久々にめちゃくちゃなケンカをした。
大罵倒大会?
大声はりあげて、言いたいこと言ったら、結構スッとした。
相手も同じ気持ちだろう。
このところ、ちょっと血の気多すぎかも。
でも、手が出なかっただけまだマシ?
きっとストレスがたまっているのだろう。
お互いに。
どうでもいいがあまりにも
ぱっとしない私の人生
誰のせいでもないけれど
二十歳の頃に戻って
やり直したいと思う私の人生
深くため息をつく
ため息は深呼吸に似ている
空ははどんより曇っていて
風はなく
ものすごく暑い
外では草刈り機の音が鳴り響いている
知り合いの草刈り機の名前が「マサオくん」だったということを
ふと思い出し
5秒くらい楽しい気持ちになる
それでも落ち込んでいることに変わりはない
この落ち込みにはさまざまな要因が混ざり合っている
ひとつは
仕事のこと
ひとつは
日常のこと
もうひとつは
とるにたらないこと
だと無理に思い込もうとしていること
あの頃に戻りたい
文化祭
高校の校庭で
空を見上げながら
いっしょに
アイスクリームを食べた時のこと
スカイバニラだったっけかな?
青い青い空だった
たぶんあの時あの子は
鉄棒の上に腰掛けていた
落っこちないか心配だった
鉄棒が得意で
字が上手で
ニーチェと同じ誕生日で
あと、
なんだっけ?
そうそう
詰め襟の
学生服が
とてもよく似合っていた
私を見つけると
いつもあの子は
うれしそうな顔になった
だけど私はきっと
あの子を見つけると
あの子よりもっと
うれしそうな顔になっていたに違いない
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