愛より淡く
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2003年05月31日(土) 枯れかけた心と身体

・・


2003年05月29日(木) 創作 甘くておいしい思い出 あんみつ日和

私は、その人を「あんみつさん」と呼んでいた。

その人は、資産家で山をいくつも持っているということだった。

私たちは、ハンバーガーショップで、たまたま相席することになり、それが縁で、親しくなった。指をケガしたはったので、バンドエイドをあげたのだ。


私は、その人に多いに気に入られた。

その人の初恋の人に私が、どことなく似ていたらしい。


バイト先にわざわざきてくださって、先日のお礼にと、お菓子の詰め合わせをもらった。


それから私たちは、よくとある地下街の「甘いもの屋」さんで待ち合わせすることになった。

あんみつを食べながらしばし楽しいひとときを過ごす。

その人は、それはそれは楽しそうにいつも私に昔話をしてくれた。
私は、それを、あんみつを食べながらふむふむと聞いていた。

店を出るときにあんみつさんは、いつもおこずかいをくれた。

「これで本でも買いなさい」

それは、好きな本を何冊か買ってもまだ充分にあまる額だった。

いっしょにあんみつを食べるだけでそれでいつも、じゃあまた。と
別れるのだが、

あんみつさんは、いつもその店を出るときに
私におこずかいをくれた。

「これで本でも買いなさい」

もちろん私は、それで本も買ったけれどサマーセーターも買ったし財布も買ったし靴も買った。スーツも買った。

うそみたいだった!!

私はその人といっしょにただ、あんみつを食べるだけで、
はんぱでない額のおこずかいをもらえたのだ。

ついには、車まで、買ってしまった。

でも、宝石とか貴金属にはぜんぜん興味がなかったので買わなかった。

それから私は、おこずかいがなくなると







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ありがとうございました


2003年05月27日(火) ☆静かな夜を邪魔されて 



居間から聞こえるテレビの音を耳にしながら、ひとり階段を上る時、無性にさみしい気持ちになった。





2003年05月26日(月) ☆ファンレターの返事?

5月31日土曜日雨

待ちに待った休みの日。大物の洗濯とか布団干しとかしたかったのに、あいにくの雨。よよよ。

だけどたっぷり眠った。

俳優Oさんからのファンレターの返事を読んでいる夢を見た。

ファンレターは、えんぴつ書きだった。

「そうですか、あの演技かわいかったですか。あは。これからも芸風を変えてがんばっていこうと思います。」

というようなことが書いてあった。

夢の中の私は

「見ず知らずの私にこんな丁寧なお返事くれはるなんて
ええ人やわー」

といたく感激していた。

しかもその手紙、便箋にひよこのプリクラが貼ってあった。びんせんを開く時ピヨピヨと鳴いた。閉じると消えて開くとまたピヨピヨと鳴いた。

らぶりー♪だった。

でも現実の私は特に俳優Oさんのファンというわけでもなんでもなく、普段ほとんど意識したこともない。そんな人がなんで夢に出てきたのかものすごく不思議。といっても俳優Oさんが出てきたわけではなく出てきたのは俳優Oさんが書いたと思われる手紙だけ。微妙な設定。


2003年05月24日(土) 傷跡

その、世にも美味なる水の場所に、その人の社用車に同乗して向かう途中。

助手席にいた私は、その人が運転している間、その人の首筋にある魅力的な傷跡ばかり見ていた。首を少し動かした拍子にYシャツからちらっとだけ見えた。それがまたなんとも艶めかしくて、ぞくぞくっとした気持ちにさせられた。

できれば指で傷跡をなぞってみたい。でもできない。いきなりそんなことされたら、きっとびっくりするだろうなあ。

思い切ってなぞったとする。

びくっとしてその人がこちらを振り向く

「ごめんなさい。つい」

と、とまどいうつむく私。


そのことがきっかけで二人は一気に恋の炎を燃え上がらせる。


なあんて展開はやはりありえなかっただろうか?




だろうね・・・・




その水はほんとうにおいしかった。ひんやりしていて、その昔祖母の家にあった井戸水を飲んだ時のことを思い出した。


ごくごくささやかだけど、二人の秘密の場所が出来たような気がした。


だけどその秘密の場所に二人して行くことは二度となかった。

それからその人とは、ある出来事をきっかけに、気まずくなってしまった。



それでも何度か私はひとりで、その場所に行ってみようと車を走らせたことがある。

なんだか無性にその水に触れたくなったのだ。

でも一度行ったきりだったし、しかも助手席でぼーっとその人の傷跡ばかり見ていた私は、ほとんど途中の景色を覚えていなくて、その場所にたどりつくことができなかった。


いつも途中で道に迷ってしまった。





で、結局最後まで言い出せずじまいだった。


「あの水の場所に何度か行ってみてんけど見つからんかった」

ただそれだけのことだけど言い出せずじまいだった。


2003年05月17日(土) あの日いっしょに寝た人のこと

私は、一度だけ、その人といっしょに寝たことがある。

といっても車、しかも社用車の中で、昼寝をしただけだ。

文字通りの昼寝だ。


木かげの涼しい所に車を止めて、カーシートを倒して
ハンカチを顔にかけて、しばしおやすみ、そんな感じ。

もちろん、私は眠れなかった。となりに眠っている人のことが気になって気になって、胸の高鳴りを相手に気づかれてしまいやしないかと、気が気じゃなかった。

その時の私たちは、恋人同士でもなんでもなくて、単なる職場の同僚という間柄だった。お互い意識していたとは思うけれど、お互いの気持ちを確かめたわけではなかった。


その村のはずれに水の流れる場所があって、そこの水が格別に美味であることを、瞳を輝かせながらその人は私に話してくれた。


「今度いっしょに行きましょうよ」


で、いっしょに行った。その人の社用車に同乗して。



それからひょんなことから車内で昼寝でもして帰ろうか、ということになった。






結局いっしょに昼寝をしたのは、その時一度きりだった。


今思い出せば、なんとも妙な間柄だった。


今でも時々思い出すことがある。


例えば米を研ごうとして水道の蛇口をひねったその刹那


急に脳裏をよぎったりする


流れる水の音を耳にしながら眠ろうとしても眠れなかった


すでにあの日は、あまりに遠い。




2003年05月15日(木) なんとかせねば

整理整頓がものすごく苦手だ。

分類ができない、分別ができない。

ただ、妙に神経質なところがあって、散乱していて片付けられていない状態というのが許せず、なんとかせねば、なんとかせねば、という焦りのようなものだけはある。でも、できない。ジレンマ。

何が大切で何がそうでないかの区別がうまくできない。


もしかしたら、大切なものがそうでないものの中に紛れ込んでいても気づかずに、いっしょに捨ててしまっているようなこともあったかもしれない。


確かめようがないのでわからないけど。たぶん。







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ありがとうございました


2003年05月14日(水) 女三人奇妙な修羅場

女A 「どうもあの人のことは、本気で好きではないような気がしてきたの。」

女B 「なんでよ?」

女A 「だって私、本気で好きになる時は、いつも左の口元に吹き出物ができるんだけど、今度はいくら待ってもできないの。だからやっぱり本気じゃなかったのよ」


女B 「あんたそんな勝手なことが通ると思ってるの!!私からあいつを奪っておきながら、許せない、許せない」


女A 「ぐ、苦じい、何をするの、い、息が出来ない、やめ、で」


女B 「許せない、このーこのー」


女C 「まあまあまあまあ、やめなさいよ、二人とも。だいたいあいつは、もともとは私の旦那だったんだよ」




そんな3人のやりとりを、遠くからぼさーっと見ていた私だった。私は、まるでテレビのドラマを見るように、自分が完全に傍観者的な立場にいる夢をよく見る。

そしてそういう夢を見る時は、たいてい寝過ごしてしまう。

摩訶不思議な相関関係である。



2003年05月13日(火) 内縁の夫との別れ方?

その女性には、今、一緒に住んでいる男の人がいる。いわゆる内縁の夫。ある日女性のところに転がり込んで、そのままいついてしまったということだった。現在、無職で、いわば女性に養ってもらっている、というような感じ。

来年結婚すると聞いて、てっきり、そうか来年には正式に入籍しはるんだなあ、と思っていたけど、それは違っていた。

女性は別の相手と結婚するとのこと。そのことを、今いっしょに住んでいる相手は、知らない。

結婚する予定の人も、女性にそんな相手がいるということを知らない。

女性は今年中になんとか今いっしょに住んでいる相手と別れようと思っているようだけど、果たしてそんな簡単に別れることができるだろうか?



2003年05月12日(月) 同僚の妻を寝取る男の物語

同僚Aの妻と関係を持ってしまった男は、その同僚が最も信頼していた男でもあった。男と同僚の妻は、定期的に男の部屋でお互いの肉体を貪り合う。

男には罪の意識など全くない。仕事中も何食わぬ顔で同僚Aと接している。同僚Aが男の部屋にたずねてきても顔色ひとつ変えない。

自分の妻が男に身を任せてあえいでいたその場所に何も知らずに座ってのん気にしている同僚A。


男は、同僚Aの敵対関係にある同僚Bにその妻を紹介し、わざと関係を持たせる。さらに男は、同僚Cにもその妻をあてがう。


自分の妻が職場の同僚と次々と関係を持っている、ということを知らないその男は、果たして幸せなのか不幸なのか?


物語は同僚Cの視点から描かれていた。


2003年05月11日(日) 夜のお友だち

ぱっとしないレストランに夫と向かい合って座っていた。

店においてあったテレビから金曜のゴールデンタイムに放送されている「奥さんピンチです!」の番組予告放送が流れていた。

次週のゲストは、あのカダルカナルタカ夫人の橋本志穂さんで、次週相当大変な目に遭われるということが、司会の古館一郎氏の絶叫から知ることができた。

「さあ、志穂さん、大変です!!いったいどうやってこのピンチを乗り越えることができるのでしょうかああああああああ」

番組予告は、そこで終わっていた。


「ガダルカナルタカ、助けに行くのかな?」

と夫が抑揚のない声でボソッと言った。

「さあわからへん、私、金曜いつも仕事やし、見られへんわ」

と言いながら、心の中で、「見たい、見たい、すっごく見たい」

と思っていた。


店の人が、大量の甘栗を剥いて、皿に盛っていた。


その光景を見て私は無性に甘栗が食べたくなっていた。でも言い出せなかった。

「甘栗食べたいんやけど、注文してもええ?」

と、その一言が言い出せずにいた。


「ごめん、今日は先に寝るわ」

夫が突然そう言った。見ると夫の皿の上には甘栗が3個乗っていた。


うっそーーいつのまに?


「そんなことわざわざ言わんでもええのに、いつも先に寝てるやん」

と私は悲しい顔をした。


「ひとりで夜を過ごすのがさみしいわあ、せや、夜のお友だちでも募集しようかな?」


と、突然思いついたように悲しい顔をしながら、言った。


夫は顔色ひとつ変えずに、甘栗をひとつ、口に入れた。


「欲しいわあ。夜のお友だち。夜のお友だち。ねえ、いいでしょう?
夜のお友だち作っても」


夫は顔色ひとつ変えずに


「ガダルカナルタカ、助けに行くのかな?」


と言った。



ああ、ああ、ああ、だめだ、言えない。もうこれ以上はどうしても。



と、モヤモヤしている私だった。



「あんたの甘栗ひとつもらってもええ?」


その一言が言い出せずにモヤモヤし続けている私だった。




はっとそこで目が覚めた。やばい寝過ごした?と慌てて起き出して、階段を下りたら、


夫も下で、「遅刻だ、寝過ごした」と騒いでいた。



それにしても、






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ありがとうございました









2003年05月10日(土) 愛憎表裏一体

一人の男を憎んでいる

どうしても憎んでしまう



かき消してもかき消しても

ゾンビのように甦る憎しみの感情を

どうすることもできずにもがき苦しんでいる



もう大丈夫だ


今度こそ  と


ようやく忘れることができそうな時に


ふいに夢の中に現れたり


思い出さずにはいられないような


デジャヴに遭遇したりする。


できることならその男の全身にマシンガンで撃ち込んでやりたい


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッって


気の済むまで撃ち込むのだ。


うーーバイオレンス


大丈夫、死にはしないさ


なぜならば







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あほらし



ねよっと。













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ありがとうございました




















2003年05月09日(金) 別れたい

数ヶ月ほど前から、仰向けに寝ると右足の付け根の部分が痛み出す。

激痛というほどではないけれどズキズキと痛む。寝返りを打ち、右側を下にして横になると、不思議と痛みは消える。

日中は全く痛まないので、痛みを忘れている。でも、また夜になって仰向けに寝ると痛み出す。まっすぐ足を伸ばしていると痛むけど、ひざを立ててM型に開くと大丈夫なのだ。なんかヘンな体勢だけど^^。

寝入ってしまうと忘れる。


昨夜、夫に、

「あんな、私な、これこれこうでかくかくしかじかやねん、どっか悪いのかな?」

と相談してみた。

すると夫は

「大丈夫や、たしかあんたには悪いところがあるとちゃんと修復して再生できる能力が備わっているはずやから、そのうち再生するから心配しなくても大丈夫や」


「??????」


「ほら、この間テレビでやってただろう、あんたも一緒に見てただろーが?素晴らしい自己再生修復能力だったじゃん!!感動したぞ!!」


なにそれ?なにそれ?さっぱりわからず







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別れたい。








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ありがとうございました











2003年05月08日(木) 絵に描いたように美しい二人

「そういえば、最初の配属先の営業所でとなりにすわっていた先輩、○○大の政経卒でさ、しかもバリバリの御曹司で、スラッとしていて花形満みたいにかっこいい顔でさあ。ボンボンだからおっとりしてて性格もよくってさあ、なにからなにまでそろってる人だったなあ云々」

とニュースを見ていて、突然思い出したように夫が話し出した。

花形満みたいにかっこいい顔っていったいどんな顔?

想像するとすっごくおかしかった。


「でさあ、世の中には、こういうなにもかも恵まれた奴がいるんだなあ、って思っていたら、その人お見合いで、とある大会社の専務だか常務だかのご令嬢と結婚することになったんだ。おれ、結婚式によばれたんだ。で、そのご令嬢がさあ、あ、あんた!!」

夫、ここで、大きく目を見開いて、私の膝を叩く。い、いたいがなあ。

「息が止まるくらいの、びっじーーんでさあ。はぁーーーーーーって後ろに倒れこみそうになったくらいなんだ」

「ふうん、絵に描いたような美男美女カップルってわけやね」

「そうそうそうそう、あるんだよなあ。あんなウソみたいな組み合わせ。
いるんだよねえ。あーんなに上品でキレイでやさしーーい人」

「上品でキレイというのはわかるけど、なんで性格のことまでわかんのさ?」


「それが、一度その先輩の家に招待されて、そこで紹介されたんよ。話してみたらわかるよ。いやあ、清楚で花のように優しそうな人でさあ。なんていうの、邪気というのがまったくないんだ。きっと正真正銘のおじょうさまってああいう人のことをいうのだろうなあ」

と、遠い目をしてため息をつく夫。


ふうん。そういう夢のような組み合わせのカップルってやはりいるところにはいはるのかもしれない。


その後そのお二人がどういう運命をたどられたのかは知る由もありませんが。


「まあ、これ、もしかして、わたくしたちのことかしら?」

って偶然これを読んでドキっとされていたりして。

なわけないかな^^。



そうじしよっと。


2003年05月05日(月) 理想の新妻?

3連休なんて、あっというまに終わってしまう。

だんだんと近づきつつある明日に怯えるただいま午後2時10分。


昨夜、立て続けにビデオで観たドラマ「ぼくの魔法使い」のことが頭から離れない。

ドラマの中の、主人公みったんの新妻るみたんのセリフ

「ひどい、みったんきらいきらい、みったんきらいきらい」

が頭の中でぐるぐるぐるぐる回っている。

ドラマの中で彼女が放つそのセリフもしぐさも、めちゃめちゃ可愛かった。

そうなのだ。あのドラマの中の新妻るみたんこそが、私の求めていた新妻像に限りなく近い姿なのだ。


すてきだるみたん。ラブリーるみたん。シュールだるみたん。ファンタスティックるみたん。ブラボーるみたん。

私が男ならあんなあんな奥さんが欲しかった。好き好き、ばっちり好み。


って五月みどり晴れの陽気にやられてしまったのだろうか?


いや、そうじゃない!きっときっときっと。


これは普遍的なものだ。


うまくいえないけど、うまくいけないけど、






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ありがとうございました













2003年05月04日(日) ささやかなレジャー  



「文士と姦通」(川西政明著)の書評を読んだ。

性のモラルが崩壊してしまった現代ではつい忘れがちだが、日本には戦前、姦通罪という法律があった。有夫の女性が夫以外の男性と関係を持つと、相手方共に罰せられた。しかしそれは妻の不貞だけが問題にされるという不平等な法律だった。本書はこの姦通罪があった時代に文士たちがどうのような恋愛をしたかを描いた面白い読み物である。というふうに紹介されていた。


当時の女性は、命がけで道ならぬ恋に身を投じたようだ。そらそうだろう見つかったら罰せられるのだから。いい加減な気持ちでは突っ走れないだろう。


ふと思った。

果たして今の世の中に「命がけの道ならぬ恋」をする人など存在するのだろうか?






昨日夫にもらったおこずかいで、子どもたちと3人で、ちょっと遠くのスーパーまで、買い物と外食に行った。

買い物は、母の日の贈り物を買うことがメイン、外食はハンバーガーと塩タンメンとたこ焼きとポテトなどを買って3人で分けて食べた。


ピークの時間を外したのでわりと空いていた。


スーパー内のゲームコーナーで、子どもたちが、しょーもないゲームに夢中になってしまって困った。

5点とると、ゲームボーイアドバンスが手に入るらしい。

「おねがいあと100円、あと100円」

とせがまれて、ついつい二人に100円を3回ずつ、600円も渡してしまった。あああ。もったいなかーー。


おまけにゲームのせいで兄弟げんかも始める始末。

「こいつのせいでもらえなかった。マイナスなんて出すんだもん

あと1点だったのに」

「兄ちゃんだってマイナス出したじゃん」


とかなんとかお互いに言い合っていた。うんざり。


でも、しばらくして


「だけど楽しかったね」

「うん、楽しかったね」


と、うれしそうにしていたので、まあ、よかったかな。と思うことにした。


そこで、キティちゃんのガチャポンを見つけた。中にキティちゃんのキーホルダーが入っていた。

「なんかかわいいねえ」と思わず声に出したら

「欲しい?」

と長男に言われたけど

「いい、がまんする。大人だから。」

と言ってみた。


それから車に乗って家に戻った。



2003年05月03日(土) エロする?

今日は、待ちに待った連休の初日。なので心ゆくまで眠った。

はっと気がつくと枕元に夫がすわって、私の手を握っていた。

「せっかくの休みだから、これでみんなでおいしいもんでも食べて来なよね」

と言って、おこずかいをくれたのだった。


「ありがとう、そうさせてもらうわ」

とかなんとか言ったように思うけれど、半分寝ていたのでよく覚えていない。


すぐとなりで寝ていた二男が、うーん、と言って起きそうになった。


「父ちゃん、今から母ちゃんとエロするんだから寝てろ」

と冗談を言った。


二男は寝ぼけていて、なんのことだかよくわからなかった様子。ほ。


それにしても、エロするって、妙に新鮮なひびきだった。


するわけないけど。


それから、また深い眠りに落ちていった。


2003年05月02日(金) 微妙にかみ合わない夫婦

さっき、昨夜試しそびれたなぞなぞを夫に試してみた。

「かもめのジョナサンって知ってるやろ?」(抑揚あり)


「ああ、なんか昔にあったなあ、そんなの」(抑揚なし)


「そうそうそれそれ。昨日ドラマ見てたら、そのジョナサンのなぞなぞやっててん、いくで、かもめのジョナサンのガラの悪い友だちを何と言うでしょう?」(抑揚あり)


「わからん」 (抑揚なし)


「うっそーー?ちょっと考えたらわかるやん?」 (抑揚ありあり)


「わからんもんはわからん」 (抑揚なし)


「かもめのヤーさんやん!!」 (抑揚ありすぎ)


「あ、なるほど」(抑揚なし)


「ほな次いくで、かもめのジョナサンの仲間たちのことをなんて言うでしょう」(抑揚あり)


「わからん、何?」 (抑揚なし)


「うっそーー!!ちょっと考えたらわかるやん」(抑揚ありあり)


「わからんもんはわからん」(抑揚なし)


「かもめのみなさんやん!!」(抑揚ありすぎ)


「ああ、なるほど」 (抑揚なし)


終始無表情で無反応だった。


いっしょに笑いたかったけど・・・。


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