愛より淡く
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2003年04月26日(土) 純潔を貫いた男は危険?

今朝、土日だけサービスで入れてもらっている新聞(地方紙)の書評欄にキョーレツなタイトルの本が紹介されていた。

宮沢賢治氏の文学を大胆に読み直そうとする力作だ、とあった。

以下印象に残ったくだりをご紹介します。



一般に、性行為を持たないということは、なにやら清く尊いこのように思われがちだが、実は全く正反対だ。誰にも性的欲望はあるのであり、封じようとすれば、ますます高まる。それをなんとか押さえつけようと苦悶した結果が宮沢賢治の文学だった、というのが著者の大胆な仮説である。




過度に純潔であろうとすると、時として人は暴力的になる。賢治はその暴力を根本的には否定しない。




賢治は、無償の行為をたたえる。たが与えられる側にとって、これほどつらいことはない。なぜならお返しができないからだ。



宮沢賢治には危険がいっぱいなのだ。

と結んであった。

ううむ。ちょっと物議をかもしだしそうな内容のような気がする。


2003年04月22日(火) 深く深く沈めた欲望

枯れているのか?乾いているのか?

よくわからない。自覚がないようだ。


おかげさま?で悶々に悩まされることもなくなった。といっても決して欲求が満たされているというわけでは、ない。

欲望そのものを感じなくなったのだ。無理にそう思い込もうとしているだけかもしれない。無意識のうちに抑圧してしまっているのかもしれない。

それも、凄まじい圧力で^^。


思い切り深く深く沈めて、二度と浮かび上がってくることのないように、深層心理のとんでもなく深い場所に沈み込んでしまっているのかもしれない。

でもどうやって?さあ知らん。


行き場を失った欲望が、ゆいいつ羽を広げられる場所が、夢の世界?

そうかもしれない。


そうでなければ、あんな、あんな、あんな







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ありがとうございました


2003年04月15日(火) 創作日記 桃色の線(愛染中学女子生徒大量失恋事件など)

実は、私には特殊能力がある。

超能力といってもよいかもしれない。

しかしこんな能力があっても日常生活でなんの役にも立たない

いやむしろ、不都合なぐらいだ。

私が、自分のこの能力を発見したのは中学生の頃だった。

たしか二学期の席替えの時のことだ。

そのころは、グループ学習をしていたので3人ずつ机を向かい合わせに
くっつけて座っていた。

その時だった!!

私のとなりのA子ちゃんの左手の薬指と、その向かいに座っていた野球部のエースTくんの右手の薬指をつなぐ桃色の線が見えたのは。

その桃色の線を見た瞬間私は、予感がした。それも確信に近い予感だ。

「このふたりは、近い将来、恋仲になる!!」

予感はもちろん的中した。


当時Tくんは、女子生徒のあこがれの的だった。二人の仲が発覚した時
大勢の女子生徒が、ベランダでおいおい泣いた。名づけて、愛染中学女子大量失恋事件。


そうなのだ。

その時から私には、見えるようになったのだ。

互いに思いあっている、または近い将来思い合うようになる男女をつなぐ
桃色の線が。


いつも通る商店街の八百屋のおじさんの左手の薬指ととそのななめ向かいの乾物屋のおばさんの右手の薬指をつなぐ少しくたびれた感じの桃色の線も見つけた。


のちのちこのふたりは、お互いの家族を捨てて駆け落ちすることになった。

商店街はしばらくその噂で持ちきりだった。

また、ある日カットしてもらいに近所の美容室「モダン」に行った時
そこのアシスタントの女の人の右手の薬指と、たまたま会社から帰宅したそこの美容室の先生のダンナさんの左手の薬指ををつなぐかなりよじれた感じの桃色の線を鏡越しに見てしまったことがある。

のちのちそのダンナさんは先生を捨てそのアシスタントといっしょにどこかに蒸発した。


そんな感じで見たくなくても私には見えてしまう、桃色の線なのだった。


一番ショックだったのは、学生時代大好きだったあの人の左手の薬指につながる桃色の線を見てしまった時だろうか、あまり思い出したくない、もっとも忌まわしい記憶となってしまった。

なぜならその線は、その線は、うぅぅぅぅ(思い出し泣き)






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仕方ないのかな、究極のナルシストだったし。とほほ。







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ありがとうございました







2003年04月14日(月) 珠玉の想い出

学生時代、学園祭の打ち上げの日の夜、中庭での、5分にも満たない出来事


2003年04月09日(水) ラブレター  そのあまりの熱烈さに・・・

熱烈なラブレターをもらった


どれだけ熱烈かというと

顔から火が出るほど

熱烈だった

実際火が出たので

慌てて、

顔を左右に思いっきり

ぶるんぶるんと振って

消した。

危なかった。

まったく人騒がせな・・・ぶつぶつぶつ
と、言いながらも

最後まで読んだ。


でも差出人の名がなかったので
誰だかわからなかった。











2003年04月08日(火) 熟女にご用心  



腐りかけのバナナは、濃厚な甘さだ。腐りかけが一番おいしいのかもしれない。バナナに限らず、全ての果物は腐る寸前に濃厚な甘さを放つようだ。(そういえば、桃の花も、散る寸前に、最も鮮やかな濃い桃色になる。いわゆるショッキングピンクという色だ)


2003年04月07日(月) 「もし私が美しくなくなればあなたは私を捨てるのですか?」

昨日観た大河ドラマ「武蔵」で印象に残ったセリフのいくつかを思い出していた。以下に抜粋して記しておきます。うろ覚えなのでかなり不確かではありますが。

佐々木小次郎と琴が語り合うシーン

「それはお前が美しいからだ。美しいものは守らねばならない」

「では、小次郎さまは、もし私が美しくなくなったら、私をお捨てになるのですか?」

「むろん、捨てる」

「俺が強くなくなったら、俺でなくなるのと同じようにおまえが美しくなくなったら、おまえでなくなるのだから」

「ゆえにおまえはずっと美しくあらねばならないのだ」

小次郎の言葉に戸惑う琴(仲間由紀恵)の憂いを含んだ表情がまた格別に美しかった。彼女を桜に例えれば八分咲きか?(意味不明^^)


場面が変わって、

今度は吉野太夫(小泉今日子)と武蔵が語り合うシーン

「わたくしにも、いつかこの美しさが衰える時が来るでしょう」

「そんなことはない」

「いいえ、必ずその日はやってきます。美はうつろいやすいもの、それだから美は美なのです」


するとそれを聞いていた夫が

「なるほどね。俺がその昔、好きだった美しい人たちも、今頃、その美をすっかり衰えさせてしまっているのだろうなあ。」

と感慨深げに言った。

歳をとるにつれて、身体も美貌も衰えてゆくのは、どうしようもないこと。それがこの世のさだめ。

それにしても、真の美しさって何だろう?

美しい人、美しい音楽、美しい風景、美しい言葉、美しい心

あげればキリがないくらいたくさんあるような気もする。

だけどその本質は、あまりにも観念的で漠然としていて、本当のところは






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ありがとうございました


2003年04月06日(日) 愛としあわせを約束してもらえるのなら・・・

昨夜、夫に、昨日の新聞の広告を見せた。※昨日の日記をご参照ください

「ちょ、ちょっとこれ見てみ。どんな本やと思う」

ほとんど関心を示さずソファーで寝転ぶ夫に無理やり読ませたという感じ。

「ほらほら、ここ、夫が劇的に変わりました。やて。すごいやろ〜さらに、ここ、この本を通して自分が新婦になったような気がしますやて。」

「なんだあこれ」

「ここなんてホレ、彼は感動のあまり泣き出しました。って書いてあるで、すごすぎすぎやろ?」

ほとんど反応なし。


「ほらほら、ここなんか、この本に出合えたことを毎日神に感謝しています。自分の姉妹8人にもこの本を贈りました。やて」

この一冊であなたの人生が見る見る変わります。とまで言い切ってあるんやで。ちょっと買って読んでみよかな?」

と言うと

「やめとけ、無駄つかいするな!!」

と言われてしまった。さらに


「そんなのに使う金あったら、その金でみんなで焼き肉でも食ったほうがよっぽど幸せになれるわ」

と言われてしまった。がく。


2003年04月01日(火) あっけない別れと出会い



3月に交代になったばかりの上司が、明日からまた交代になるらしい。

なんかショックだった。今の人とはとても気が合って、気兼ねなくなんでも相談しやすくてすごくやりやすかったのに・・・。

彼女だけだった。私の花粉症のことすごく気にしてくれて、優しい言葉をかけてくれたのは。うれしかった。励ましてもらえて、がんばろうって思えたのに。

のんびりとしていて、ほんわかしたよい人だったのに。そそっかしいところとか、うっかりしているところとか、なんか自分と共通する部分もあったりして親しみ安かったのに。

あまりにも早い交代にいささか動揺してしまった。

さみしいなあ。いったいなにがあったのだろう?

「今度なんかしくじったらクビなんです」なんて言ってはったけど、冗談だと思って聞いていたけれど、冗談ではなかったのだろうか?

厳しい会社だというのは聞いていたけれど、役に立たない人は即お払い箱にされるような感じなのかしら?

ひえーーーー。


短い間でしたけど、お世話になりました。ありがとう。お元気で。


明日来る人はいったいどんな人なのだろう?どきどき。






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ありがとうございました



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テキスト庵さん