“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

でもそれなりにかわいいのがびっくり。 - 2004年01月21日(水)

今日はすんなり続きを書いていたりする。

ワタクシは若干気分屋であり、それが売りであったりもする。
その気分の移り変わりたるや、果てしなく「微細」なので、
ワタクシの気分が変わったことに気づける人はごく少ない。
それでは「売り」にならないではないか?と拳を固める
ハウンドドッグのフォルティシモな連中もおられるだろうが、
そのセンシティヴかつデリケートなワタクシの感受性と似た
状態の人を見かけたことはあまりないので、これはやはり
「売り」であるに差し支えないかと思われる。

すいません。ぶん殴って貰っても構いません。

ちょっと度が過ぎましたね。

さて、そんな気分屋のワタクシが久しぶりに2日も続けて
日記を書くということは、相当ステキなことが起こったに
相違ない、例えば上野松坂屋の福引きが今頃当たったとか、
あるいはお年玉年賀状の3等あたりに当選、各地の名産品を
ふるさと小包だったとか、果たしてそれどころか、苦節数年の
末に同時に3人の女性から愛の告白を受けて、中学時代以来の
黄金時代を築きかけたとか、そういったことが起きたに
相違ない。

そうなのだ。

ワタクシにだってたまにはそういうことが起こってみたい。
「起こってみたい」とワタクシ本人が切に思っているのだから
これはほんとうのほんとうなのだ(バカボン?

ところが、そんな「ロマンスの神様」な小癪な状況といったものは、
そうそうないもので、というよりもむしろ嫌いだな、そういうの
甲高い広瀬香美の歌に脳天逆さ落としな感覚に襲われつつも、あの
「ロマンスの神様」とやら歌にはことさらに、

「ないない、そんなの。ケッ」

と、ゲソの唐揚げなんぞをつまみコップのビールをぐいっと飲み干し
ながら、思ったものだ。

大学時代のほほえましいヒトコマだった。


であるからして、そういったステキなことが起こったのではなく、
今、そう、ジャストナウ、たった今、ワタクシは、

ご飯が炊けるのを手ぐすね引いて待っている小公女セーラ状態

にあるのである。

であるのであるので、ヒマなんだな、はっきり言って。
他に理由なんてないさ〜と、キンキキッズが歌いそうな状況なんスよ。
(歌わねえか

とにかく、そういうことで・・・と、オ?どうやら飯完成まであと8分
だわ、早速鯖を焼かねば、といったところで今日はこれまで。
また明日頑張ります。

そう、ほんとうは昨日の日記の続きの内容を書く予定だったので、
明日こそは、題して、

『シャンプーハット1号2号のダブルライダーキック炸裂!』
的内容でお送りしたく存じます。

(付記)
 そういえば、先日ついに『仮面ライダー555(ファイズ)』が最終話
 だったのだが、あんまりあっさりと結末迎えたんでちょっと拍子抜け。
 平成ライダーシリーズを(ほぼ)通しで見たのは初めてなのですが、
 あんなもんなんですかね?
 子供の頃に見た『仮面ライダーV3』あたりは、もっとドキドキした
 内容だったような気がするのだが・・・
 まあ、結局は「子供向け番組」な訳だし、あんまりストーリーが
 ぐっちゃな雰囲気では、先の長い?子供達にとってトラウマにも
 なりかねませんからねえ・・・


...

続かないのがオツなのサ。 - 2004年01月20日(火)

「多分つづく」などと大見得切っておきながら、気が付けば
成人式も終わり残り数日で給料日という状況で、今月の
引き落としの明細を見て愕然とも憮然ともしつつも、結局
「つづく」ことはなかったのだ!ざまぁカンカン!

ま、そうはいっても、ここでいきなり前回とは全く異なる
話題というのもちょっとイケスカナイ部分もありますし、
ワタクシそれほどデリカシーのない人間でもございません
でございますので、昨年の暮れから今年の明けに至る帰省の旅
について、もうちょっとだけ書いてみようかと。

いやいや、アナタまだ出発のバスに乗ってないじゃなくってよ?

お蝶夫人ならばそう言ってもおかしくない状況だ。

そうなのだ。

前回の日記では、「鍵かけたっけ地獄」に陥り、ついでに
サンシャインプリンスホテルでの「メロンニハムニダ連盟」な
韓国人(と思われる)観光客ご一行様の電撃ドリルスピン風の
大音量かつ高音域かつ大人数の大爆笑の渦に巻き込まれ、
しぶしぶ北風吹きすさぶバス乗り場へと避難したのだった。

バスがやってくるまでにはまだ20分以上ある。

なので、ここはひとつ長谷川平蔵もびっくり 大江戸見回り道中
といった風情で、とりあえずサンシャインシティーの周囲を歩くことに。

気分はすっかり鬼平であり銭形平次であり暴れん坊将軍であり、はたまた
近藤勇であり時の副将軍水戸光圀公にあいなされるぞである。

あと数分したら由美かおるの入浴シーンが必要なくらいだ。

しかし、寒風吹きすさぶ池袋サンシャイン60の真下には、由美かおる
どころか人の気配すらない。

不夜城の大都会、ラナウェイ〜ラナウェイ〜今かーけーてゆくぅぅぅ〜
とテキトウにクリスタルキングな雰囲気に浸る中、いや、ついぞ先刻までは
鬼平犯科帳だったり水戸黄門だったり大江戸捜査網だったり、そうそう、
『大江戸捜査網』がワタクシは大好きだったのでした。
重厚な雰囲気の音楽が流れる中、これまた重厚な雰囲気のナレーションで

「死して屍、拾うものなし」

と言われると背筋がゾクゾクしたものだ。

とにかく、出来うる限りの高音でああ果てしない夢を追い続ける大都会
クリスタルキングの『大都会』と、
LOOKの『シャイニン・オン〜君が哀しい〜』の
果たしてどっちがより出来うる限りの高音なのだろうか?

そんなことを考えているうちにあっというまに元のバス乗り場まで
戻ってしまった。

時間はまだ10分以上ある。

フト、遠くの方からツカツカツカ・・・と甲高い足音×2。

女の子2名が近づいてきたのだ。
このクソ寒いってえのに、二人してシャンプーハットみてえな
スカートを穿いていやがるのがモウレツに不快だ。

いきなり江戸っ子な雰囲気で書いてる時点でワタクシのこの不快感を
察して戴きたいのだが、とにかくおだやかでないよなのだった。

しかもこいつら不必要に声がでかい。
こちらはまだクリスタルキングとLOOKのどっちの料理ショーで
関口宏が最終プレゼンしているくらい白熱している状況なのに、
シャンプーハット1号が、シャンプーハット2号に向かって
不必要な大声で、

「飲み物買ってくるぅーーー!何がいいぃぃぃぃーーーーー???」

かたやシャンプーハット2号は

「アミノ入りぃぃぃぃぃーーーーー!!!」

なんやそれ?アミノ入りってよお。
大抵の食物にはアミノ酸が含まれていることを教えてやりたいですよ。
っていうか、DNAっつーのはアミノ酸で出来ていることも教えてやりたいですよ。

で、シャンプーハット1号が再び甲高い足音を立てながら走り去ると、
シャンプーハット2号はその場におもむろにしゃがみ込んだ。
BOSSのCMに登場する曙親方(ああもう親方じゃないのね)みたいな
お帽子をお召しになっておられる。
そのしゃがみ込んでいるのを俯瞰して見ると、まさにシャンプーハットな形状。

『大都会』と『シャイニン・オン』のどっちの料理ショーの結末どころでは
もうなくなってしまったのだ。

2号はとにかくだらしないのだ。
ワタクシの勤める会社の大多数の人間と同じくらい随分とだらしないのだ。
もし浅香光代さんが近くにいたら大変なことになっていたであろう。


(この後もたぶんいつか、つづく)



...

瞬殺細長薄荷煙草地獄絵図の巻(その1) - 2004年01月05日(月)

ということで、無事東京に戻ってきた。

昨日、1月4日のワタクシは、「なんとなく遠出したい」という
思いつきで予定の時刻よりも早めに実家を脱出し、更には
福井→金沢への行程を、「禁断の技」特急電車 を使用し、
15:15金沢発の高速バスに対し、11:00に既に金沢の地に
足をしっかりと据えたのだった。

しかしよくよく考えてみれば、いくら実家とはいえ、
東京から福井に向かうこと自体が相当の遠出であるような
気がするし、そういう指摘はおそらく既に

「ふるさとは 遠きにありて 思うもの」

という一節それゆえに浅草サンバカーニバルな勢いで沸き起って
いるのだろうが、それよりもまして、

思い起こせば昨年の暮、12/29の夜、池袋プリンスホテルにて、
団体韓国人観光客が、なにやら祝祭の儀式にとりつかれたような勢いで

「オレオヴァハイサンミダグワハハハ」

「ヨオヨオヨオ、メロンニハムニダドワハハハ」

と、脇目もふらずロビーで大宴会なのを口惜しく思っていた12/29の夜、
ワタクシはふといやな気分に包まれたのだった。

メロンニハムニダの団体韓国人観光客にどうこうということではない、

「おれ、鍵かけてきたっけ?」

それだけなのだ。

こういうことはよくある。
アパートから出勤なりデートなりに向かう途中で
「あれ?鍵かけたかなあ?」
鍵だけならまだましだ(ましかなあ?
たった一つのものごとに気にかかってしまうと、
「あれ?ガスの元栓止めたかなあ?」
「あれ?浴槽の蓋閉じたかなあ?」
「あれ?昨夜の洗濯物取り込んだかなあ?」
「あれ?今日のめざましテレビの占いで獅子座は何位だったかなあ?」

などと、不安が妄想と想像と暴走を生み、
突発的恐怖的鈴鹿8耐的な苦渋を感じながらも、
自分がついちょっと前に、自分の部屋の鍵をかけてきたかどうかを
思い出せないことに苛立ちを感じるのだった。
そしておもむろに頭の中に描く未来予想図は、ドリカムがいけしゃあしゃあと
歌っているのとは裏腹なくらいの残酷さで、
 せっかくボーナスの残金を(しかも綿密に計算しまくって)捻出して
  購入したDVDレコーダー(HDD80GB付)や、
 せっかく(当時)新しい借金カードを作って購入したウチのPC環境一式や、
 せっかく勢いだけで会社の方から買い取ったプレステ2や、
 せっかく「長旅で不在にしちゃうから、留守番しててね☆」と
  わざわざ折りたたんで室内に入れた愛チャリBD-1 まりな号や、

それらの全てが、ニット帽に穴を空けた風情のコソドロ共に持ってかれる
そういう悲劇的残酷的ランキング最下位的な状況を惹起せざるを得ない、

そういうものなのだ。

「ほ〜ら、思った〜通りに〜叶え〜ら〜れてく〜〜」

それなのに、である。

部屋を出て駅へ向かう途中でどうしても腹が減り、
駅前のラーメン屋で食ったのが醤油ラーメンの程よくシンプルな味わいのやつと、
なんだか自分の家でも労せずして作れそうな雰囲気のチャーハンがセットの
B定食なんぞを食ったことだけはよく覚えていることを奇妙にも思うのだった。

ワタクシは、俗に言う「食いもん」を格付けする際に、
和・洋・中・およびそれに付随する飲み物類

それらのなかでもなかんずく、

もうすでに15年不動のディフェンディングチャンピオン

なくらいの勢いで、
誰が何と言おうとも、
そう、例えるなら、サラサラロングヘアーで色白で足首が美しくて
ついでに鎖骨が綺麗で、出来うるなら口元にホクロがあって
唇が若干腫れぼったい雰囲気でも顎が往年のキョンキョンみたいに尖っていて
そういう彼女が、
少しだけ鼻にかかった雰囲気のハスキーボイスで
「サラミソーセージとおつまみジャーキーって何が違うのよ?」
と言われようとも、

ワタクシの中での動かざる第一位は、

ビール

なのである。

そしてついでに言うと、ビールを飲みながらラーメンを食うのが
この上なく激しい贅沢であると感じる人種であったりもするのだ。

しかし、いくらビールを飲みながらにせよ、
ラーメンの質にはすこしでも熱い想いを抱いていたい。
そうでなければ男が立たぬというものだ。
愚息も昇天、でも、せめてもの誠意を見せるべきだ。
でなければ明日から「ハガケンジ」と改名するべきだろう。

そんなことを、「自殺覚悟で購入したDVDレコーダーで予約しておいた」
もうすっかりジュビロが勝っちゃってるのを知っちゃってる天皇杯を
左脳ギリギリで知覚しながら考えるのだった。

(明日に続く、と思う。多分)



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