見つめる日々

DiaryINDEXpastwill HOME


2009年03月12日(木) 
 イフェイオンが咲く。裏側が白く、表側が美しい青色の可憐な花だ。三つ角の花びらが二枚重なって、六角形の星のような形をしている。
 ラナンキュラスの蕾もようやく二つに増えた。まだまだそれらは堅く閉じているが、まっすぐ天に向かって伸びる姿は、凛として美しい。
 薔薇の樹のひとつ、ホワイトクリスマスの元気がない。新芽がいっこうに現れないのだ。心配でならない。ひとつでもいい、新芽が出てくれたなら安心なのだけれども。
 それにしても今年はいちように花芽が出るのが遅かった。日照量が足りなかったのだろうか。それとも気温が足りなかったのだろうか。水仙もムスカリも、ここにきてようやく根元に花芽が現れ始めた。これだとあの公園の桜の蕾などはどうなっているのだろう。
 ずいぶん日も長くなった。この時間でまだ太陽がこの窓枠の中にいる。半月前ならとうに窓の外に落ちていた。
 搬入が済んだ。しかし、あんなドジを踏んだのは初めてだ。展示最中に、釘が抜け額が落ちたのだ。見事にガラスが割れた。ガラス屋へ走り、なんとか頼んでガラスをカットしてもらう。開店直前になんとか滑り込んで間に合ったものの、あんなにひやひやしたのは本当に初めてだ。
 そんなこんなで始まった展覧会。どんな人がどんなふうに作品を見てくれるのだろう。


遠藤みちる HOMEMAIL

My追加