サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2007年02月20日(火) ザ50回転ズと赤塚不二夫

 2ヶ月ぶりの東京、アメリカから帰国したばかりのザ50回転ズを見る。
 去年に比べて成長著しく、いい意味でアカぬけたというか3人ともステージ上では堂々としてるし、新人バンドっぽくないスター性を感じるのだ。まだ20代前半の若者たちだが、怪人というか年齢不詳なかんじ、そこがまたいい。同行していた田渕純は「彼らは30歳くらいですか?」といってたけど(笑)。キャラクターが強烈すぎるんで(だから人気急上昇中なわけだが)あまり語られないが、彼らの音楽は深いルーツに根ざしているところも魅力だし、きちんと考えて作った上でアホを演じているわけだ。すばらしい演奏力とエンターテイメント。こうゆうマジメさはロックに必要ですよ。どんなにかっこつけても音楽がダメだったら、どうにもならない。あまり練習しない方がいい、とか言ってる奴は逃げてるだけ。やっぱりいいもんやってる人はしっかり練習してるよ。
 しかし、ステージ見てると赤塚マンガを思い出すよなあ。「天才バカボン」みたいな演奏だもの。理屈はいらない。最後はやっぱり、これでいいのだ。
 
 70年代、赤塚先生がタモリを福岡から呼んだばかりの頃、タモリがゴールデン街で披露していた、インチキ牧師の芸が見たい! 「アナタタチハ〜アクマノミズヲノミ〜」っていうやつ。


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