2005年09月20日(火)  ラングとムルナウ(1)


至福の時を過ごしてきました。
今この時に、サイレントを大画面で観られるなんて。
それもフリッツ・ラングですよムルナウですよ。
こんなの逃しちゃなりません。

チケット発売と同時に全作品が観られるパスポートを買い込み、もう心は準備万端。いざ有楽町へ!・・・と映画祭はじまるまでは良かったんですが、こういう時に限ってハプニングがっ。仕事です。いや定期の仕事の方はお休みもらってたんでだいじょうぶだったんですけど、思いがけないところから思わぬ仕事が。いやそれもとても楽しそうな仕事だったんでつい受けちゃいました(^^ゞ 自業自得ですね。

今だから笑って話せますが、いやはや大変な1週間でした。
昼間は映画、夜はゴハンもそこそこに仕事〜夜中まで〜もしかして朝も?という生活でした。
結局、映画祭中盤からは寝た記憶がありません。床につくとすぐ朝になっちゃうんです。感覚的には15分ぐらい寝たって感じでしょうか。眠りの充足感なかったです。こんな状態では映画観ながら寝ちゃうんじゃないか?とおもったんですが、意外にも、目はパキパキ頭はシャキッと冴えてました。さすがです、わたし。やっぱり映画祭って好きです。

最終的に観た作品はラング5作品(内1作品は後半から放棄)
ムルナウは4作品。全部で9作品。
13作品全作品制覇は夢と散りましたが(金も散ったな)、これを機に、またどこかでリバイバル上映して欲しいです。特に今回見逃したラングの『ハラキリ』。これはちょっと悔しいです。ハラキリって、あの腹切りですよ。日本が題材の映画らしいんですが、この時代に(1919年)日本を描いた作品ってぜったいおもしろいとおもうんです。おおよそ日本人らしくない日本人を、きっと青い目のドイツ人が演じるんだろうし(白黒でよかった)、着物の着方とか演出とか、装飾に至ってはもう、笑いのツボ満載なんじゃないかって。そう思うとよけいに観られなかったのが残念というか、すげー悔しいです。
そういえば『スピオーネ』にもハラキリシーンが出てきました。
当時は、日本を特徴づける手段に“ハラキリ”しかなかったというのがある意味愉快です。

感想は、サイレントなので、作品ごとというより全体的にまとめてさっくりこちらに書いていきます。いっしょに写真もとおもったんですが、今回上映された作品はどれもこれもコピー禁止のマークがついてるので載せられません。まあカタログからスキャンしちゃえばできそうな気もするんですが、実は映画祭終わってもまだカタログ開いてないんですよ。時間なくて。いつ読めるんでしょうかね、これ。

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「ドイツ時代のラングとムルナウ」公式HP


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