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2005年06月06日(月) |
ありきたりなようでありきたりじゃないかもしれない大事な休日。 |
■休日。久しぶりの。休日の前夜から恋人と過ごす。ただ一緒にいる。食事を作って二人で食べ、お酒をどちらかが眠くなるまで飲み続け、ふだんは十分にとれない眠りを貪って、朝食を作って二人で食べる。わたしには、そんな当たり前なことが、最高の休日の過ごし方になる。
恋人が美味しい美味しいとたくさん食べてくれるので、わたしも一年でずいぶん美味しいものを作った。はずれなく美味しいものができてしまって、自分でも感動する。料理におけるさまざまな冒険や実験や創意工夫は、ことごとく成功して、わたしたちを喜ばせる。 それなのに。わたしは世間的には、料理なんてとってもできない女と思われがちだ。仕事をばりばりやってる女ってのは、どうもそういうイメージで見られがちであるようだ。「わたし、実は料理上手なのよ」と宣伝しても意味がないので、自分を語らない。恋人と食卓を囲むたびに、ものすごーく幸せな気持ちになれるのを、ささやかな秘密として楽しんでいる。
■今の職場はさいたま市。先日、駅まで乗るつもりだった自転車で、ついついさいたままで走り続けてしまった。太陽ってやつは、時々わたしに思い切ったことをさせる。 車で送ってもらった経験から、道は知っていた。とってもシンプルな道のりなのだ。環八を走って、笹目通りを走って、新大宮バイパスを走る。1時間45分かかって、職場に到着。ほとんど疲労感はない。自分で自分の体を移動させた仄かな充実感みたいなものがある。
でも、仕事が終わると、いきなりの雨模様。
お休みの今日、ようやく晴れたので、恋人と別れたあと、休みだっていうのに職場まで出向き、自転車を連れて帰る。夜の道を無心に走って帰る。頭の中にはいつも仕事のことをはじめ考えることがいっぱい。無心になれる時間がなかなかないので、これもまた、いい休日の過ごし方。帰り着いたら、ものすごくおなかがすいていて、朝の残り物をもりもり食べる。なんと健康的な43歳。
■しばらく、また仕事漬けの日々。7月末には、ニューヨークでの仕事も待っている。その先も、大変な演目を延々と。でも、来年の前半6ヶ月は何も決まってない。ちょっとした巡り会わせでそうなっているのだけれど、なんとか6ヶ月、仕事せずに暮らせないものかと考えている。勉強したい。まとまった時間、勉強したい。それなのに、無駄遣いばっかりしてるわたしがいる。お酒は飲むし、タバコはやめる気もないし、本屋へ行けば必ず大きな紙袋をさげて帰ることになるし、コスメフリークぶりは嵩じるばっかりだし・・・。 自分はどうなるんだ、これから?っていう誰しもが抱える不安や希望や諦念と、わたしもずっと共に暮らしている。
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