Journal
INDEX|back|next
2001年12月31日(月) |
静かに ●オウエンのために祈りを(J・アーヴィング) |
くすぶっていた風邪の菌が、今こそと羽根を伸ばしたのか、次第に調子が悪くなる情けない1日。 新年を迎えるための俄騒ぎから遠く離れて、いつもの休日。
朝日新聞の読書回顧の頁に、川上弘美氏がこんな一文を寄せていた。
「・・・・・・毎年読んだ本を振り返るたびに、驚く。一年前、これらの本はこの世になかったのだ。今はある。なんと嬉しいことだろう。」
本であれ、なんであれ、この先、自分から産まれたものをそんな風に喜べるよう、暮らしたい。 熱にうなされ、鼻をまっ赤にしながら、静かにこれからを夢見て過ごす。
|