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2001年12月24日(月) |
自分を整理すること ●小説作法(S・キング) |
主演女優の都合により、実に例外的に、クリスマスをはさんで3日間の休演日。普通ならクリスマスだとか、ゴールデンウィークだとかは、働くことになっている業界なので、休んでいるのが妙な気持ち。その代わり、新年はすぐに仕事。 とは云え、わたしを待ち受けているのは、来年1月中旬から4月に至る、長い長い休み。
一昨年辺りから、余りも仕事が続きすぎて、自分の居場所がまったく分からなくなってしまった。常に常に、「ここにいていいのか?」という疑問がわたしを苛んで、現場が色褪せることもしばしば。例え求められる現場であっても、現実的にはそこが一番落ち着いた自分の仕事場でも、この手の疑問を持ち始めると、わたしは自分を小さな革命の中に追い込めたくなる。 よって、意識的に仕事をいれるのをやめた。休むことにした。1年のほぼ3分の1を。果たしてそれで生活が成立するのかどうか知らないが、まあ、なんとかなるだろう。貧乏は我慢できるが、自分の居場所に落ち着きを持てないことには、我慢ができない。
たった3日間の休みでも、何となく、その準備、といった気持ちで過ごしている。とにかく自分を整理することだ。今日は本棚を1台増やした。休みに入ったら、まず蔵書を整理し、自分が書物からどんな恩恵を得てきたかを思いだそう。 読んできた本、見てきた映画、演劇。作ってきた演劇。愛してきた絵画、つきあってきた人々の横顔。これまで無駄にしてきた感慨、感興を、一度思いだして、整理して、先に進みたいと思っている。 その時、わたしは何をやりたい人であるか?
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