言葉と感情の刃


君の言葉が辛くなる。

昨日の出来事は、僕にとっては聞きたくない出来事だから、
忘れる努力はする。

君も、僕の言ったことは忘れて欲しい。

君と私のバランスはいつからこんなに
危ういものになってしまったのだろう。

距離が近くなったことは、逆に二人の関係をこんなにも
不安定なものにしてしまった。

ねぇ、私はどうしたらいいの?
君はどうしたいの?

「君に何かあったら僕が守るよ」って言うけれど、
だったらいっそのこと、「好きだ」と言って
ぶつかってきて欲しい。

私はどうして彼を愛そうとはしないのだろう。
一緒にいてこんなに苦しくなるのに、
どうして、そこから愛情に変わらないのだろう。

きっと私が守りたいのは、『友達』としての位置付けで、
『友達とはもう恋愛をしない』と固く決めた自分の意思を
貫きたいだけなのかも知れない。

そう、『友達』として、彼を失いたくない。

失うのが、怖い。

2004年05月29日(土)