ウェブ日記
最近の読書本を読むときは小説ばかり選んでいた反動か、 最近、というか今月はノンフィクションの文庫本2冊を読んだ。 18日に上野正彦著「死体は生きている」(角川書店(角川文庫)、1990年)を読了。 途中から面白く感じられ始め --私が本を読むときはこうなることが多い-- 実質2日で読んでしまった。 「死者の人権」というキーワードに惹かれる人は多いと思うが、 それよりも監察医が死因を通して真実を明かにすることを地で行っていることが印象的。 その10日後、小森義久「国の壊れる音を聴け--国際報道と日本のゆがみ--」(扶桑社、2004年)を読了。 未だに内容が古くなっていないのは大きな問題。 内容は6章に分かれていて、各章ごとにほぼ独立して楽しめる。 どの章も好きだけど、前半は他の「保守系」ジャーナリストの主張と重なる所もあるため、 個人的には後半3章が特に印象的だった。 第5章の「朝日新聞のゆがみ」には一般成人のみならず、 中高生の文章読解力の向上にとても役立つことが書かれている。 この章を読んでどうして朝日新聞の記事が大学入試によく出されるか納得した。 最終章の「チョムスキーの正体」は日本で著名とも言える人が現地でどう評価されているかを いつも念頭に入れねばならぬことを教えてくれる。 でも、最も印象的だったのは第4章の「柔道という肉体言語」。 これは他のジャーナリストは決して書けない、 小森氏オリジナルの気持ち良い物語だからだ。 村上春樹の「1Q84」が「読みにくく」て困っている。 物語自体は最初から面白いのだけど、2つのことで戸惑っている。 1つは最新刊なので単行本しかないので、 軽くてかさばらない文庫本と違って、 いつでもどこでも読むのが難しい。 もう1つは、新刊かつ話題の作品なので、 ふと見たテレビや見かけた関連本に読書中や読後の印象が影響されないか不安なことである。 でも(海外での)次の仕事に就く前に読んでしまおうと思っている。 あと、この日記で取り上げたい本2冊があるのだが、 それらについては後日。 今日の園芸フクシア・ミヌエット・ウィンドチャイム・ホワイトアンドネオン(と思う)がほぼ枯れてしまった。 原因は今月切り戻しして脇芽がたくさん芽吹いたときに熱波と西日に当り、 一時的に水不足になったことと思われた。 また芽吹いてくれと祈っている。 注文していた蘭3株が夕方届く。 早速HB-101 1000倍釈を十分与えて休ませる。 これで園芸を再開して購入した蘭は計9株。 詳細は後日。 |