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2004年04月11日(日)
うつわ直し2

今日は重要な工程。漆を扱うので手袋をして行いました。



生漆と米糊を同量混ぜ、蒔絵筆で接着面に塗る。
糊の量が多かったのかな?もっと練った方が良かったのかも。
塗るというよりは、盛るという感じになってしまった。
少し漆を増やしてみたけれど、あまり変わらないし、
こんなものかと塗ってしまいました。
約一時間待ち、漆が少し乾いたところで接着。

唐津の欠片は小さいので簡単に着けることができました。
でも、ここから漆を乾燥させるのに時間がかかります。
漆の乾燥に必要な条件は20-25℃の温度、70-80%の湿度。
陶器の場合は湿気が接着面に入りにくいため、3〜4日かけて
乾燥させなくてはいけません。
乾かすのに湿気が必要だなんて???ですが、
漆は水分の蒸発ではなく、空気中の酸素を取り込み、
酸化反応することによって固まるので湿度が高くないとダメ。
何日か使用後のお風呂場において湿気を与えてみようと思います。

それにしても、漆を扱うと片付けが大変。
筆や漆を練った小皿はテレピン油で拭いてもなかなか取れないし。
接着作業の3倍くらい時間がかかりました。