2007年09月22日(土) |
長岡アジア映画祭6日目 |
今日も暑いと思ったら、映画を2本見てでたらずいぶんと涼しかったが・・・ 暑さ・寒さも彼岸までっていうの、たしかにそうかもと思った次第。 で、本日は2本。 12時20分 雲南の少女、ルオマの初恋 舞台は、雲南省の棚田の村。少数民族ハニ族の村である。 17歳のルオマは、毎日町までトウモロコシを背負っていき道ばたで観光客を相手に焼きトウモロコシを売る。 ルオマは、まさに美少女、ハニ族のかわいい女の子がいると、写真だけはよくとられる。 そんな彼女にいっしょに組んで商売をしようともちかけたのが、アミン、カメラマン志望の青年。観光客といっしょに写真をとって10元の商売だ。 そううちにるオマハ、阿南に思いを寄せて、都会からアミンの恋人がきて・・・となる。ルオマの夢がクンミン(昆明)にいってエレベーターに乗る、ということ。夢を叶えてやるよ、といいながらできずに戻ったアミン。しかし、アミンは、ルオマをとった写真でカメラマンとして名をあげた・・・ルオマはトウモロコシを売りつつその本の表紙を見て静かに微笑む。 なんといっても、棚田の風景がすごい。さらにハニ族のお祭りや生活もしっかりととらえていて、私が好きな中国映画バージョンでしたわ。 きのうの思い出の夏もそうだけど、今中国映画のテーマは都会のエーテルの浸透による田舎の変貌ってことだね。もっとフツーのことばにすれば近代化の波にあらわれ、のまれつつある中国辺境ってところかな。 14時20分より パラダイスナウ フランス・ドイツ・オランダ・ドイツ・パレスチナの共同作品。 自爆攻撃をする決意をした青年の2日が描かれている。 場所は、イスラエルの占領地ナプルス。 絶望のうちで自爆テロの道を選ばざるを得ない若者の絶望がヒリヒリと痛い・・・映画。 去年も、実に重たいパレスチナ問題を扱った映画があった。幻の国境線を走る映画。 あの時も思った、解決の道は、見えない。パレスチナが海に沈んでみんなお魚になりなさいって。お魚だったら、自爆テロも空爆もない、殺し合って憎しみ増すだけの日常なんてない。 今年も同じことを思った。 もう後戻りできないところまできている憎悪の連鎖。 多分地球最期の日まで争いそうな気がする。
・・・ 外にでたら、秋の風。 ほっほお。
昨夜、母からたあくさんのオクラと茄子をもらってきたので、ニンニクをたっぷり入れたオクラと茄子のカレーをして実家に朝届けた。 まだ、オクラがあるんだけど・・・さてどう料理するかね。 今晩の課題だ。
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