2007年09月20日(木) |
S21 クメール・ルージュの虐殺者たち(2002/フランス) |
これは、見たかった。 ドキュメンタリー映画だ。山形ドキュメンタリー映画祭で受賞した作品だ。 英語 S21 the Khmer Rouge Killing Machine Killing Machine・・・ですぜ。
カンボジア・ポルポト政権による虐殺200万人ともいわれる。 S21とは、政治犯の収容所、ここに加害者であった兵士と被害者の生き残りを集めて、その非人間的で信じられないほど過酷な収容所の日々を再現していく。 再現の中で、加害者たちの動きとことばは当時をまさに体現していて恐い。(体がきちんとしたことをおぼえているんだ!戦慄した・・・) 1975年から79年にかけて、1万7千人もの収容者(囚人ですが)が、殺されて、生き延びた人はたった3人だ。 政治犯といっても、たいていはでっちあげで、拷問によって入念に罪をつくり上げられて殺されていく。 画家であった被害者は、当時の書類に「保存」と書かれている。 保存とは、絵を描かせるという「任務」のために「殺さないで生かす」ということ。ひどいいい方だ。 さらに、「殺す」ではなくて、「粉砕」なのだ。 さらにさらに、病院で入用な血液を「囚人」から抜き取った。そう、死ぬまで・・・それは「採血」と決裁書類にかかれている。 鎖でベットに手足をつながれて、体から血液がなくなるまでとったのだ・・・ もう見ていてしんじらんあい!!!だった・・・・ ここまでするか? しかし、ナチも旧日本軍も、さらに昨今アフリアのえーっとどこだったかなボツワナだったかの部族争いもすごかったし、アメリカのイラクにおける拷問も、とあげればきりないほど我らがニンゲンたちは動物は決してしない残虐行為を繰り返している。 これは、前頭前野の暴走・・・新人(クロマニオン以降)になってからのことで、ネアンデルタール人(旧人)にはなかったこではないかという脳学者もいる。 我らの脳は暴走するようになってしまったのだ・・特に男のノウミソがそうだ、とも前に学んだ。 虐殺が、宿命的な行為だとしたら、私たちははどうすべきなのか? さらなる進化が必要か? 魂だけの存在・・へ。 なんてことまで考えてしまった。
今日のはわかりやすかったす。 それにしても、こういう映画を30人ほどの人しか見ていないなんてどうよ? 長岡は正真正銘地方都市ですわ。
本日もすさまじき晴天なり。
映画の前に去年できた田中金脈の発端になった信濃川河川敷問題の地にできた「リバーサイド千秋」というショッピングモールに行ってみた。 でもって、なつかしき「なはまるうどん」でうどんを食べてまいた。大好きなちくわの磯部揚げもね。 ここは、東京系のショップしか入っていなくてワタシ的には複雑だけどね。 「中央に収奪される地方」のわかりやすい構図がこのショッピングモールにある。 だから、自民党は負けたんだよ。 なお、福田さんは好きじゃない、顔が邪(よこしま)・・・です・・・わ。
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