世界お遍路 千夜一夜旅日記

2005年01月08日(土) 庵治石の産地へ

屋島1時のお約束で、香川へ。
友人の紹介。
彼女の従兄弟さんが石屋さん勤務で、その方は掘り専門らしいのだが、今日は特別に社長さんに紹介ということで迎えに来て下さった。
昨日、山の神様のお祭り。
正月、5月9月と山神様の祭り日があって、昔はこの月のお祭り日は仕事を休んだのだが、今は正月のみいう。
そういうことで、7日までは山に入ってはいけない、ということでお休みだったらしい。
漁師さんもいろいろとタブーがあるが、石屋さんも奧が深いわ。
「1つ間違えば、命がのうなる仕事やし、自然相手は神さんを大事にせんと」
うなずく。この自然への謙虚さがなくなってこの国、というより地球全体が狂い始めたのだ・・とは私見だが。
いろいろとお話した結果、私の求める石(30センチから40センチくらいの太さで、180センチメートルくらいの自然石)を探すのは困難を極める。ということが分かった。
「88番近くまできたお遍路さんが、自分の来た道を振り返って、ここまで来れたことに感謝しながら合掌できる場。手を合わせることで、ここまで来れずに果てた人や病気で途中までのお遍路で亡くなった方へ思いを馳せつつ、生きている幸せ、手を合わせる幸せを感じられる場。そんな場にしたい」「土地の提供をして下さる方はお墓さんのようなものでは困るといわれているので自然石がいいかな」と。
「遍路道沿いで果てた個人のお墓はあるが、供養の碑のようなものはないので、私がしないという思いがある」等々をお話ししたら、
「難しいけど探してみましょ」と、社長さんは言って下さった。
感謝。
見つからなかった場合の次の手もいろいろと教えていただいて辞した。
午後からは仕事は休みだったのだが、待っていて下さってありがたかった。
印象に残った言葉「石も生きとるしなあ」
そうか。
「お寺の和尚さんに手水石を頼まれて、見つけて削ってヤレヤレで、しばらく倉庫においておいたら、石がホンのちょこっとちじんで、水が漏れるようになった」
なんて。
石がちじむなんて、まるで木のような。
ビックリした。
庵治石にしても、わってみんと、中がどないになっているかわからん、果たして使い物なるかどうか。
ヘエ・・・・すごく高い庵治石にして。

友人の従兄弟さんが現場まで行って下さって、私が考えたサイズがまあそなんもんやろと確認して下さった。
10日から2週間、待つことになった。
その間に自然石が見つからなかった場合は「割りっぱなし」の石でもということになっている。

少し、ヤレヤレだ。
とにかく、これをしないと、わたしは四国から出してもらえない。(という気がするのだ。このためにふらっと四国の呼ばれてしまったような)
それと、私にとっても、一区切りになる。
死ぬときに後悔しないで目をつぶる、が私のモットーだし。
このモットーのためにも、四国にはそうそういつまでも滞在できない気もするし。
とにかく、ご縁のある石が見つかるといいが。






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