世界お遍路 千夜一夜旅日記

2004年05月15日(土) 病院で

父に管が何本もついていることは聞いて承知していたが、それでも、なんだか、やたらに触ったら計器に異常をきたすんじゃないか心配になる。
幸い、今日の午前、熱はかなり下がっていて、目があいていた。
わかる? といったら、こくんと頷いた。
もっと楽になるといいね、命があるうちはがんばるしかないねえ・・といったら、それにもかすかに頷いたような・・・・・
こんな父にあえてよかった。
島四国で「父が楽になりますように」と88箇所、お願いして歩いたが、熱が下がったという点では聞き届けてもらえたのだろうかね。
ああ・・・・・でも、つい先日よりさらに・・ではある、生かす医学の凄さを見た。
でも、見ている方はつらいし(もちろん、本人も・・だろう)、わたし自身は、こういう形での入院を拒否したいと感じた。死病にかかったときは、トルコとか、アジアのどっかの国とか、医療技術が発達途上にある国に逃亡して死のうと、放浪して死にたい・・つい、午後の昼寝タイムに考え詰めてしまった。

父の隣の方は、2月に脳卒中で倒れた方らしくて、母の話だと、一度も目を書けたところを見たことがないという。髪が黒々として、50代後半片60代前半の感じだ。人事ではない印象。

人間は犬に食われるほど自由だ、といったのは藤原新也。
でも、どんどん 人間の死が見えなくなっていく、というか、不自然の死しか見えない。
世間ではうつ病の人が増大しているときく。実際、周囲にもいるし・・こういった状況は、死が見えない、ということ関係していはしないか。


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