世界お遍路 千夜一夜旅日記

2004年02月28日(土) *結願!

夕べ、土佐久礼にある遍路宿2軒に電話した。
差が温泉からちょうど30キロだからちょうどいいし。
ところが、1軒(私もkさんも泊まったことがある)は、お休み、もう一軒は満員。で、大慌てで、ネットでほかの宿をチェック。もう1軒「黒潮本陣」という宿がある。電話してみた。そうしたら、1泊1万5千円。場所も遍路道から歩いて30分・・・・・うーっむ・・・・。いったん切って、kさんと相談。「出せないことはないけどねえ」
「でも、お遍路さんが泊まる値段じゃない、お大師さんにしかられそう」
「そうねえ・・2泊できるねえ」
「でしょ、レジャー遍路じゃないですよ、わたしたち。野宿の人たちのことを考えたら、ふつう宿に泊まれて、お風呂、暖かい布団に寝れるだけでありがたいのに、こんな、とこに泊まったら、罰当たりそう、やっぱりやめましょ」
「でも、徳島に出る日も、高野山に行く日も連絡して決めてしまったでしょう」
うーん、そうなんだよね。
地図を眺める。
次の宿地点、土佐安和まで、後6キロ。全部で36キロ。しかし、片坂登り、そえみみず、焼坂峠越え、と3つの峠越えがある・・いやはやだ。平坦系の36キロなら、いいけど、一山越えたら、お次がが・・ではねえ。
kさんは、今回の我らの結願寺岩本寺までの10キロを歩いて、後は電車移動ということにして・・・私だよね、問題は。
しかし、でも、ノウチョイス。民宿あわに電話した。OK。
よし、山越え3つの36キロだ。

で、今朝は5時起きして、空が白々し始めた6時10分過ぎに佐賀温泉を出た。
ここの宿泊まりの歩きお遍路定番で、非常口からの出発だ。
寒い、がそれでも、2月半ばの寒さと違う。ゆるんでいる。
kさん、痛そうだが賢明に歩かれる。
片坂トンネルの上を越す片坂越えは、倒木や、今にも流れそうな細い道があって彼女には大変だったが、何とか越えた。
窪川環境美化センターに出た。
ここは、思い出深い。
初めての遍路の時、ここまで来て道がわからなくなって右往左往していたら、猫ちゃんが出てきて、にゃーにゃーないて、こっちへ来いといわんばかり。ついていったら、美化センターのわきに遍路さん用のの入り口があって、猫が先に入り、さらに先導、ついていくと遍路さん用ルートというのがあって、森の入り口。で、猫は、そこに座って、さあいけといわんばかり。
私は、猫に礼を言って、無事にトンネルの上越えの道へ進んだという次第。
今は、猫に導かれなくてもいい。へんろみちの標識が大きくできて、実にわかりやすい。
窪川、岩本寺着9寺15分過ぎ。
せめて、9時にはついて9時半には出たいと思っていたが、どうやら10時近くになりそうだ。
一人なら8時半過ぎ楽勝の道だが・・・。
しかしでも、kさんの足、ここまでこられただけで、すごい。
よくがんばった!!!ね。
納経所で「ここで、結願させていただきました」といったら、おめでとうございますと絵はがきをくださった。
やあ、よかった。
kさんに、窪川の駅まで行って、降りる駅は土佐安和、民宿は駅から近いですから、と再確認をして私は出発。9時50分発。
道沿いの田辺ベーカリーで昼用のパンを買ったら飲み物をお接待してくださった。300円ほどしか買わないのに、100円の飲み物をお接待してのかな、と思ったが、ありがたく「軽いのがいいです」なんてことまでいって・・そうしたら、おじさん、栓があれば一度に飲まんでもいいから、これにしい、とQOOをくださった。お四国の人はどこまでも優しいわ。
そえミミズ入り口までの14、5キロの長さに参った。
国道、きらい。
でも、歩道がついて、あぐり窪川とか、ゆーいんぐ四万十とかできてすっかりにぎやかになってはいるが。
途中、お雪椿のところに結構な休憩所ができていたので、20分休憩でお昼。
1時半、そえみみずへはいる。
一応、私の頭の中にあるウオーキング計画どうりに進んでいる感じ。
その通りに進めば、5時半過ぎには安和につくはずなんだけど。
添えミミズは、上から降りる監事なので、はじめに尾根歩きになる。
いい道だ。
やっぱり、山道はいいわ、生き返った気分でずんずん進む。
右足の甲が痛かったのだが、それも感じなくなった。
後半、下りが大きな石がごろごろしていて、足を取られないように細心の注意が必要だったが、それでも、2時半過ぎには先が見えてきた。
よしよし、だ。
里が近くなったら、年輩の男性が犬を連れてお散歩。
山の登り口のからで、ちょこっと道なおしにこられたのだとか。
ありがとうございます。
降りきって、ここで休んでいきますと、私が登り口にあるベンチに腰を下ろそうとしたら、うちで休んでいけ、うちの婆さんはお遍路さんが好きで、お接待したいと待っておる、つれていったら喜ぶし。
はい。
お庭先にある椅子とテーブルで、コーヒーとお菓子をごちそうになり、おばあちゃんからは手ずくりの袋やお菓子の見物ポンカンが入った袋をいただいた。
ここを通るお遍路さんのお話をお聞きしたりしていたら、あっという間に20分あまり経過。今日は、安和まで行くし、この後焼坂越えがあるので・・・と失礼した。
ありがとうございました。
甘いものと暖かい心。
それだけで元気になった。
すたすたと国道歩き。
焼坂への道へ入ったのは、3時50分過ぎ。
日は西に傾き始めている。
この道、寂しそうだし、日の沈まないうちに行き着きたい。
この道例の「十字軍遍路札」が目立つ。(13.4枚あった)
2枚ほど、明らかに取られて打ち割られていた・・・・つける人もつける人なら、わる人もわる人・・・ほっておけばやがて落ちて朽ちるのに。それが、ブッデストの道だろう。(日蓮系は違うようだけど)
焼坂、下る道のほうがすごかった。
これは、kさんには無理だった。
久礼に泊まればこれを歩くことになったろうし、よかったわ、安和・まで行って。
山を下りたら、5時45分。
やれやれだ、お地蔵さんがあったので、一カ所、やばいところがあってなんだかついてきたようなので、ここで降りてくださいと降りていただいた。
ザックが心なしか、軽くなったような。
夕暮れ時のお山はいろいろといそうじゃわ。
6時ちょうど、宿着。
遅いので心配していたkさん、喜んでくださった。やれやれ。
本日の私のご修行、無事完了。
今日会ったお遍路さん、9人。

宿では、無断キャンセルお遍路さん、1人。
同宿の人は、自転車遍路、子どもを授かったのでお礼遍路のような。










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