世界お遍路 千夜一夜旅日記

2004年02月13日(金) *善通寺にて

朝、6時45分発。
坂出かんぽの宿、昨日は、落日が美しかったが、今日は、空にまだ月が残っている。昨日打てなかった白峰を打って、タクシー、と思ったのだが、kさんが「がんばってみる、遅くなるけどごめんね」という。
「そうですか、がんばりますか」ということで歩き始める。
かんぽの宿からの車道は、道の急カーブが怖いし、自衛隊の演習のせいでこれから戦争が始まるのか、というくらいに軍用トラックとジープが通るのでさけた。
白峰までの道にあった、自衛隊演習地だが、草が刈り込まれていてなんだか、大々的な訓練地に変貌しそうな感じだ。国立公園内で使いにくいといわれていたのに、やはりイラク派遣と連動しているのだろうか?
旧道、意外にいい道だ。下る石段は古さびていて、昔の人がふーふーといって登ってきた息使いがわかるよ。で、眺めもいいし。
途中からできたばかりの西行の道となってこれまたきれいだ。(後できいたら、やはり、先週に歩き初めをしたばかりだという話だった)
で、私は近くの高屋神社に寄りたいと思っていたのだが、片道20分といわれて、今回は断念。kさんの足のことを考えるとよけいな寄り道はやめようと・・・
で、黙々と歩く。
10時79番天皇寺着。少し道を間違えて15分ロスタイム。
お参りをして休もうとしていたら、昔歩いたことがあるという80歳のおばあちゃんに声をかけられて、お接待をただいたりしておしゃべりをした。
きけば、境での駅近くから、毎日ここか、78番郷照寺へお参りにくるのだという。一緒にいこか、近道を教えるわ、ということで一緒に歩いたが、なんと、自転車をひっぱているではないか、おばあちゃん。げんきやのう。
歩きと見ると声をかけるが「どこから」ときくと「どこでもええやろ」「あるいとるん?」というと「みりゃわかるやろ」とけんもほろろのお遍路さんがいる、だけどそういう人はあんたらのようなお遍路さんやない、おへんどさんや、違うんで。
後、幸月さんのテレビ放映の日に幸月さんにあって「今晩、ワシ、テレビに出るわ、見てな」といわれてみたら、逮捕されてびっくりしたこと。でも、優しい顔しとったで、とも。
で、睡眠薬をのまされて荷物を取られて、五色台のあたりに捨てられていた女の子の話。等など、おばあちゃん、話題満載。
しゃべっていると、愚さんから電話。78番へ、ドクダミさんが綾ちゃんのご供養で見えるとのこと。しかし、それが2時。私たちは、遅くとも1時には、78番を出ないと間に合わないという話をして、とりあえず切った。
しばらくしたら、今度はドクダミさんからの電話。なんと、あとすこしで、78ばんです、とのこと。え??なんで(後できいたら、ホントは2時までに高松のお不動さまに行くはずだったのだが、なんだか、瀬戸大橋のほうにいってしまっていけないことになって、あれれと思っていたら、愚さんの電話があって、78番に早めにくることができたのだとか、ちょうどご縁でした)
おばあちゃんが、宇多津の境まで送ってくれて泣いてお別れ(おばあちゃんは涙もろい・・写真、送る約束した)。婆ちゃんお話はおもしろかった。再会で商店街はシャッター通りになっているとか、うち風呂に一人でぼそってはいていてもしょうがないので、お風呂屋に行くのだが、そこには93歳のばあちゃんが90歳の手を引いてきて、体を洗ってやったりして世話をしている話とか。
80歳パワーください、っていったら、若いエネルギーが欲しいということで、私としばらく手を組んで歩きましたわ。80歳から見たら私はまだ若いらしい。(笑)

12時10分、78番着。
ドクダミさん、初めてお会いするがネット上では存じ上げているので、初めての気がしない。
一緒にお参りして、綾ちゃんの観音様のご案内してもらって。観音様の足下にはたまちゃんのお数珠が巻いてあった。
「ちょうど、ぴったりだった」とドクダミさん、いっていた。
日溜まりで一緒に、私はしたから求めてきた名物地蔵餅を食べて、ドクダミさんに「車お接待」していただいて道隆寺へ。
kさん、足が痛くなりかけていたので大助かり。
ドクダミさん、ありがとうございました。
わかれぎわ、ホラ貝を吹いてきかせてくださった。
下と上の音がでない・・という話で、じゃ、習わないと・・といったら、恥ずかしいとか。いえいえ、やりましょうね、というはなしとなりました。
77番をお参りして、椅子に腰掛けていたら、歩きよんのか、とおじさんが話しかけてきた。いろいろと話していたら、な、なんと、私の知り合いMさんお知り合い。明日、彼と、本山寺から、まんだら寺くらいまで歩くという。
どひゃー!!なんたる偶然!!!この出会いもそうだが、明日また出会いますねえ、といってお別れした。
で、行きがけにかの有名な「まんだら」さんによった。
そうしたらたまちゃんに何度もあったことがあるという「あんちゃん」にあった。で、次に「ああ、久しぶりのお遍路さん」といってくれた人がやっぱり、Mさんを知っていて・・・Mさん今日はくしゃみしているだろな、と笑った。
あんちゃんがたまちゃんの掲示板に書き込みするといってくれた。(さっき、見たら速攻でしてあってびっくり)

で、ホントにいろいろな人に会うね、とはなしながら進むも、道を間違えて、たぶん3キロほど余分に歩いて、善通寺楽勝のはずが、タイムオーバー。
私の読み違い。夕方に疲れが出てくると時々やる・・私一人ならいいが、kさんまでも巻き込むのでもうしわけない。
善通寺では、久しぶりに知り合いのお坊さんたちとお話。
お風呂がきれいになっていてびっくりした。
ホテルみたいなお風呂だった。
そこに、遅くついた団体遍路さんが夕食を食べている間に入って、2人で独占。
極楽湯であった。
今日は、思いがけず、たくさんお人にお会いしたいい日だった。
メールでkさんの足を心配してくださった方々、ありがとうございました。愚さん、電話の励ましありがとうございました。
kさん「ありがとう、がんばります!」といっています。
今日も歩きながらあの一期一会の「お大師さん」の話をした。
kさんは、あれはお大師さんだよ、と断言している。


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