| 2003年12月28日(日) |
★メイド イン エリトリアズ ムービー |
11時にマサワのセントラルホテルを出て、アスマラへ帰る。 帰り道、マサワに空港ができているというので、見に寄るが、まだできていないということで引き返した。 途中、「ノマド」(遊牧民)の集落を見る。 ずんずん高度を上げて涼しいアスマラ着2時。
1時間ほど、シエスタ、アスカダムにはお客様、ナオミちゃんは外で近所の子どもを集めて「折り紙教室」を開いていた。 びっくり、折り紙やらペンを「この日」に備えて持ってきていたというのが立派。文化人類学専攻の彼女だが、ユニセフあたりがいいんじゃないの?と思った次第。 折り紙といえば、大昔、ビレンとアスカデッドがまだちっこい子どもの頃に、私は、彼らのオスロのうちに泊めていただいたんだけど、そのときに彼女たちにやはり折り鶴を教えたんだわ。 で、その話になって、ビレン「あれ、○○○(私の名前)だったの、よく覚えている、鳥を折ったの」といってくれた。昔々のお話・・・
さて夕方「きょうは映画を見に行く、エリトリア製の映画」 そういうことで、6時にうちをでた。 ・・・・映画「プリンスパル」・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ファーストシーンから撃ち合い。 左下に曜日と時間がでる。要するに、これはドキュメンタリータッチの映画よ、ということだろう。 いろいろと人の動きはあるが、よくわからぬ。それはまあ当然、だって言語はテグリニア。ナオミちゃんに訊くも「私もわからないよ」とうるさそうにいわれた。言葉が難しくて、はやくて、らしい。 左隣にいるアスカデッドも、初めは左下の曜日時間とか、の説明をしてくれていたが、言葉の理解がやっぱりイマイチらしくて、だんまりである。こうなると、とりつくシマなし。私は想像力ならぬ妄想力で見ねばならぬ。 シーンで、でてくるのは、アスマラらしい、中流以上のご家庭の居間。興味深い。 大きなサイドボード、テレビ、応接セット(またはテーブルとイス、キッチン「隣の部屋は寝室って感じ。 今(アスカダムが借りてステイさせていただいているところ)おんなじようなところにすんでいるので、なるほどな、である。 やがて、はっきりとわかった、一人の男が仲間を裏切った。 反政府組織の仲間に仲間割れが起きたのである。(理由?もちろん、わかんない、言葉がわかんないとこういうことはわからん)しかし、裏切った、というのは裏切り男がミニタリーと話してのち、仲間であったはずの男を撃ち殺したことで判明したのであった。 ナオミちゃんに再度「ネエ、どうして裏切ったの」と訊ねるもまたしてもうるさそうに「私にもわかんないんだよ、ことばがむずかしいよ」といわれたので、この後は実におとなしく自己妄想力を馳駆してみる。 でも、だんだんドラマの構図がはっきりしてきた。 裏切り男+ミニタリー × 反政府組織 である。 何が「×」(対立抗争)の要素になるかといえば、反政府組織の政治資金の在処を巡る攻防戦である。 で、、裏切り男はかつての仲間を次々と追いつめて、金を探しながら殺していく。 そして、金の行方を知っている男と女を拷問していく。(実にくらいのだ) そして、最後にお金を隠し場所からとりだした組織の男を撃った裏切り男が勝利したかに見えたのだが、土壇場で別の仲間が来て彼をシューテング。最後の最後に反政府組織の勝利で終わった。 裏切り男が撃たれたときに拍手が起きた。 ここで、思った。 ドキュメンタリータッチと最初に書いたが、実はこのありがちなストーリーに実際の体験から共感する人が多いのだろうということ。 つまり、この国の独立まで、戦争を30年戦う間、こういった時間は次々とあったんだろうなということ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 終了後、アスカダムに「わかったか」と訊かれた。 「テグリニアはまったくワカランが、ストーリーは理解した、しかし、かんたんに銃を使って人を殺すシーンが多いのは好きじゃない」 アスカダムもそれはそうだと応えた。
まあ、エリトリアテレビは1局しかなくて「政府のプロパガンダ」化しているのと同じく、この映画も似たような側面を持つ。 しかし、日本はどうか。 テレビ局も新聞もたくさんあって、一応なんでもありよ 自由よ、みたいな感じだが、実はニュースソースはおんなじで、政府発表を裏をとりもせずに掲載したりで・・・テレビ、新聞、オバカな政府のプロパガンダしている・・が見えにくい分だけヤバイかも。
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