世界お遍路 千夜一夜旅日記

2003年12月15日(月) ★レイクホルトの1日

夕べ朝食は何時と聞かれたので、9時と答えておいたのだが、目がさめたら10時近い.
もう一組いた客は、私が起きていったら、チェックアウトするところだった。
もちろん、まだ外は真っ暗。
客は私一人。
大きなダイニングで、一人、北欧バイキング風の朝食を取る.
さ、寂しいわー‐‐‐さ。
窓には、黄色や赤の電飾。
サンタや、ガラスだまも、たくさん下がっている。
レイキャビクに着いたときは、下品な電飾の洪水で、まるでアムスのレッドエリアだわとあきれ返ったのだが、このケバさは、暗やみに対するアイスランド人の必死の抵抗なのだ.
けなげなことである.
朝食後、しばし明るくなるのを部屋で待つ。
12時、完全武装で、悪天候の外へ散歩.
何しろ、国民人口28万の国なので、こういう日、外に出てもぜったに誰にも会わない.
夏だと、晴れていると干草刈をしている農家の人に会うが。。この季節はねえ。
ここレイクホルトは、スノーリというアイスランドサガ(バイキングの歴史を書いた叙事詩)の研究家にして政治家だったお方が住んでいたところで、確か彼はここで暗殺されたんだった…18C?のことだったか??
まあアイスランド人にとっては、この地域は歴史あるエリアで、彼は彼らの誇りのお方なのである.
しかし、今は昔、スノーリの「ホットバス」(露天風呂)と、古い教会がのこっているだけ。
この辺は、ホットスプリングポイントで、電気や暖房に温泉の地熱を利用しているので、ホットスプリングがあるところには、家ができたり温室ができたりする。
ホテルの周りには、白い煙が噴き出していて、すぐにそれと分かる.
まさに「アイスランドだなあ」
教会とスノーリのホットバス、ささやかな森の中を歩いた.
アイスランドにとって、森があるところは、まさにビューティフルプレース。
寒すぎて、木が大きくならないのだが、ここは育っている.…
そばの丘にも登ったが、ホントにホントに寂しい景色だ.
夏だって、雨が降ると、寂しい国なのだ.
いわんおや、冬.
でもまあ、その分オーロラハンティングには暗いし好都合なのだが.
レイキャビクは、電飾が明るすぎて見えない.
帰ったら、3時.
お茶タイムにして、受付のお兄さんに、私は夕食は、日本から持ってきたジャパニーズフードを食べたいのでお皿とお湯を頂戴と頼む.
登山用の若布ご飯や五目ご飯、味噌汁を持ってきたので、今晩はそれを食べたいのだ.
たった一人のお客の為に、ご飯を頼むのも何かなで.…
ところで、このアイスランダーのお兄さん、誰も来ないカウンターで1日中PCを眺めていたよ.
アイスランドは、PCの普及世界一なんだけど(といっても国民人口が知れているが)、新聞なんて来ない国でPCは、大事な通信手段、かつ、情報を得る窓口になっているのが良く分かる.
因みに、今は大方の人が車に乗るアイスランドだが、少し前までは馬(それも寒さに適合して小さくなったアイスランデックホース)だった。
今でも、子供が小学生になると馬を贈るとか。
アイスランド人にとっては、乗馬はたしなみなのだ.

夕方、受付の兄さんが言った。
「オーロラは、今晩も出ないよ、暖かい、冷えて空がクリアにならないと出ないのだ、明日もダメだと思う。明日はオーナーがレイキャビクに出るし、戻ったらどうか」
私は3日間滞在するといっていたのだが…1日で、越し方行く末まで考えてしまった。
行為で言ってくれているらしいお兄さんのお言葉にしたがって、戻るか.…
レイキャビクなら、プールもあるし、ショッピングモールもある。
YHには、日本人もいるしな…
で、決めた、もどるぞ。
しかし、私のオーロラツアーのみとおしは暗くなってきた.
「今年の冬は暖かくてウエットだ」
と兄さんは言う.
そういうときはオーロラさんは出ないのだ・・…


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