| 2003年10月13日(月) |
「掘るまいか」を見る |
「掘るまいか」はドキュメンタリー映画である。 5月に山古志村(錦鯉発祥の地)で聞いていた手堀りの「中山隧道」の記録映画だ。 スタンスとしてはプロジェクトX系だが、16年かけて村人だけで、道具はつるはしという状況でほりあげられたトンネル(その距離約1キロ)の記録。 冒頭、屋根に数メートル積もった雪をじいちゃんがくずしている。 それを見て「ほう」「オオ」という声が観客から上がった。 私にとっては見慣れた風景だが、そうか、新百合ガ丘の人には驚きなんだ、ということにわたしがびっくりした。 昭和6年から始まった工事の発端は、遭難しかけた息子を心配した母が発した「あそこにトンネル、掘ろう」の一言だったという。みんなそう思っていたんだけど、夢物語、だといえなかった・・・しかし、村の中は2分され、対立し・・・賛成派の人だけではじめた工事だった。戦争での中断をはさんで、トンネルは戦後に開通した。 あの、ハリウッド映画「フィールド オブ ドリームス」の上を行く実話だ私は思うね。 そのころ掘り手の中心だった20代、今は80代、話しぶりがまさに越後弁。 で、みんな元気でいい顔をしていた。 それがすごく印象的。 聴覚障害者のための字幕がついていたけど、越後弁、標準語圏では、はんぶんは理解しがたいだろう。まあ、健常者のためにも字幕は必要であった。 いい映画だと思う。 これから、全国展開で、上映していきたいらしいが、多くの人に見られるといいなと思う。 上映後、新米とかピーマンとかのプレゼントがあった。 もちろん、山古志村産である。 それから、山古志村産の米で造った酒も少々試飲。 これはうれしかったね。 お代わりまでもらった私、今ふわっといい気分である、体はあったかいし。さすがに酒の季節であるなあ。 新百合映画祭って、地域住民が手作りで運営している映画祭として名高いが、なかなかいい雰囲気であった。 今日は最終日、来年は、はじめからいってみたいな、とおもった。
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